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55 コゲラ |
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2007.12.30 / 横浜市戸塚区舞岡公園 |
赤く熟したマユミの実に来た姿ですが、この時コゲラのオスの頭に在ります赤い羽毛を撮影できました。 |
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コゲラ(小啄木鳥、小啄木 学名:Dendrocopos kizuki or Picoides kizuki ):キツツキ目キツツキ科の鳥。英名は
"Japanese Pygmy Woodpecker" で、日本にいる小さなキツツキの意。学名の内、種名の「kizuki」は、本種を記録した時の標本の採集地が豊後の杵築(大分県杵築市)だったことからつけられた。 |
全長15cmほどで、スズメと同じくらいの大きさ。日本に生息するキツツキとしては最も小型である。雌のほうがやや大きい。灰褐色と白のまだら模様の羽色をしている。南方に分布するものほど体色が濃くなる傾向がある。雌雄の羽色の違いは後頭部にある赤い斑の有無(雄にある)程度だが、野外ではほとんど見えないため、羽色で雌雄を区別することは困難である。 |
ロシア南東部、サハリン、朝鮮半島北部、中国東北部、日本列島など、東アジアの限られた地域に分布している。日本では一部離島を除く全国の亜寒(亜高山)帯針葉樹林から亜熱帯照葉樹林まで広く分布する。基本的には留鳥だが、寒冷地に生息する個体は、冬季には暖地へ移動するものもいる。 |
天然林から雑木林や都市公園内の樹木など、木立のある場所ならば普通に観察される。本来は平地から山地の林に生息する鳥であるが、近年は都市の近郊にも定着しており、市街地に近い街路樹や人家の庭木、公園の樹木などでもよく見られる。 |
つがいや家族がいっしょにいることが多く、お互いの確認をするため「ギー、ギー」という声を出す。なわばりの主張や、遠方への自分の位置の伝達、巣立ったヒナが親鳥に給餌をねだるときなどには、「キッキッキ」という強い声を出す。嘴で木を強く連続して叩いて音を出すドラミングも行う。ドラミング音は、アカゲラなどの大型のキツツキに比べ小さく短い場合が多い。 |
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ききとして ついばむこげら まゆみのみ |
A pygmy woodpecker joyfully pecking at the seeds of a spindle tree. |
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マユミの赤い実を啄むコゲラ |

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56 シ メ |
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2008.01.20 / 横浜市戸塚区舞岡公園 |
冬になると、公園の何処に出もいる感じで多くきますが、撮影するとなると、なかなか良い場所に留まってくれない鳥ですね。背中の羽は綺麗なのですが、顔が少し怖いですね。 |
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シメ(鴲 学名:Coccothraustes coccothraustes ):スズメ目アトリ科の鳥の一種。全長18cmでヒバリほどの大きさ。蝋嘴鳥(ろうしょうちょう)という異称がある。ユーラシア大陸中部に分布。日本では北海道で繁殖するほか、冬鳥として本州以南に渡来する。低地から山地の落葉広葉樹林や雑木林に生息。また、市街地の公園、人家の庭でも見ることができる。 |
雄の成鳥は、頭の上部と耳羽が茶褐色、頸の後ろは灰色。嘴は鉛色、円錐で太く大きい。冬羽になると肌色になる。風切羽は青黒色、背中は暗褐色、尾も暗褐色で外側尾羽に白斑がある。目からくちばしの周りやのどにかけて黒色で、胸以下の体下面は淡い茶褐色。雌は雄より全体的に色が淡く、風切羽の一部が灰色。ムクノキ、エノキ、カエデなどの種子を主食とする。果肉の部分は摂取せず、太い嘴で硬い種子を割って中身を食べる。 |
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栄養タップリのシメ |

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57 キレンジャク |
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2008.02.22 / 札幌市山手通り |
念願叶って20羽ほどの群と遭遇できました。 |
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キレンジャク(黄連雀 学名:Bombycilla garrulus ):スズメ目レンジャク科に分類される鳥類。旭川市の「市の鳥」でもある。全長約19.5cm。体はおもに赤みのある灰褐色で、頭部には冠羽がある。次列風切羽の先端部に、赤い蝋状の突起物があるのが特徴である。これは羽軸の先端と外弁の一部が変化したものとみられており、ヒレンジャクにはないが、キレンジャクのほかヒメレンジャクにも見られる。この蝋状の物質がレンジャク科の英名「ワックスウィング」(Waxwing) の由来である。 |
平地や山地の林に生息し、おもに木の実を食べる。地上2~6mの枝の上に、小枝、枯草、蘚苔類で皿形の巣を作る。5~7月に卵を4~6個産み、雌が抱卵する。13~14日で雛鳥が生まれる。冬は10~30羽くらい、時には100羽くらいの群れを作り生活する。北半球の寒帯に広く繁殖分布し、日本では冬鳥として見られるが、本州中部以北に多い。 |
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赤い実をくわえたキレンジャク |

