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 旅紀行日本の裸祭り

2012年2月18日改訂

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♪海のアラベスク〜千年女王〜氷湖〜精霊

 

寒詣手に護摩札の五大尊  北舟

 

拡大写真(2000X1200)343KB

Midwinter pilgrims,
holding a Goma charm of Five Great Gods in hands.

2012年2月18日制作

蘇民祭護摩祈祷札を手にした若者グループ 20:41
 

蘇民祭護摩祈祷札を手にした若者グループ/五大堂公民館(岩手県花巻市)

西大寺・寺紋   貴峰山光勝寺  

五大尊蘇民祭

祈祷札

▼ 「裸参り」の集団23人が下山した後の光勝寺本堂は、火の管理をする人を残して誰もおらず、寒々としていた。

 
「裸参り」の集団が下山したあとの光勝寺本堂 2012.01.28 20:06

「裸参り」の集団が下山したあとの光勝寺本堂 2012.01.28 20:06

拡大写真(2400X1800)572KB

▼ しかし、光勝寺の本堂に上がると、午後8時から始まった星祭(ほしまつり)(護摩法要)に集まった信者たちが大勢いて、熱気に包まれていた。

 
「星まつり」の開始 / 光勝寺本堂 20:08

「星まつり」の開始 / 光勝寺本堂 20:08

拡大写真(2600X1550)466KB

五大堂神楽の奉奏 / 光勝寺本堂

五大堂神楽の奉奏 / 光勝寺本堂

拡大写真(2000X1600)295KB

佐藤宥弘住職による護摩法要 20:09

佐藤宥弘住職による護摩法要 20:09

拡大写真(2400X1750)867KB

▲▼ 光勝寺の星祭(星供ほしく)は、蘇民祭の前日、旧暦1月6日の午後8時から行われる護摩法要である。最初に、華(花)を散布する散華(さんげ)が行われた。華の芳香によって悪い鬼神などを退却させ場を清めて仏を迎えるためだという。

 
散華さんげ を行う僧侶たち 20:37

華(花)を撒く僧侶たち 20:37

拡大写真(2600X1730)1070KB 撮影:及川寿郎

▲▼ 光勝寺の散華(さんげ)蓮や桜が咲く天国のような寺院がカラー刷りされた丸いカードを撒くもので信者たちが拾い集めていた。佐藤住職に聞くと、場を華やかにするもので、華を仏壇に飾ったりして御守にもなるという。

 
僧侶が撒いた華(花)

僧侶が撒いた華(花)

拡大写真(1600X920)207KB 撮影:及川寿郎
護摩ごま に点火する佐藤住職 20:42

                           ↓蘇民袋

護摩に点火する佐藤住職 20:42

拡大写真(2000X1330)589KB 撮影:及川寿郎

蘇民袋そみんぶくろ

 
五大尊の蘇民袋は、麻布でできており、縦40cm、口から結び目まで10cm、幅20cmほど。中央に不動明王を表す梵字一文字の下に蘇民袋と墨書され、寺の朱印が押されている。袋の中には、カツの木(ヤマナラシ)を1年以上乾燥させ、2cm四方、厚さ3〜4mmに切り出したコマ木(駒木、駒札、コマ)365(閏年は366)個と親札1枚が入っている。  
祭壇に置かれた 蘇民袋そみんぶくろ

祭壇に置かれた蘇民袋

拡大写真(2000X1500)504KB

▲▼ コマ木には佐藤住職が「駆け馬」と五大尊を表す梵字(種子しゅし/種字しゅじ)1文字の印判を押して1ヶ月前までに完成させる。できたてだと、墨の印字がにじむためである。

 
五大尊の 蘇民袋そみんぶくろ

五大尊の蘇民袋

拡大写真(2000X1500)550KB

▲▼ 間もなく、護摩火が炊かれ、佐藤住職による護摩祈祷が始まった。途中で、蘇民袋や御札、餅、御守などが護摩火にあぶられた。

 
蘇民袋そみんぶくろ 護摩火ごまび にあぶる佐藤住職 20:51

蘇民袋を護摩火にあぶる佐藤住職 20:51

拡大写真(2000X1330)614KB 撮影:及川寿郎
護摩の煙がたちこめる中で講話を行う佐藤住職 21:13

護摩の煙がたちこめる中で講話を行う佐藤住職 21:13

拡大写真(2600X1730)1,050KB 撮影:及川寿郎

▲▼ 護摩法要の終わり頃、佐藤住職による講話があり、その後、信者たちは一列になり、大麻(おおぬさ)や錫杖(しゃくじょう)などを持つ僧侶たちの「お加持(かじ)」を受けた。佐藤住職は、僧侶団の中央に立ち、三鈷杵(さんこしょう)による「お加持」を行った。

