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   旅紀行日本の花
2005年7月15日改訂

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2003年6月15日制作

花菖蒲・伊那嵐(東京・青梅市)

花菖蒲・伊那嵐(東京・青梅市)

吹上しょうぶ公園

 吹上(ふきあげ)しょうぶ公園は、東京都青梅市(おうめし)・霞丘陵(かすみきゅうりょう)の一角にあり、2001年4月12日に開園した都市公園で、青梅市が管理している。現在、全体の約半分に当たる0.9ヘクタールに216品種・10万本のハナショウブ(花菖蒲)が植えられている。
 2003年6月5日から24日まで、「吹上花しょうぶまつり」が開催されたので、6月14日(土)、JR東青梅駅から歩いて15分ほどの「吹上しょうぶ公園」に行き、薄曇りの柔らかな光の中に咲き乱れる花菖蒲を鑑賞した。20日間の開花中に約3万人が訪れるという。
 期間中、ガイド・ボランティアによる花菖蒲の説明があり、アヤメ(菖蒲)やカキツバタ(燕子花/杜若)との見分け方などを教わった。  会場案内図

吹上しょうぶ公園

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紫と白が基本の花菖蒲

紫と白が基本の花菖蒲

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 こらのきぬ みなあたらしく うつくしき さつきついたち はなしょうぶさく

 子らの衣皆新らしく美くしき皐月一日花菖蒲咲く 与謝野晶子 

 皐月:陰暦5月

追 風 (江戸系)

追 風 (江戸系)

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ハナショウブ(花菖蒲)

Japanese iris / Iris ensata Thunb

 日本で品種改良が進んだアヤメ科の多年草で、庭園の湿地や池辺、鉢植え、切花に用いられ、また花菖蒲園として広く植栽されている。江戸時代にノハナショウブより改良され、その豊かな花色と大輪の花は欧米でもよく知られている。
 葉は長さ30〜60cmの線形剣状で中脈は隆起し、根茎は密な繊維で包まれ、赤紫や青紫色の花を高さ40〜100cmの茎につけ、外花被片は楕円形で垂れ下がり、基部に黄のマークがある。内花被片は狭い長楕円形で直立する。花期は6月。

品 種

日本で改良された3系統はそれぞれに特徴がある。

江戸(東京)系 葉が直立性で、花茎は葉群より抽出し高性。花は外花被の3弁だけが発達したもの(3英という)や、内花被も外花被様に大きく発達したもの(6英という)があり、変化咲きもあるので、花は変化に富む。花色も豊富で早生。丈夫で集団栽培に適している。
肥後(熊本)系 葉が半ばより垂れ、花茎は少し抽出する。花は6英が主で雄大である。
伊勢系 葉は茎と同長で分枝せず丈が低く草姿は弱い。外花被は薄く下垂し、ちりめんじわになるものが多く、3英が主である。

 現在、品種は500以上にのぼり、さらに次々に新品種が発表されている。ハナショウブは、他種との交雑や倍数性を利用しないで品種改良が進められてきたが、近年になってキショウブとの雑種が作られ、ハナショウブにはなかった淡黄色の〈愛知の輝〉が1962年に育成された。

愛知の輝 (伊勢系) 

愛知の輝(伊勢系)

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 かきつばた きぬにすりつけ ますらをの きそひかりする つきはきにけり

 かきつばた 衣に摺りつけ 大夫の 着襲ひ猟する 月は来にけり 大伴家持 

 大伴家持(おおとものやかもち)がカキツバタを詠んだ句。万葉集。

朗 風 (江戸系)

朗 風 (江戸系)

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紅千鳥 (江戸系)

紅千鳥 (江戸系)

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 からころも きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる たびをしぞおもふ

 から衣 着つつなれにし つましあれば はるばる来ぬる 旅をしぞ思ふ 在原業平 
在原業平(ありわらのなりひら)がカキツバタ(杜若)の名所だった三河の国(愛知県)八橋(やつはし)で詠んだ歌。伊勢物語。

名カメラウーマン

名カメラウーマン

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