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187 シマアオジ |
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2011.06.19 /
サロベツ湿原センター |
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稚内市の南にあるサロベツ原野に行って撮影したもの。今や絶滅が危惧されている小鳥であり、極端に渡来数が減っているそうです。
(初出) |
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シマアオジ(島青鵐、学名:Emberiza aureola):動物界脊索動物門スズメ目ホオジロ科ホオジロ属に分類される鳥。ユーラシア大陸、日本(北海道)に分布。夏季にユーラシア大陸北部や日本で繁殖し、冬季になるとユーラシア大陸南部で越冬する。日本には亜種シマアオジが繁殖のため北海道(青森県、秋田県でも繁殖記録あり)に飛来する(夏鳥)。サハリンや国後島でも繁殖している。日本海側の島嶼部や南西諸島では、春秋の渡りの時期に記録される。本州で観察されることがほとんどないことから、渡りは大陸を経由して行われていると考えられている。 |
全長14〜15cm。体側面には褐色の縦縞が入る。オスは背面は赤褐色、腹面は黄色、顔は黒い羽毛で覆われ、喉に暗色の首輪状の斑紋が入る。メスは背面および顔は褐色、腹面は淡黄色の羽毛で覆われる。 |
平地の草原等に生息し、明るく開けた場所を好む傾向がある。繁殖期にはつがいで生活する。食性は雑食で、種子、昆虫類、節足動物等を食べる。夏季は昆虫類、冬季は種子を主に食べる。地表で採食を行い、雛には昆虫類を与える。繁殖形態は卵生。繁殖期には縄張りを形成する。草の根元等に枯草や木の枝等を組み合わせた皿状の巣を作り、5-7月に1回に4-5個の卵を産む。主にメスが抱卵し、抱卵期間は13-15日。雛は生後2週間程で巣立つ。近年では北海道であまり姿がみられなくなっている。 |
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サロベツ湿原のシマアオジ
/ 宗谷支庁 2011.06.19 07:24 |
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2011.06.19 /
サロベツ湿原センター |
▼ サロベツ原野で撮影しました。エゾカンゾウの花期には早すぎました。(初出) |
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ツメナガセキレイ(爪長鶺鴒、Motacilla flava):動物界脊索動物門鳥綱スズメ目セキレイ科ハクセキレイ属に分類される鳥。
キマユツメナガセキレイは、ツメナガセキレイの亜種。アフリカ大陸、ユーラシア大陸、アイルランド、インドネシア、アメリカ合衆国(アラスカ州)、日本、フィリピンに分布。全長16.5cm。体重20-35g。尾羽はやや長い。上嘴の色彩は黒く、下嘴の色彩は上嘴より淡いかピンク色を帯びる。後肢の色彩は黒い。 |
夏羽は胴体背面が緑褐色、腹面は黄色の羽毛で覆われる。冬羽は背面が緑みがかった暗褐色、腹面が淡黄色の羽毛で覆われる。幼鳥は背面が緑褐色、腹面が黄褐色の羽毛で覆われる。眼上部の眉状の斑紋(眉斑)や嘴基部から頸部にかけて入る斑紋(顎線)は黄褐色。 |
柔らかい土壌に嘴を差し込んで、土壌中で開閉して虫を出して食べる。農耕地や芝生などを歩きながら採餌する。トラクターが耕したあとに採餌することもある。ミミズ、ケラ、ヨトウムシ、甲虫の幼虫などを捕らえるが、樹上からマツカレハの毛虫を採った例もある。コガネムシ、コメツキムシ、ゴミムシなども食べる。4〜8月に、年に1〜2回繁殖する
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キマユツメナガセキレイ /
サロベツ原野 2011.06.19
07:43 |
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チョウゲンボウ雌 |
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2011.06.23 /
藤沢市立石 |
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カラス等の天敵から雛を守るため、体の大きい雌が巣の周りで監視しています。水道橋の下にあったキャベツ畑の収穫が終わり、耕された後、芋虫等が出現するようになり、間食とでも言うのでしょうか、雌が降りてくるようになりました。雄は、専ら雛鳥に与えるための採餌です。(前出→126/yatyo13.htm)。 |
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チョウゲンボウ(長元坊、学名:Falco tinnunculus、英名:Common Kestrel):タカ目
ハヤブサ科 全長 雄 33cm
雌38.5cm(68〜76cm)。成鳥の雄は頭と尾羽が青灰色、上面は茶褐色で黒い斑があり、下面はクリーム色の地に黒褐色の縦縞がある。雌は上面が淡茶褐色の地に黒褐色の斑があり、下面も雄と似て縦斑がある。幼鳥は成鳥の雌によく似ており、区別の難しい個体もいる。目のまわりと足は黄色で、目は黒っぽい。 |
鋭くキッキッキッと鳴く。採餌は、空中を旋回して地上を接索し、ホバリング後、急降下して襲う。電柱などの高いところから見張り、地上近くを飛んで急襲することもある。小哺乳類や小鳥を捕らえるが、特にネズミ類が主要食である。繁殖期は4〜7月。 |
