ホームページお知らせお便りコーナー俳句・海の風景ホームページ奮闘記作者のプロフィール
Wa☆Daフォトギャラリー  Wa☆Daフォトギャラリー  

2009年2月23日改訂

今 日

昨 日

メドレー(お江戸日本橋(鼓)・早春賦・お江戸日本橋・さくらさくら)

どやどやの護符奪い合ふ褌衆   北舟

四天王寺どやどや'09

Doyadoya Ritual,
Guys of fundoshi loincloth competing for charms.

2000年7月31日開設

濡れ鼠の護符争奪戦

拡大写真(2000x1500)586KB

濡れ鼠の護符争奪戦/四天王寺どやどや(2009.1.14 大阪市)
2009年の日記  

 

2
  1月/上 1月/下 2月 3月

目次


  2009年3月1日(日)曇  
■■■       感動写真集第118集 「天念寺鬼会'09」完成! ■■■
昨日、2009年第12作(通算第381作)をアップした。
 
     感動写真集第118集/日本の祭り第122集 「天念寺鬼会'09」 / 撮影・原作:清原 浩  監修 : 和田義男

 
撮影 ・ 原作 :

 清原 浩 きよはらひろし

 

住居:宇佐市(豊後高田市生まれ)

昭和36年生まれ

趣味:写真、流木アート

若宮 秋季大祭 川組後援会 役員

感動写真集第118集/日本の祭り第122集 「天念寺鬼会'09」

  平成21年(2009)2月28日 作品:第12作 画像:(大41+小6) 頁数:4 ファイル数:95 ファイル容量:19.6MB
  平成12年(2000)〜平成21年(2009) 
作品数:381 頁数:1,401 ファイル数:39,410 ファイル容量:6,341MB

 2月1日、大分県豊後高田市に1300年も続く行事で国指定重要無形民俗文化財、天念寺修正鬼会の撮影に出かけました。前日は、国東市の岩土寺修正鬼会に行き、1日朝まで徹夜の取材で少々疲れ気味ではありましたが、気合いを入れて1035枚撮影しました。

 天念寺修正鬼会の撮影は今年で二回目で、前回の撮影位置を変更して撮影しました。撮影位置が変わるだけでかなり違った光景が見え、撮影場所の大事さを痛感致しました。また、ただ撮るのではなく、「何を伝えたいのか?」をテーマに考え、今回は臨場感をテーマにして構想を練り、ターゲット(被写体)のアップだけでなく、少しギャラリーの表情が写り込むように気を付けて撮影することを心がけました。結果的には、多少の課題が残る箇所がありますが、70%位の出来ではなかったかと自負致しております。(;^_^A

 しかし、写真で伝えたいことを表現する難しさが身に凍みた鬼会の撮影でした。
  篝火に浮かぶ白褌初薬師  北舟 

 かがりびに うかぶびゃっこん はつやくし

First Yakushi ritual this year, white fundoshi loincloths standing out by bonfires.

【編集子が選ぶ名作】

裸で合掌する僧侶とテイレシ(

介錯かいしゃく

)たち

裸で合掌する僧侶とテイレシ(介錯)たち

拡大写真(1800X1350)206KB

火祭りにはボロを着て行こう!
 1月31日から2月1日の初薬師まで、徹夜で岩戸寺修正鬼会を取材されたにもかかわらず、1日も午後から夜中まで天念寺修正鬼会を取材された清原さん。その熱意に脱帽である。
 二年前に初めて岩戸寺の鬼会を取材されたが、それに比べると如何に進歩されたかがよく分かる。以前は、多くのカメラマンの後ろから遠慮がちに撮影された箇所があったが、今回、彼のカメラの前には、ターゲット以外に煩わしいカメラマンの姿がない。そして、アップを多用し、撮影条件の悪い中で、生き生きとした人々の姿を的確にとらえることに成功している。
和田義男
 清原さんのお陰で、天念寺の修正鬼会が如何に苛酷なものかを知ることができる。赤鬼・黒鬼に追い回されて恐怖の表情さえみせる参加者たち。火のついたコダイで容赦なく叩かれ、上着は火の粉で穴が開いている。この火祭りは、観客にとって日本一苛酷な祭りであると折り紙をつけさせていただこう。それでも見たいと思われる好奇心旺盛な方は、穴が開いても良い古着に着替えてから天念寺講堂に上がって頂きたい。
 思い出すのは、平成16年(2004)3月14日に東京都八王子市で開かれた高尾山薬王院による 大火渡り祭 の取材で、大規模な柴燈護摩(さいとうごま)を夢中になって激写し、素晴らしい光景を多数切り取って、大満足で帰宅したところ、火の粉を被ってコートが焦げて穴が開いており、もう着ていくことができないほどのダメージを受けていることが判明。それ以来、取材には良いものを着ていかないようにしている。 〈 完 〉 2009.2.28 和田義男
  初薬師鬼に打たるる餅拾ひ  北舟 

はつやくし おににうたるる もちひろい

First Yakushi ritual this year, a scramble for rice cakes being beaten by ogres.

