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172 ゴイサギ |
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2011.03.06 /
三鷹市井の頭公園 |
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幼鳥のホシゴイを見る機会は多いのですが、成鳥を撮影するとなると、なかなか難しいところ、思いがけない場所で発見しました。場所柄か人を恐れず、のんびりと寛いでいるところを観察できましたが、ほとんど寝てばかりのようです。(前出→35/yatyo4.htm、13/yatyo2.htm)) |
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ゴイサギ(五位鷺 学名: Nycticorax nycticorax ):鳥綱コウノトリ目サギ科ゴイサギ属に分類される鳥。北アメリカ大陸、南アメリカ大陸、アフリカ大陸、ユーラシア大陸、東南アジア等の熱帯、温帯に広く分布するが、寒冷地で繁殖するものは冬には暖地に移動する。体長58cm。カラスより少し大きい。足や嘴はアオサギやダイサギ程は長くない。成鳥は背中が黒っぽく、胸や腹が白い。虹彩は赤い。頭頂部には長く白い冠羽がある。幼鳥は褐色の体に白い斑点があり、成鳥とは全くちがうもようをしている。そのため「ホシゴイ」(星五位)と呼ばれることもある。 |
森林に生息する。英名 : Night heron(夜のサギ)またはNight raven(夜のカラス)の通り、夜行性で、昼間は樹上等で休んでいる。雨天や曇りの日は昼間でも活動することがある。雨の夜にはカエルを狙って水辺近くの路上に現れることもある。鳴き声は大きく「クワッ、クワッ」ときこえ、夜に飛びながら鳴くので不気味である。 |
食性は肉食性で魚類、蛙、甲殻類等を食べ、夜のうちに養殖池の鯉や金魚を食べて損害を与えることもある。水辺で静止し、獲物が通りかかるのを待ち伏せる。獲物が通りかかると普段は折りたたんでいる頚部を伸ばして捕食する。繁殖は集団繁殖であり、他のサギ科の鳥と共に行うこともあるが、その場合は繁殖地の一角にゴイサギだけが集まる区画を作るという。繁殖期は昼間も採食行動を行う。 |
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葦原のゴイサギ
/ 三鷹市 2011.03.06 09:27 |
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木陰のゴイサギ
/ 三鷹市 2011.03.06 09:36 |
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173
バン |
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2011.03.06 /
三鷹市井の頭公園 |
▼ ゴイサギが居た葦原にバンも居て、このように近くで撮影することが出来ました。(前出→111/yatyo12.htm) |
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バン(鷭・学名Gallinula chloropus):ツル目 クイナ科 全長(翼開長) 33-38cm(50-55cm)。夏羽は、嘴の先端部は黄色で、基部から額(ひたい)は赤色。足は黄色で大きい。体は頭部から背の中央部にかけて黒く、脇(わき)と尾の下側は白色で、それ以外はやや褐色味のある黒色。冬羽では夏羽の鮮やかさが消え、各部の色が淡くなってくる。嘴も黒味を帯びる。バンの生活する環境に応じて保護色として役立つ体色となる。雌雄同色。クルルルと鳴く。 |
水面を泳いだり、浮いている植物の上を歩いて水草の葉・茎・種子を食べる。水生昆虫、昆虫、貝、甲殻類、オタマジャクシやミミズも採餌する。4〜8月に、年に1〜2回繁殖するのが基本。沖縄県では1〜9月の繁殖期に1〜4回繁殖する。11月でも雛を連れている番を見る。基本的には一夫一妻であるが、一夫多妻の場合もある。
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姿をあらわしたバン /
三鷹市 2011.03.06
09:56 |
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174
ヤマセミ |
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2011.03.08 /
青梅市沢井多摩川 |
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何回かチャレンジしましたが、ようやくチャンスが巡ってきて撮影できた雌です。とにかく目の前に出現してくれないと撮影できないから難儀です。(前出→19/yatyo2.htm)。 |
