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2010年3月28日改訂

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's Chilbigluck - Alphorn Jodel - s'trud:hand alli garn - Meinsch - Edelweiss

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2006年8月21日作成

ユングフラウの勇姿

ユングフラウの勇姿(スイス夏の旅)

スイス国旗
 

 スイス夏の旅 〈後編〉

ユングフラウ

 
ユングフラウヨッホ駅 Jungfraujoch

 午前11時過ぎ、鉄道の駅としてはヨーロッパ最高地点 Top of Europe の標高3,454mにあるユングフラウヨッホ駅に到着した。外に降りると、ひやりとした空気が身を包む。

ヨーロッパ最高地点の鉄道駅・ユングフラウヨッホ(3,454m)

ヨーロッパ最高地点の鉄道駅・ユングフラウヨッホ(3,454m)

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ユングフラウ山頂郵便局
 ユングフラウヨッホ駅にはヨーロッパ最高地点となるユングフラウ山頂郵便局(3,454m)がある。富士山五合目簡易郵便局(2,305m)と姉妹提携がなされており、駅の出入口に日本の懐かしい郵便ポストが置かれている。

ユングフラウヨッホ駅入口の日本の旧ポスト

瑞西日本山岳郵便局の姉妹提携

ユングフラウヨッホ駅入口の日本の旧ポスト 瑞西日本山岳郵便局の姉妹提携

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 集合の時刻・場所を確認の上解散し、自由時間となった。外国人用の案内図は、英語と日本語で表記されており、マッターホルンのゴルナーグラート駅と同じように、観光客のほとんどが日本人であった。

英語と日本語の案内図

英語と日本語の案内図

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ユングフラウヨッホ Jungfraujoch

 ユングフラウヨッホ(3,573m)は、ドイツ語で「処女の肩」を意味するが、ここでは鞍部(あん ぶ)のコル* col のことで、ユングフラウとメンヒの間のコルにある小さな岩山である。その上に天文台を備えた展望台がある。

*鞍部(コル):山と山に挟まれた低い場所。馬の鞍(くら)のような形状の中間部を指すのでそう呼ばれる。

ユングフラウヨッホの展望台スフィンクス・テラス(3,573m)

              ↓ユングフラウ(4,158m)

ユングフラウヨッホの展望台スフィンクス・テラス(3,573m)

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スフィンクス・テラス Sphinx Terassen

 最初に、エレベーターでユングフラウヨッホ最高所の展望台「スフィンクス・テラス」に行った。眼前にユングフラウ(4,158m)やメンヒ(4,99m)、アレッチ氷河などが見えた。日が照っていたので、寒さは感じなかった。

ユングフラウヨッホを取り囲む名峰と氷河

ユングフラウヨッホを取り囲む名峰と氷河

資料

ユングフラウ Jungfrau

 展望台の南西にユングフラウ(4,158m)の美しい姿が見えた。これでマッターホルンとモンブランと共にアルプス三大名峰に数えられる名山を全て見ることができた。感激一入(ひとしお)である!

南西に聳えるユングフラウの勇姿

    ↓ユングフラウ(4,158m)

南西に聳えるユングフラウの勇姿

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 眩しきはユングフラウの夏の峰  北舟 

まぶしきは ゆんぐふらうの なつのみね

Dazzling is the summer peak of Jungfrau.

 スイスのベルナー・アルプス Berner Alpen の高峰ユングフラウは、標高4,158m。北東に連なるメンヒ Münch(4,099m)、アイガー(3970m)とともにベルナーオーバーラント(ベルナー州高地)の三名山である。雪原におおわれた山体の南東から、アルプス最大のアレッチ氷河が流下する。

 「処女峰(乙女)」を意味するユングフラウは、登頂の困難な山であったことに由来するが、1811年(文化8年)にマイヤー兄弟が初登頂に成功した。

ユングフラウ(4,158m)のアップ

ユングフラウ(4,158m)のアップ

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プラトー(雪原) Plateau

 ユングフラウの方角に「雪原」という意味のプラトーがあり、もう一つの展望台になっている。そこからアレッチ氷河を足下に見ることができる。今回は行けなかったが、時間があれば行ってみたいスポットである。