【編集子が選ぶ名作】

荒鬼に打たれる人

荒鬼に打たれる人

拡大写真(1800X1350)408KB


  2009年2月23日(月)雨  
■■■       感動写真集第117集 「岩戸寺修正鬼会」完成! ■■■
 先ほど、2009年第11作(通算第380作)をアップした。
 
     感動写真集第117集/日本の祭り第121集 「岩戸寺修正鬼会」 / 撮影・原作:清原 浩  監修 : 和田義男

 

撮影・原作:

清原 浩 きよはらひろし  

住居:宇佐市(豊後高田市生まれ)

昭和36年生まれ

趣味:写真、流木アート

若宮 秋季大祭 川組後援会 役員

感動写真集第117集/日本の祭り第121集  「岩戸寺修正鬼会」

撮影・原作:清原 浩  監修 : 和田義男

  平成21年(2009)2月17日 作品:第11作  画像:(大67+小17)  頁数:7  ファイル数:173  ファイル容量:32.6MB
  平成12年(2000)〜平成21年(2009) 
作品数:380 頁数:1,397 ファイル数:39,303 ファイル容量:6,321MB

あとがき
  1月31日大分県国東市に千年も続く火祭り『岩戸寺修正鬼会』の撮影に出かけました。当日は仕事と重なり現場に着いたのは夕刻の5時前でした。すでに多くのカメラマンが撮影ポイントを確保しておりました。

 取り急ぎ大松明やその他の写真を数枚撮って、まずは禊ぎの川へ行き、撮影ポイントをどうにかキープ。待つこと40〜50分。ぼちぼち始まるかと思った矢先、何と地元のTVカメラマンが待ってる多くのカメラマンの前に割り込んで撮影開始。一人のカメラマンが注意すると『私たちは仕事ですから!』の一言。何やかんや言う暇もなく法螺貝が鳴り、テイレシ達が禊ぎにやって来て、移動する間も無くそのまま撮影。結果は言うまでもありません。その後すぐに移動し、何とか数枚を切り取りました。撮影には色んなトラブルが付きものですが、いやはや何ともやるせないですね。

 で、肝心の鬼会ですが、見応えのある素晴らしいものであり、成仏寺の鬼会同様、地元の方々から頂く持てなしは、故郷ならではの感じでした。

 加持祈祷のときは火の付いてない方で軽く叩く程度で、何とも優しい鬼でありました。今回も最終まで撮影し、案の定筋肉痛で悩まされました。

 後日写真を見てて、一つ疑問に思ったのは、「鬼会の鬼は祖先の化身であるから鬼でも角が無い」と言う紹介文をよく目にしますが、今回撮影した鬼には、どう見ても角らしき物がある。あれは一体何だろう・・・・?疑問が残った鬼会でした。 2009.2.22 清原 浩
  七日夜や川に飛び込む褌衆  北舟 

なぬかよや かわにとびこむ ふどししゅう

Seventh night of the New Year, men of fundoshi loincloths jumping into the river.

【編集子が選ぶ名作】

滝壺の垢離取場へ豪快なジャンプ!

滝壺の垢離取場へ豪快なジャンプ!

拡大写真(1600X1200)474KB

「修正鬼会」三部作の感動!
 大分県宇佐市の清原浩さんが徹夜で激写されたこの「岩戸寺修正鬼会」は2007年2月24日の「天念寺修正鬼会」と2008年2月10-11日の「成仏寺修正鬼会」に続く作品で千年前から国東半島の六郷満山に伝わる修正鬼会の三部作の完結編ともいえる大作である。
 清原さんの熱意により、3年がかりで三つの寺院に伝わる国指定重要無形民俗文化財の修正鬼会の全貌を20頁249枚の写真と詳細な解説により記録できた意義は、とても大きい。
和田義男
 去年も今年も徹夜のハードな取材で筋肉痛に悩まされたそうだが、その甲斐あって、素晴らしい作品が生まれた。清原さんは、これで11作目となったが、回を重ねる毎に進歩のあとがはっきりと伺える。
  鈴鬼の御幣の法舞春や来ぬ  北舟 

すずおにの ごへいのほうぶ はるやきぬ

The holy dance of bell ogres with a Gohei stick, Spring has come.

【編集子が選ぶ名作】

白粉をぬった女の鬼の舞

白粉をぬった女の鬼の舞

拡大写真(1400X1150)315KB

 今回の作品は、これまで十分に取材出来ていなかった部分に重点を置いて、和田式激写術で、ロマンと感動溢れる名作を沢山切り取っておられる。送られてきたDVDには1220枚1.2GBの原画が収められており、その中から84枚を厳選させて頂いた。
 同じシーンを延々と100枚も激写されているところがあり、私にも真似ができないほどの熱意である。アップが増え、確実に被写体に肉薄して、汗や息づかいなどまでが写し込まれている。そのため、人物写真でも高精細画像を多用して、ディテールをじっくりと味わっていただけるように編集した。
 寺院によっては、読経などの勤行を公開しないところがあるが、六郷満山の寺院は、完全に公開しておられるのが素晴らしい。夜のフラッシュ撮影もOKなので、かなり迷惑を受けておられることは間違いない。そのお陰で素晴らしい日本の伝統文化を世界に発信することが出来た。末筆ながら修正鬼会にかかわる多くの方々のご厚意に対し、心より感謝申し上げたい。 合掌  完 〉  2009.2.22 監修:和田義男 
  鬼鎮口にねじ込む鏡餅  北舟 

おんしずめ くちにねじこむ かがみもち

Putting a round rice cake into the mouth to quiet the fretful ogre

.

