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カサ・ミラ Casa
Milà |
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▼ カサ・ミラ(ミラ邸)は、バルセロナのグラシア通りにある建築物で、ガウディが54歳の時に設計したもの。1905年から1907年にかけて実業家のペレ・ミラとその妻ルゼー・セギモンの邸宅として建設された。1984年にユネスコの世界遺産に登録されている。 |
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ガウディの傑作マンション「カサ・ミラ」 11:58 |

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▲▼
カサ・ミラは直線部分を殆どもたない建造物で、一般的な現代建築の様式とは、隔絶した建築となっている。外観の波打つ曲線は地中海をイメージして作られたもので、一つ一つ異なるバルコニーは、鉄という素材を使いながら、まるで波に漂う海藻のような、柔らかな造形を生み出しているという。 |
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内側は、天井も壁もどこもかしこも波打ち、まるで海底にいるような奥深さに包まれるという。スペインの建築家らしく、建物の内部に吹き抜けのパティオが設けられている。 |
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かつて最新の設備だったバス・トイレ・ウォッシュ・ルーム
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屋上には、独特の加工が施された煙突や空気抜き、階段などが立ち並び、月面や夢の中の風景に喩えられているという。 |
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▲▼ 私の感想は、「遊園地ではあるまいし、金持ちの遊びを手伝ったのでは?」という手厳しいもの。読者は、どのような印象を持たれるだろうか。ちなみに、彼の作風を真似する建築家は、その後現れていない。 |
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現在、カサ・ミラの内部は、ガウディ建築に関する様々な資料を展示した博物館になっている。彼は、放物線を建築に取り入れており、博物館は放物線のアーチでできている。 |
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▲▼
サグラダ・ファミリアの地下資料館と同様に、ここでも放物線の造形を模索した彼の試みが再現されている。 |
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▲▼ ガウディは、地球上に存在するあらゆる創造物に関心があったようで、
「こんなものまでも!」と思われるような動植物までモチーフにして建築に取り入れている。我々凡人には理解できない天才肌の建築家だったようだ。 |
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カサ・バトリヨ Casa
Batlló |
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▼ バルセロナ、アシャンプラのグラシア通り43番地に位置するカサ・バトリヨ(バトリヨ邸)は、アントニ・ガウディが手がけた建築物の1つで、既に1877年に建設されていたが、ガウディは、大繊維業者ジュゼップ・バッリョ・イ・カザノバスの依頼を受け、1904年から1906年にかけて、この邸宅の改築を行った。 |
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ガウディが造ったマンション「カサ・バトリヨ」 13:01
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▲▼ カサ・バトリヨは、曲線を特徴とするモデルニスモの顕著な作例と見なされている。このことから、サグラダ・ファミリアと共に1984年に世界遺産となったグエル公園やカサ・ミラに追加される形で、2005年、アントニ・ガウディの作品群の1つとして世界遺産に登録された。 |
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グエル公園 Parc
Güell |
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▼ アントニ・ガウディの作品群の1つであるグエル公園は、スペインのバルセロナの山手にある公園で、バルセロナの街が一望できる。1984年にユネスコの世界遺産に登録された。施主のエウゼビ・グエイ伯爵(スペイン語読みではグエル)とアントニ・ガウディの夢が作り上げた分譲住宅で、1900年から1914年の間に建造された。 |
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▲▼
彼らが最も傾注していた芸術は、リヒャルト・ワーグナーの「楽劇」で、ガウディは同じ芸術センスを持つグエル伯爵の下で、自然と調和を目指した総合芸術を作り上げようとした。 |
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この頃、バルセロナでは工業化が急速に進んでおり、それに対してガウディとグエルは、この場所に人々が自然と芸術に囲まれて暮らせる新しい住宅地を作ろうとした。 |
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▲▼ しかし、二人の進みすぎた発想と自然の中で暮らす価値観は、当時、誰からも理解されず、広場や道路などのインフラが整備されたあと、住宅60軒の建設が計画されていたが、買い手がつかず、結局売れたのは2軒で、買い手はガウディ本人とグエル伯爵だけだったという。 |