 
三鈷杵さんこしょう による佐藤住職の 加持かじ  21:21

三鈷杵による佐藤住職の加持 21:21

拡大写真(2400X1600)607KB 撮影:及川寿郎

最後に護摩火であぶった力餅が参詣者に渡され約1時間半に及ぶ星祭が終わった。佐藤住職によるとお加持を初めとする光勝寺の修法(しゅほう)は、真言宗豊山派(ぶざんは)の作法や修験道が習合したものだという。

 
力餅を頂く参詣者たち 21:20

力餅を頂く参詣者たち 21:20

拡大写真(2000X1820)579KB

撮影:及川寿郎
「裸参り」の直会 20:21

「裸参り」の直会 20:21

拡大写真(2400X1600)612KB

▲▼ 星祭の取材を切り上げ、午後8時20分ころ五大堂公民館に戻ると「裸参り」の行者たちは更衣を済ませており、直会(なおらい)が始まっていた。  
来賓の挨拶と乾杯

来賓の挨拶と乾杯

「裸参り」を支えた花巻市消防団第十六分團の皆さん 20:23

「裸参り」を支えた花巻市消防団第十六分團の皆さん 20:23

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▼ 直会の途中で「裸参り」を成就した行者全員に蘇民祭護摩祈祷札が手渡された。「裸参り」した人たちにのみ渡される有り難い御札で、翌日の蘇民袋争奪戦参加者に贈られる御札とは中身が違うという。  
蘇民祭

護摩祈祷札ごまきとうふだ

を配る小原さん 20:40

蘇民祭護摩祈祷札を配る小原さん 20:40

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   寒詣手に護摩札の五大尊  北舟 

かんもうで てにごまふだの ごだいそん

Midwinter pilgrims, holding a Goma charm of Five Great Gods in hands.

蘇民祭

護摩祈祷札ごまきとうふだ

を手にした若者グループ 20:41

蘇民祭護摩祈祷札を手にした若者グループ 20:41

拡大写真(2000X1500)351KB

来賓テーブルの歓談 20:42

来賓テーブルの歓談 20:42

私も直会に加わって酒食のご相伴にあずかり地元氏子の方々と歓談させて頂いたとりわけ翌日の蘇民袋争奪戦を担当する伊藤忠志さんからは、段取りなどを教えていただき、翌日朝8時半に光勝寺で落ち合うことになった。  
蘇民袋争奪戦担当役員の伊藤忠志さんと明日の打ち合わせ

蘇民袋争奪戦担当役員の伊藤忠志さんと明日の打ち合わせ

昨年の取主で「裸参り」先導役を務めた菊池春雄さんは今年の胡四王神社蘇民祭の取主だったので驚いた

 
今年の胡四王蘇民祭の取主半纏を着た菊池春雄さんの〆の挨拶 21:32

今年の胡四王蘇民祭の取主半纏を着た菊池春雄さんの〆の挨拶 21:32

▼ 確かに、菊池寛一さんが撮影した 胡四王蘇民祭'12 に優勝トロフィーを持った菊池春雄さんが写っている。

 
見事取主となって優勝した菊池春雄さん(花巻市石鳥谷町)のグループ 2012.01.02 12:48

                  小原和也さん              菊池春雄さん

見事取主となって優勝した菊池春雄さん(花巻市石鳥谷町)のグループ 2012.01.02 12:48

拡大写真(2000X1500)537KB 撮影:菊池寛一

▼ 去年今年(こぞことし)と大活躍の菊池春雄さんの挨拶と手〆で午後9時半過ぎ直会は無事に終了し、前夜祭の取材を全て終えた筆者は、「ケンジの宿」に引き揚げた。

 
手〆でお開き 21:33

手〆でお開き 21:33

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