【編集子が選ぶ名作】

組み伏せられた 鎮鬼しずめおに

組み伏せられた鎮鬼

拡大写真(1600X1200)329KB


  2009年2月17日(火)晴  
■■■       感動写真集第116集 「登別湯かけ合戦」完成! ■■■
 先ほど、2009年第10作(通算第379作)をアップした。
 
     感動写真集第116集/日本の裸祭り第91集 「登別湯かけ合戦」 / 撮影・原作: H. I.  監修 : 和田義男

 H. I.   エッチ アイ

 

お便り大歓迎!

住居:北海道    年齢:43歳   趣味:国内旅行、ドライブ

 

 写真は小学生の高学年頃から少しづつ始め、就職してから一眼レフを購入。一時期ビデオ撮影に変更した時期があったが、ニコンD70を購入してから写真撮影に復帰、昨年はオリンパスE510を追加購入。D70を最近発売されたニコンD90に変更。
 

あとがき

 今年は5年ぶりに場所が元の位置(旧登別パラダイス跡)で行われ、北海道初?の間欠泉のある公園で行われました。神楽や子宝餅つき舞いなど懐かしい行事がありましたが、肝心の「源泉湯かけ合戦」は開催場所が若干窪んでいる間欠泉の側のため、時折湯煙で見えなくなるなど、撮影には厳しさを予感させました。

 実際に湯かけが始まると、一面湯煙で何も見えない状態・・・ 全然満足できない仕上がりとなりました。 H. I.
 

★☆★彡

 
 

感動写真集第116集/日本の裸祭り第91集  「登別湯かけ合戦」

 
 

撮影・原作: H. I.  監修 : 和田義男

 
    平成21年(2009)2月17日 作品:第10作  画像:(大19+小1)  頁数:2  ファイル数:47  ファイル容量:8.7MB
  平成12年(2000)〜平成21年(2009) 
作品数:379 頁数:1,390 ファイル数:39,093 ファイル容量:6,283MB
 
  珍宝の股間に揺るる春踊り  北舟 

ちんぽうの こかんにゆるる はるおどり

Spring dance, a valuable thing

swinging on the front waist.

善男善女の子宝舞い

善男善女の子宝舞い

拡大写真(1600x1100)322KB

素晴らしい湯かけ祭り
 このたびは、H. I. さんのお陰で、北海道の有名な登別温泉で勇壮な湯かけ祭りがあることを知った。温泉の湯かけ祭りといえば、毎年1月20日の大寒に群馬県の川原湯温泉で開催される湯かけ祭りが有名で、400年の歴史の重みがある。しかし、参加者は60人ほどで、色柄物の越中褌に六尺褌が混じって、お祭り騒ぎという感じである。
 それに比べると登別温泉の湯かけ祭りである「源平湯かけ合戦」は、白の前垂れ式六尺褌という統一した衣装で行われており、地域の安寧と繁栄を願う神事として美しい。
和田義男
 日本の農村部に古くからある道祖神信仰による神輿も登場し、とてもよくできた裸祭りである。こんなにずぶ濡れになる裸祭りは今までに見たことがない。無尽蔵に湧き出る湯を使った温泉ならではの祭りだからだろう。
 立春とはいえ厳寒の北海道で80人もの裸の参加者があることは登別温泉に働く人々の意気込みを感じる。
100年に1度という世界同時不況の中で、厳しい環境にある温泉街だが、褌を締め直して、災厄を吹き飛ばし、元気を出して今年一年を乗り切って頂きたい。 〈 完 〉 2009.2.17 和田義男
  立春の湯かけ祭や魔羅神輿  北舟 

りっしゅんの ゆかけまつりや まらみこし

Sprinkling hot water festival in the beginning of spring, the portable shrine of a big penis.

雄叫び!

雄叫び!

拡大写真(1600x1063)175KB


  2009年2月14日(土)晴  
■■■       日本の裸祭り第90集 「立源寺水行」完成! ■■■
 先ほど、2009年第9作(通算第378作)をアップした。
 
