ホームページお知らせお便りコーナー徒然日記俳句・海の風景ホームページ奮闘記作者のプロフィールリンク
 

Wa☆Daフォトギャラリー

 特集!旅紀行

2008年3月24日改訂

今 日

昨 日

ヒマラヤの神の雪座の燃ゆるごと   北舟

拡大写真(1800x1250)184KB

The snowy seats of Himalayan Gods look like burning.

2008年3月23日制作

 ドルチェ・ラクパ(6,966m)のアルペングロー

                    ドルチェ・ラクパ(6,966m)のアルペングロー(ナガルコット/ネパール)

ネパール国旗

ネパール感動の旅

ナガルコット

撮影・原作:小池淳二

はじめに
 平成19年(2007)12月19日(水)から25日(火)まで、阪急旅行の「大自然ネパール感動の旅 7日間」に参加した。霧に悩まされたが、世界最高峰のサガルマータ(エベレスト)(8,848m)を初め、ヒマラヤ山脈の眺望をたっぷりと楽しむことが出来た。

カトマンズのトリブバン国際空港に到着したタイ航空機

カトマンズのトリブバン国際空港に到着したタイ航空機

拡大写真(1600x900)156KB

 初日の12月19日(水)は、正午頃に関西国際空港を出発、タイのバンコクに午後3時半頃到着。バンコク市内に一泊したあと、翌20日(木)午前11時頃バンコクを出発、午後1時頃ネパールの首都カトマンズのトリブバン国際空港に到着した。

空港から見えたガネーシュ・ヒマール(7,406m)

 

ガネーシュ・ヒマール↓

空港から見えたガネーシュ・ヒマール(7,406m)

 空港からツアーバスに乗り、ヒマラヤを望む町・ナガルコットへ向かった。この日は快晴に恵まれたお陰で、雄大なヒマラヤを堪能。午後3時半頃、ヒマラヤの絶景を満喫できる「ヒマラヤ・クラブ」ホテルに到着し、一泊した。

ネパールの地図

ネパールの地図

拡大写真(1284x828)426KB

ネパール NEPAL
 北海道の約2倍の国土に2,700万人が暮らすネパールは南アジアの王国で、首都はカトマンズ。ヒマラヤ山脈の南側のふもとに位置し、北を中華人民共和国に、西と南をインドに、東をインド・シッキム州に接する。インドと交流があり、釈迦はネパールのルンビニで生まれ、ネパールから仏教が広まった。

ネパールの地図(拡大)

ネパールの地図(拡大)

 ネパールは30以上の民族からなり、各民族はインド系、チベット系、中央アジア系の3つの系統に分かれる。主な民族は、ネワール族、グルン族、マガリ族、タマン族、ライ族、リンブー族、シェルパ族など。

山村とランタン・リルン(7,234m)

山村とランタン・リルン(7,234m)

拡大写真(1600x1200)366KB

 宗教はヒンドゥー教が86%、ルンビニを釈尊の生誕地とする仏教は少数派で、わずか8%しかない。イスラム教やキリスト教の信者も少数ながら存在する。

孤高のランタン・リルン(7,234m)

孤高のランタン・リルン(7,234m)

拡大写真(1800x940)218KB

 エベレストをはじめとした8,000m級の高峰をかかえ、国土の多くがヒマラヤ山脈に存在する。そのためインドに面した南部の低地を除き、平地が少なく、高山気候となっている。山間部では、見事な棚田や段々畑が広がる。

見事な棚田のある村

見事な棚田のある村

拡大写真(1600x1200)370KB

サロード独奏 ネパール民謡 「ターラ」
Sarod Solo: Folk Tune of Nepal  "Tãla"
サロード sarod  

 

 

 ネパールの音楽は、二つのタイプに分かれる。ひとつはプロによる徹底的に洗練された古典音楽であり、もう一つは村人たちの間で愛唱される歌と踊りのフォーク・ソングである。
 最初は、プロの演奏する古典音楽の紹介で、BGMに流れる曲は、サロード独奏によるネパール民謡「ターラ」である。シタール、サロード、タブラーといえば北インド音楽であり、ヒンドゥー・スタイニー音楽である。
 しかし、ネパール人の演奏によるこの曲は、有名なネパール民謡の旋律を駆使し、ネパールの伝統の調べを見事に奏でている。

ナガルコットの丘から見るヒマラヤ山脈

ナガルコットの丘から見るヒマラヤ山脈

拡大写真(1800x940)250KB

ナガルコット NAGARKOT
 カトマンズの東方約35Km、車で1時間半ほどのナガルコットは、小さなバザールがあるほかは森林に包まれた静かな丘陵で、標高2,100mの丘の上からは、東西200kmに渡って連なる白いヒマラヤ山脈を望むことができる。

ガネーシュ・ヒマール(7,406m)

ガネーシュ・ヒマール(7,406m)

拡大写真(1600x1050)214KB

クラブ・ヒマラヤ・ナガルコット・リゾート
Club Himalaya Nagarkot Resort
 宿泊したホテルは「クラブ・ヒマラヤ」で、ナガルコット最高級のホテル。全室にバルコニーが付いており、ヒマラヤの日の出が眺められる。屋上には展望台があり、ヒマラヤ・ビューが素晴らしく、とても人気がある。

宿泊した「ヒマラヤ・クラブ」ホテル

宿泊した「ヒマラヤ・クラブ」ホテル

ヒマラヤ山脈 Himalayan Range
 「世界の屋根」と呼ばれるヒマラヤは、インド亜大陸とユーラシア大陸の衝突により生じた地球の巨大な皺(しわ)である。東西2,400km、南北250km、ブータン・中国・チベット・ネパール・インド・パキスタンに股がる大山脈で、日本列島がすっぽりと収まってしまうという広大なエリアである。

