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Wa☆Daフォトギャラリー

 感動写真集

2005年7月15日改訂

♪島の祭り KasedaMusicLabo

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2004年12月26日作成

激しい臼争奪戦!

円座餅つき(清地神社/福岡県築上郡築城町)

藁餅

本 座

円 座 藁 餅
藁 餅わらもち
 最後の三番臼では、白餅の中に今年収穫したばかりの12束(閏年は13束)の新藁(しんわら)を入れて搗き込む。寒風に晒されながらも元気よく藁餅をつく男たちの頭上に新藁が投げかけられる。

新藁を投げかける

新藁を投げかける

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 男たちは藁まみれになりながらも円座餅つき音頭の三番にあわせ、五穀豊穰の祈願と感謝の気持ちを込めて餅をつきあげる。この藁入りの餅も有り難くいただくという。

藁の中で藁餅をつき込む

藁の中で藁餅をつき込む

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藁を高々とつき上げる

藁を高々とつき上げる

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三番臼の 臼練りうすねり
 5分ほどで藁餅をつきあげると、最後の臼練りに入る。最大の見せ場であり、臼が座に据えられるまで、迫力ある争奪戦が繰り広げられる。三番臼からは力水もかけられ、裸の男たちは濡れ鼠になりながら臼を争う。

激しい臼争奪戦!

激しい臼争奪戦!

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力藁ちからわら
 臼練りの最中にも、力水とともに藁束が裸の集団に投げかけられる。力水ならぬ力藁といったところだろうか。臼練りの場を浄める意味もありそうで、農村の祭りならではの面白い風習である。

気合いの臼練り

気合いの臼練り

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渾身の力で重い臼を持ち上げる

渾身の力で重い臼を持ち上げる

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火事場の馬鹿力
 男たちは、フィナーレを飾る臼練りとあって俄然ハッスルしている。白髪の男は一人で重い臼を運んでいるが、火事場の馬鹿力というほかはない。後で腰痛が出ないことを祈る。(^^

火事場の馬鹿力

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藁とともに走る

藁とともに走る

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田んぼで臼練り

田んぼで臼練り

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最後の力
 公民館に戻ってきた裸衆は、座を目前にして最後の力を振り絞り、力水を浴びながら臼を高々と持ち上げた。

最後の力

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手締めでお開き
 男たちは、臼を無事に座に収めると再び円座になり、氏子総代の挨拶ののち、手締めをして神事を終えた。

手締めでお開き

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頑張った熟年たち

火事場の馬鹿力の持ち主

 

終始にこやかだった髭のおじさん

火事場の馬鹿力の持ち主 終始にこやかだった髭のおじさん

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名誉の負傷
 激しい臼練りで転んだのか、左膝から血を流している男性が公民館の水洗い場で汚れを落としていた。

名誉の負傷

搗き終わった餅を配る女性
 男たちが搗きあげた餅を見物客に配る奥さん。この白餅を食べると、一年間の無病息災が叶えられるという。

搗き終わった餅を配る女性陣

撮影 ・ 原作

 

住居: 岡山県

趣味: フィットネスクラブでの運動 (只今20年継続中) 水泳等

座右の銘: 「継続は力なり」 「歳月人を待たず」   座右の書: 「菜の花の沖」  司馬遼太郎

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ローカル色豊かな祭り

 福岡県の築城(ついき)町で毎年12月の第1日曜に行われる五穀豊穣を祈願するローカル色豊かな円座餅つきを取材しました。
 餅つき自体は20分ほどで終了してしまいますが、その短時間にパフォーマンスを凝縮するかのように餅をつき、そして力水を浴ながら豪快な臼の奪い合いが行われます。この臼は非常に重くて簡単には動きません。それを高々と持ち上げて奪い合う様は見事としか言いようがありません。きっと気合が入っているから出来ることなのでしょう。
 県無形民俗文化財に指定されている祭りですが、この日は観衆も少なく地元の人達が20人くらいと、カメラマンが数人いたくらいです。以前、機関紙などに紹介された年にはマイクロバスが横付けされ、広場は人でぎっしりだったとのことです。
 でも観衆の多少に係わらずこの円座餅つきが200年以上の時を経て今も生き残っていることに地元保存会の方々の並々ならぬ努力が伺われます。是非今後も続けていって欲しいと思っています。最後にこの餅を食べると一年間健康で過ごせると言われていますので私もしっかりといただきました。   ちばあきお

エネルギーの発散

 円座餅つきは、典型的な農村の感謝祭である。先祖代々受け継いできた田畑の五穀豊穣のお陰で生計を維持してきた里人たち。今年も無事に年越しができる喜びをみんなで分かち合い、氏神様の前で仲間たちと飲食をともにし、その喜びと感謝の気持ちを裸の餅つきで表現する。
 昔は厳しい野良仕事に堪え、数少ない娯楽として、里人たちの最大の楽しみだったことだろう。一家を支える男たちの内に秘めたエネルギーを臼練りという独特の方法を編み出して発散させ、野良仕事で鍛え上げた逞しい身体を家族や恋人たちに自慢したのだろう。
 円座餅つきという男たちの裸の文化が江戸時代から変質することなく今日に受け継がれてきたことに歴史の重みを感じる。県の無形民俗文化財に指定されたことで、公的な助成があることは喜ばしい。これからも村の誇りとしてこの伝統文化を守っていってほしい。  和田義男 〈 完 〉

本 座

円 座 藁 餅
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