                日本の裸祭り第90集 「立源寺水行」 / 撮影・制作 和田義男

和田義男

  
影・制作:和田義男 


2009年2月10日


OLYMPUS E-30
 
 
12-60mm



1230万画素 1,070枚 2.62GB
 

 5年前に制作した鎌倉・長勝寺の水行の取材で、日蓮宗の百日行という荒行を知った。2月10日は100日の水行が終わった成満(じょうまん)の日で、立源寺では、全国に先駆けて行僧10人と伝師による水行と祈祷会が開かれ、霊験あらたかな加持祈祷が行われた。
 internetを検索していて、偶然、都内にも長勝寺と同様の水行があることを知り、急遽取材を申し入れて、この作品が生まれた。
  このあと、2月15日(日)にも能勢妙見山別院で同様の行事が行われるので、東京では、毎年、この二つの日蓮宗寺院で僧侶による水行を見学することが出来る。
 科学技術が進み、高度情報化時代を迎えた日本の現代においても、文明とはまったくかけ離れた日本仏教という世界の中で、古来から全く変質することなく厳しい寒の水行を続け、心身を鍛えて信者のために奉仕を続ける宗教家がいる。物質文明がもたらした心の空白を満たしてくれる彼らの存在意義は大きい。過去の資産に胡座(あぐら)をかき、安穏(あんのん)と暮らす宗教家も見受けられるが、その対極にあって、自己を厳しい環境に置いて修行を積む人たちは、多くの尊敬を得ることは間違いないことであろう。

★☆★彡

謝 辞

 このたび、立源寺・石井骰N住職初め皆様方のご厚意により、立源寺の半纏をお借りして貴重な祭礼を密着取材し、日本仏教の一端をありのままに撮影して本日ここに発表することができましたことを心より御礼申し上げます。このささやかな作品が日本仏教の理解に多少なりともお役に立ば望外の喜びです。今後の皆様方の益々のご発展を祈念しております。有り難うございました。〈合掌〉 2009.2.14 バレンタインの日

日本の裸祭り第90集  「立源寺水行」

撮影・制作 : 和田義男

    平成21年(2009)2月14日 作品:第9作  画像:(大38+小6)  頁数:4  ファイル数:95  ファイル容量:27.6MB
    平成12年(2000)〜平成21年(2009) 
作品数:378 頁数:1,388 ファイル数:39,046 ファイル容量:6,274MB
  早春の水行の褌の白  北舟 

そうしゅんの そうすいぎょうの こんのしろ

Ascetic Buddhists dashing water in early spring, white are the loincloths.

【編集子が選ぶ一枚】

スプラッシュ!

スプラッシュ!

拡大写真(1800x1350)773KB


  2009年2月13日(金)晴  

■■■ 女性の「ふんどし」 ■■■

 2月13日付け朝日新聞朝刊14面(生活)に「ふんどし」と題する田熊順子さん(奈良市)の随筆が掲載された。

ふんどし

 勝負する時が来た。どうしても成功させたい商談がある。会社の後ろ盾もなく、頼れるのは自分だけ。自分を信じて商談するしかない。気を引き締めるために、何かにすがりたい、と思った。

 そこで思いついたのが、ふんどしだ。最近流行しているという記事も読んだことがある。女性下着メーカーが大阪の直営店で扱っていた。「ふんどしありますか?」尋ねるのも恥ずかしかった。「はい。昨日4色そろいました。プレゼントですか」「はい」そう答えてしまい、一番売れている色を購入した。

 休日に、練習でつけてみた。下着をはくのにこんなに緊張するのは初めて。そんな緊張をほぐすかのように、柔らかい素材が私の肌を優しく包む。赤ちゃんの布おむつはこんな感じかと思った。

 説明書を見ながら無事つけ終える。思ったほど、締め付け感がなく、不便さもない。それどころか、妙に開放感が腰回りに漂う。自分は何て締め付けの強い下着をつけていたのか。自分は自由だと叫びたくなった。

 ふんどしをつけて気を引き締めるどころか、解放感でいっぱい。気分はダレダレである。ふんどしは休日用として、商談には違うもので気合を入れることにしよう。(全文)
 
 この小文は初めて女性が越中褌を着用したときの新鮮な驚きを綴ったもので、とても良く書けている。彼女は気を引き締めて仕事にかかるために、「褌を締めてかかる」という言葉を思い出し、女性用下着メーカーで色物の「ふんどし」を買った。
 彼女が「ふんどし」と呼んで手にしたものは越中褌で、気合を入れるときに締める六尺褌ではなかった。ふんどしにも種類があることを知らない彼女は、ふんどしはとても解放感があるものだと知り、用途を変更して休日に使うことにしたのである。
 静かなふんどしブームが続いていることは知っていたが、女性用下着メーカーが女性用のふんどしを販売しているとは知らなかった。女性も抵抗なしにふんどしを着用する時代が来れば良いと思う。
 「思ったほど、締め付け感がなく、不便さもない。それどころか、妙に開放感が腰回りに漂う。」とはその通りで、着用して初めてその良さが分かる。筆者も大学時代、汗かきで股間に皮膚病を患ったとき、医師に勧められて着用するようになって以来、その快適さから今日まで愛用して40年になるが、今では手放せないものとなっている。
 老若男女を問わず、万人にお勧めしたいが、特に、冷却しなければならないものを持ち合わせている男性には、医学的にも生理的にも理にかなう越中褌が最適である。高温多湿の日本に住むには、これほど優れた健康肌着はない。先人の知恵と経験に感謝したいと思う。

  2009年2月10日(火)晴  
■■■       日本の裸祭り第89集 「黒石寺蘇民祭'09」完成! ■■■
 昨日、2009年第8作(通算第377作)をアップした。
 
            日本の裸祭り第89集 「黒石寺蘇民祭'09」 / 撮影・原作: H. I.  監修 : 和田義男

 H. I.   エッチ アイ

 

お便り大歓迎!