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チョウゲンボウ雌 / 藤沢市 2011.06.23
15:23 |
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2011.06.24 /
藤沢市立石 |
▼ 水道橋の穴で育ったチョウゲンボウの三兄弟、親が餌を運んでくるのを待っているところです。 |
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チョウゲンボウ三兄弟 / 藤沢市 2011.06.24
14:07 |
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ハヤブサの餌分割 |
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2011.06.29 /
藤沢市江ノ島 |
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親に貰った鳩と思われる餌を、二羽で分割しているところです。(前出→186/yatyo18.htm、125/yatyo13.htm) |
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ハヤブサ(隼、鶻、Falco peregrinus):タカ目 ハヤブサ科
全長(翼開長) 雄38-45cm
雌46-51cm(84-120cm)。雄は翼の幅が太めで、先端は尖っている。頭から背、翼の上面は青黒色で、下面は白っぽく細かい横じまがある。喉の縦斑は見えにくく、腹の中央部の斑は丸い。頬に髭状の俗に言うハヤブサ斑がある。雌は雄とあまり違いは無いが、体が大きい。喉の縦斑も明瞭に見られる。体下面の横斑も雄より太く明瞭に出る。雄では腹の中央部の斑が丸く見えるが、しっかりとした横斑状に見える。
若鳥は上面が暗褐色で、下面には縦斑がある。 |
キッキッキッと鋭く鳴く。獲物はほとんどがヒヨドリくらいの小鳥で、地上でネズミやウサギを捕らえることもあるが少ない。崖の上や見晴らしの良い木や杭、ビルの上から獲物を眺め、飛んでいる鳥を見つけると急降下し、足で蹴落として捕らえる。単独狩猟と共同狩猟がある。アメリカではビルの上から急降下してハトを捕らえることが知られている。ハンティングは主に日中行うが、大都会では夜間も明るいため活動することも多い。 |
繁殖は海岸や海岸に近い山地で行う。冬に移動を行わないものは年中繁殖地周辺に住み着く。2月上旬から3月にかけて営巣地周辺に執着が始まる。産卵期は日本海側南西部では3月上旬から4月上旬、東北地方以北では3月下旬から4月中旬頃。産卵期は個体によって違うこともある。一夫一妻。ビルなどの人口建造物での繁殖も知られる。 |
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ハヤブサの餌分割 / 藤沢市江ノ島 2011.06.29
11:47 |
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2011.06.30 /
神奈川県内某所 |
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毎年同じ巣を再使用するそうですから、撮影場所は提示しません。幼鳥に餌を与えた後、水を飲みに来たところです。
(初出) |
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オオタカ(大鷹、Accipiter
gentilis):タカ目タカ科に属する中型の種。日本における鷹類の代表的な種である。古今タカといえば、オオタカを指すことが多い。 |
雄の全長約50cm、雌の全長約60cm、翼開長約100〜130cm。日本の亜種は白い眉斑と黒い眼帯が特徴である。北海道ではユーラシアの亜種が往来するので別種とされていたが、現在は本州の亜種と同じものとして扱われている。 |
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オオタカ / 神奈川県 2011.06.30
10:29 |
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2011.07.05 /
葛西臨海公園 |
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干潟に餌の魚を捕りに来た時の姿です。ササゴイに似た動きで、餌取りの名人でした。(初出) |
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アカガシラサギ(赤頭鷺、Ardeola bacchus)は、動物界脊索動物門鳥綱コウノトリ目サギ科アカガシラサギ属に分類される鳥類。インドネシア(スマトラ島北部、ボルネオ島)、カンボジア、タイ、中華人民共和国南東部(台湾含む)、日本、ベトナム、マレーシア、ミャンマー東部、ラオスに分布する。 |
夏季に中華人民共和国中東部で繁殖し、冬季になると東南アジアへ南下し越冬する。英名Chineseは中華人民共和国で繁殖する事に由来する。中華人民共和国南部では周年生息する。日本では冬季に越冬のため主に南西諸島に少数飛来(冬鳥)する。兵庫県神戸市でも越冬記録がある。まれに渡りの途中に飛来(旅鳥)し、秋田県、熊本県、千葉県では繁殖例がある。 |
