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和田義男

 旅紀行ジャパン

2007年7月8日改訂

♪満天の星の下で TAM Music Factory

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2005年11月27日作成

フラッシュ・ツリーの輝き(ガラスの森)

ガラスの森(秋の箱根路)

秋の箱根路

硝子森

 

箱根ガラスの森

 

 箱根の旅の最後に、家内の希望で箱根ガラスの森に行った。紅葉の小塚山(こづかやま)(857m)を借景として、その北にイタリア文化が再現されていて、女性たちの人気スポットとなっている。

仙石原〜箱根ガラスの森

仙石原〜箱根ガラスの森

                                                                      資料
 

パラッツォ・ドゥカーレ・シャンデリア 

Palazzo Ducale Shandelier
 

 中に入ると、美しく手入れが行き届いた池を取り囲んでイタリア風の白壁の建物が建っている。至る所にガラスでできた白いオブジェが立っていて、七色に輝いている。お伽の国のような雰囲気である。

   池の中央にあるガラスのオブジェは、ヴェネチアン・グラスを学んだアメリカの現代作家ディル・チフーリの作品で、ドゥカーレ宮殿のシャンデリアを表現したもの。
 

 ガラスの森の奥の小塚山(こづかやま)(857m)は、紅葉に染まっている。その奥には大涌谷の噴煙が見える。

紅葉のガラスの森

紅葉のガラスの森

パノラマ写真(2380x768)384KB

 

水車小屋・アチェロ Ácero

 

 せせらぎのほとりにある森の小さな水車小屋。木製のからくり人形がのどかな時を刻み、中にジャムの店がある。園内にはヴェネチアン・グラス美術館や現代ガラス美術館、リビィオ・セグーゾ庭園などがある。

紅葉とガラスのオブジェ

紅葉とガラスのオブジェ

パノラマ写真(155x768)329KB

 

フラッシュ・ツリー Flash Tree

 

 ガラスのオブジェは、総てフラッシュ・ツリーと呼ばれ、日中でも照明が当てられて太陽光の中で輝いている。夜はもっと綺麗だろう。クリスマス・ツリーとは違うし、神戸のルミナリエとも違う。しかし、光の芸術はイタリアであることをまた思い知った。

フラッシュ・ツリーの輝き

フラッシュ・ツリーの輝き

拡大写真(1400x1050)398KB

 

フォンターナ(噴水)  Fontana

 

 左側の噴水を表現したガラスのオブジェは、フラッシュ・ツリー「フォンターナ」と名付けられており、太陽の光と風によって光り輝いている。高さ8m、4万5千粒のクリスタルガラスが使用されており、制作費・数千万円という。

紅葉とガラスの噴水

紅葉とガラスの噴水

拡大写真(1400x1230)356KB

 

カフェ・テラッツァ Caffé Terrazza

 カフェ・テラッツァでカンツォーネを聴きながら昼食をとった。テラッツァとは大地や大きなテラスをあらわす言葉。キノコのスパゲッティを食べたが、本場イタリアの料理で、とても美味かった。

池のほとりにあるカフェ・テラッツァ

池のほとりにあるカフェ・テラッツァ

拡大写真(1830x900)345KB

 

カンツォーネ Canzone 歌う カンタンテ Cantante

 テーブルを回りながらカンツォーネを歌う歌手をカンタンテ Cantante という。この日のカンタンテは、イタリアから来日しているルイジ・デ・シモーネ Luigi De Smone さんで、「ゴッドファーザー愛のテーマ」など定番ナンバーを何曲も歌ってくれた。

カンタンテの ルイジ・デ・シモーネ Luigi De Simone さん

拡大写真(1000x1200)261KB

 

 日本の番傘を上手く使ったパラソルは建物に完全に溶け込んでいる。カンツォーネの流れるなか、昼食に舌鼓を打ちながら秋のうららかな日が静かに流れてゆく。

カフェ・テラッツァ Caffé Terrazza で昼食を

カフェ・テラッツァ Caffé Terrazza で昼食を

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  山の秋ガラスの森のカンツォーネ  北舟
 

ヴェネチアン・グラス美術館  Venetian Glass Museum

 

