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ミーティングのあと解散した氏子たちは、受け持ち分担の箇所に行き、勤労奉仕を始めた。参道を下り、鳥居のそばに行くと、新井ミツノさん(69歳)がロープ一本で「上の沢」放水路に下りて行くのが見えた。 |
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ロープ一本で「上の沢」放水路に下りる元気な新井ミツノさん(69歳) 2011.7.23 08:37
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▲▼ 彼女は、川底にたまっているゴミを掃除する役目である。毎年やっているらしく、後で「凄いね」と話しかけると、「こんなの訳ない」といっていた。なんとも元気なおばあちゃんで、感心した。 |
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▼ 氏子男性たちの最大の仕事は、二本の大幟を参道入口に立てること。放水路の土手に保管してある柱を取り出し、旗を取り付けて立ち上げる。かなりの人数と体力が要求される。 |
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参道に生い茂っていた夏草は、あっという間に女性陣の手で刈り取られ、運ばれて行く。その手際よさに驚く。 |
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猪鼻区公会堂には、「熊野神社夏季例大祭甘酒こぼし当番役割」が墨書され、張り出されていた。地元民は、甘酒祭りとはいわず、「甘酒こぼし」といっており、保存会も「甘酒こぼし保存会」である。教育委員会だけが甘酒祭という言葉を使っているのは何故だろう。 |
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この作品のタイトルを「猪鼻の甘酒こぼし」としたのは、地元の呼び方を尊重したからである。甘酒祭は全国に散見されるので、教育委員会も「甘酒こぼし」というべきである。 |
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▼ 公会堂の炊事場では、前日汁番(ぜんじつしるばん)が午後5時から始まる直会(なおらい)用の料理を朝からつくっていた。そうしないと間に合わないという。 |
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当日汁番が担当する祭当日の直会は、午前11時から始まるので、時間と人手が足りず、手作りでは間に合わないので、仕出し料理を取り寄せるようになったという。 |
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前日汁番による |
直会 |
の食事の準備 / 公会堂炊事場 |
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すいそうの こおけおおだる むらまつり |
A village
festival, small pails and big barrels floating in a pool. |
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祭に使用される大樽や小桶などは、「甘酒かきこみ所」に保管されている。朝8時に来たときには、既に水槽に入れられていたので、事前に担当の人が搬出したのであろう。これから全部の備品を洗浄し、水槽も水を抜いて、綺麗にした上で、湛水(たんすい)する。 |
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甘酒かきこみ所に据えられた甘酒醸造用の大樽 09:08
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▲▼ 真っ先に醸造用の大樽が洗浄され、甘酒かきこみ所に据えられた。奥には天狗(猿田彦)と頬被りをしたひょっとこ人形が飾られていた。小若の法被(はっぴ)なので子供人形である。「甘酒こぼし」は、前垂式六尺褌(まえだれしき・ろくしゃく・ふんどし)・鉢巻・草鞋(わらじ)が正装である。良くできた人形だが、腹巻は余計である。 |
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▼ 保存会の幟は赤地に白抜きで「猪鼻 甘酒こぼし 保存会」と表示されている。万緑の風景に赤い幟が際立ち、祭の雰囲気を盛り上げるのにとても役立っている。 |
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猪鼻 |
甘酒こぼし保存会の幟の用意 09:23 |
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区長がツルハシを使い、杭を打ち込み、神々の依代(よりしろ)である笹竹を4本立てていた。祭当日は、この中に甘酒が入った大樽を据え置き、甘酒神事が行われたのち、「甘酒こぼし」が始まる。 |
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水槽には、裏山から引いてきた無尽蔵の清水が絶え間なく流れ出ている。飲んでも問題ないという。右側の蛇口は公共水道であるが、殆ど使われなかった。大樽の洗浄は女性の分担らしく、おばあさんが洗っていた。 |
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