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事業の失敗の理由のひとつに、山の手の坂道が多い立地条件のため、馬車にしても徒歩にしてもアクセスに難があったことが挙げられている。今のように自動車が普及している訳ではないので、敬遠されるのは当然だろう。もし、都心の便利なところに計画していれば、違った結果になったかも知れない。 |
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グエル公園の入口に立つお菓子で作ったような門衛の小屋と東屋
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▲▼ グエル公園の入口に建つ門衛(もんえい)の小屋と東屋(あずまや)を見たサルバドール・ダリは、「砂糖をまぶしたタルト菓子のようだ」と評した。「ギリシア劇場」と名付けられているテラス、大階段に鎮座する人気のトカゲ、敷地中央にあるホール天井の円形モザイク装飾など粉砕タイルを使用してのデザインは、ガウディの助手ジュゼップ・マリア・ジュジョールの貢献が大きいという。 |
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▲▼ グエル伯爵の没後に工事は中断し、これらの土地建物は市に寄付されて、市営公園となった。現在はガウディが一時住んだこともある家がガウディ記念館として公開されている。 |
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がうでぃの もざいくとかげ はるのみず |
Spring
water, the
mosaic lizard of Gaudi. |
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カタルーニャ美術館 Museu
Nacional d'Art de Catalnya |
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▼ 80年ほど前に国立宮殿として建設された立派な建物だが、現在は、カタルーニャ美術館となっている。カタルーニャ地方の芸術を理解するうえで見逃せない施設である。高台に立っていて市内が一望できるので、市民の憩いの場ともなっている。 |
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バルセロナでは、1992年7月25日から8月9日まで、第25回夏季オリンピック競技大会が開催された。岩崎恭子が女子200m平泳ぎで金メダルを取った大会である。金メダリストには、陸上競技で活躍したカール・ルイスの名もある。写真下はメインスタジアムとして使われた「エスタディ・オリンピコ」(オリンピック・スタジアム)である。 |
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バルセロナ・オリンピック(1992)の主会場「エスタディ・オリンピコ」(オリンピック・スタジアム) 16:07
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モンジュイックの丘 Montjuic |
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バルセロナの南西部に標高173mのモンジュイックの丘がある。1929年の万国博覧会を機に開発され、1992年にはバルセロナ・オリンピックのメイン会場となった。広大な公園内にカタルーニャ美術館や博物館、エスタディ・オリンピコなどのスポーツ施設が点在し、市民のオアシスとして使われている。 |
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バルセロナが一望できるモンジュイックの丘の展望レストラン 16:20 |
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▲▼ モンジュイックの丘の展望レストランのある付近は、市内や港が一望できる観光スポットである。港には、大型の豪華客船が何隻も停泊していた。モンジュイックの丘を最後に、スペイン旅行の日程は、全て完了した。 |
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豪華客船が停泊するバルセロナ港 /
モンジュイックの丘 |
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■ 11日~12日目: バレンシア
~チューリッヒ~成田国際空港 ■ |
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▼ 11日目4月23日(月)は、午前7時前にホテルを出発し、バルセロナ空港に向かった。早朝のため、朝食にボックス・ブレックファースト(朝弁)が配られた。空港にはバルサ(FCバルセロナ)のオフィシャル・ショップがあり、メッシーを中心とした主力選手の写真が飾られていた。ここで、最後の土産を購入したが、市内より空港の方が安く、驚いてしまった。 |
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FCバルセロナのオフィシャル・ショップ /
バルセロナ空港 2012.04.23 08:27 |
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▼
LX1953便は、午前10時前に離陸し、12時頃にチューリッヒに到着。乗り換え時間は1時間ほどで慌ただしく出国し、13:00過ぎ、往路と同型のLX0160便にてスイスを出発し、成田に向かった。復路は空いており、夫婦とも窓際の2席を一人で使うことができたので、楽だった。離陸して間もなく、雲の切れ目から残雪のヨーロッパアルプスが見えたので、撮影した。 |
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残雪のヨーロッパ・アルプス連山! |
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