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 旅紀行日本の裸祭り

2012年2月18日改訂

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♪翁千歳三番叟

 

五大堂神楽の聞こゆ雪山路  北舟

 

拡大写真(2400X1800)967KB

Godaido temple,
sacred Kagura music sounding at the snow mountain path.

2012年2月18日制作

猿田彦(天狗)のあとに五大堂神楽と褌五人衆が続く 09:34
 

猿田彦(天狗)のあとに五大堂神楽と褌五人衆が続く/光勝寺(岩手県花巻市)

西大寺・寺紋   貴峰山光勝寺  

五大尊蘇民祭

雪山路

五大尊蘇民祭当日の1月29日(日)は、絶好の晴天に恵まれた。そのためか放射冷却が凄く花巻市の朝は
-15℃と冷え込んだこの日も菊池寛一さんのお世話になり愛車で「ケンジの宿」から光勝寺参道入口の駐車場まで送ってもらった。
 
                   光勝寺参道入口(一ノ鳥居)-15℃の朝 2012.01.29 08:27              駐車場↓

光勝寺参道入口(一ノ鳥居)-15℃の朝 2012.01.29 08:27

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▲▼ 朝の8時半では、まだ、人影はまばらだったが、既に露店が準備を始めていた。決勝点となる一ノ鳥居にかかる蘇民祭の赤い横断幕を見ると、気合いが入り、ここから撮影モードに切り替わった。  
参道入口駐車場の消防車 08:28

参道入口駐車場の消防車 08:28

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▼ 一ノ鳥居の奥に二ノ鳥居がある。蘇民祭と白く染め抜かれた紫の幟旗(のぼりばた)には、真っ赤に燃え上がる憤怒の炎を背負った不動明王があしらわれている既に昨夜から仏教寺院の境内に数多くの鳥居があることに違和感を感じなくなってしまった。こゝには、見事な神仏習合文化が息づいている。  
二ノ鳥居 08:31

二ノ鳥居 08:31

▲▼ 二ノ鳥居をくぐって更に進むと、左手に光勝寺の駐車場があり、その上に光勝寺本堂が見える。そのまま、真っ直ぐに進んで石段をのぼって行くと、三ノ鳥居四ノ鳥居をくぐり五大堂に至る。三ノ鳥居には一ノ鳥居と同じ赤い蘇民祭の横断幕が張られている。  
光勝寺本堂(左)と五大堂に至る石段 08:33
 

↓光勝寺本堂

↑五大堂

光勝寺本堂(左)と五大堂に至る石段 08:33

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▼ 朝8時半過ぎに光勝寺本堂に着いた。蘇民袋争奪戦担当役員の伊藤忠志さんを探したが、どこにも見あたらず、人に聞いても分からなかった。光勝寺といっても広く、私は待ち合わせ場所は本堂だとばかり思っていたが、そうではないらしい。そこで、五大堂に行ってみることにした。  
光勝寺本堂の朝 08:34

光勝寺本堂の朝 08:34

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五大堂に至る石段をのぼりきった先に山頂広場があり二箇所の焚火から煙が立ちのぼり、暖を取っている人たちがいた。その奥の石段をあがると五大堂に至るこの広場は五大堂前庭といい、第二境内ともいうらしいそうなると、第一境内は、光勝寺本堂の前庭ということになる。  
護摩法要ごまほうよう の準備が整った 五大堂ごだいどう 前庭(第二境内) 08:47
 

五大堂

神楽殿(選手受付・支度部屋)

護摩法要の準備が整った五大堂前庭(第二境内) 08:47

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  広場の中央には護摩法要(御神火祭ごじんかさい)を行う紫燈木(さいとうぎ)が一対の石燈籠の下に二箇所準備されていた。その中に返納された古い御札の入った袋が置かれ、炊き上げを待っていた。  
   その右奥に古びた神楽殿があり、蘇民袋争奪戦の選手受付と支度部屋になっており、そこに伊藤さんがいた。彼にしてみれば、蘇民祭当日の光勝寺といえば、神楽殿に決まっているのだろう。  
朝の 五大堂ごだいどう  08:48

朝の五大堂 08:48

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▲▼ 石段をあがって五大堂に行った。中は、既に護摩祈祷を行う準備が完了しており、畳(たたみ)の上に参拝者用の座布団が並べられていた。昨夜の「裸参り」のときは、土足でも良いようにビニール茣蓙(ござ)が敷かれていたが、この日は、土足厳禁である。  
五大堂の内部

