ホームページお知らせお便りコーナー徒然日記俳句・海の風景ホームページ奮闘記作者のプロフィールリンク
 

Wa☆Daフォトギャラリー

 旅紀行日本の裸祭り
2018年9月19日改訂

今 日

昨 日

♪太鼓メドレー

2003年1月4日制作

4/4

ふんどし談議 2/2

←播州秋祭ふんどし談義→

 ←・・・・・・・・・・・・ 褌 の 話 題 ・・・・・・・・・・・・→

               
1/4 2/4 3/4 4/4 1/7 2/7 3/7 4/7 5/7 6/7 7/7 褌の種類 褌のお便り 褌の俳句 日本の裸祭り
人物をクリックすると新たなウィンドウが開き、拡大写真が表示されます。


■■■ 
読者からのお便り 》 ■■■ 

2002年1月23日(火)  南澤 様より

突然のメールすいません。貴方のホームページを拝見致しました。 当地区(灘のけんか祭り)の祭りへの意気込み、祭りへの情熱、すべてが感じとられ、豪快・迫力ある祭りが、全国の皆様に通じるページだと、ただただ見入ってしまいました。

当ホームページにて、他の灘まつりのページを紹介しておりますが、貴方のページも紹介したいと思っております。当ページにてリンクを張らして頂いても宜しいでしょうか。勝手ながら、すみませんがお返事下さいますようお願い致します。

兵庫県姫路市東山  南澤らんちゅう園 http://www.yumeranchu.gr.jp

 お便り有り難うございました。地元姫路在住の南澤様に「灘のけんか祭り」を気に入っていただき、非常に光栄に思います。リンクは勿論大歓迎です。お知り合いの方にも声をかけていただき、多くの方に鑑賞していただければ嬉しく思います。

 お陰様で「灘のけんか祭り」は、私のコンテンツの中で今でもずば抜けてアクセス件数が高く、喜んでいます。播州の方々の秋祭りに対する熱い思い入れに感激し、播州秋祭シリーズにかなり力を入れて取り組みました。色々と苦労しましたが、我ながら満足行くものに仕上がったと自負していました。しかし、これほどまでに多くの方々に評価いただけるとは思っておらず、予想外の反響に感激しています。苦労が報われた思いです。

 おっしゃるとおり「灘のけんか祭り」は、日本古来の伝統文化を今に伝える素晴らしい祭りで、世界に誇れるものです。屋台の絢爛豪華さと男の裸の美学がマッチし、太鼓の音やかけ声、それに屋台練りのパフォーマンスが絶妙です。非常に完成度の高いお祭りだと思います。私のホームページからこの素晴らしい男の祭りを発信し、全世界の人々にアピールできれば、望外の喜びです。

南澤様のサイトに伺いました。凄いアクセス件数ですね。南澤らんちゅう園がこれからもますますご発展されるよう祈念しております。有り難うございました。

2002年1月25日(金)  南澤 様より

お返事有難う御座いました。サイトを拝見させて頂きこよなく祭りを愛する灘地区の私には、時間の経過と共に胸の高まりを押さえ切れなくなるほどの素晴らしい出来映えに感動を受けました。感謝申し上げます。

東山で産まれ育った私にとって祭りと共に人生観も培われ、この地域で53年過ごせた事を誇りに思っております。祭りの荒っぽさからくる観念から灘地区の人々の性格まで悪いイメージが取りだたされている事も事実です。裏表のない飾り気のない性格が本当に好きです。

各地の祭りがショー化する中で村民が主役であり、練り子達の熱い思いが一体となりとめどもない爆発力がこの祭りを支えております。人間の誠の魂が宿っている祭りであると自負しております。

この度のリンクの件に付きましての御配慮、大変嬉しく思います。日本人としての誇りを持ち素晴らしい伝統文化を後世に伝えて行きたいものです。御家族のご健康とサイトの益々のご発展をお祈り申し上げます。失礼致します。

PS  お祭りにおこしの時は、お声をかけて下さい。たいしたことは出来ませんがご案内させて下さい。

兵庫県姫路市東山 南澤らんちゅう園 http://www.yumeranchu.gr.jp

 「灘のけんか祭り」を高くご評価いただき、有り難うございました。これほどまでに激賞いただいたのは初めてでしたので、本当に感激しています。祭りと共に歩まれた53年。東山の屋台、素晴らしかったですね。南澤さんは私とほぼ同じ年頃ですので、戦後生まれの団塊の世代として、伝統文化に対するメンタリティを共有できそうですね。「人間の誠の魂が宿っている祭りであると自負しております。」とのお言葉に、郷土に対する誇りと、祭りに対する並々ならぬ愛着を感じました。自己をそれほどまでに昇華させることができる大切な宝物をお持ちで、本当に羨ましく思います。これからも大切にはぐくんでいただきたいと思います。

 1月14日に四天王寺裸祭り「どやどや」を激写し、今年最初の作品としてアップしていますが、灘のけんか祭りにはとうてい及びません。日本三大奇祭のうちに「どやどや」が入っていますが、現在の「どやどや」は、特定の宗教団体のイベントに過ぎず、混乱を避けるためという大義名分を掲げて、地域の方々の参加をシャットアウトし、ご指摘のようにショー化してしまっていて、ものたりません。ふんどし一丁で護符を奪い合うという部分だけは、変質していないので、裸の美学が崩れているわけではありませんが、少し不満が残ります。その点、西大寺会陽と黒石寺蘇民祭は、地域住民が支えるその年一番の大イベントで、三大奇祭と言うにふさわしいと思います。機会があれば見たいとは思いますが、遠隔の地の夜祭りで、現役の身では非常に困難です。