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ヤマセミ(山翡翠 学名:Megaceryle lugubris ):ブッポウソウ目・カワセミ科の鳥。繁殖期には垂直な土手に巣穴をつくる。インド・アッサム地方から東南アジア、日本まで分布する。日本では留鳥。山地の渓流に生息するカワセミの仲間。日本郵政公社が発行する80円切手のモデルにもなっている。体長は35cmほど。カワセミの倍、ハトほどの大きさで、日本でみられるカワセミ科の鳥では最大の種類。頭には大きな冠羽があり、からだの背中側が白黒の細かいまだら模様になっているのが特徴。腹側は白いが、あごと胸にもまだら模様が帯のように走っている。オスとメスはよく似るが、オスはあごと胸の帯にうすい褐色が混じる。 |
採餌するときは水辺の石や枝の上から水中に飛び込んで、魚類や水生昆虫を捕食する。ときには空中でホバリング(滞空飛行)しながら飛び込むこともある。カワセミと同じように捕獲後は再び石や枝に戻ってえものをくわえ直し、頭から呑みこむ。大きな魚をとらえた時は足場に数回叩きつけ、殺してから呑みこむ。 |
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沢井多摩川のヤマセミ / 青梅市 2011.03.08
11:35 |
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175
ヒレンジャク |
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2011.04.04 /
さいたま市秋ヶ瀬公園 |
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公園内にある榎に寄生しているヤドリギの実を食べておりました。ヤドリギが目線に近い所にある場所はなかなか無いので幸いでした。(前出→128/yatyo13.htm)。 |
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スズメ目 レンジャク科 全長
18cm。雄は丸みのある体で、紫色がかった淡褐色の体。長い冠羽があり、黒い過眼線が冠羽の先端まである。腮と喉は黒い。次列風切の先端は赤く、初列風切先端に白色部がある。下腹に黄色味がある。
雌はほぼ雌雄同色であるが、初列風切先端の外弁にだけ白斑がある。 幼鳥は
胸は一様な色ではなく、茶褐色の縦斑に見え、淡い色合いである。 |
チリチリチリ、ヒーヒーと鳴く。常に群れで採餌する。樹上でネズミモチ、イボタノキ、ニシキギ、ヤドリギなどの実を好み、餌台のカキやリンゴも食べる。採餌は樹上であることが多く、水を飲むときは地上に降りる。 |
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ヒレンジャク / さいたま市 2011.04.04 09:10 |
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2011.04.11 /
青梅市沢井多摩川 |
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昔、中国から愛玩用に輸入されたそうですが、籠脱けして野生化したもの
です。多摩川や相模川上流域で生息域を広げていたようですが、最近では戸塚の舞岡でも囀りを聞くようになってい
ます。(初出) |
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ガビチョウ(画眉鳥、学名
Garrulax
canorus):スズメ目チメドリ科に分類される鳥。同属のカオグロガビチョウ、カオジロガビチョウと共に外来生物法で特定外来生物に指定されており、日本の侵略的外来種ワースト100選定種にもなっている。 |
中国南部から東南アジア北部にかけて広く生息する。日本では、ペットとして輸入された個体がかご脱けにより定着した。日本国内では留鳥として生息し、南東北、関東、中部、九州北部で見られる。本種が多く観察されるポイントとして、東京都内では高尾山が有名。 |
体長約 22-25cmで、嘴と尾が長い。体色は全体的に茶褐色でかなり地味であるが、眼の周り及びその後方に眉状に伸びた特徴的な白い紋様を持つ。嘴の色は黄色。
かなり大きな音色で美しく囀る。ウグイスやキビタキ、オオルリ、サンコウチョウといった他種の囀りをまねることがある。 |
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多摩川のガビチョウ / 青梅市 2011.04.11 09:01 |
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2011.04.11 /
藤沢市立石 |
▼ 雄は営巣場所を確保するために早めにやってきますが、雌が到着してカップルが成立する前には、餌を採り過ぎることがある様で、その場合、貯食のために畑の隅等に隠すという行為があります。
(初出) |
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チョウゲンボウ(長元坊、学名:Falco tinnunculus、英名:Common
Kestrel):タカ目ハヤブサ科に分類される鳥類の一種。小型のハヤブサ類。別名馬糞鷹(まぐそだか)。 |