住居:北海道    年齢:43歳   趣味:国内旅行、ドライブ

 

 写真は小学生の高学年頃から少しづつ始め、就職してから一眼レフを購入。一時期ビデオ撮影に変更した時期があったが、ニコンD70を購入してから写真撮影に復帰、昨年はオリンパスE510を追加購入。D70を最近発売されたニコンD90に変更。
 

あとがき

 2月1日(日)の現地は、前日の降雪で結構雪が積もっていました。時折風で松に積もった雪が音を立てて降り注ぐ様子は神秘的な感じで、我々を気持ちよく歓迎してくれているような気がしました。

 当日の参加者は、山内節の長谷川さんが不参加で、何十年も参加している長野県の金沢さんも見かけられず、江戸扇の山本さんは終始見学をしている様子で、少し寂しい思いがしました。

 そして懸案のマスコミは…相変わらず多かったです。昨年の三分の一の人数とはいえそこら中に居ました。
日本テレビのズームインスーパーは、昨年の取り主の菊池さんにインタビューをしていました。

 日曜のためか観客・参加者とも多く、裸参り(夏参り)も盛況でした。旅行ツアーの一団も見かけられ、六尺褌の締め方に苦戦して失笑を買ったりしてました。場所取りをしていませんでしたので、瑠璃壺川での水浴シーンは、人が多くて近づけず、撮影できませんでした。

 柴燈木(ひたき)登りは長谷川さんが不在のため盛り上がりに欠けましたが、地元岩手県の成田さん(30歳前後?)が山内節を歌っており、後継者の予感をさせていました。

 その後数時間経過して、鬼子登(おにごのぼり)から争奪戦へと行事は変わっていきました。薬師堂の格子中央にKUMAさんが上って気勢を上げ、山本さんの代わりに親方から小刀を受け取る役をつとめていましたが、常連さんの引退もあって寂しい感じです。でも30歳前後の新顔の参加者が見られて、今後に期待が持たれます。

 そして、蘇民袋投入、親方の小刀で切り裂く一連の行事ですが、昨年の警察による全裸違法報道でここら辺の対応が変わっていました。従前は親方が全裸のまま小刀を口に咥えて格子から裸男の渦に飛び降り、蘇民袋を裂いていましたが、どうやら蘇民袋が投入される際に3人ほど全裸で裸男の渦に紛れ、中心部分に移動したときに親方が内陣から格子越しに小刀を受け取り、裸男に若干乗りかかり小袋を裂いていました。全裸であるのは分かりますが、大事な部分は見えないようにしていました。

 さて、蘇民袋の争奪戦ですが、以前は佐藤真治さんがある程度抱えて堂内をコントロールしてましたが、昨年の騒動で本人は引退宣言。そんな有様ですので、小間木(こまぎ)が撒かれる前にもみ合い状態でした。その小間木が入った蘇民袋は道路に出る前に結構な数をばらまいておりまして、撮影中の私も取れてしまいました。

 しかし、争奪戦も警察の道路交通規制の解除時間を 06:30 としているためか、役員の話が結構焦って聞こえました。いつものように消防ホースに似たベルトを持ち出して、渦を誘導していました。そして、田んぼに落ちて取り主が決まる訳ですが、今年は、菊池さんが2年連続取り主となりました。

 今年の蘇民祭を見た感想としましては、従来は行事が神秘的な感じだったのですが、運営・参加者の若返り
傾向なのか、あるいは祭りの裏方の動きがよく分かるようになったせいか、イベント的な感じを受けました。
 

★☆★彡

 
 

感動写真集第115集/日本の裸祭り第89集  「黒石寺蘇民祭'09」

 
 

撮影・原作: H. I.  監修 : 和田義男

 
    平成21年(2009)2月7日 作品:第8作  画像:(大23+小2)  頁数:2  ファイル数:56  ファイル容量:10.5MB
   平成12年(2000)〜平成21年(2009) 
作品数:377 頁数:1,382 ファイル数:38,874 ファイル容量:6,234MB
 
  煙たつ柴燈木の上の七日かな  北舟 

けむりたつ ひたきのうえの なのかかな

The seventh day of the year,
Standing on the smoking pile of Hitaki lumber of holy fire.

