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玉前神社浜垢離 |
千葉県長生郡一宮町 玉前神社 冬夏二回 最新:2013年1月27日(日) |
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上総一ノ宮・玉前(たまさき)神社では、2010年から冬の大寒禊と夏の夏越禊を続けています。Wa☆Daフォトギャラリー
は、スタート時より途切れることなく取材を続けると共に、大寒禊・夏越禊ともに全国連和田グループを組織して参加しています。 |
2013年1月27日(日)の第七回大寒禊では、和田グループ第七期7人が参加しました。これからもこの新しい伝統の裸祭の発展をフォローし、撮影を続けてゆくと共に、全国から参加者を募集し、模範的禊集団として参加することにしています。 |
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▲ スライドショーCD写真集「玉前神社浜垢離」 の画像は4年分7回604枚、上映時間は52分と長編です。(1枚2000円 リピーター価格:1枚1500円)画像は4年分7回604枚、上映時間は52分と長編です。(1枚2000円 リピーター価格:1枚1500円) 日本の祭りCD・DVD写真集 |
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YouTube 玉前神社浜垢離(抜粋縮小版) |
↓画像をクリックするとスライドショー動画が始まります。 |
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はじめに |
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平成25年(2013)1月27日(日)、千葉県長生郡一宮町(ちばけん・ちょうせいぐん・いちのみやまち)に鎮座する上総国一ノ宮(かずさのくに・いちのみや)「玉前神社(たまさきじんじゃ)」の第4回大寒禊(だいかんみそぎ)(通算7回目の浜垢離)が九十九里浜(くじゅうくりはま)一宮(いちのみや)海岸で行われ、厳寒の中、神職2人、女性2人を含む26人が禊を行ったので、密着取材した。
玉前神社公式ホームページ |
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【凡例】 ▲:上の画像の説明文 ▼:下の画像の説明文 〈画像の左クリック〉:別窓に拡大写真を表示 |
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資料:Google マップ |
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大寒禊の会場となった一宮海岸の九十九里浜(くじゅうくりはま)は、千葉県房総半島東岸にある刑部岬(ぎょうぶみさき)(旭市)から太東埼(たいとうさき)(一宮町)までの全長約66kmの太平洋に面する海岸で、「日本の白砂青松100選」と「日本の渚百選」に選ばれた雄大かつ風光明媚な海岸である。 |
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古名は玉浦(たまうら)(玉の浦)であるが、源頼朝の命で6町を1里*として、1里ごとに矢を立てたところ、99本に達したという伝承から、「九十九里浜」といわれるようになったとの説が知られている。 |
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*【6町を1里】
36町を1里とする現在の日本の尺貫法では、66kmは17里弱となる。このことから長く続いている浜なので九十九里といったとの説もある。しかし、古くから用いられていた長さの単位の1里は6町(1町は約109m)で、109m×6町×99里=約64.7kmとなり、実際に約九十九里となるので、有力な説となっている。
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資料:Google マップ |
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千葉県 |
長生郡 |
一宮町 |
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▲ 約23km2の町域に約12,000人が暮らす一宮町は、千葉県東部太平洋側のほぼ中央、九十九里浜と九十九里平野の最南部に位置する。北部を一宮川が東西に横断して太平洋に流れる。 |
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西部は房総丘陵の端部で山林に長く深い谷津が伸び、農業用水用の溜池が点在している。その他の町域は、ほとんどが九十九里平野の沖積平野となっている。東部の太平洋岸は九十九里浜の砂浜海岸である。JR東日本外房線と国道128号が町域中央をほぼ南北に縦貫しており、中心市街地は外房線上総一ノ宮駅周辺に広がっている。 |
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細田横穴群や柚ノ木横穴群などが確認されている地域で、鎌倉時代、玉前(たまさき)神社が上総国の一宮であったことから、一帯を一宮庄(いちのみやしょう)と称されるようになり、玉前庄(たまさきしょう)の一地域として栄えた。 |
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朝の玉前神社 2013.1.27 08:20
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上総国一ノ宮 |
玉前神社 |
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▲ 豊玉姫尊*(とよたまひめのみこと)を祀る玉前神社は、平安時代には延喜式内名大社に列せられ、上総国の一ノ宮として歴史と伝統を誇る神社である。鎌倉時代には、源頼朝が妻政子の懐妊に際し、安産を祈願したことが伝えられている。 |
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江戸時代には、房総半島の東端に位置することから、江戸から巽巳(たつみ)の方角(南東)に鎮まる神社として正月の恵方参り(えほうまいり)が盛んに行われたという。 |
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*古事記では豊玉毘売・豊玉毘売命(トヨタマビメ)、日本書紀では豊玉姫・豊玉姫命(トヨタマヒメ)と表記する。海神・綿津見神(海若)の娘。天孫・邇々芸命が大山津見神の娘木花佐久夜毘売との間にもうけた火遠理命(=山幸彦)と結婚し、鵜茅不合葺命(ウガヤフキアイズノミコト)を生む。 |
