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和田義男

 旅紀行ジャパン

2007年11月23日改訂

♪十五夜の月 Kaseda Music Labo

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2005年10月15日作成

立山連峰の威容!

立山連峰の威容!(黒部立山アルペンルート)
立山黒部夏紀行

黒部平

 

黒部ケーブルカー

 

 黒部ダムを渡り、対岸のトンネルの中にある黒部湖駅(1,455m)から黒部ケーブルカーに乗った。大自然の景観保護と雪害防止のために地下を走る日本唯一のケーブルカーは、距離にして800m、最大勾配31度、黒部湖と黒部平を5分で結ぶ。

黒部ケーブルカー・黒部湖駅

ケーブルカー乗り場

黒部ケーブルカー・黒部湖駅 ケーブルカー乗り場

拡大写真(1024x768)162KB

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立山黒部貫光たてやまくろべかんこう

 

 立山黒部貫光は、富山県の立山黒部アルペンルートのうち、黒部湖から立山駅までのケーブルカー、ロープウェイ、トロリーバス、バスを運行している会社で、昭和39年(1964)、富山県、立山開発鉄道、北陸電力、関西電力等の出資により設立された。2005年10月1日に立山開発鉄道を合併した。

アルペンルート説明図

アルペンルート説明図

 

 「貫光」は、初代社長の命名によるもので、「貫」は時間、「光」は空間を意味するとともに、立山連峰を「貫く」という意味を持たせているという。同音の「観光」との誤記がよく見られる。立山黒部貫光の全ての車輌は、オレンジとベージュのツートンカラーに統一されている。

黒部平に到着

黒部平に到着

 

黒部平くろべだいら

 黒部平駅は標高1,828mの平地に建つ。屋外には黒部平庭園があって雄大な景観を満喫できる。黒部平に着いたときには立山に雲がかかり、雲の中からロープウェイのゴンドラが下りてきた。

雲から下りてきたゴンドラ

雲から下りてきたゴンドラ

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ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)

 標高2,000m近くになると、珍しい高山植物が見られるが、この時期、黒部平ではヨツバヒヨドリが群生していた。野菊の仲間であるヨツバヒヨドリは、キク科ヒヨドリバナ属の多年生植物。

ヨツバヒヨドリの群生

ヨツバヒヨドリの群生

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アサギマダラ

 ヨツバヒヨドリには、渡りをする蝶として知られるアサギマダラをよく眼にする。アサギマダラのオスは、成熟するためにヒヨドリバナ属植物の蜜の特定の成分が必要という。  アサギマダラ

ヨツバヒヨドリとアサギマダラ

ヨツバヒヨドリのアップ

ヨツバヒヨドリとアサギマダラ ヨツバヒヨドリのアップ

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立山ロープウェイ

 
 しばらく散策しているうちに、立山を覆っていた雲が切れ、立山ロープウェイの山上駅・大観峰(だいかんぼう)が姿を現した。立山の東壁を背に、大観峰と黒部平を7分で結ぶ、延長1,700m、標高差500mのロープウェイは、途中の支柱が一本もないワンスパンロープウェイで、日本最長を誇る。ゴンドラから見る黒部湖や後立山連峰の眺めが素晴らしく、動く展望台といわれる。

雲が切れて現れた立山ロープウェイの全容

雲が切れて現れた立山ロープウェイの全容

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大観峰だいかんぼう

 標高2,316mの大観峰駅は、断崖絶壁にせり出すようにして建っているので、屋上以外、外へ出ることはできない。眼下に黒部湖を、その背後に後立山連峰を望む大パノラマは、アルペンルート屈指の美しさである。

アルペンルート屈指の眺望を誇る大観峰駅

アルペンルート屈指の眺望を誇る大観峰駅

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満員のゴンドラ

満員のゴンドラ

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立山たてやま

 立山は富山県南東部にある立山町東部にあり、北アルプス北部を占める。一般に立山というときは、最高峰の大汝(おおなんじ)山(3,015m)と雄山(おやま)(2,992m)を指すが、これに南側の浄土山(2,887m)と北側の別山(べつさん)(2,882m)とを加えた立山三山を指す場合がある。

立山をバックに記念撮影

立山をバックに記念撮影

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 立山の西側には、室堂平(むろどうだいら)、天狗平、弥陀ヶ原(みだがはら)等の溶岩台地が広がり、これらの緩斜面の南側に位置する国見岳(2621m)や天狗山(2,600m)は立山旧火山のカルデラ壁である。

雲が晴れた立山連峰

雲が晴れた立山連峰

パノラマ写真(2000x1035)289KB

 

後立山うしろたてやま

 立山の東側は黒部峡谷を隔てて後立山(うしろたてやま)連峰へと続く。後立山は、飛騨山脈の北東部、黒部川中流部(黒部峡谷)の東側を南北に走る連峰で、主稜線が長野県と富山県の県境をなす。

ゴンドラより後立山連峰・黒部平・黒部湖を臨む

ゴンドラより後立山連峰・黒部平・黒部湖を臨む

パノラマ写真(2000x990)268KB

 後立山という名称は富山県側からみて立山のうしろにあることによる。最高峰の白馬岳(しろうまだけ)(2,933m)から南へ五竜岳、鹿島槍ヶ岳を経て針ノ木岳までを指すことが多いが、朝日岳を北限とすることもある。東側の山麓をフォッサマグナ*西縁の断層が走り、東斜面に急崖が連なっている。
  *フォッサマグナ:本州の中央部をほぼ南北に横切る構造帯((大地溝、大きな溝)。その西縁は糸魚川‐静岡構造線、東縁は関東山地の西縁あたりとされている。E. ナウマンが命名(1886)。  

大観峰からの眺望

大観峰からの眺望

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紅葉の黒部平
 感動写真集/第15集「残雪の立山」の作者・大森保武さんが2003年10月12日に撮影された写真が届いた。夏の青々とした樹海の黒部平が秋には紅葉で彩られる。標高1,828mという高地ならではの鮮やかな色である。

大観峰より臨む紅葉の黒部平

大観峰より臨む黒部平の紅葉

拡大写真(1200x900)287KB 撮影:大森保武さん

燃えるような紅葉に囲まれた黒部湖

燃えるような紅葉に囲まれた黒部湖

拡大写真(1030x1200)288KB 撮影:大森保武さん
 
大観峰駅
 ロープウェイで7分の空中遊覧のあと大観峰駅に到着。屋上から雄大な眺望を楽しんだ後、立山連峰の地中を貫通する長さ3.6kmの立山トンネルを走るトロリーバスに乗り、室堂平に向かった。

大観峰から再びトロリーバスで室堂へ

大観峰から再びトロリーバスで室堂へ

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