ルメリ要塞の作者 |
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職業:大成建設(株)勤務 住居:東京都江東区 |
趣味:散策 信条:自然体 |
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イスタンブールの気候は東京とほぼ同じで、過しやすいところです。また、明治以来の親日的な国民性であり、余り背の高い人は見かけませんが、男性は頑強、女性はかわいい顔にナイスボディで魅力的です。 |
仕事の合間のスナップ写真を高名なWa☆Daフォトギャラリーに掲載されることは、気恥ずかしくもあり、また、光栄です。 |
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平成16年8月、イスタンブールの地下鉄工事をトルコ政府から大成建設JVが受注しました。地下鉄は、ヨーロッパサイドのカズリチェシュメ駅から旧市街にあるオリエント急行始発のシルケジ駅とボスポラス海峡の海底トンネルを通ってアジアサイドのウスクダル駅を経てハイダルパシャ駅近傍までを結ぶもので、日本政府の円借款による大規模プロジェクトです。 |
開通の暁には、ヨーロッパサイドとアジアサイドの鉄道が海底トンネルを通じて結ばれ、近い将来、オリエント急行がトルコを経由して更に東方のアジア諸国に乗り入れることができるようになるでしょう。 |
海底トンネルの建設に当たっては、助走部が短いことから、モグラのように地中を直接掘り進むシールド工法が取れず、海上から浚渫船(しゅんせつせん)で海底を掘削(くっさく)し、函体(かんたい)を埋設してトンネルを造る沈埋(ちんまい)工法となります。 |
ボスポラス海峡は、最深部が約60mもあって非常に深いうえに流速が不規則で2〜6k't(ノット)( 1〜3m/sec)と速く、沈埋工法には高度の技術が要求されます。幸いにも、国際競争入札の結果、弊社の技術力が最も高い評価を受け、受注することができました。 |
ボスポラス海峡の作業現場を視察される小泉首相 |
総理を歓迎する現地スタッフ |
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平成18年(2006)1月12日、トルコ訪問中の小泉総理が船上からボスポラス海峡の地下鉄トンネル掘削工事を視察され、弊社の現地スタッフが歓迎の横断幕を用意して出迎えました。 |
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総理から「厳しい環境の中で作業をしている関係者の努力をたたえたい。」と激励のお言葉を掛けていただき、士気が大いに鼓舞されました。 |
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■工事契約の概要 |
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施 主:トルコ共和国 運輸通信省・鉄道・港湾・空港建設総局(DLH)
施 工:大成建設JV
契約金額: 約 1,023 億円
契約工期:56ヶ月
資金調達:日本国際協力銀行(JBIC) |
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■契約内容 |
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●延長約13.6kmの軌道および付帯構造物の設計及び施工
・沈埋トンネル :1,387m
・シールドトンネル :総延長18,720m(9,360m×2(複線))
・山岳トンネル :シルケジ駅(プラットホーム部(250m)、中央通路部等)、渡り線、避難連絡通路
・開削駅舎 :イェニカプ駅(760m)、ウスクダル駅(310m)、シルケジ駅出入口
・地上駅舎 :カズリチェシュメ駅(225m)
・その他の構造物 :開削トンネル、橋梁、換気建屋
●駅舎建屋、設備・電気工事の設計施工
●既存トルコ国鉄(TCDD)の移設 |
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■工事概要図(赤線部) |
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拡大写真(1295x1160)280KB
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海底トンネル掘削工事現場(撮影場所:トプカプ宮殿) |
画面のどこかをマウスでポイントすると地名が現れます。 |
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拡大写真(1600x1200)278KB
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2006年4月8日 〈 完 〉 |
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