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和田義男

 旅紀行日本の花

2004年9月22日改訂

今 日

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♪Miss You BGMの小箱

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2004年9月22日作成

曼珠沙華の林を巡る行楽客たち

巾着田の曼珠沙華(埼玉県日高市)

高麗の里 白い彼岸花 あいあい橋
 2004年9月19日( 日)、家内とともに埼玉県日高市(ひだかし)にある巾着田(きんちゃくだ)の曼珠沙華(まんじゅしゃげ 彼岸花)を見に行った。西武池袋線池袋駅から西武秩父(ちちぶ)線高麗(こま)駅まで特急で45分。そこから歩いて15分ほどで巾着田に着く。

高麗こま

の里

日和田山から見た巾着田

日和田山から見た巾着田

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 このあたりは約1200年ほど前に高句麗(こうくり)から渡って来た人々が住みつき、大陸文化を取り入れた高度な生活を営んでいた場所で、高麗の里と呼ばれている。

   当時、水田を作ることは大変な事業であったが、高句麗人は高麗川(こまがわ)が蛇行していることを巧みに利用し、川をせき止め、その内側に水を導いて水田とした。
 

巾着田きんちゃくだ

   近くの日和田山(ひわだやま)から眺めると、高麗川に囲こまれた水田が巾着のように見えるので、川原田(かわはらだ)と呼ばれるこの地は、昔から巾着田と呼ばれてきたという。
 巾着田は広さが16.7haあり、高麗川に沿って長さ1.5kmの堤防が築かれ、総延長2kmの散策路がある。 昔は全て水田だったが、現在では一部を残して休耕田(きゅうこうでん)となっており、日本一の曼珠沙華の群生地として知られるようになってからは、コスモス畑のほか、ふれあい広場やグラウンド、牧場、駐車場などに利用されている。
チャンスン*の立つ

高麗こま

駅前
* 韓国の村や寺院の入口に立つ木や石の神像。男女一対のほか単独のものもある。一般的には恐ろしい将軍の面相が彫刻され、胴体に「天下大将軍、地下大(女)将軍」と書かれる。魔除けの神、里程標、境界標識の3つの役割がある。

チャンスンの立つ高麗駅前

黄蜀葵葵トロロアオイ

丹波栗たんばぐり

黄蜀葵(トロロアオイ) 丹波栗

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秋の実り
   高麗駅から案内標識があり、最短距離のコースを歩いた。農家が臨時の直売店を開き、畑の散在する農地に入ると、トロロアオイの大きな花や、たわわに実った丹波栗が目に入った。畑にはちょうど胡麻が紫色の花をつけ、トマトのような鑑賞用のナスが鮮やかに実っていた。このナスは食用には適さないという。  

胡麻ゴマ

の花
トマトのような鑑賞

茄子ナス

胡麻の花 トマトのような鑑賞茄子

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高麗川こまがわ

鹿台堰魚道ろくだいせきぎょどう

 
   巾着田を取り囲む高麗川に、魚が上流に上ることができるように魚道が設けられている堰があった。この堰を横切り、高麗川の左岸(東側)に出ると、巾着田に至る。  
   見頃を迎えた三連休の中日(なかび)とあって、大勢の行楽客の行列が途切れることはなかった。  

鹿台堰魚道

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秋桜コスモス

曼珠沙華マンジュシャゲ

 
   巾着田には秋桜が植えられており、高麗川の堤防の斜面に咲いた曼珠沙華とマッチして、華やかな雰囲気を醸し出していた。堤防や川沿いの一帯には緑豊かなニセアカシアが植えられ、林を形成している。  
 巾着田を囲む堤防(土手)は車道になっており、中の駐車場に出入りする車は途切れることがなかった。

秋桜と曼珠沙華

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秋桜コスモス

と水車小屋

秋桜と水車小屋

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曼珠沙華マンジュシャゲ

 
   曼珠沙華は、本来は仏教用語で、梵語の mañjûsaka 天上に咲くという花の名である。四華(しけ 4種の蓮華れんげ)の一つで、見る者の心を柔軟にするという。 一般には、秋の彼岸のころに咲く彼岸花の別称として知られる。  

土手の曼珠沙華

土手の曼珠沙華

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彼岸花ヒガンバナ

 
   彼岸花は、ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草で、学名 Licoris radiata 。田のあぜ・墓地など人家近くに自生する。秋の彼岸頃、30cm内外の一茎を出し、頂端に赤色の花を多数開く。一週間ほどで枯れる。  
 花被は6片で外側に反り、雌しべ・雄しべは長く突出。冬の初め頃から線状の葉を出し、翌年の春枯れる。有毒植物だが、鱗茎は石蒜(せきさん)といい、薬用となる。 曼珠沙華とともに秋の季語。

花より団子

花より団子

 

相思華サンチェ

 
   曼珠沙華は、花のあるときには葉がなく、お互いに出会うことがないことから、韓国ではサンチェ(相思華)というロマンチックな名がついているという。花言葉は「悲しい思い出」「過ぎ去った日々」「想うはあなた一人」。  
曼珠沙華の造形美

曼珠沙華の造形美

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曼珠沙華の林

 
   巾着田の南部から東部に至る高麗川沿いのニセアカシア林に入ると、100万本といわれる曼珠沙華が地面を覆い尽くしていた。息を呑むほどの光景で、赤い曼珠沙華の数の力に圧倒される。  

曼珠沙華の林

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高麗こま

の里林を包む曼珠沙華       

曼珠沙華の林を巡る行楽客たち

曼珠沙華の林を巡る行楽客たち

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高麗の里 白い彼岸花 あいあい橋
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