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58 ベニヒワ |
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2008.02.23 / 北海道ウトナイ湖畔 |
7年ぶりに飛来したのだそうですが、運良く5羽の群と遭遇出来ました。冬の曇り空で鳥を撮るのは光量不足になりがちですが、雪明かりのお陰で綺麗に撮れました。 |
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ベニヒワ(紅鶸 学名:Carduelis flammea):スズメ目アトリ科ヒワ属の鳥。夏季に北アメリカ大陸北部やユーラシア大陸北部で繁殖し、冬季に不規則な渡りを行う。日本には本州中部以北に越冬のため冬鳥として渡来する。 |
全長13.5cm。頭頂部の羽毛は赤い。背面は褐色、腹面は白い羽毛で覆われる。腹面には褐色の斑紋が入る。翼は黒い羽毛で覆われ、雨覆の先端の羽毛は白い。尾羽は中央部が最も短く凹状になる。オスは胸部の羽毛が赤く染まる。亜寒帯の森林や亜高山帯針葉樹林等に生息する。食性は雑食性で果実、種子、昆虫類、節足動物等を食べる。 |
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ウトナイ湖畔のベニヒワ |

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59 オジロビタキ |
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2008.03.01 / 横浜市戸塚区舞岡公園 |
正月前から存在は確認されておりましたが、この日から約一ヶ月間、公園の人気を独占しました。実際には二羽居たそうですが、一羽しか確認できませんでした。飛び立ちますと、尾羽の上に白い羽が見えます。 |
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オジロビタキ(尾白鶲 学名:Ficedula parva ):スズメ目ヒタキ科ヒタキ亜科の鳥。ヨーロッパ東部からロシア、シベリア、カムチャッカ半島までのユーラシア大陸の亜寒帯で繁殖し、冬期はインドや東南アジア方面に渡り越冬する。
日本では旅鳥または冬鳥として渡来するがまれである。単独で観察されることが多い。日本で越冬する個体は少なく、ほとんどが雌か若鳥である。 |
全長約12cm。雄は上面が灰褐色で、尾羽は黒褐色だが外側は白い。喉は澄色。胸は灰白色で腹から尾筒にかけてはやや汚れた白色。雌は上面が淡い灰褐色で、喉は淡色である。嘴は雌雄とも黒色。針葉樹林や広葉樹林に平地から山地まで生息する。森林内の開けた場所や、明るい森林の樹洞などに枯れ葉や草で巣を作り、5~6月に4~7個の卵を産む。雌だけが12~13日卵を温める。なお日本では繁殖しない。飛翔昆虫類などの節足動物を捕食するが、キビタキ属では珍しく地上で捕食することが多い。その他、木の実も採食する。 |
木の枝等にとまっている時に、尾をよく上下に振る。地鳴きは小さい声で「ジッ ジッ ジッ」、「ビティティティ」など。繁殖期には「チュ、チュ、ピッピー」などとさえずる。 |
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梅とオジロビタキ |

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2008.06.07 / 山梨県北壮市 |
念願叶って撮影できました。大菩薩峠周辺には結構営巣しているそうです。啼き声もさることながら、姿も可愛いですね。横浜駅でも時々啼いておりますが・・・。 |
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コマドリ(駒鳥 学名:Erithacus akahige ):スズメ目ツグミ科(ヒタキ科とも)に分類される鳥。大きなさえずり声と頭の橙色が特徴の小鳥で、日本では夏鳥として各地で見られる。全長15cmほどで、スズメとほぼ同じ大きさである。背中は褐色、腹は灰色で、顔から喉が橙色をしている。オスメスともほぼ同じ羽色だが、オスは喉の橙色と腹の灰色の間に黒い帯模様がある。 |
春に日本各地に渡来して繁殖し、冬は中国南部で越冬する渡り鳥である。伊豆諸島、種子島、屋久島には留鳥として分布する。シラビソ・コメツガなどの針葉樹林及び、ダケカンバ・ミヤマハンノキなどの広葉樹林、更にはササ等の下草が生い茂る植物相で形成される亜高山帯の森林で繁殖する。 倒木の割れ目・樹木の根元・岩の割れ目などに、獣毛・苔類・クモの糸等を使って営巣し、青緑色の卵を3~5個産卵する。 なお、北海道、特に道東以北では、平地の森林にも繁殖する。 また、コマドリの巣にはカッコウ科のジュウイチが托卵することが知られている。 |
小型の昆虫類やクモなどを捕食する。オスのさえずりは「ヒン・カラカララ…」と聞こえ、和名はこのさえずりをウマのいななきになぞらえたものである。大きなさえずり声が美しいとされ、ウグイス、オオルリとともに「日本三鳴鳥」と呼ばれる。奈良県、愛媛県の県鳥にも指定されている。 |
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日本三鳴鳥に数えられるコマドリ |

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