ナガルコットの山村とガンチェンポ(6,387m)

ナガルコットの山村とガンチェンポ(6,387m)

拡大写真(1600x1200)386KB

 ヒマラヤとはサンスクリット語で「雪の住家」の意。地球上で最も高い8,000m峰14座全てがヒマラヤに位置する。付属峰も含めるとヒマラヤには7,000m級の山々が100以上も存在する。万年雪が真白に輝き、天空に屹立する姿は「神々の座」 と崇められ、今も昔も世界中の人々の感動とロマンをかき立ててくれる。

ガンチェンポ(6,387m)の勇姿

ガンチェンポ(6,387m)の勇姿

拡大写真(1600x1200)310KB

ナガルコットの山村とドルチェ・ラクパ(6,966m)

ナガルコットの山村とドルチェ・ラクパ(6,966m)

拡大写真(1600x1200)452KB

 ヒマラヤ山脈は、いずれも最大級の大河であるインダス川、ガンジス川、ブラマプトラ川、長江の水源となっており、このヒマラヤ水系には約7億5千万人の人々が生活しているという。

ドルチェ・ラクパ(6,966m)のアップ

        ドルチェ・ラクパ↓         ↓カルジェン・ピーク(6,700m)

ドルチェ・ラクパ(6,966m)のアップ

拡大写真(600x1200)375KB

日本列島に恵みの雨をもたらす「梅雨」は、このヒマラヤ山脈が要因となっていることは意外と知られていない。

フルビ・チャツ(6,650m)

フルビ・チャツ(6,650m)

拡大写真(1600x1050)303KB

 巨大なヒマラヤ山脈は、何万年もの間、人々の交流を妨げる障壁となった。 特にインド亜大陸の民族と中国・モンゴルの民族が混ざり合うのを妨げ、これらの地域が文化的、民族的、言語的に非常に異なっている直接の原因となっている。 ジンギスカンは、ヒマラヤ山脈のために帝国を亜大陸に拡大することができなかった。

ガウリシャンカール(7,134m)

ガウリシャンカール↓                 ↓チョーオユの尖峰(8,201m)

ガウリシャンカール(7,134m)

拡大写真(1800x1350)193KB

 ネパールはインドと文化的なつながりが強く、中国文化圏との共通性はほとんど無い。 ヒマラヤ地域に広く分布するチベット民族は顔つきこそモンゴロイドだが、中国文化圏とインド文化圏ともに関連性が少なく、独特の文化圏を形成している。

ナガルコット村とフルビ・チャツ(6,650m)

               フルビ・チャツ↓                                          ↓尖峰チョバ・バムレ(5,970m) 

ナガルコット村とフルビ・チャッツ(6,650m)

拡大写真(1600x1200)391KB

 ヒマラヤ山脈の急峻な地形と厳しい気候によって、孤立した地域が生まれ、独特の文化が育まれた。これらの地域では、現代でも交通の便が悪いため、古い文化・習慣が根強く残っている。

パノラマのヒマラヤ山脈(ナガルコットの丘)

         ↓ランタン・リルン                             ↓ガンチェンポ             ↓ドルチェ・ラクパ                

パノラマのヒマラヤ山脈(ナガルコットの丘)

パノラマ写真(7200x820)738KB

タルチョはためく丘
 ナガルコットの丘の上の展望台には、タルチョがはためいていた。タルチョとは経文が印刷された祈祷旗のこと。風にはためくごとに、仏法が世界中に広まるとの信仰がある。5つの色は物質の五大(五元素)を表すという。

チベット仏教の五色旗タルチョと日没

チベット仏教の五色旗タルチョと日没

拡大写真(1600x1200)112KB

感動の山頂光アルペン・グロー
 太陽が西に沈む頃、待望の夕焼けがはじまり、ナガルコットの丘の上の展望台からは、北方に連なるヒマラヤ山脈の雄大な山頂光を観測することができた。言葉を失うほどの美しさで、これだけでネパールに来た甲斐があると思った。

雄大なヒマラヤのアルペングロー(山頂光)/ナガルコットの丘

                      ↓ガンチェンポ(6,387m)                ↓ドルチェ・ラクパ(6,966m)                

雄大なヒマラヤのアルペングロー(山頂光)/ナガルコットの丘

パノラマ写真(3250x950)173KB

ドルチェ・ラクパ(6,966m)のアルペングロー

ドルチェ・ラクパ(6,966m)のアルペングロー

拡大写真(1800x1250)180KB

  ヒマラヤの神の雪座の燃ゆるごと  北舟 

ひまらやの かみのせつざの もゆるごと

The snowy seats of Himalayan Gods look like burning.

ガンチェンポ(6,387m)のアルペングロー

ガンチェンポ(6,387m)のアルペングロー

拡大写真(1800x1300)182KB

ランタン・リルン(7,234m)のアルペングロー

ランタン・リルン(7,234m)のアルペングロー

拡大写真(1800x870)76KB

感動のアルペングローを堪能した後、ホテルで楽士たちによる民俗楽器の生演奏を聴きながら、夕食を取った。

民俗楽器の演奏/「クラブ・ヒマラヤ」ホテル

民俗楽器の演奏/「クラブ・ヒマラヤ」ホテル

拡大写真(1600x1200)374KB

Wa☆Daフォトギャラリー

今 日

 和田フォトギャラリー

昨 日

 Copyright (C) 2000-2008 Yoshio Wada. All Rights Reserved. 

ホームページお知らせお便りコーナー徒然日記俳句・海の風景ホームページ奮闘記作者のプロフィールリンク