 先日、祭りをこよなく愛する東京に単身赴任中の読者から、「2月18・19日の黒石寺の蘇民祭を徹夜で見に行くことにしておりますので、いい写真が撮れましたら送付します」という有り難いお言葉をいただきました。良い写真が届けば、ご了解を得て皆様にご紹介したいと思っています。このように交流の輪がどんどんと広がっていくinternetの世界は、本当に凄いものですね。IT時代の最先端に生きているということを実感します。

 灘のけんか祭りは、東京・青梅の我が家にいる妻から東京でもテレビで紹介されたと聞いていますが、今いち全国区での知名度が足りないように思います。日本人なら誰でも知っていて良いほどの素晴らしい祭りだと思います。蘇民祭のように、国の無形民俗文化財に指定してもらうとか、全国に向けてPRを強化して、日本中の誰もが知っているお祭りになったら良いと思います。これからも精一杯応援したいと思いますので、どうか宜しくお願いします。

 今年の灘祭りも是非激写したいと思っています。祭りの際、南澤さんとは機会を設けて、是非現地でお会いしたいものです。

2002年1月27日(日)  南澤 様より

おはよう御座います。

和田様 サイトの構成の素晴らしさ、映像の賢明さ、人々の表情が動画のように伝わってきます。祭りを知り尽くしていてもシャッターチャンスの難しさが有ると聞きます。40年魚と接していながら最高の姿・表情を映し出す難しさを痛感しております。

今年のお祭りには見えられるとの事、大変楽しみです。練畑(桟敷席)の前席にお借りしています5人ほど座れる私共の席が有りますのでゆっくり楽しんで頂きたいと思います。

年頃の息子が3人います。お祭りの話題が1年を通して絶える事が有りません。昔は各家庭にお風呂がなく、村の銭湯に入っていた頃、女湯も男衆が先に入れた事、現代家のお風呂でまわしを締め込む前、男衆が先に入り身を清める事、祭り月には女子と床を共にしない事、等々毎日の生活の中で永遠と受け継がれて来ています。

正に男の舞台(祭り)であり女子衆は大切な恋人の為、主人の為最大の尽力を惜しみません。怪我のないように無事を念じながら体に塩を振り祭りにと送り出すのです。灘地区に嫁ぐと苦労するからとの言い伝えも今なお残っております。祭りの裏にこのような日本の侍の精神が受け継がれている事をお分かり頂ければ幸いです。

文書が苦手な為、少しでも灘祭りの性質をお分かりいただければと、有れもこれも頭をよぎるのですが表現できません。祭り当日、地域の方達と触れ合って頂き、感じとって頂きたく思います。10月のお祭りにのくる日を楽しみにしております。では失礼致します。

兵庫県姫路市東山 南澤らんちゅう園 http://www.yumeranchu.gr.jp

 今朝早々のお便り、有り難うございました。外から見ただけでは分からない貴重なお話しをお寄せいただき、心が熱くなってきました。灘祭りを支える地元の方々の祭りに取り組む熱意がよく分かりました。男の祭りを支える見えない女性陣の尽力、無事を願って塩を身体にかけて送りだしてくれる女子衆。その光景が目に浮かびます。古来から脈々と続く素晴らしい文化ですね。祭り月は男女が床を同じくしないとの決まり事を今でも守っておられるとのこと、ますます感心してしまいました。3人の息子さんに囲まれ、お幸せなご家庭をお持ちで、羨ましく思います。

 現役で仕事の兼ね合いがありますが、今年も灘祭りには是非行きたいと思っています。そのときはお言葉に甘えて、練畑の南澤さんの桟敷席にお邪魔したいと思います。宜しくお願いします。また色々とお話しを聞かせてください。有り難うございました。

和田様、楽しみにお待ちしております。10月の祭り日が来ますと前もってお返事をさし上げます。和田様のサイトの素晴らしさを目の当りにし、勉強させられました。度々お邪魔させて頂きたく思います。今後とも宜しくお願い致します。失礼致します。

兵庫県姫路市東山 南澤らんちゅう園 http://www.yumeranchu.gr.jp

2002年1月29日(月)  bun 様より   オフロ倶楽部」の作者

ホームページを拝見致しました。素晴らしい写真の数々、締込み(褌)姿の男達の勇姿が祭りの臨場感を伝えます。「ふんどし談議」PART 1の写真は貴方様なのでしょうか、ご立派な体躯で褌姿が大変お似合いです。如何ですか?褌の常用に踏み切られたら。

「ふんどし談議」に見られる貴方様の「ふんどし観」に、日本の伝統的な文化としてのふんどしに深い理解と愛着を感じます。この「播州のケンカ祭り」のページだけでなく色んなページを拝見させて頂こうと思います。どうぞお元気で、益々のご発展を祈ります。

私のHPでは、常用する下着としての褌を日本の文化の一つとして残して行きたいとの想いと、伝統行事、神事等に見る褌に付いても考えて行きたいと思っています。

 ホームページをご覧いただき、有り難うございました。ふんどし談議に登場する男性は私です。写真をクリックしていただくと、大きな写真が現れます。bunさんと同じ世代ですので、メンタリティもよく似ていると思います。

 オフロ倶楽部のアンケートにお答えしなければならないのかも知れませんが、実は私も褌常用です。汗かきの体質で、大学生時代、医者
勧められて以来、もう35年ほど越中一本です。若い頃は少し意識しましたが、今では好きな温泉や銭湯でも誰はばかることもなく褌姿を曝しています。

 越中褌は、清潔で風通しが良く、圧迫感がなく、高温多湿の日本の気候に最もマッチする最高の下着だと思います。着脱や洗濯なども簡便で、外国旅行でも重宝します。今でも南極観測隊では、越中は必須のようです。ズボンをはいたままでも取り替えられるからだと聞いています。病院のT字帯(越中褌)のほか、自衛隊でも野戦の際に使用されています。