全長42-45cm。翼開張75-90cm。腹部は白い羽毛で被われる。尾羽や翼の色彩は白い。嘴の色彩は黄色く、先端が黒い。後肢の色彩はオレンジがかった黄色や黄緑色。夏季は頭部から頸部が赤褐色、胴体上面は青みがかった灰黒色、胸部が紫褐色の羽毛で被われ(夏羽)、和名の由来になっている。冬季は夏季は頭部から頸部、胸部、胴体上面が黒褐色の羽毛で被われ、淡褐色の縦縞が入る(冬羽)。 |
河川、湖沼、湿原、干潟、水田などに生息する。夜行性。食性は動物食で、魚類、甲殻類、水生昆虫、両生類などを食べる。繁殖形態は卵生。集団繁殖地(コロニー)を形成する。しばしば他種と混成でコロニーを作る。雄が巣材を集め、雌が竹林などの樹上に巣を作る。1腹3-6個の卵を産み、抱卵期間は18-22日である。抱卵、育雛とも雌雄共同で行う。雛は孵化後約30日で飛べるようになるが、その後6日程の間は親から給餌される。 |
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アカガシラサギ / 江戸川区臨海町 2011.07.05
13:34 |
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2011.07.05 /
葛西臨海公園 |
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毎年この公園では数組のカップルが営巣するのだそうですが、今年はアオダイショウに襲われて、雛が全滅したのだそうです。痛ましい限りです。
(初出) |
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セイタカシギ(背高鷸、学名:Himantopus
himantopus):チドリ目セイタカシギ科に分類される鳥類の一種。ユーラシア大陸の暖地、アフリカ北部、オーストラリア、南北アメリカ大陸に、渡り鳥または留鳥として分布する。 |
日本ではかつて迷鳥としてまれに記録される程度だったが、1978年以降、東京湾や愛知県の埋立地などで繁殖する個体群が現れた。現在は各地で生息が確認されており、東京湾付近の千葉県習志野市の谷津干潟などでは周年観察される種である。 |
体長(嘴の先から尾羽までの長さ)は
40cm ほどだが、付け根から指先まで 25cm
ほどもある長い脚が特徴で、和名もこの脚に由来する。足は赤または桃色で、翼は灰色、首筋から腹部にかけては白、嘴は黒という体色で、地味な鳥が多いシギ類の中でも目立つ体色である。夏羽では頭頂部から後頭部にかけてが黒くなり、冬羽では白または灰色になる。
雄は背面が光沢を帯びた黒色、雌は背面が褐色がかり、頭部は少々灰色がかる。 |
湿地、干潟、湖沼や水田などに生息する。繁殖期は番いで生活し、なわばりを持つ。非繁殖期は番いを中心とした家族が集まって群れを形成する可能性がある。食性は動物食。長い脚で水辺を歩き回り、昆虫や小魚、エビやカニなどを捕食する。脚が長いぶん、干潟などの浅瀬で競合するサギや他のシギ・チドリ類よりも深い場所にまで足を延ばすことができる。 |
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なつうみや せいたかしぎの そろいぶみ |
Summer sea, black-winged stilts are lined
up. |
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セイタカシギ / 江戸川区臨海町 2011.07.05
13:39 |
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2011.07.14 /
茨城県神栖市波崎新漁港 |
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関東地方では、なかなか観察することが困難な鳥です。通常だと、この時期には換羽して冬羽になり、頬のあたりの黒い筋が消えるそうですが、幸いなことに、夏羽で観察でき
ました。(初出) |
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ツバメチドリ(燕千鳥、Glareola maldivarum):動物界脊索動物門鳥綱チドリ目ツバメチドリ科ツバメチドリ属に分類される鳥類。夏季は中華人民共和国東部やロシア南東部、ヒマラヤ山脈などで繁殖し、冬季になると東南アジアやオーストラリア北部へ南下し越冬する。日本には渡りの途中でまれに飛来(旅鳥)するが、局所的だが日本国内での繁殖例(夏鳥)もある。 |
全長23-26.5cm。翼開張59-64cm。尾羽は長く、アルファベットの「V」字状。尾羽や翼がツバメを連想させることが和名の由来。上面は灰褐色で覆われる。腹部や尾羽基部の上面(上尾筒)および下面(下尾筒)は白い羽毛で覆われる。翼は長い。上雨覆は灰褐色で、下雨覆は赤い。初列風切は黒い。嘴の先端は黒い。後肢の色彩は黒褐色。 |
海岸や干潟、河川、草原などに生息する。食性は動物食で、昆虫などを食べる。主に飛行しながら口を大きく開けて獲物を捕食する。集団繁殖地(コロニー)を形成する。地面を浅く掘って産座に小石や貝殻などを敷いた巣で、日本では4-7月に1回に2-3個の卵を産む。雌雄交代で抱卵し、抱卵期間は約18日。雌雄とも育雛を行う。生後1年で性成熟すると考えられている。 |
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ツバメチドリ / 茨城県神栖市 2011.07.14
10:50 |
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