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和田義男

 旅紀行日本の花

2008年5月2日改訂

今 日

昨 日

尺八:津軽山唄(青森県)

花篝弘はなかがり 

前城の咲き揃ひ   北舟

パノラマ写真(2150X1000)539KB

Lanterns at Hirosaki castle,
The cherry blossoms at their best.

2008年5月2日制作

弘前城の夜桜(弘前公園/青森県弘前市) 2008.4.23 18:25

                 弘前城の夜桜(弘前公園/青森県弘前市)

 

か  ん       お  う
みちのく観桜の旅

弘前城の夜桜

はじめに
 平成20年(2008)4月23日(水)、晴天に恵まれ、東北新幹線とツアーバスを利用して、東北随一の桜の名所として知られる青森県弘前(ひろさき)市の弘前公園に行った。

弘前公園案内図

拡大写真(1250x1800)576KB

弘前市資料

 弘前公園では、みちのくの名城として知られる史跡・弘前城を中心に、ソメイヨシノなど約2,600本の桜が満開で、午後5時から7時半まで広い園内をゆっくりと散策した。
弘前城外濠の桜 17:00

弘前城外濠の桜

拡大写真(1400x1050)582KB
 今年は暖冬の影響で、弘前公園は平年より9日も早い4月21日(月)に満開となった。「弘前さくらまつり」は、4月19日(土)から5月5日(月)まで開催され、日没から午後11時まで弘前城のライトアップが始まったものの、4月22日(火)までは、満開にもかかわらず、予定どおり午後5時で閉園となっていた。この日初めて午後9時まで開園されたので、タイミング良く満開の夜桜を鑑賞することができた。

外濠そとぼり

散り桜

外濠の散り桜

拡大写真(1400x1050)500KB
弘前市ひろさきし
 523.60km²に18万5千人余が暮らす弘前市は、青森県西部の都市で、弘前藩の城下町として発展してきた。現在も津軽地方の中心都市として、周辺自治体に広がる人口約33万人の弘前都市圏を形成している。
散り桜と蓮の葉

散り桜と蓮の葉

拡大写真(1400x1050)306KB
 弘前市は、りんごの生産量が日本一のため、りんごにこだわる街づくりを目指し、「りんご色のまちHIROSAKI」がキャッチフレーズ。弘前公園で開催される「弘前さくらまつり」や弘前城と共に「お城と桜とりんごの町」として知られる。
日本一の

幹周みきまわり

5.37mのソメイヨシノ 17:05

日本一の幹周5.37mのソメイヨシノ

拡大写真(1400x1050)530KB
弘前城ひろさきじょう
 弘前城は、津軽統一を成し遂げた津軽為信(つがるためのぶ)によって慶長8年(1603)に計画され、二代藩主信枚(のぶひら)が慶長15年(1610)に着手し、翌年の慶長16年(1611)に完成した。以後、弘前城は津軽氏の居城として廃藩に至るまでの400年間、津軽藩政の中心地となった。
内濠と

鷹丘橋たかおかばし

 17:15

内濠と鷹丘橋

拡大写真(1400x1250)494KB
弘前公園ひろさきこうえん
 明治28年(1895)に弘前城公園として解放され、昭和27年(1952)に国の史跡に指定された。明治末期から市民による桜の寄贈が盛んになり、現在はソメイヨシノやシダレザクラ、ヤエザクラなど2,600本余の桜が園内に植えられ、毎年、見事な花を咲かせている。
枝垂桜と

鷹丘橋たかおかばし

枝垂桜と鷹丘橋

拡大写真(1400x1050)494KB
 弘前市が管理する弘前公園は、リンゴ産地のノウハウを生かし、古い枝を剪定して若い枝に切り替えているため、ボタン桜のように丸みを帯びた房のような花をつけており、これまでに見たこともない見事なソメイヨシノが咲き乱れている。200年前に建てられた弘前城の天守や壕の周囲を埋め尽くす桜の光景は素晴らしく、日本屈指の桜の名所として、全国から観桜客(かんおうきゃく)を集めている。

下乗橋げじょうばし

と天守 17:25

下乗橋と天守

拡大写真(1600x1200)549KB
 約49haの広大な園内の水濠(すいごう)には、杉の大橋(すぎのおおはし)、下乗橋(げじょうばし)、鷹丘橋(たかおかばし)など、八つの橋が架けられ、濠(ほり)の水や周辺の木々と調和し、四季折々の風景に彩りを添えている。
夕日の