 日本古来の伝統衣裳として、多方面にわたる褌の存続を願っています。オフロ倶楽部の今後のご活躍を祈念しています。これからもどうか宜しくお願いします。

2002年2月9日(土)  南澤 様より

和田様、今晩は。灘祭りを人生の励みにしながら地域の輪、氏子達の団結の強さをお祭りに教えられます。地域住民は灘祭りを誇らしげに語るのも地域に対する愛着が強いからではないでしょうか。この度播州の秋祭りが学校の教育の場に紹介されるそうですが、実現されます事願っております。

青少年の行動が取りだたされている今般、このような荒々しい祭りが地域住民一体となり人の和が自然と培われ、目上の人にたいする礼儀作法、年下の人に対する思いやりが息づいてる地域です。お祭りを通じて少しでも青少年の手助けになれば幸いです。

広畑(広畠)も地域の方々の表現が多く有ります。広畠と表現する方が多くを占めています。御旅山の表現も神様が宮移りする所が山であったのでたまたま御旅山と呼ぶようになったと思います。又段段畑がやぐらを組んだように見える事から櫓畠とも呼んでいます。色々な表現があったものですから、私の友人でも有り祭りにも認識が深いH. F. さんにメールを入れて頂きました。

2002年2月9日(土)  H. F. 様より

和田様、今日は。 綺麗な写真をありがとうございます。 楽しく拝見させて頂いています。

ご指摘の広畑の件ですが、近所にヒロハタという地名がありますので広畠(ひろばたけ)の方が判りやすいかと思います。僕らの子供の頃は櫓畑(畠)(やぐらばたけ)と呼んでいました。今でもこの呼び方をする人はたくさんいます。そして、各村村でいろいろな事について表現のし方が違っているようですのでなにが本当なのかという論争になればどれもがあっているのかもしれませんね。

たとえば獅子壇尻ですが、僕の子供の頃、松原では"テンテンツキ”、妻鹿・東山は”トントンチキ”といっていました。他にもたくさんあると思います。昔からの言いまわしはどれをとってもあっていると思います。

”ふんどし”と”まわし””しめこみ”の論争の件ですが、和田様のご意見が正しいと思います。昔は当地の祭りでは絹の締め込みで練っていました。それが高価なために泥まわしが出てきました。木綿と絹が喧嘩をすると絹が負け、まわしが台頭してき、今にいたっています。

昭和40年に僕が始めて"ヤッサ”を練りました。その時は物資に不自由していた親父の時代の締め込み(人絹)をもらって行きました。その頃は相撲経験者等少しの人達が絹の締め込みをしていましたが、殆どが綾織(泥)・帆布の締め込みでした。

これは私見ですが、”ふんどし”=六尺・曝の一枚ものと言うように受けとめる傾向が有るようです。これに対し、当地ではやはり”まわし””締め込み”という呼び方に皆思い入れを持っていますので、ここは百歩譲って”まわし””締め込み”という表現にして頂ければ、又祭りバカのレベルまで降りてきていただければ幸いです。

 南澤 様 H. F. 様 お便り有り難うございました。詳細な説明を賜り、大変よく分かりました。御旅山山麓の練り場を広畠(広畑 ひろばたけ)と表記し呼称するのが一般的のようですね。櫓のような段々畑があったことから櫓畑(やぐらばたけ)とも呼ぶとのこと、よく分かりました。

 H. F. さんのふんどし論、非常によく分かりました。昔は絹の締め込みだったとのこと、それが現在のような泥まわし(帆布で作ったまわし)に変遷していったという話、興味深く読ませていただきました。播州では、ふんどしは、六尺褌や越中褌のように晒木綿などの薄い生地で作成した下着としてのふんどしを指し、祭り衣装として締め込む絹や帆布製の比較的生地の厚いものは、まわしと呼ぶとのこと、よく分かりました。広い意味では全てふんどしという範疇に入ると思いますが、地元の方々の呼称方法は、その地域の長い歴史によって培われてきたものであり、大事にしたいと思っています。灘祭りの解説については、全て祭りまわしという表現にしています。

2002年3月3日(金)  Kenny  様より  台湾からのお便り No.1

Hellow from Taiwan
Dear Mr. Wada,
I read your website and think it is very good, though I can only understand a little Japanese. I will read it for further about your trip. I've been to Fukuoka to see the Yamakasa Festival before. I really like the festival and hope to see it again.
The nude festivals you intordiuce are wonderful. My friend lives in Mitsuzawa. I hope I will be able to arrange the time to see the festival at Kuroishi Tera.
Just to say Hello to you.

筆者参考訳】 和田さん、あなたのホームページを見せていただき、余り日本語はできませんが、非常に良くできていると思いました。これからもあなたの旅行を読ませていただきます。以前、博多山笠を見に福岡に行ったことがあります。素晴らしい祭りで、もう一度見たいと思っています。

あなたが紹介されている裸祭りは、素晴らしいですね。私の友人が「みつざわ」に住んでいます。黒石寺の祭りを見たいので、その時間をなんとか捻出したいと願っています。有り難うございました。

Re: Hellow from Taiwan
Dear Kenny,
I'm very glad you sent me a e-mail from Taiwan and you enjoyed my web site very much.
It is wonderful you are interested in the Japanese festivals especially those of naked such as Hakata Yamagasa, Nada Kenka Festival and so forth. These festivals are performed by male participants, and they all wear Japanese loincloth. In this point, they are very unique and never seen in other country.
Somin-Sai, the festival at Kuroishi Dera in Iwate prefecture is performed late at night in cold snowy winter. You will be able to see the male participants not only those of loincloth but also complete nude. It is very difficult to see the festival even for Japanese living far from there. Somin-Sai was already finished this year, I hope your solid wishes will be fulfilled next year. Thank you again.