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資料:玉前神社社務所 |
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上の資料は玉前神社による第4回大寒禊の募集広告である。2枚の写真は、平成23年(2011)6月19日(日)に九十九里釣ヶ崎海岸(玉之浦)で行われた第2回夏越禊(通算第4回禊)で撮影し、玉前神社夏越禊'11として発表した下の写真の白黒版で、大変光栄に思う。 |
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磯波寄する太平洋 2011.6.19
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平成24年(2012)1月22日(日)に行われた「第3回大寒禊」(通算第5回目の禊)では、事前に当サイトで参加を呼びかけた結果、全国から16人の応募があったが、荒天のため欠席者が相次ぎ、茨城、群馬、埼玉、東京、神奈川から参集した12人(新人1人)が禊に参加し
、玉前神社大寒禊'12 として発表した。 |
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今回も開催に先立ち、Wa☆Daフォトギャラリーに
第4回玉前神社大寒禊のご案内 を掲示して和田グループ第七期を募集したところ、今回から受付時刻が午前8時半から9時までと、従来より1時間半も早まったため、間に合わない人が続出し、今回は、申込者8名、参加者7名(うち新人2名)と激減した。(次回から受付開始時刻を午前10時に戻してもらうようにお願いしている。) |
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当日、筆者はJR青梅線青梅駅04:35発の一番電車に乗り、JR御茶ノ水駅06:13発→総武線→千葉駅07:05着 千葉駅07:10発→外房線→上総一ノ宮駅08:02着
の新ルートで現地入りした。 |
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全国連和田グループ7期参加者全員に名簿と共に進呈したCD |

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和田グループ第7期7名は、斎館で参加費500円と直会会費2000円を納入した後、ミーティングを実施し、全員に名簿と共に第6回までの写真458枚を収納したスライドショーCDを進呈した。 |
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▼ 総勢24名の参加者たちは、斎館から参集殿(さんしゅうでん)に移動し、お払いを受けたあと、玉串を献上して参拝。最後に栗原宮司の歓迎の挨拶が行われ、御神酒が振る舞われた。プログラムでは開講式とある。 |
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参加者代表による玉串奉奠(たまぐしほうてん)は、3名となり、和田グループから新尺俊勝世話役(
7回目 茨城県土浦市 52歳)と松本高明さん(5回目 神奈川県川崎市 48歳)が女性参加者とともに選ばれた。 |
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栗原崇次宮司と御園生義輝総代長による |
玉串奉奠 |
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参集殿での参拝後、斎館に戻り、国旗拝礼、国歌斉唱、道彦(みちひこ)(禊指導者)の富越脩権禰宜による錬成講習、一宮町南消防署による救命講習が行われた。 |
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道彦 |
による |
鳥船 |
の練習 09:53 |
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救命講習が終わった後、男性参加者たちはその場で越中褌や鉢巻を締め、禊の身支度を整えた。一般参加者で褌の締め方が分からない人がいたので、和田グループの長谷川昇司世話役が指導する一幕があった。女性参加者2名は、別室で白衣に着替えた。 |
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だいかんに しめるふんどし はまみそぎ |
Naked water purification at beach, wearing fundoshi loincloth in
the coldest season. |
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今まで褌・鉢巻は、参加費1000円の中に含まれていて全員支給されていたが、今回から褌・鉢巻は持参のものを使うことになり、参加費は500円となった。持っていない人は、500円の初穂料を納めて「ふんどし・はちまきセット」をいただくことになった。 |
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▼ 鉢巻は、晒を切り出したものではなく、玉前神社の神紋や文字が入った立派なもので、500円はする。巫女手縫いの褌とあわせて500円ならとても安い。 |
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ふんどし・はちまきセット(500円の初穂料)と大祓詞
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大祓詞(全員に配付) |
鉢 巻 |
巫女手縫いの越中褌 |

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拡大写真(2000X2000)477KB |
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参加者たちは、斎館で上着をはおり、神社へは戻らないので手荷物一切を持ち、神社裏手の駐車場からシャトルバスに乗り、午前10時半頃、一宮海岸の斎場に向かった。 |
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シャトルバスに乗って一宮海岸の斎場に向かう 10:32
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