【編集子が選ぶ名作】

柴燈木登ひたきのぼり の少年

柴燈木登(ひたきのぼり)の少年

2009年黒石寺蘇民祭のポスター
 去年、大勢のマスコミが押し寄せた蘇民祭は、平成21年(2009)は2月1日(日)夜から翌朝にかけ徹夜で開催されたが、そのポスターが話題になった。去年の褌・ひげ面の男の写真が一転して雪の黒石寺本堂の写真となり、褌姿は全く登場しないものになったからである。
 これまでの蘇民祭のポスターは、祭り当日、青年部が経営する蘇民食堂に張り出されているので、全て閲覧できるようになっている。
和田義男

2009年黒石寺蘇民祭のポスターの報道

2009年黒石寺蘇民祭のポスターの報道

記事:日本経済新聞

歴代ポスターを展示した食堂

歴代ポスターを展示した食堂

パノラマ写真(2000x1024)376KB

   それを見る限りは、必ずしも褌一丁の男たちが登場するとは限られていないが、どの絵柄も神秘的な祭祀をアピールするインパクトのあるものばかりだったので、今年は余りにも控えめな絵柄になっている。マスコミが騒ごうが、泰然自若として勇壮な男の裸祭りをアピールして欲しかったと思う。
 とはいえ、混乱を避ける意味で、おとなしい図柄にした気持ちも理解出来る。ポスターがどうであれ、本番の祭りさえ伝統文化を変質させることなく粛々と催行できればそれで良いと思う。
山本さんが載ったポスター
長谷川さんが載ったポスター

        ↓山本さん

         ↓長谷川さん
山本さんが載ったポスター 長谷川さんが載ったポスター

拡大写真(990x1400)195KB

拡大写真(990x1400)252KB

 

親方の工夫

 今年、蘇民袋に切れ目を入れる全裸の親方の登場は、格子から飛び降りる従来の方法を改め、あらかじめ渦の中に入っておき、そのときになると、上半身が見える程度に持ち上げてもらい、内陣から格子を通じて小刀を受け取り、一旦口にくわえた後、そのままの姿勢で麻袋を切開し、下半身が見えないように工夫していた。
 上手くいったので、来年以降もこの方式で行われることになると思われるが、小刀を口にくわえて格子から渦の中心に飛び込むという勇壮なシーンは見られなくなった。一抹の寂しさを感じるが、時代の要請にあわせて儀式のやり方も変えていかざるを得ないのはやむを得ないことだろう。今年は、H. I. さんのお陰で、その模様をお伝えすることが出来たことを嬉しく思う。 2009.2.9 和田義男
  白褌の渦明け方の雪野原  北舟 

びゃっこんの うずあけがたの ゆきのはら

A whirl of white fundoshi loincloths reached to a snowy field at down.

【編集子が選ぶ名作】

雪原に達した裸の渦

雪原に達した裸の渦

拡大写真(1800x1200)319KB


  2009年2月7日(土)晴  
■■■       日本の裸祭り第88集 「四天王寺どやどや'09」完成! ■■■
 先ほど、2009年第7作(通算第376作)をアップした。
 
                日本の裸祭り第88集 「四天王寺どやどや'09」 / 撮影・制作 和田義男

和田義男

  
撮 影

2009年1月14日

OLYMPUS E-30
E-510
 
 
12-60mm 70-300mm


1230万画素 1,900枚 5.01GB

1000万画素  360枚 0.72GB
 
 

 厳寒の季節に褌一丁の裸形になり、力水を頭から被りながら護符を奪い合う「どやどや」は、浪花の新春を告げる風物詩で、観客も多く、見ているだけで元気が出てくる。
 この時期、中学・高校の3年生にとっては受験準備の最後の追い込み期間であり、大事な時機ではあるが、毎年多くの学生が参加していることは、誠に喜ばしい。
 「どやどや」は黒石寺蘇民祭と西大寺会陽と共に日本三大奇祭に数えられるが、混乱を避けるために四天王寺学園と清風学園の男子生徒に限って参加を認めている。
 江戸時代の村人同士のどやどやからは、かなり変質した行事となっているが、奇祭と位置づけられる伝統の裸褌文化が存続していることは、大変素晴らしいことだと思う。一人の装束違反者もなく、六尺褌を紅白に締め分けて護符を争うさまは壮観で、誠に頼もしい限りである。

★☆★彡

 7年前の取材は、僅か300万画素のオリンパス CAMEDIA C-3040ZOOM を使用したものだった。一眼レフデジカメがまだ世に出る前のコンパクト・デジカメだったので、現在の画像と見比べると、明らかに見劣りする。今回の撮影は、約4倍になった画素数に加え、2台のデジカメを使った本格的なものなので、当然といえば当然である。写真はカメラが撮るものというが、まさにその通りだと思う。
 なお、7年前の「四天王寺どやどや」の写真は随分小さいという印象を受けるかもしれないが、当時のinternetは従量制のダイヤルアップ接続が主で、通信速度が極端に遅いため、殆どのサイトは見栄えのしない小さな画像しか掲載していなかったが、それに比べると特大画像を掲載した画期的なものだった。internetの加速度的な進展を思うと感無量で、この先、どこまで進化するのか楽しみである。

日本の裸祭り第88集 「四天王寺どやどや'09」

撮影・制作 : 和田義男

   平成21年(2009)2月7日 作品:第7作  画像:(大41+小3)  頁数:4  ファイル数:102  ファイル容量:27.7MB
   平成12年(2000)〜平成21年(2009) 
作品数:376 頁数:1,382 ファイル数:38,874 ファイル容量:6,234MB