筆者参考訳】 ケニーさん、台湾から e-mail をお送りいただき、また、私のウェブサイトを楽しんでいただき、本当に嬉しく思います。

あなたが日本の祭り、特に博多山笠や灘のけんか祭りのような裸祭りに興味をお持ちであることは、素晴らしいことだと思います。これらの祭りはすべて男性によって実施され、全員ふんどしを締めています。この点で外国では見られないユニークな祭りとなっています。

岩手県の黒石寺の蘇民祭は、寒い雪の積もった冬の深夜に行われ、ふんどし姿だけでなく全裸の男性参加者を見ることができるでしょう。日本人でも遠くに住む人はこの祭りを見るには大変困難を伴います。今年の蘇民祭は既に終わりましたので、あなたの固い望みが来年実現されることを祈っています。有り難うございました。

徒然日記

2002年3月5日(火) このたび、「播州の秋祭り」の写真2枚が全国の小学校向けの教材に掲載された。この教材は、セコムラインズ(株)が開発した「スクールウェア」という電子教材で、CD等で供給される。学校に納品されるのは4月からで、生徒はこのCDの中の教材データをパソコンを使って学習する。

 教材に採用された2枚の写真は、2001年(平成13年)10月8日、姫路市飾磨区・浜の宮天満宮の秋祭りで、ふんどしを締めた中細江の氏子が境内で屋台を担いでいる様子を撮影したもので、小学3・4年社会の単元名「地いきの発てんにつくした人たち」の中の教材名「むかしさがし」で使用されている。写真には「人たちの楽しみ(祭り)」という表題がつけられ、「浜の宮天満宮(兵庫県姫路市)は、学問の神様として知られる菅原道真がまつられている。秋祭りは「台場差し」というあらわざで有名である。」との説明があり、写真の下に「(ともに和田義男氏撮影)」の表示がある。

 写真が掲載されることになったのは、同社によるインターネット検索で当サイトが認知され、事前に、旅紀行日本の祭り第3集「播州秋祭男たちの写真展」の06と08の写真の使用要請があり、了解していたものである。

 写真は、無償で提供したもので、教育の場で活用されることとなり、非常に光栄に思っている。多くの写真の中からこの2枚が選ばれたのは、少ない人数で懸命に屋台を担ぐ真摯な態度が同社・編集者の心をとらえたのではないかと思う。中細江の皆さんには心から御礼申し上げるとともに、姫路市の皆さんに対し、浜の宮天満宮と播州の秋祭りが全国の小学校に紹介されることをお喜び申し上げたい。

840x814(137KB)

776x505(102KB)

スクールウェア

人たちの楽しみ(祭り)

画像をクリックすると新たなウィンドウが開き拡大写真が表示されます。

2002年3月7日(木)  S. I.  様より  Japanese Text Initiative University of Virginia Alderman Library  USA

request for permission to use matsuri image

拝啓 突然お便りを差し上げる不躾をお許しください。私は、アメリカ合衆国バージニア大学オルダーマン図書館附属エレクトロニック・テキスト・センター日本語テキスト・イニシアティヴのコーディネーターをつとめますS. I. と申します。このたびは、貴ホーム・ページに掲載の次の画像を私どものプロジェクトに使用させていただけないかお願いするものです。http://f1.aaacafe.ne.jp/~captwada/images/hama_ko.jpg

 私ども日本語テキスト・イニシアティヴは、俳句文学館出版の『入門歳時記』の英訳権を取得し、それを元にオン・ライン俳句百科事典(仮称)を作成しております。 季語、季題、ならびに俳句の翻訳には、俳句の英訳で名高いウィリアム・ヒギンソン(William Higginson)氏のご協力を得ております。このオン・ライン俳句百科事典は、2002年3月発表を予定しております。

 このオン・ライン俳句百科事典は、単なる季語、俳句の翻訳のみならず、季語のイメージ(画像)ならびに音声の利用を可能とするマルチ・メディア化を構想しております。つきましては、貴ホーム・ページに掲載の画像を利用させていただけないかおうかがいする次第です。

 当日本語テキスト・イニシアティヴは、日本の古典文学をインターネット上で利用可能にし、日本文学研究者ならびに日本文学愛好家への貢献を意図しております。私どものサイトは、次の通りです。
http://etext.lib.virginia.edu/japanese/index.euc.html


 これまで、日本語テキスト・イニシアティヴは、アメリカはもとより、日本やオーストラリアといった諸外国の研究者よりテキスト(本文)データの提供を受けてまいりました。日本語テキスト・イニシアティヴは、一月あたりおおよそ2万人の利用者、23万ページの利用があり、私どもの活動は、朝日新聞掲載「ビジネスマンの思考一新講座」(http//www.noguchi.co.jp/archive/change/ch010317.html)にも取り上げられました。また、2000年には、デジタルフロンティア京都よりデジタル・アーカイヴ賞を頂戴しております。(http://etext.lib.virginia.edu/japanese/Kyoto.award/kyoto.scroll.jpg

 これからも、日本ならびに国外における日本文学の研究促進に従事する所存でございます。上の趣旨をご理解いただき、画像の利用許可を賜ることができれば幸いに存じます。写真の利用が許可された場合、お名前を明示させていただくつもりです。上の依頼に対し、ご連絡いただければと思います。ご考慮、よろしくお願い申し上げます。敬具

