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  Wa☆Daフォトギャラリー 特集!旅紀行

2003年1月28日改訂

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2001年7月22日制作

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万里長城

万里長城 ワンリーチャンチョン

 万里の長城は、紀元前数世紀頃の中国各地に分立していた国々が北方の騎馬民族・匈奴の進入に対して造った防壁を、紀元前221 年に中国を統一した秦の始皇帝がつなぎ合わせたものである。

現存の長城は明代、とくにその後半期に築造されたもので、東は渤海湾岸の山海関
(さんかいかん)から、中国本土の北辺を西に向かい、北京と大同の北方を経て、南流する黄河を越え、陝西省の北端を南西に抜けて再び黄河を渡り、いわゆるシルクロードの北側を北西に走って嘉峪関(かよくかん)に至る。

この間、全長2700kmである。
その時代の長城は土をつき固めた比較的簡単なもので、いわば土塁の連続に過ぎない。したがってほとんどが風化されるままで朽ち果てているものも多い。

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 明代、ことに後期になって改めて築かれた長城は大ぶりなれんがで表層を覆い、しばしば修復をくり返したが、それぞれの長城をつなぎ合わせれば1 万2700華里(1華里は0.5km)となることから、俗称として「万里の長城」の名が生まれたという。

 蒙古の元を北方へ追い払った明は、蒙古の再侵入を恐れ、長城の拡張・強化に努めた。現存の北京周辺の長城の多くは明代のもので、近年修復されたものである。そのためもあって、山海関から黄河に至る最も堅固な部分が断続的に現存する。北京市域内では、玄関口に当たる居庸関のほか、八達嶺、慕田峪、さらに東北郊密雲県の司馬台などが改めて観光地として整備され、一般向けに公開されている。

 人類史上最大の建造物は、月から見える唯一の建築構造物といわれる。1987年、ユネスコの世界遺産に登録された。

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 1996年3月12日、北京から車をとばし、北京郊外にある慕田峪長城を訪問した。

  入場料:外国人20元(中国人10元)
  ロープウェイ:外国人片道35元、往復60元
  交通:北京からミニバス1.5時間、12元
  為替レート:1元=約15円

慕田峪長城 ムーティエンユーチャンチョン

 東の金山嶺と西の八達嶺の中間にある明代の長城。明代、隆慶、万歴年間に造られ、崖っぷちの上や山勢の険しい急所に造られている。いくぶん小規模だが、観光客が八達嶺に比べ少ないので、ゆっくり観光できる。
 城壁まで急な階段を1000段ほど登る。清掃員が箒などを手に、あちこちに立っている。塵一つない綺麗な環境にまず驚いた。清掃員の数が多いのは、人々に仕事を与えるという国策かもしれない。

万里長城北京段慕田峪 城壁に着くと、入り口付近に表示があった。北京市が管理しているものらしい。

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万里長城(慕田峪長城)
 長城の上に立つと、さながら龍のように蛇行しながら大きな壁が果てしなく続いている。英語でThe Great Wall と呼ばれる意味がよく分かる。

 慕田峪長城は、八達嶺長城と違ってそれほどポピュラーではなく、訪れる観光客も少ない。

 ホームページを探しても、万里の長城の写真や記事は、殆どが北京に近い八達嶺長城のものであった。そういう意味では、慕田峪長城の写真は、貴重な写真といえよう。

 この日も本当は八達嶺長城に行く予定だったのだが、道路事情の関係でこちらになったのだ。

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