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みそぎ二日目 2010.1.14
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▼ 「寒中みそぎ祭」二日目も雪が降ったり止んだりの冬模様。除雪された佐女川神社参道もうっすらと雪が積もり、轍(わだち)の跡が見える。参道の両側にはアイスキャンドル(氷灯籠)が並べられ、ライトアップされた本殿や緑の木々が雪国の幻想的な情景を彩っていた。 |
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アイスキャンドルが並べられた佐女川神社参道 2010.1.14
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▼ 円筒の氷柱の中に閉じこめられたアイスキャンドルと呼ばれる小さな蝋燭の火が川のようになって佐女川神社へと誘う。鳥居の先に、まるで別天地のような社殿が明るく輝く。 |
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▲▼ 2日目の1月14日は、「寒中みそぎ祭」にあわせ、「寒中みそぎフェスティバル」が開催され、町内外の家族連れが三々五々アイスキャンドルに誘われた参道を通ってライトアップされた佐女川神社にお参りした。 |
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資料:木古内町観光協会 |
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▼ この日はJR木古内駅前近くに設けらた「みそぎひろ場」から佐女川神社までの「みそぎロード」に篝火(かがりび)が焚かれ、「寒中みそぎフェスティバル」の開会式のあと、関係者と一般町民が提灯を片手にみそぎロードを佐女川神社まで行列した。 |
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ライトアップされた雪中の |
佐女川 |
神社本殿 |
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▼ みそぎ太鼓は、「寒中みそぎ祭」の伝承と、その神事を荘厳にするための一つとして生まれた。曲の構成は、四柱のご神体に因んで「別当」「稲荷」「山の神」「弁財天」の4章からなり、勇壮且つ繊細な響きを奏でている。 |
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メンバーの大半が小さな子どもを含む少年少女であり、幼いころから祭りに関わることから、将来の「寒中みそぎ祭」の立派な後継者に育つことが期待されている。 |
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こゆきまう みそぎだいこの はつらつと |
Light snow dancing, vivid sounds of Misogi drum. |
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▼ みそぎ囃子は、みそぎ太鼓とともに、神事を華麗に荘厳するために生まれた。みそぎ太鼓の音を背に、重々しくも清雅な舞いは、神々を迎え讃えるにふさわしい。太鼓と同じく「別当」「稲荷」「山の神」「弁財天」の4章からなり、それぞれ静と動が巧みに表現されている。 |
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▼ 写真下はみそぎ口上で、佐女川神社の氏子総代が裃・一文字笠の盛装で「みそぎ祭」の由来を厳粛に語った。 |
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▼ この日はすでに早朝から何度も「みそぎ」を行っているが、多くの見物人が見守る中、明日の本番に備えて一段と厳しい修行を行うという決意が体中から伝わってくる。 |
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▼ 「寒中みそぎフェスティバル2010イベント紹介」のパンフレットでは、「みそぎ」を「水ごり」という表現に統一していた。水ごり(水垢離)は水を浴びることで、「垢離(こり)を取る」ともいい、「みそぎ(禊)」と同じ意味である。ちなみに、垢離は純粋の大和言葉で、日本独自の風習である。 |
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▼ 寒さのため、みそぎ用の清水を溜める木製の水槽の外側にかけられた注連縄に氷柱(ツララ)ができている。 |
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しめなわに つららのさがる かんみそぎ |
Midwinter ablutions, icicles hanging on a sacred straw rope. |
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▼ 桶の冷水を一気に何杯もかける「みそぎ」の他に、この日は頭の上から時間をかけて少量づつかけていく「みそぎ」も行われた。これも大変辛い修行である。 |
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▼ 小雪が舞うなか、防寒衣を着た大勢の見物客の前で、山の神がみずから何度も頭から冷水をかぶる「みそぎ」を続けた。その間、仁王立ちの行修者は、歯を食いしばってじっとしていた。 |
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みずから何度も頭から冷水をかぶる |
山の神 |
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身体を真っ赤にして本殿に戻る |
別当 |
の平野嘉栄さん |
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かんごりや あかごのごとき あかはだか |
Midwinter ablutions, the naked
body being red like a baby. |
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同じく歯を食いしばって本殿に引き返す山の神の竹田峻輔さん
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