RE: request for permission to use matsuri image
お母さんといっしょ/拡大写真(1024x1030)108KB

クリックで拡大します。

 米国Virginia大学Alderman図書館からのお便り有り難うございます。Wa☆Daフォトギャラリーの「旅紀行日本の祭り 第1集 播州秋祭・浜の宮天満宮」に掲載されている画像 http://f1.aaacafe.ne.jp/~captwada/images/hama_ko.jpg を貴図書館の日本語テキスト・イニシアティヴが今年3月発表予定のオン・ライン俳句百科事典(仮称)に使用したいとの件は、私の名前を明示していただけるとのことですので、次のお願いを了解していただければ、ご自由に使用していただいて結構です。
1 完成した際には、私の画像が使用されているURLをお知らせ下さい。
2 この件を当サイトで公表することをお認め下さい。

筆者注:この写真は、現在右記に移転しています。 http://wadaphoto.com/maturi/japan05.htm

2002年4月15日(日)  U. T.  様より

灘のけんかまつりの写真をよく見ます

和田さん、はじめまして。何処から、ホームページにたどりついたか覚えてませんが、私は祭の写真を見るのが好きで、祭関係のホームページあるアドレスを見つけると「お気に入りに」入れて、いつでも開けるようにしてます。でも、パソコン操作が間違ってばかりで、思うようにいきません。

灘のけんかまつりには二度ほど行きましたが一回目は、情報不足でお寺の付近で見学してもう終わりと思いメインを見ずに帰宅してしまいました。今は、母が痴呆症になり看病で何処にも行けない現状です。自分で撮っても被写体におびえながらシャッターを押すものだから上手く写せません。図々しい奴と思われるかも知れませんが、インターネットで和田さんの写真で旅行気分を味わってます。

 只、最近、HPのオーナーの中には突然、閉鎖したり、パスワード制にして会員限定にするHPが多いようです。もし、和田さんが会員限定にされるようでしたら連絡ねがいます。その時は、まつり関係の写真集だけでもCD−ROM化して販売して下さい。

 お便り有り難うございました。私の写真を気に入っていただき、嬉しく思います。

 お母様の看病をなされておられるとのこと、本当にご苦労様です。私は既に両親を亡くしていますのでもう親孝行ができません。大変ですが頑張って下さい。

 祭りの写真は、現在、たまたま裸祭りばかりになっていますが、Tさんはどんなジャンルの祭りがお好きですか。今年は男らしい勇壮な祭りだけでなく、絢爛豪華な京都の三大祭りなどの写真を撮るつもりです。期待していて下さい。

 パスワードで会員限定になるサイトは、アダルトサイトだと思います。私のサイトは、「旅紀行・日本の裸祭り」で裸のふんどし姿が沢山出てきますが、あくまでも大衆の面前で繰り広げられる日本の伝統行事を記録したもので、アダルトサイトではありませんので、自由に閲覧できます。ふんどし姿の祭りの写真が小学校の教材に採用されたサイトですので、どうか安心してお楽しみ下さい。

2002年5月6日(月)  まつきち  様より

はじめまして


突然のメールをお許しください。私は広島市に住む神戸出身のS. K.といいます。ハンドルネームはまつきちです。

ところで、和田様のHPを祭りリンクから発見しましてすばらしさに仰天しています。祭りに参加することが大好きな私としては、同時に自分の姿が写真に撮られることを期待しつつも、未だいい写真に巡り合えず(自分の容姿が見せるに堪えないこともかえりみず)いつかはと念じていた矢先の和田様のHPとの出会いでありました。懸命にまつりの部分のみを食い入るように読ませていただきました。

なんと私が一昨年、去年と参加させてもらった浜の宮台座差しが一面に描かれ、しかも有名な灘のけんか祭りを抑えて、小学校の教科書に採用されるという快挙に思わず拍手せざるを得ませんでした。

私は川内細江の郵便局職員のS氏のお計らいで屋台を担がせてもらっています。神戸に生まれ神戸に育ち、会社へ入ってからは全国を転々とする身ながら、元来裸まつりとふんどしに興味をもつ自分としてはいつかはその世界に身を置きたいという願望が募り募っていまから8年前、42歳から一念発起して全国の裸まつり三昧を繰り広げていますが、未だ子供の頃から最も参加したかった灘のけんか祭りが地元に住まないと参加できないという障壁を破ることができずにいたところ、4年前にネットで知り合った東京の郵政事業庁のT氏が姫路郵便局長ご在籍時代の部下であったS氏を2年前にご紹介いただき、浜の宮天満宮の秋の例大祭への参加が実現できたのです。まわしをつけて屋台を担ぐことができたのです。

そんな親しみあふれる浜の宮台座差しが昨年は市の無形文化財に指定を受け、なにかと取りざたされる灘のけんか祭りとの比較において、金をかけない手づくりの播磨のまつりとして誇り高い浜の宮に対する賛美がまたひとつ和田様のご援助により達成された事実は地元になりかわり厚く御礼申し上げたいと思います。

今年は浜の宮とその隣りの恵美酒宮天満との合同祭が見所となります。10月8日9日の2日間です。もし、ご都合がついて浜の宮へいらっしゃることができましたら今年、現地でお会いできるのを楽しみにしております。

なお、載せておられる西大寺会陽にも黒石寺蘇民祭も参加しております。どやどやは見物だけですがビデオ撮影に行きました。三大奇祭のページの中で、資料写真とある中で一枚自分が写っている写真をみつけました。添付写真ですが、左から4人目の柱にしがみつく背の高い人間が私です。この写真は以前97年〜00年の間、まつきちホームページに載せていた私のHPからの転載と思われます。