プラトー(雪原)展望台

プラトー(雪原)展望台

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アレッチ氷河 Aletschgletscher

 ユングフラウの南東に全長24km、流域面積113.4km2、氷の厚さ900mの氷河が年に180mの速さで南東に向かって流れている。これがヨーロッパ最大・最長のアレッチ氷河で、四つの氷河が合流して大氷河を形成している。

 アレッチ氷河は、周辺に聳えるアイガー、ユングフラウなど4,000m級の山々とともに、2001年12月、スイスで初めてユネスコの世界自然遺産に登録された。

南流するヨーロッパ最大・最長のアレッチ氷河

南流するヨーロッパ最大・最長のアレッチ氷河

パノラマ写真(3000x1350)481KB

スフインクス・テラスから北東のメンヒと南東のアレッチ氷河を臨む

              ↓メンヒ(4,099m)                                                ↓アレッチ氷河

スフインクス・テラスから北東のメンヒと南東のアレッチ氷河を臨む

パノラマ写真(3000x975)444KB

メンヒ Münch

 ユングフラウヨッホを挟んで南西のユングフラウとともに聳える山が北東のメンヒ(4,099m)。その奥にアイガーがあり、ユングフラウ・メンヒ・アイガーをユングフラウ三山と呼ぶ。

アレッチ氷河の東側に聳えるメンヒ(4,099m)

                        ↓メンヒ(4,099m)
アレッチ氷河の対岸に聳えるメンヒ(4,099m)

パノラマ写真(2000x980)266KB

 メンヒがユングフラウとアイガーの間にあることから、人間界にたとえ、若い男女が一緒にいると良からぬことが起こるといけないので修道女メンヒが見守っているという伝説があるらしい。

メンヒの雪の崩落

メンヒの雪の崩落

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 スフィンクス・テラスからエレベーターで下るとアレッチ氷河に出る。時間があれば、雪原トレッキングやスノーモービル、スキー、スノーボードなど、各種のアトラクションを楽しむことができる。

ユングフラウヨッホからアレッチ氷河に降りる

ユングフラウヨッホからアレッチ氷河に降りる

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スノーボード

 スノーボードは、プラスティック製の円盤で、これに坐って雪の斜面を滑り降りる。無料なので手軽に楽しむことができるが、リフトがないので、滑り降りた後は徒歩で戻ってこなければいけない。

スノーボードを楽しむ若者

スノーボードを楽しむ若者

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スノーモービルが有力な交通手段。メーカーは日本のYAMAHA。国外で日本製品を見るのは気分が良い。

日本製スノーモービルが活躍!

日本製スノーモービルが活躍!

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 雪原に降りてみると、アレッチ氷河の広大さと太陽光線の強さに驚く。サングラスがないと涙目になってしまう。

アレッチ氷河を歩く

アレッチ氷河を歩く

パノラマ写真(3000x900)388KB

アルプスの雪上車

アルプスの雪上車

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アイス・パレス(氷の宮殿) Ice Palace

 雪原を散歩した後、引き返してアイス・パレスに行った。氷の宮殿ということで、中に入ると通路も全て氷で出来ている。手摺を持って歩かないと転んでしまう。

アイス・パレス(氷の宮殿)のツルツルの廊下

アイス・パレス(氷の宮殿)のツルツルの廊下

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 札幌の雪祭りを見知っている日本人観光客にとっては、氷の彫刻は大したことはない。時間がない人は、こゝをパスして、プラトーに行けば良いと思う。

氷の彫刻

氷の水晶

氷の彫刻 氷の水晶

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スフィンクスの展望台

 見物を終えて、電車で下山した。アイガーグレッチャーを通過した後、振り返るとユングフラウヨッホが見えた。まるでエジプトのスフィンクスを見ているようで、スフィンクス・テラスという展望台の名を理解することができた。

スフィンクスを連想させるユングフラウヨッホ

スフィンクスを連想させるユングフラウヨッホ

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シルバーホルン Silberhorn

 ユングフラウの右手前(西側)にピラミッドのようなシルバーホルン(3,695m)が見えた。少し汚れているので、遠くから見ると銀色に見えることからそう名付けられたのだろうか。

ピラミッドのようなシルバーホルン(3,695m)

ピラミッドのようなシルバーホルン(3,695m)

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