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和田義男

 感動写真集

2012年4月4日改訂

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♪モーツアルト:ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467-第2楽章

 

紅顔の下北猿や雪まみれ    北舟

 

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Red-faced Shimokita monkeys covered with snow.

2012年4月4日制作

猿の群像 15:49

猿の群像 / 脇野沢(青森県)

冬の青森

下北猿

 
はじめに
   このたび、八甲田山頂の樹氷や吹雪の中にたたずむ寒立馬(かんだちめ)に興味を持ち、平成24年(2012)2月12日(日)から14日(火)まで、旅行社 オフィスコンパス による2泊3日のフォトツアー「厳冬の八甲田樹氷と山麓&下北半島 寒立馬と北限の猿を撮る」に参加した。
 いつも小人数で催行するこの会社は少し割高かもしれないが現地に自動車を持ち込み我々の希望を配慮しながら撮影ポイントを回ってくれる良心的なツアー会社である初日は吹雪で運転が大変だったようだが2日目からは快晴に恵まれ、広範囲に見所を案内してくれたので、冬の青森をたっぷりと満喫することが出来た。

【凡例】  ▲:上の画像の説明文  ▼:下の画像の説明文  〈画像の左クリック〉:別窓に拡大写真を表示

青森県むつ市

脇野沢わきのさわ

の位置

青森県むつ市脇野沢の位置

Google Earth
 
脇野沢わきのさわ
  ▲▼ 2,500人ほどが住む脇野沢村(わきのさわむら)青森県下北半島の西南陸奥湾に面していた村であったが平成17年(2005)にむつ市に編入され、現在はむつ市脇野沢となっている。
青森県下北半島の

脇野沢村わきのさわむら

野猿公苑やえんこうえん   2012.02.12 15:35

青森県下北半島の脇野沢村野猿公苑 2012.02.12 15:35

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北限のサル
  ▲▼ 下北半島は、野生のニホンザル(ホンドザル)の生息北限地で、ヒト以外の霊長類の世界最北限でもあることから昭和45年(1970)に北限のサル(ほくげんのさる)として国の天然記念物 (下北半島のサルおよびサル生息北限地)に指定された。
世界最北限の

野猿のざる

 15:38

世界最北限の野猿 15:38

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野猿公苑やえんこうえん
 
  ▲▼ むつ市脇野沢に位置する野猿公苑(やえんこうえん)には、約50頭の北限のサルが飼われており、一年を通じてその姿を観察することができる。
雪の

三猿さんざる

 15:42

雪の三猿 15:42

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  ▲▼ 北限のサルが多く生息するむつ市脇野沢ではサルが畑の食物を食い荒らすといった食害が頻発している中には民家に侵入して食べ物を盗むサルも現れているという。
夢見猿ゆめみざる   15:43

夢見猿 15:43

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  ▲▼ 害獣として駆除しようにも天然記念物に指定されており毎年の駆除数が決められているため余り実効はあがっていない。
考える猿 15:44

考える猿 15:44

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  ▲▼ 食害対策として、畑にネットや電気ネットを張るといったことが行われているが、網の整備が追いつかず、破れ目から進入したり、網を乗り越えてしまうといったことから、解決には至っていないという。
寄り添う猿 15:45

寄り添う猿 15:45

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  ▲▼ 野性のサルに遭遇した人が食べ物を持っているとサルが判断したら襲い掛かってくることはごく普通にあり、また群れの外縁にいる防衛隊の若いサルが過剰な防衛的攻撃をする場合もあるため、不用意に近づくのは危険であり、ひっかかれたり、噛み付かれたりすることは珍しいことではないという。
遠くを見る猿 15:45

遠くを見る猿 15:45

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  紅顔の下北猿や雪まみれ  北舟 

こうがんの しもきたざるや ゆきまみれ

Red-faced Shimokita monkeys covered with snow.

猿の群像 15:49

猿の群像 15:49

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  ▲▼ 雪の中で寄り添いながらけなげに生きる野猿の姿を見るとついつい愛着を覚えてしまうが、地元住民にとっては生活を脅かす害獣でしかなく、人と猿との共存は、蝦夷鹿や猪などと同様に、頭の痛い課題となっている。
移動する猿 15:52

移動する猿 15:52

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豪雪の芽吹き 16:00

豪雪の芽吹き 16:00

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ブリザード 16:02

ブリザード 16:02

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雪に閉ざされた脇野沢

 16:31

雪に閉ざされた脇野沢 16:31

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北海岬ほっかいみさき
 
  北海道にありそうなビッグネームの北海岬(ほっかいみさき)脇野沢の南西端にある岬のひとつで、晴れた日には平舘(たいらだて)海峡の向こうに津軽半島が見えるという。
雪の北海岬南奥の漁港 16:26

雪の北海岬南奥の漁港 16:26

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九艘泊くそうどまり
 
  ▲▼ 北海岬の南側の付け根にある九艘泊(くそうどまり)かつては避難港として栄え一説には十隻中九隻が避難するといわれていたところから名付けられた漁港である。冬の厳寒期を堪え忍ぶ人気のない港内を散策し、雪に閉ざされた漁村の風景を激写した。
スロープの漁船 16:28

スロープの漁船 16:28

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  ▲▼ 昭和35年(1960)の秋、九艘泊(くそうどまり)に初めてニホンザルの群れが登場し、下北半島にニホンザルが生息していることが広く知られるようになった。そのお陰で、九艘泊は、北限のサルとともに世界的に知られるようになった。
清栄丸

清栄丸

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   その直後から、地元住民とニホンザル群の微妙な関係がはじまった。畑荒らしを防ぐためにニホンザルを駆除・退治しようとする者も出た一方、餌付けを行って共存する道を模索した者もいた。
 1960年代の調査によると、生息域は下北半島南西部の旧脇野沢村の海岸域および下北半島北西部の大間町佐井村・風間浦村の山間域で、6-7群、150-200頭程度であったといわれている。
下北の冬の海

下北の冬の海

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   昭和45年1970)11月11日に下北ザルとその生息域が国の天然記念物として指定され九艘泊の北方の貝崎に餌付け場が作られ、観光資源化が模索された。
 しかし、獣害が深刻化したため、昭和57年(1982)に大規模な捕獲作戦が行われ当時脇野沢村で把握されていたニホンザルの約2/3に当たる82頭が捕獲された。その群れは、野猿公苑で飼育・展示されるようになった。
打ち寄せる冬波

打ち寄せる冬波

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   平成13年(2001)に把握された下北ザルは、22-23群、1000頭前後で、出現するエリアはむつ市以西の下北半島全域に拡大しつつあるといい、現在も被害抑制と保護との間でせめぎあいが続いているという。

秋鮭あきあじ

を干す家 16:30

秋鮭を干す家 16:30

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撮影:南光桂子
Wa☆Daフォトギャラリー

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 和田フォトギャラリー

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