ふんどし談義を興味深く読ませていただきました。和田様がまわしをふんどしとしてこだわることをうれしく思いました。思うに、まわしとふどしはもともと文化が違うのです。ふどしが南方からまわしが北方からの伝来だからなのです。日本文化の二面性というか神道と仏教、縄文と弥生、狩猟と農耕等、あげればきりのないこの日本情緒にはまっている男としてはこのあたりのうんちくにも関心をもち、和田様のこだわりがとても好きです。

お会いできるのはいつになるかわかりませんが、せめていろいろメール交換してお互いを知りあいたいものです。仮にもお祭りの現場でお会いできるのであれば最高ですし、そのときは是非、ナイスな写真を撮ってください。

ただ、それだけではない楽しみ方を私は和田様に提供させていただきます。西大寺の林グループ、黒石寺の蘇民祭保存会そしてもう一つ好きな祭りである愛知県稲沢市の国府宮裸まつりの鉄鉾会の熱い男たちの物語りも和田様にご披露しようかと考えております。来年2月、私の引導で鉄鉾会が西大寺会陽へ挑戦する計画がすすんでいます。とりあえずこのあたりで和田様からのお返事を楽しみにお待ちしたいと思います。

 まつきち様

 はじめまして! バイタリティ溢れる長文のお便り、うれしく拝見しました。私の祭りの写真を気に入っていただき、光栄です。

 まつきちさんは、国府宮はだか祭り
http://nazca-e.hoops.ne.jp/matu/maturi26-1.htmや黒石寺蘇民祭
http://www.nifty.ne.jp/forum/fmatsuri/lib05/106.htmなど、ふんどしを着用する裸祭りに参加されて、体験記を書かれている方だと思います。栃木から広島に転勤されたのでしょうか。

 去年の秋、播州の秋祭りを知ったときから、私も男性的な男の裸祭りに心を引かれ、結局、祭りシリーズは「ふんどし」づくしになってしまいました。今年は、京都三大祭りなど、絢爛豪華な祭りにもチャレンジしたいと思っていますが、もちろん裸祭りはこれからも取り上げていきたいと思っています。

 ふんどし談義は、私の思い入れを書きつづったものです。まつきちさんも同様のメンタリティをお持ちのようで、うれしく思います。私と違うのは、きわめて行動派で、ふんどしを締めて参加することに大きな価値観をお持ちのようです。私は写真という趣味をとおして、これからも祭りを楽しみたいと思っています。

 浜の宮天満宮については、本当に奇遇です。私が播州秋祭りを知ったのは、去年4月に広島から神戸に赴任してきて、たまたまNHKのニュースを見て浜の宮に見に行ったのがきっかけです。第一集で浜の宮を発表したとき、私のホームページを見て中細江の屋台に写っていたHさんからmailをいただき、一度もお会いしないで親しくなりました。今年の秋祭りには、私のまわしを用意していただき、私もまわしを締めて屋台に密着し、台場差しを撮る予定です。(その中細江の屋台が全国の小中学校の教材になったのですから不思議な縁です。)今から楽しみです。そのとき、まつきちさんにもお会いできるかもしれませんね。そうすればまつきちさんの勇姿を500万画素のデジカメで激写できるでしょう。ただ、祭りの日がウィークデーですので、仕事を休むことができるかどうか、直前まで分かりません。

 灘のけんか祭りもやはりホームページをみてmailいただいた地元のMさんと親しくなりました。こちらの方もまだお会いしていませんが、今年の祭りにはお会いして御旅山・広畠のMさんの桟敷席におじゃますることにしています。

 internetは本当にすごいですね。遠く離れていても、多くの方と親しくなれるのですから。まつきちさんは裸祭りの分野では有名人ですから、私もこれから親しくしていただければうれしく思います。

 追伸:貼付の写真は、どこから入手したか失念しましたが、よく撮れていたので利用させていただきました。このまま継続利用させていただければ幸甚です。自分で撮る写真は限られてしまいますので、より臨場感溢れる大きな写真を探しています。まつきちさんのホームページがあればご紹介ください。

2002年5月9日(木)  まつきち より

早速のお返事痛み入ります。こんなに早くいただけるとは夢にも思いませんでした。逆に私の方がお礼を失念しました。遅くなりました。

さてさて、なんと偶然にも和田様もかつてのまつきちホームページをご覧であったかどうかは定かではありませんが、ご指摘の残がいがまだいくつかネットに残っていましたね。栃木から広島へ2年前転勤しました。そのときホームページを閉鎖しました。

写真がとても素敵な和田様のホームページはもうプロの腕前、いやそれを越えていると思います。以前、やはりプロカメラマンと親しくしていたときにその彼氏が写真においては実にカメラの性能がよくなったのでプロとアマの差がなくなった。しいて言えば金がとれるのがプロでそうでないのがアマ、アマでもプロを凌ぐ腕前の人が多いというなるほどとうなずける解説をしていたことが記憶に残っています。

今年の浜の宮は楽しみです。和田様に激写されると思うと今から胸がわくわくしています。去年の10月8日は旗日でしたよね。ニュースをご覧になって浜の宮を訪ねられたとのことですが、そのとき川内細江の屋台を担いでいたのですが、写真には載っていませんでした。行かれたのは10月9日でしょうか?私は会社の仕事があるので、9日は参加しておりません。ふんどしに緑の法被と緑の鉢巻きが気に入っています。今年は和田様もふんどしを締めて屋台を密着されるようですが、私がカメラを預かりますので是非屋台に肩を入れて担いでみてください。大粒の汗がでて、それはそれは爽快な気分に浸れますから。おすすめします。

私が裸祭りの分野で有名なのですか?単なる物好きの域を越えません。オリンピックではないが参加することに意義があるとでもいうか、人様には自慢できないバカな悪趣味でしょうが、こうして評価してくださる方もいらっしゃるとすればうれしいです。

