ホームページお知らせお便りコーナー徒然日記俳句・海の風景ホームページ奮闘記作者のプロフィールリンク
 

Wa☆Daフォトギャラリー

 特集!旅紀行

2014年5月23日改訂

ログイン時刻

 

 

 

今 日

昨 日

♪コンドルは飛んでいく

写真をクリックすると新しい窓が開き拡大写真(1400x750)339KBが表示されます(以下同じ)。

2006年4月30日制作

居住区に設置されたピラミッド

                        居住区に設置されたピラミッド(マチュピチュ/ペルー)

ペルー世界遺産

ペルー国旗

インカ帝国の夢

ピラミッド

ビルカバンバ

 
   1532年、スペインに滅ぼされたインカ軍は、その後ジャングルの奥地にあるビルカバンバに立てこもり、細々と抵抗を続けていた。結局、インカの反乱は鎮圧されたが、ビルカバンバは見つからず、「伝説の都」となった。  

遺跡の居住区域への入口

遺跡の居住区域への入口

マチュピチュの発見

 
 インカ帝国の滅亡から400年後のこと、ビルカバンバを求めて探検を続けていたアメリカの歴史学者ハイラム・ビンガム Hiram Bingham は、1911年7月11日、草に覆われた段々畑をよじ登り、山上に累々と広がる遺跡を発見。これがマチュピチュで、世紀の大発見と賞賛された。  
   ビンガムによってマチュピチュが世界に紹介されると、一躍脚光を浴び、今日では、観光ルートが整備され、遺跡も修復されて安全に巡回できるようになり、ペルー有数の観光地となった。  

崩れかけている中央神殿

石の研磨の仕上がりが非常に素晴らしい建造物のひとつ。厳しい自然環境の中で崩壊の恐れがある。

崩れかけている中央神殿

 空中からみたマチュピチュは、総面積が5Km2。その三分の二が山の斜面を利用した農地で、3mずつ上がる段々畑が40段あり、3,000段の階段で結ばれている。遺跡に残る石造りの建物は、200戸を数える。
   この段畑で、ジャガイモ、トウモロコシ、ユカ、キノア、コカの葉など200種類以上の作物を生産していたという。  

見事な段々畑の農業区域

見事な段々畑の農業区域

拡大写真(1600x1200)542KB

第9代皇帝パチャクテ

 
 

マチュピチュの謎

   このような秘境になぜ空中都市が生まれたのかという謎は、未だに結論が出ていないが、ビンガムが持ち帰った400点以上の出土品や174体の人骨、スペイン人による古文書などから、マチュピチュは15世紀の第9代皇帝パチャクテの築き上げた王直轄の都市であるという説が有力となっている。
 

 住居跡の調査などから、貴族や技術者など身分の異なる500人以上の人々がここで暮らし、段々畑で農作業をしたり、金属加工を行なったりするなどの生活が繰り広げられていたことも分かってきたという。

   また、おびただしい数の石造建築物をいかにして作り出したか、その材料調達方法や、建築方法も次第に明らかになってきている。
 車輪を持たないインカの人々が円柱状の石を転がすことで巨大な岩石を運搬していたことも確認されている。

マチュピチュ山 Machu Pichu
 段々畑の向こうに見える尖った山が遺跡の東にそびえる標高3,050mのマチュピチュ山で、遺跡の名前となった山である。マチュピチュ山(老いた峰)と、遺跡の西の標高2,634mワイナピチュ山(若い峰)に挟まれた標高2,280mの鞍部にマチュピチュ遺跡がある。

山頂まで続く段々畑とマチュピチュ山

山頂まで続く段々畑とマチュピチュ山

拡大写真(1600x960)371KB

 マチュピチュは、インカ特有の本格的建築が多く、全体は神殿群、宮殿、住居域、墓域などに分かれ、通路や水路もめぐらされた完全な計画都市である。  
   遺跡中央の広場では、かつては儀式の生け贄に使われていたリャマが放牧され、草を喰んだり、休んだりして緩やかな時が流れていた。  

リャマの放牧

リャマの放牧

拡大写真(1400x900)279KB

リャマ(ラマ) llama
 
 リャマは ラマともいい、アンデス地方に多く住む哺乳類ウシ目ラクダ科の動物である。姿はラクダと似ているが、背中にコブはなく、全身が毛で覆われている。白い毛と茶色の毛のもの、白と茶色が混じったものがいる。
   足から頭までの体長は1m ほど。頭から尻までの長さは約2m。まつげが長く、パッチリとした目は愛らしい。性格はおとなしく、人に慣れやすい。荷物の運搬に使われ、毛や皮は衣類に用いられる。寒冷で小雨なアンデスでは木材が少ないため、田舎では今でもリャマの糞が貴重な燃料として使われているという。  

遺跡を見下ろすリャマ

遺跡を見下ろすリャマ

資料

石臼の部屋

 

空を観察するための目か

石臼の部屋 空を観察するための目か

拡大写真(1200x900)243KB

拡大写真(1200x900)185KB

インカの台形(不等辺四辺形)
 インカの建物の窓や入口などの形は、長方形ではなく、全て台形であることが大きな特徴である。最初は歪んでいるものと思っていたが、長方形の窓や入口は皆無で、石組みが難しい不等辺四辺形をあえて使っている。  

大きな岩石が転がっている石切場

大きな岩石が転がっている石切場

拡大写真(1600x1200)411KB

ピラミッドとインティワタナ
 マチュピチュの最も高い場所がピラミッドで、その頂上にインティワタナがある。その名は「太陽をつなぎとめておくところ」という意味で、宗教儀式を通じて、太陽の衰微(すいび)を避け、一陽来復を祈念したものといわれる。

居住区に設置されたピラミッド

南部の居住区域にインティワタナのあるピラミッドがある。その手前の人だかりがしている場所が聖なる広場。

居住区に設置されたピラミッド

拡大写真(1400x750)339KB

インティワタナ Intihuatana
 しかし、地球の歩き方「ペルー」(2005年12月2日発行)によると、「高さ1.8mの日時計(インティワタナ)は、大石を削って造られたもので、角柱は36cm。角柱の各角は、東西南北を指している。・・・」と、まったく違った解説がなされている。前掲の説明は、現地で購入した「マチュ・ピチュ発見」(日本語版)に掲載されていたもの。ことほどさように、はっきりとしたことは何も分かっていないということなのだろう。

ピラミッド頂上のインティワタナ

 手を翳すと、パワーが感じられるという。

ピラミッド頂上のインティワタナ

Wa☆Daフォトギャラリー

今 日

 和田フォトギャラリー

昨 日

 Copyright (C) 2000-2014 Yoshio Wada. All Rights Reserved. 

ホームページお知らせお便りコーナー徒然日記俳句・海の風景ホームページ奮闘記作者のプロフィールリンク