ユーラシア大陸とアフリカ大陸に広く分布する。寒冷地で繁殖した個体は、冬季に南方へ渡り越冬する。日本では、夏季に本州の北部から中部で繁殖する。北海道や四国、九州でも夏季に観察されたことがあり、繁殖している可能性もある。冬季は繁殖地に残る個体と暖地に移動する個体に分かれる。また、日本全国各地に冬鳥として渡来する。 |
全長30-35
cm。翼を広げると70 〜80 cmになる。体重は雄が150 g、雌が190
g程度である。雌の方が大型である。羽毛は赤褐色で黒斑がある。雄の頭と尾は青灰色。雌は褐色で翼の先が尖っている。 |
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チョウゲンボウの貯食 / 藤沢市 2011.04.11
14:18 |
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178
雉のカップル |
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2011.04.18 /
藤沢市立石 |
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この時期は、繁殖のためにカップルで採餌することが多いのですが、なかなか近くには近寄らせてくれません。田圃に咲いた蓮華の中で撮影。(前出→89/yatyo9.htm) |
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キジ(雉子、雉、学名:Phasianus versicolor):キジ目キジ科の鳥。日本の国鳥。また国内の多くの自治体で「市町村の鳥」に指定されている。鳥類分類学者の中には、キジをP. colchicus(英名:Common Pheasant)の亜種(P. colchicus versicolor)とする者もいる。キジやコウライキジは、世界中で主要な狩猟鳥となっている。なお、国鳥が狩猟対象となっているのは、日本だけという。国鳥に選ばれた理由の一つに「狩猟対象として最適であり、肉が美味」というものが含まれる。 |
日本では北海道と対馬を除く本州、四国、九州に留鳥として生息している。日本には、東北地方に生息するキタキジ、本州・四国の大部分に生息するトウカイキジ、紀伊半島などに局地的に生息するシマキジ、九州に生息するキュウシュウキジの4亜種が自然分布していた。ユーラシア大陸が原産地であるコウライキジが、もともとキジが生息していなかった北海道に狩猟目的で放鳥され、野生化している。
大きさは雌雄で差があり、キジでオスの全長80cm前後(メスでは60cm前後)、体重はオスで0.8〜1.1kg(メスで0.6〜0.9kg)。コウライキジではもう少し大きくなる。雄は翼と尾羽を除く体色が全体的に美しい緑色をしており、頭部の羽毛は青緑色で、目の周りに赤い肉腫がある。背に褐色の斑がある濃い茶色の部分があり、翼と尾羽は茶褐色。雌は全体的に茶褐色で、ヤマドリの雌に似ているが、ヤマドリの雌より白っぽい色をしており、尾羽は長い。コウライキジの雄は首に白い模様があり、冠羽と体色が全体的に茶褐色である。その他亜種間による細部の差異があるが、もともと雌や雛ではコウライキジも含め識別が困難であったこともあり、後述の通り現在では亜種間の交雑が進み、現在は雄も含めて識別が困難な状況になっている。右写真の雄はコウライキジのように体色が茶褐色であるが、コウライキジに特徴的な首輪模様がなく、頭部と冠羽がキジ同様青緑色であるため、キジとコウライキジの交雑個体と目される。
キジは毎年、愛鳥週間や狩猟期間前などの時期に大量に放鳥される。平成16年度には全国で約10万羽が放鳥され、約半数が鳥獣保護区・休猟区へ、残る半数が可猟区域に放たれている。放鳥キジには足環が付いており、狩猟で捕獲された場合は報告する仕組みになっているが、捕獲報告は各都道府県ともに数羽程度で、一般的に養殖キジのほとんどが動物やワシ類などに捕食されていると考えられている。これはアメリカ合衆国などでも同様であり、その原因として放鳥場所に適切な草木などキジの生息環境が整えられていない点が挙げられている。しかしながら少数ではあっても生き残る養殖キジはいるため、日本の元の亜種間で交雑が進み、亜種消滅を懸念する声もある。 |
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きゅうあいの きじのとさかや れんげそう |
Chinese milk vetches, the crest of a
pheasant making advances. |
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蓮華の中の雉恋慕 / 藤沢市 2011.04.18
15:31 |
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やわらかき ひかりをあびて きじいっせい |
A pheasant chirping once, basking the soft sunlight. |
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境川遊水池のキジ /
横浜市泉区境川遊水池公園付近 2009.04.11 |
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