大阪四天王寺で出会ったダロンさんと石舞台でツーショット

大阪四天王寺で出会ったダロンさんと石舞台でツーショット

 
ささやかな国際親善
 
 大阪の地下鉄四天王寺駅を降りて四天王寺に向かう途中でダロン・デイビス Darron Davies というブリスベンからやってきたオーストラリア人と出会った。夏休みに大阪の友人を頼って大阪・神戸・京都・奈良の観光に来日したという。この日は友人は仕事なので、観光案内書で知った「どやどや」見物に一人でやってきたというので一緒に行動することにした。オーストラリア訛りが殆どなく、綺麗な英語をしゃべるので意思疎通もスムーズだった。
 筆者の斡旋で本坊でプレス・パスをもらい、共に石舞台から撮影できたのは大変な幸運で、ご本人も大喜びだった。丁度ブリスベンから留学生2名が清風学園に来ていて、どやどやに参加しており、その偶然にも喜んでいた。このことを隣の読売新聞の女性記者に話すと早速ダロンさんを取材し話題に取り上げるということだった。後日ダロンさんからお礼のメールが届き、ささやかな国際親善に貢献出来た一日だった。〈 完 〉 2009.2.7
  どやどやの御堂を目指す褌衆  北舟 

どやどやの みどうをめざす ふどししゅう

Doyadoya ritual, men of fundoshi loincloths going to the temple.

【編集子が選ぶ一枚】

東から白梵天を持つ白組が登場

東から白梵天を持つ白組が登場

拡大写真(1800x1500)485KB

 
                        
お便りコーナーより抜粋 】

2009年1月17日(土)晴 
Darron Davies  様より

Darron: Thanks re Doya Doya

Hello Yoshio.
Thank you for your kindness at helping me with the press pass at the Doya Doya. I appreciate your friendliness. I hope that your photos were to your satisfaction. I am happy with my photos. I like your website. Here is mine: www.darrondavies.com . Have a lovely day. Feel free to keep in touch. I am enjoying my time in Osaka.
Warm regards Darron


仮訳:
ダロン:どやどやに感謝 よしおさん今日は。どやどやでプレス・パスをとっていただき、ご親切に感謝します。貴方が友好的であることを嬉しく思います。貴方の撮影された写真が満足いくものであることを望んでいます。私も写真が撮れて幸せです。貴方のウェブサイトを気に入っています。私のサイトは www.darrondavies.com  です。

素敵な日をお送り下さい。ご返答には及びません。私は大阪の滞在を楽しんでいます。 草々 ダロン
 
Hello Darron,
Thank you for sending me a e-mail so soon. We were very lucky to meet together at Shitennoji subway station three days ago on the occasion to take photos of Doya Doya ritual at Osaka.
We were both happy to take wonderful photos in the press area on the Ishi-butai ( Stone Stage ) in front of Rokuji-do ( Six O'clock Temple ) where contests for charms were held by men of fundoshi loincloths. I took more than 2000 photos of 12 mega pixels of Olympus E-30.
I attached our two-shot photos on this e-mail. I hope you enjoy your tour to Osaka, Kobe, Kyoto, Nara etc. and get lovely photos and memories. Have nice days. Thank you.


ダロンさんこんにちは。早々にメールをお送りいただき有り難うございました。3日前、大阪のどやどやの撮影の際、地下鉄四天王寺駅で出会えたことは大変幸運でしたね。

褌姿の男たちが護符を争奪する六時堂の前のプレス用の石舞台から素晴らしい写真を撮影出来たことは、幸いでした。私は1200万画素のオリンパスE-30で2000枚以上の写真を撮影しました。

我々のツーショットを添付しました。大阪、神戸、京都、奈良などへの旅を楽しまれ、素晴らしい写真や想い出をゲットされることを祈念しております。佳い日をお過ごし下さい。有り難うございました。
  どやどやの熱気渦巻く褌かな  北舟 

どやどやの ねっきうずまく ふどしかな

Doyadoya ritual, fundoshi loincloths in a whirl of enthusiasm.

【編集子が選ぶ一枚】

白組の熱戦

白組の熱戦

拡大写真(2000x1500)447KB


  2009年2月1日(日)  
■■■       感動写真集第114集 「東北ドイツの旅・下」完成! ■■■
 先ほど、2009年第6作(通算第375作)をアップした。
 
                 感動写真集第114集/特集!旅紀行第81集 「東北ドイツの旅・下」
 
                        撮影・原作 : 小池淳二  監修:和田義男
撮影・原作:小池淳二 (こいけ じゅんじ)

住居:兵庫県明石市

昭和11年(1936)生まれ

趣味:音楽鑑賞 旅行 ウォーキングなどの運動

感動写真集第114集/特集!旅紀行第81集 「東北ドイツの旅・下」

   平成21年(2009)2月1日 作品:第6作  画像:(大61+小4)  頁数:5  ファイル数:139  ファイル容量:32MB
   平成12年(2000)〜平成21年(2009) 
作品数:375 頁数:1,378  ファイル数:38,783 ファイル容量:6,211MB
あとがき
 ポツダム、ドレスデン、マイセン、ライプティッヒ、クベトリンブルクの旧東独の町々の美しさは、ゴスラー、ヒルデスハイム、ハノーファー、ブレーメン、ハンブルク、リューベックの西側の町にひけをとらず、毎日が予想外の夏日で晴天という満足の旅でした。
 たまたま和田フォトギャラリーの和田さんの南ドイツの旅と同時期になり、写真集の編集では、また和田さんに迷惑をおかけしました。この拙作が読者の方々のドイツ理解に多少なりとも役立てば幸甚です。