西濠にしぼり

夕日の蓮池

パノラマ写真(2100x1000)607KB
 西濠(にしぼり)の両岸には約300本のソメイヨシノがアーチ状に植えられており、ボートを漕ぎながら水面に映る桜の姿を楽しむのは格別だという。
二人の世界

二人の世界

拡大写真(1400x1050)460KB
本 丸ほんまる
 14,200m2の広さのある本丸は、四方に石垣が築かれ、藩政時代には御殿や能舞台が建てられていたという。現在は、ソメイヨシノやシダレザクラなど多くの桜が植えられており、とりわけ、本丸から望む標高1,625mの岩木山(いわきさん)は、絶景である。
本丸の夕日桜 17:30

本丸の夕日桜

拡大写真(1600x1200)572KB
岩木山いわきさん
 青森県の最高峰である岩木山は、弘前市と西津軽郡鰺ヶ沢町(あじがさわまち)にまたがる標高1,625mのコニーデ型成層火山で、円錐形の山容から津軽富士とも呼ばれる。津軽平野の何処からでも見える独立峰で、山頂部は3つの峰で構成されている。
落日の

岩木山いわきさん

 17:55

落日の岩木山

拡大写真(1600x1350)657KB
 岩木山は「おいわきやま」とも愛称されて、古くから山岳信仰の対象として崇められてきた。岩木山スカイラインが69のカーブを経て8合目まで延びており、そこから9合目までリフトが運転されている。天候さえ良ければ比較的楽に山頂まで登ることができ、青森県内はもちろん、遠く北海道まで間近に望むことができるという。
津軽富士「岩木山」(弘前市松木平付近より撮影)

津軽富士「岩木山」(弘前市松木平付近より撮影)

写真:フリー百科事典 Wikipedia

弘前城天守ひろさきじょうてんしゅ
 二代藩主信枚(のぶひら)により慶長16年(1611)に五層の天守が築城されたが、寛永4年(1627)に落雷により焼失した。現在の三層の天守は、蝦夷地警備の功績を認められた九代藩主寧親(やすちか)が、隅櫓(すみやぐら)の改築を理由に、文化8年(1811)に再建したもの。
天守から見た

下乗橋げじょうばし

の桜 18:10

天守から見た下乗橋の桜

拡大写真(1800x1350)656KB

 江戸時代に再建された天守としては、東北地方に現存する唯一のもので、国の重要文化財に指定されている。現在は、弘前城資料館として、藩政時代の武器や甲冑などの資料が展示されている。

弘前城天守の内部

弘前城天守の内部

パノラマ写真(1600X1000)278KB

 弘前公園の入園料は大人300円、小中学生100円。見学所要時間は約2時間で、入園時に渡されるパンフレットには詳しい案内図が載せられ、写真スポットまで記載されているのが素晴らしく、他の公園でも見習って欲しい。

枝垂桜しだれざくら

と天守 18:20

枝垂桜と天守

パノラマ写真(2200X1200)619KB

 夜景は、日没から完全に暗くなるまでの間が絶好の撮影チャンスである。参加したツアーはその点を十分に考慮したもので、徐々に暗くなってゆく城内の様子をじっくりと撮影することができた。

天守のライトアップ 18:25

天守のライトアップ

拡大写真(2200X1200)619KB

下乗橋げじょうばし

から見た天守 18:30

下乗橋から見た天守

パノラマ写真(2150X1000)539KB

 花篝弘前城の咲き揃ひ  北舟 

はなかがり ひろさきじょうの さきそろい

Lanterns at Hirosaki castle,
The cherry blossoms at their best.

夜桜を楽しむ人たち 18:35

夜桜を楽しむ人たち

拡大写真(1800x1400)600KB

下乗橋げじょうばし

と天守 18:50

下乗橋と天守

拡大写真(1800x1350)353KB
 花篝逆さ天守に下乗橋  北舟 

はなかがり さかさてんしゅに げじょうばし

Lanterns for the cherry blossoms,
Gejo bridge to the inverted donjon.

古木名木

 弘前公園には、樹齢約120年の「日本最古のソメイヨシノ」や幹周(みきまわり)が5.37mの日本一のソメイヨシノがある。また、青森県出身の版画家・棟方志功(むなかたしこう)が「御滝桜」と名付けたシダレザクラのほか、名もないシダレザクラがあちこちで素晴らしい花を咲かせているので、園内を探訪するのも楽しい。

東内門ひがしうちもん

のそばにある日本最古のソメイヨシノ 19:10

日本最古のソメイヨシノ

拡大写真(1400X1000)467KB

Wa☆Daフォトギャラリー

今 日

 和田フォトギャラリー

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