私のホームページは今閉鎖しています。再開をなんとかと思うも最近の隆盛についていけません。目途がつけばまたURLをお知らせいたします。なお、私の愛機もバリュースターです。VT1000J/6を使用しております。

これからも祭り写真集掲載に期待しております。お会いできるのが楽しみです。

 お便りありがとうございました。去年浜の宮秋祭りに行ったのは10月8日です。偶然にも同じ日に浜の宮に行っていることになります。そこで川内細江の屋台が写っている写真をすべてチェックしてみました。練り子の中で後ろ姿ですが背の高い人が写っている写真がありました。縮小して添付しますので、まつきちさんかどうか確認して下さい。ほかにはそれらしき写真はありませんでした。川内細江は緑の鉢巻に背に川の字が入った法被を羽織っていて、すぐに分かります。小人数で頑張っていたのが印象的でした。

 10月の祭り月は、多くのイベントがあり、今から楽しみです。浜の宮は、去年は休日でしたので参加できたのですが、今年はウィークデーですので、休みが取れるかどうか分かりません。地元の人は、仕事よりも祭りが優先しますので、休みをとってあたりまえという文化が定着していますが、一般にはなかなか許されません。参加できることを願っているのですが...。
2002年5月12日(日)  まつきち より
本当にありがとうございました。思いは通じたと申しましょうか多くの写真の中から見知らぬ自分を探し当てていただき誠にうれしくしかも本当にほしかったスナップ写真を頂戴でき感謝に堪えません。それも背中からの写真、うれしいです。
ホントに鮮度といいアングルといい構図といい申し分のない立派な写真だと思います。しかもそのど真ん中に自分がいると思うと涙が出るほどの感激でありました。
自分のふんどし姿をみたかったものですからこの写真を宝に致します。なお、自分および誘ってくださったSさんそして川内細江の屋台全景のスナップ写真を貼付して送ります。
自分が写っているのはこの写真1枚限りでしたので和田さんに今年出遭えたら是非Sさんと一緒に激写してもらいたいと大いに期待申し上げます。もちろん、和田様のふんどし姿も撮影させていただきます。
写真を送ってくださったお礼が何もできませんが、お会いしたときにはまつきちホームページのCD保存版を差し上げたいと思います。
 拝復 写真をお送りいただき有難うございました。

こちらからお送りした写真は、やはりまつきちさんのものでしたか。本当に偶然に撮れていました。奇遇ですね。お気に召したようですので、大きな画像のものをお送りします。

今日、仕事を休んで、京都三大祭りの一つ・葵祭に行って来ました。午前中、何とか雨も降らず、良い写真が撮れました。午後から雨になりましたが、ラッキーでした。これで祭りシリーズも裸祭りだけでなく、雅な祭りもレパートリーに加わります。

褌着用の祭りに鞍馬の火祭があります。こちらは奇祭の部類だと思いますが、今年は何とか出かけたいものだと思っています。

2002年10月16日(水)  K. T. 様より

何時も綺麗な 写真 有難うございます 昨日  三年目にして初めて 灘の喧嘩祭り 見物させてもらいました はじめてみるので 何もかも 新鮮で ひさしぶりに いい物を 見学させてもらいました あの地響き と 練り手の 裸の男たちの 迫力 久しぶりに 日本人に生まれてよかったと 感じました
家人 ともども 見物させてもらい 秋の一日楽しみました 夜はよるで 電飾して 御旅山から 下りて来るそうで いいそうですが 膀胱のキャパとの都合で 別の機会に回し 帰ってきました 思い出しながら  また写真見せていただきます この秋は 何処の写真を撮りに行かれる計画ですか また 素晴らしい写真 期待しております

 お久しぶりです。私も昨日は年休を取り、灘のけんか祭りに行ってきました。大勢なので分かりませんでした。午前中は松原神社楼門前の姫路市の招待席で写真を撮りました。午後からはinternetで知り合った地元知人にお世話になり、御旅山の北側の桟敷席にいました。去年以上に迫力ある写真が撮れましたので、けんか祭り第二弾として完成次第、ご案内します。私のサイトではけんか祭りが一番人気で、一年足らずで二万人を超える方に見て頂いています。それだけに、去年を超える作品に仕上げたいと張り切っています。

2002年10月23日(水)  南澤 様より

素晴らしい祭り絵巻が再現されましたね。地元民として誇りに思います。昨年不幸な事故があり今年こそは事故のない祭りを願っていたのですが、不幸にも私の身内が事故にあってしまいました。幸いにも祭典関係の方々の事故処置が適切であったおかげで命は取り留めましたが、失明の危険と戦っています。

灘の住民は祭りで死ねたら本望だと思う方も少なからずいます。親御さんも見舞いに来られる方々に、息子も好きなことを力一杯やった事で満足していますと言っています。祭りにかける灘の氏子の執念は生半可な事では有りません。意識も戻り来年も頑張ると言っています。

来年の事になりますが、桟敷席が西の山に変わります。15人前後座れる広い席を確保できましたが中段の為、撮影はどうかなーと思うのです。全体を見渡せる良い面も有ります。又来年のお祭りも来てください。

南澤さんの身内の方が失明の危機に瀕するほどの重傷を負われたとのこと、心からお見舞い申し上げます。完全に回復されることを祈念しております。重傷を受けたにもかかわらず、誰を恨むこともなく、来年も参加するという地元の皆様の祭りへの熱い思い、結語として追加して紹介させて頂きたいと思います。私の想像を超えるもので、感激しました。