五大堂の内部

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蘇民選手を受け付ける神楽殿 09:02

蘇民選手を受け付ける神楽殿 09:02

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▲▼ 五大堂の玄関から真下を見ると左手に神楽殿があり小原和也さんら役員が白地に「蘇民選手 受付」と墨書(ぼくしょ)された垂幕の上で選手登録を行っていた。 氏名・住所を書いて提出すると「 五大尊蘇民祭 選手受付簿」に記載され、無料で護摩祈祷を受けることができる。  
蘇民選手受付兼支度部屋

蘇民選手受付兼支度部屋

  蘇民袋争奪戦の参加者は、蘇民選手と呼ばれる。午前9時を過ぎると、三々五々、受付で選手登録する若者たちの姿が見られた。昨日の「裸参り」と違って、争奪戦のエントリーは無料だが、白晒褌や地下足袋などは全て自前で用意しなければならない。  
   この日は、約60人が選手登録したが、胡四王神社蘇民祭と同様、御札やコマなどをもらうために登録だけする人もいるので、選手の実数は、写真を見て数えるしかない。  
エントリーする蘇民選手たち 09:04

エントリーする蘇民選手たち 09:04

  受付で選手登録が行われているころ、光勝寺下の駐車場で、蘇民祭を支える消防団員たちが整列し、点呼を取る姿があった。今日の消防団の任務は、「お山登り」の先導から始まる。  
消防団の点呼 / 光勝寺駐車場 09:16

消防団の点呼 / 光勝寺駐車場 09:16

拡大写真(2400X1500)828KB 撮影:及川寿郎
 

光勝寺駐車場のそばに物置小屋があり、菊池春雄さんら「お山登り」に裸で参加する5人が褌を締めていた。

 
小屋で褌を締める裸衆 / 光勝寺駐車場 09:18

小屋で褌を締める裸衆 / 光勝寺駐車場 09:18

撮影:及川寿郎
天狗(猿田彦)の準備 / 光勝寺本堂 09:27

天狗(猿田彦)の準備 / 光勝寺本堂 09:27

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▲▼ 光勝寺本堂では、お山登りを先導する猿田彦(天狗)や五大堂神楽の人々が支度をしていた。胡四王神社の猿田彦と違って、頭頂に鶏を載せているのがユニークである。  
錫杖と刀を持ち、頭に

にわとり

をのせた天狗(猿田彦)

錫杖と刀を持ち、頭に鶏をのせた天狗(猿田彦)

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▼ 光勝寺本堂で前年度取主の菊池春雄さんに優勝旗が手渡された。五大尊蘇民祭では昨年の取主が優勝旗を手に「お山登り」をするという栄誉が与えられている。  
前年度取主の菊池春雄さんに優勝旗を渡す 09:29

前年度取主の菊池春雄さんに優勝旗を渡す 09:29

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本堂の

燈明とうみょう

松明たいまつ に移す 09:30

本堂の燈明を松明に移す 09:30

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▲▼ やがて佐藤副住職が裸男の持つ松明に本堂の燈明を移し次々に火を着けて出発の準備が整えられた。

 
松明たいまつ から松明へ点火

松明から松明へ点火

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光勝寺前庭(第一境内)で隊列を整える褌五人衆 09:31

光勝寺山門前で隊列を整える褌五人衆 09:31

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出発を待つ「お山登り」の一行 09:32

出発を待つ「お山登り」の一行 09:32

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▼ 午前9時半頃、花巻市消防團第十六分團を先頭に晴れやかな「お山登り」の行列が光勝寺前庭を出発した。

 
花巻市消防團第十六分團を先頭に光勝寺前庭(第一境内)を出発 09:33

花巻市消防團第十六分團を先頭に光勝寺を出発 09:33

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   五大堂神楽の聞こゆ雪山路  北舟 

ごだいどう かぐらのきこゆ ゆきやまじ

Godaido temple, sacred Kagura music sounding at the snow mountain path.

天狗(猿田彦)のあとに五大堂神楽と褌五人衆が続く 09:34

天狗(猿田彦)のあとに五大堂神楽と褌五人衆が続く 09:34

拡大写真(2400X1800)967KB

▲▼ 先導する消防団の後には天狗(猿田彦)五大堂神楽、優勝旗を持った前年度取主と松明を持つ裸男、仏具や蘇民袋を携えた僧侶や住職、審判団、護摩講員などが続いた。

 
後に続く僧侶・審判・来賓たち 09:34

後に続く僧侶・審判・来賓たち 09:34

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