 食後、白い木の橋を渡ると、そこにはアドリア海の女王と謳われた往時のヴェネティアの世界が広がっていた。

ヴェネチアン・グラス美術館

ヴェネチアン・グラス美術館

拡大写真(1600x700)243KB

 

ヴェネチアン・グラス   Venetian Glass

 

 豪華なシャンデリアのもとで、国宝級のヴェネチアン・グラスが数多く展示されている。15世紀から18世紀にかけて、ヨーロッパの貴族たちを熱狂させた宝石のようなヴェネチアン・グラスは、現代でもその輝きは変わらない。

シックなヴェネチアン・グラス美術館の内部

シックなヴェネチアン・グラス美術館の内部

拡大写真(1200x900)180KB

 

オパールセント・グラス・テーブルウェア Tableware in opalesent glass

 

 オパールのような風合いを持つテーブルセットは、19世紀のヴェネティアで宙吹き・モール装飾・熔着装飾という技法を用いてつくられたもの。未だに新品の輝きがあり、とても美しい。

オパールセント・グラス・テーブルウェア

オパールセント・グラス・テーブルウェア

拡大写真(1600x700)148KB

 

ムラーノ島のガラス博物館  Museo Vetraio

 

 ベネティアのガラス製品は13世紀以降、世界的に名を馳せているが、ガラス製品のほとんがムラーノ島のガラス工場で作られている。ガラスの森のコレクションがあまりにも素晴らしいので、以前ヴェネティアを旅したとき、ムラーノ島に渡ってガラス博物館を見学したことを思い出した。

レース・グラス角形瓶(17世紀)

 

点彩文乳白扁瓶(16世紀)

レース・グラス角形瓶(17世紀) 点彩文乳白扁瓶(16世紀)

拡大写真(1200x900)118KB

拡大写真(1200x900)58KB

 

 ムラーノ島のガラス博物館の展示は古いものが多く、博物館ということからか美を追究する展示方法となっていなかったため、家内と共に興醒めした記憶がある。ガラスの森のヴェネチアン・グラス美術館に展示されている作品は、今の技術ではとても再現できないような逸品ぞろいで、感動した。

レース・グラス花器(1710年)

 

点彩文乳白扁瓶(1880年頃)

レース・グラス花器(1710年) 点彩文乳白扁瓶(1880年頃)

拡大写真(900x1200)174KB

拡大写真(900x1200)154KB

和田義男

 
和田義男

撮影 2005年11月6〜8日
 

OLYMPUS E-300, E-1

14-54mm 40-150mm

800〜500万画素

 
2,880枚  4,300MB
 

 箱根には霊峰・富士の山を仰ぐ大自然と箱根八里や箱根七湯などの歴史文化があり、しかも近代の文化や美術が溢れている。そして総てが一級品である。 

▲▲▲

 箱根の旅の最後に国宝級のヴェネチアン・グラスを鑑賞できるとは思わなかった。撮影自由とのことで、夢中でシャッターを切ったが、フラッシュなしで見事に写し取った愛機
E-300にも感謝・感激である。
 現在手元に11月11日に発売されたE-500がある。これからはこの新鋭機で更に多くのロマンと感動を切り取ってゆきたい。

箱根の四季

 首都圏から日帰りで行ける箱根は、歴史ある温泉郷として根強い人気を誇る観光スポットであるが、未だにWa☆Daフォトギャラリーのコレクションに入っていないことが気になっていた。今年、奉納相撲と同じくその穴埋めを果たすことができたのがとても嬉しい。
 実はこの作品は、感動写真集の「アドリア海の女王VENEZIA」でお馴染みの岩本圭司さんから箱根ホテルにご招待いただいたお陰で完成したもので、岩本さんには心から御礼申し上げます。岩本さんは箱根の大ファンで、毎シーズン必ず箱根ホテルに一週間ほど滞在して四季折々の風情を満喫されておられるという。
 私も岩本さんの本陣に宿泊して箱根の素晴らしさを大いに味わうことができ、すっかり魅了されてしまった。今回足を運んだところは限られたスポットであり、まだまだ多くの名所がある。今後も四季を通じて箱根を散策し、その魅力を追い求めてゆきたい。 2005.11.27 〈 完 〉
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