来年も仕事のやり繰りがつけば、是非新しい西の山の桟敷席に寄せて頂きます。これからも宜しくお願いします。有り難うございました。

2002年10月27日(日)  K. U. 様より

海上渡御祭り、流石海の男ならではのアングルからの写真であると、ほくそ笑みが込み上げてきました。灘のけんか祭り、裸、ふんどし、赤色が印象的で、より原始時代に近づく祭りの汗と息使いを感じました。ふんどし談義は面白かったです。新しい試みが実行に移され、新鮮味一杯ですね。

灘のけんか祭り2002「裸の美学」

 練り子たちは、向う鉢巻にまわしをきりりと締め込み、短い法被をはおり、黒い地下足袋を履く。細長い腕守りはこの地特有のもので、中にお守りが入っている。お守りは神社でいただけるが、腕守り自体は神社にはない。妻や恋人が夫や彼氏のために着物の襟布を使って縫ってくれるものなのだという。祭りの朝、男衆は風呂で身体を清め、これらの装束を身につける。妻や彼女は夫や彼氏の無事を祈りながら塩をかけて送り出す。昔ながらのしきたりが現代に息づく。
ふんどし談義 去年「灘のけんか祭りではふんどしをしている」と書いたら地元の方から抗議を受け、まわしに訂正した。ふんどしは下着のことで、まわしはふんどしではないという。南澤さんの友人は「まわしは相撲まわしをいうので締め込みが正しい」とおっしゃる。
 しかし、今年の祭り当日入手した松原八幡神社宮総代会作成の交通規制図には、「飲酒運転、免許証不携帯(特に裸フンドシ姿)の運転は絶対にしないで下さい。」 と書かれていた。大量に配布された地元・宮総代会の文書であるだけに、私のふんどし説に有力な味方が現れたといえる。 2002.10.31

結 語

 地球上の動物は、全て生まれたままの姿で生活しているが、人類だけは羞恥心と脆弱性のためか、アマゾンなど一部の裸族を除き全裸は希有で、古来から男女ともに何らかの loincloth (腰布、腰巻き)を身につけてきた。ふんどしはその一形態に過ぎない。
 ハワイに旅行したとき、ホノルルのバーニス・パウアヒ・ビショップ博物館 Bernice Pauahi Bishop Museum では、ポリネシアの原住民が着用していた椰子の繊維で織った帯状のふんどし sash 展示していたが、日本の六尺ふんどしそのものであった。六尺ふんどしの類は、最も自然発生的な loincloth の一つなのだろう。
 インドにはヨガの行者でおなじみのランゴタと呼ばれる独特のふんどしがある。巨石文明で有名なチリのイースター島のアナケナのモアイ像は、紐をうしろで結んだふんどしをしている。台湾南方の蘭嶼島(らんしょとう)は、裸の島と呼ばれ、ヤミ族が六尺ふんどしと類似したふんどしを締めている。フィリピンなどにも古来から伝わるふんどしがあり、ふんどし文化は日本だけのものではない。
 日本のふんどしは、高温多湿の気候風土や風俗習慣、審美観などに育まれ、長い歳月をかけて日本人男性の下着として定着し、さらには労働着や国技の相撲まわし、社寺の祭礼や修行、裸祭りの装束などに取り入れられ、日本独自の発展を遂げてきた。今更ながら日本におけるふんどし文化の伝統の重みを実感する。

 当サイトで取り上げる裸祭りは、全てふんどし着用の祭りである。昔はそれが常態であり、それが変質しないまま現代に継承されている点で無形民俗文化財としての価値が高い。
女の子?
 反面、時代とともに変質し、ふんどしが猿股やパンツに変わり、草鞋や地下足袋が運動靴になってしまった祭りは見苦しく、もはや地域の娯楽としての価値しかなく、カメラを向けるに値しない。
 そして何よりも人々が伝統の祭りを誇りに思い、一丸となって取り組む情熱に心を打たれる。まるで遺伝子にプログラムされているかのようである。特に灘のけんか祭りは、神輿や屋台、衣装、演技、情熱、心意気、規模、地域の一体性など全てにおいて素晴らしく、華やかで魅力的で芸術性に溢れており、深い感銘を受ける。日本人の心を打つ灘のけんか祭りが何故国の無形民族文化財に指定されていないのか不思議に思う。
 これまで、播州の秋祭りをつうじて、ふんどしへのこだわりを縷々述べてきた。21世紀を迎えた今日、日本人のアイデンティティ identity (日本人らしさ)を復活すること、つまり、廃れつつある伝統文化を復活することが大切だと思う。ふんどしはその象徴である。これからも日本の裸文化が変質することなく次の世代に継承されていくことを願って、ふんどし談議を終えたい。ここまで忍耐強く読み進まれた読者に感謝申し上げる。 2003.1.12 《 完 》
ふんどし談議 2/2

←播州秋祭ふんどし談義→

 ←・・・・・・・・・・・・ 褌 の 話 題 ・・・・・・・・・・・・→

               
1/4 2/4 3/4 4/4 1/7 2/7 3/7 4/7 5/7 6/7 7/7 褌の種類 褌のお便り 褌の俳句 日本の裸祭り
播州祭り見聞記 灘のけんか祭り 祭にっぽん 日本の祭りリンク集 全国屋台祭りリンク集 検索@わっしょい 日本のお祭りリスト
  フォトギャラリーへ 特集!旅紀行目次へ 世界の名城 感動写真集目次へ  
旅紀行ジャパン目次へ   多摩川紀行
旅紀行日本の祭り 旅紀行日本の裸祭り 旅紀行日本の花目次へ
Wa☆Daフォトギャラリー

今 日

 和田フォトギャラリー

昨 日

 Copyright (C) 2000-2018 Yoshio Wada. All Rights Reserved. 

ホームページお知らせお便りコーナー徒然日記俳句・海の風景ホームページ奮闘記作者のプロフィールリンク