★☆★彡

旅を三度楽しむ
 旅をする度に思うことですが、事前に準備をして出発日を待ちわびていても終るのはアッと言う間です。それでも私にはまだ楽しみの続きがあるのです。以前に和田フォトギャラリーで「ネパール感動の旅」をアップしていただいた時に、「私は、現地で使いそうな簡単な言葉を手持ちの手帳にカタカナでメモしておき、ちょっとでも現地の人と交流するように心がけている。」と書きました。そうすることにより、その国の印象が強く残り、楽しみが残るからです。
 それ以外にも旅の前には、旅先の国の歴史、風俗、地理、産業、文化などを本で勉強し、土地の音楽を聞いて楽しみます。今回は、歴史などの本以外にトーマス・マンの「トニオ・クレーゲル」や「マリオと魔術師」を読みました。旅先のリューベックがマンの生まれ育った場所だからです。音楽はライプティッヒゆかりの大バッハのオルガン音楽、ハンブルク生まれのブラームスのヴァイオリン・コンチェルト、メンデルスゾーンなどを聞いていきました。これにより旅への期待は大きく膨らみます。
 旅を楽しんだあとは、写真の整理です。私のデジタル・カメラ暦は短いのですが、銀塩カメラ時代からもアルバム製作を楽しんでいました。写真の説明や土地の印象などを残すのも楽しみです。バッハの「トッカータとフーガ」などを聴きながらアルバムを見るのも楽しみです。
 いつも同行する妻は「お父さんは、旅の楽しみが長くていいわね。」とひやかしますが、旅の記憶も妻の3倍くらいはあるでしょう。和田フォトギャラリーで紹介されるようになって楽しみは更に増加しました。
  緑陰に木組みの家の白きあり  北舟 

りょくいんに きぐみのいえの しろきあり

A timberwork house being white in the shade of trees.

【編集子が選ぶ名作】

緑の中の白い家

緑の中の白い家

拡大写真(1600x1200)332KB

ドイツの旅によせて
 2008年の初夏、偶然にも我々夫婦が南ドイツを旅しているとき、小池ご夫妻も東北ドイツを旅されるという幸運が重なった。そのお陰で、ドイツ編は主な観光地を殆ど網羅し、「南ドイツの旅/上・中・下」と「東北ドイツの旅/上・下」をあわせると27頁・画像424枚という空前の大作となった。
 小池さんのこの作品は、前作の「ネパール感動の旅」に続く大作で、オリンパスの一眼デジを駆使し、素晴らしい光景を多数切り取っておられ、一段と腕を上げておられる。
 特に、和田流を実践して頂き、同じ被写体のそばを通る毎に何度も撮影されておられるので、最初は逆光で、「これでは・・・」と思っていても、次ぎに良いものがあり、中にはどれを採用するか迷うものもあった。
和田義男
 ドイツ編を終わって感じたことは、名所旧跡となると、圧倒的に教会が多く、町に入るたびに似たような教会が登場し、しまいにはうんざりしてくる。世界遺産やエピソードのあるものは採用したが、そうでないものは適宜割愛させていただいた。
 小池さんもそれを感じておられ、川や港、子供たちや自転車といった観光対象ではないものにもカメラを向けておられる。それを採用することで、多少なりとも変化をつけることができた。
 ドイツはどこを旅してもラットハウス(市庁舎)のあるマルクト広場(市場)を中心とした美しい町並みが広がる。ドイツ人は科学技術が優秀であるだけでなく、秩序だった美しさを愛する感性にも優れたものがある。宮廷や教会、社交界などの活躍の場と貴族や資産家のバックアップがあることが幸いし、ベートーベンやバッハといった巨匠と呼ばれる音楽家たちが多数輩出した背景がよく分かった。 〈 完 〉 平成21年(2009)2月1日 和田義男
  千年の薔薇の涼しき大聖堂  北舟 

せんねんの ばらのすずしき だいせいどう

A great church, roses of one thousand years look like cool.

【編集子が選ぶ名作】

聖マリア大聖堂に咲く樹齢千年の薔薇(野バラ)

聖マリア大聖堂に咲く樹齢千年の薔薇(野バラ)

拡大写真(1200x1600)464KB


  1月/上 1月/下 2月 3月

目次

  フォトギャラリーへ 特集!旅紀行目次へ 世界の名城 感動写真集目次へ  
旅紀行ジャパン目次へ   多摩川紀行
旅紀行日本の祭り 旅紀行日本の裸祭り 旅紀行日本の花目次へ
Wa☆Daフォトギャラリー

今 日

 和田フォトギャラリー

昨 日

 Copyright (C) 2000-2009 Yoshio Wada. All Rights Reserved. 
ホームページお知らせお便りコーナー俳句・海の風景ホームページ奮闘記作者のプロフィール