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 感動写真集

2009年2月23日改訂

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♪山伏/邦楽囃子

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初春や香水棒の僧踊り   北舟

2008年3月13日制作

二人の僧侶が香水棒で舞う「開白」

二人の僧侶が香水棒で舞う「開白」(成仏寺修正鬼会/大分県国東市)

国指定重要無形民俗文化財

成佛寺修正鬼会

四方固

 
修正鬼会差定しゅしょうおにえさじょう
 
 本堂の一角に「修正鬼会差定」が張り出されていた。差定(さじょう)とは臨時に諸役に当るべき者を差し定めたことを通達する文書で、役割分担表である。鬼会は多くの寺院の協力によって成り立っていることが分かる。

修正鬼会の分担表

修正鬼会の分担表

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伽 陀かだ
 
 午後8時45分頃から本堂で「伽陀(かだ)」が始まった。座ったままで仏の徳を讃えるもので、声明*(しょうみょう)を節をつけて唱える。
  *声明仏典に節をつけたもので、儀礼に用いられる宗教音楽  
着座讃ちゃくざさん の「 伽陀かだ 」 20:45

着座讃の「伽陀」

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初 夜しょや
 

「初夜」は、初夜導師が諸仏に一切の所願を祈念するもので、「謹んで守護せん」と唱える。

諸仏に一切の所願を祈念する「初夜」 20:55

諸仏に一切の所願を祈念する「初夜」

 
佛 名ぶつみょう
 

「佛名(ぶつみょう)」は、導師が賢却千仏(げんごうせんぶつ)(現在の千仏)名を唱えて祈念する。

千の仏名を唱えて祈念する「 佛名ぶつみょう  21:00

千の仏名を唱えて祈念する「佛名」

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法咒師ほずし

「法咒師(ほずし)」二師が各々香水棒(こうずいぼう)・刀・鈴を持ち、諸天の真言(しんごん)を唱えて、祈念する。

法咒師ほずし 」 21:20

「法咒師」

 
神 分しんぶん
 

 神分(しんぶん)バヤシをバックに、院主が務める神分導師が神々の威光増益のために神分経を読誦し、国家安穏・五穀成就・息災延命を祈願する重要な法要。

楽師がくし による「 神分しんぶん 」バヤシ 21:30

楽師による神分バヤシ

燃え盛る 大松明オーダイ  / 小休止

燃え盛る大松明(オオダイ) / 小休止

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荒鬼役の 藤園俊道ふじぞのしゅんどう 東光寺とうこうじ 住職
 神分(しんぶん)のあと休憩に入ったが、今回、密着取材させて頂いた荒鬼(あらおに)役の藤園俊道(ふじぞの・しゅんどう)さん(45歳)の姿が見えた。藤園さんは国東市安岐町の瑠璃光寺のご子息で、現在、杵築市(きつきし)の東光寺(TEL:0978-68-9800)住職をされている。国東市国東町の文殊泉寺(もんじゅせんじ)住職の後継者として鬼役に抜擢されたという。
白衣で現れた荒鬼役の 藤園俊道ふじぞのしゅんどう 東光寺住職

白衣で現れた荒鬼役の藤園俊道東光寺住職

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米 華まいけ 開 白かいびゃく
 休憩後から立役(たちやく)(立って行う行事)となる。「米華(まいけ)」は吉祥天に五穀成就を祈願するもので、下駄履きの二僧が踊った後、米藁(こめわら)を撒き、五穀豊穣を祈る。「開白(かいびゃく)」は諸仏諸天に祈念し、香水棒(こうずいぼう)を持って法舞(ほうぶ)する。
   米華と開白の間に、ヒル玉、ミル玉と呼ばれる餅撒きが行われる。50個ほどなので、全員に行き渡らないが、これを拾った人は一年間の良運がもたらされるという。  
二人の僧侶が香水棒で舞う「 開 白かいびゃく 」 22:20

二人の僧侶が香水棒で舞う「米華」

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香 水こうずい
 

二人の僧侶が香水棒を持って激しく法舞し、仁聞(にんもん)菩薩の難行と六郷満山建立成就の様相を表す。

  初春や香水棒の僧踊り  北舟 

はつはるや こうずいぼうの そうおどり

二人の僧侶による「 香 水こうずい 」 22:25

二人の僧侶による香水

 
四方固しほうがため
 

 院主と長老の僧が四天王を奉請。東西南北を結界して堂内に魔物が侵入できないようにする。

二人の僧侶による「 四方固しほうがため 」 22:30

四方固

鈴 鬼すずおに

男女の鬼面を付け、鈴と五色のゴヘイ(御幣)を持って九種の法舞を行う。白い面が女の鬼。最後に鬼を招く。

男女の鬼面をつけて舞う 鈴 鬼すずおに 」 22:40

男女の鬼面をつけて舞う「鈴鬼」

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黒い面を付けた男の鬼

黒い面を付けた男の鬼

白い面を付けた女の鬼

白い面を付けた女の鬼

荒 鬼あらおに

 鐘がたたかれ、肌色の特殊な襦袢(じゅばん)と股引(ももひき)の上に縄で縛られた鬼役の三人の僧が寺の敷地内の別棟から本堂まで順次カイシャク(介錯)におぶされて登場し、仏前に正座する。

 
介 錯カイシャク におぶされて登場した三鬼 22:50

カイシャク(介錯)におぶされて登場した三鬼

 草で頭を飾りつけ、須弥壇(しゅみだん)に置かれていた鬼面をかぶり、院主から酒を吹きかけられると、鬼となり、九字を切って荒鬼秘法飛行を行い、勢い良く庭に飛び出してゆく。一鬼に二人のカイシャク(介錯)がつく。

 
黒い鬼面の 鎮 鬼しずめおに

黒い鬼面の鎮鬼

 一番鬼(赤) 災払鬼(さいばらおに)・・愛染明王(あいぜんみょうおう)の化身という。
 二番鬼(赤) 荒 鬼(あらおに)
・・・不動明王(ふどうみょうおう)又は仁聞(にんもん)の化身ともいう。
 三番鬼(黒) 鎮 鬼(しずめおに)
・・講堂本尊・千手観世音菩薩。

 

院主が酒を吹きかける鬼招き

院主が酒を吹きかける鬼招き

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