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私のパソコンとカメラ

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白鳥の湖・屈斜路湖  北海道弟子屈町 2008.4.20

白鳥の湖・屈斜路湖  北海道弟子屈町 2008.4.20

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■■■ M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO を購入! ■■■
2017年8月9日(水)晴 このたび、津屋崎祗園山笠の撮影を終えて帰宅後、OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO を下取りに出し、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO を購入した。
 
その理由は、走りながら裸祭をフルオート撮影する筆者にとって、満を持して購入した ED 12-100mm F4.0 IS PRO だったが、レンズが長く重たいこと、レンズが長いために広角でもレンズ先端のブレが大きく、手振れ防止機構がフル作動しても完全に吸収できないことがあること、レンズが暗いため夜間にピントが合わず、シャッターが切れないときが多発したこと、35mm換算400mmの望遠は殆ど必要ないことなどが分かったからである。

ED 12-40mm F2.8 PRO も軽いとは言えないが、同じ神レンズといわれ、その解像力に定評があることから迷わずに選択した。唯一、望遠側が35mm換算80mmと短いことだが、登録ボタンをワンプッシュすることで二倍の160mmとなるデジタルテレコンを使えば問題ないことなどから決断。これからOLYMPUS OM-D E-M1 MarkI I + M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROで、裸褌祭のロマンと感動を切り取って行きたい。
OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

OLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

OLYMPUS OM-D E-M1 MarkI I+ M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

OLYMPUS OM-D E-M1 MarkI I+ M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO


■■■ 我が愛機 OLYMPUS OM-D EM-1 Mark II のフル装備 ■■■
2017年1月17日(火)晴 本日、我が愛機 OLYMPUS OM-D EM-1 Mark II に M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO を装着し、フラッシュと外部マイクを付けたフル装備が完成した。
 
フラッシュはこれまでのE-5で使っていた純正のFL-600Rを継続使用し、TTLオートで秒間5コマに連動して連続発光する。外付けマイクは Audio Technica の AT9945CM [ステレオマイクロホン](日本製)を採用し、LPLの Universal Bracket UB-150(日本製) を使って、ボディ底辺の三脚穴に固定した。固定ねじに三脚穴があるので、このまま三脚に装着できるのは言うまでもない。外付けマイクは4Kビデオ撮影用で、抜け毛が気になるウィンドマフの装着により風切り音を防ぐので、旅の報道カメラマンとしては必須の装備品である。
 
なお、手ぶれ補正が強力で、手持ち夜景撮影も可能のため、三脚は持たない。交換レンズも不要なので、軽装で本格的な取材旅行が可能となったのが嬉しい。何より、防塵防滴防寒の堅牢さが自慢である。オリンパス万歳!
                                     'My Loving OLYMPUS OM-D EM-1 Mark II Full Equipped'

Today, I attached M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO, genuine flash FL-600R and stereo microphone AT9945CM with wind muff on a universal joint to my loving OLYMPUS OM-D EM-1 Mark II so that my full equipment for 4K video and photograph of 20 million pixels has completed. OLYMPUS, Banzai! 
OLYMPUS OM-D EM-1 Mark II ・フラッシュFL-600R・外付けマイクAT9945CM

OLYMPUS OM-D EM-1 Mark II ・フラッシュFL-600R・外付けマイクAT9945CM

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■■■ 元旦の OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II ■■■ 

2017年1月2日(月)晴 ▼ 古希を前に、今年のお年玉として、昨年12月22日に発売されたOLYMPUSフラッグシップ機・ミラーレス一眼 OM-D E-M1 Mark II と世界一の高性能望遠ズームレンズ・M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO (35mm換算24-200mm) を購入した。この小型軽量化された愛機を携え、交換レンズなしで全国を行脚し、心ゆくまでロマンと感動を激写したい。

 かつて、後白河法皇は、梁塵秘抄(りょうじんひしょう)の中で、「遊びをせんとや生(むま)れけむ 戯(たわぶ)れせんとや生れけん」と達観した。今年も好きなときに好きなことを好きなだけ楽しみ、我が人生を謳歌したい。乞うご期待!〈 拝 〉
                                                  MY NEW DIGITAL CAMERA ARRIVED

I got my new digital camera 'OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II' with 'M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO' delivered from Amazon at my home on January 1st, 2017.
 
This is the newest OLYMPUS Flagship model for professional use newly released on December 22, 2016. I payed about 400,000 yen including the protect filter ZUIKO PRF-ZD72 PRO, two spare batteries 'BLH-1', two SDXC Cards 'SanDisk Extreme Pro SDXC 64GB UHS-I U3 Class10 ' and so forth. I think this is my best choice for my mirror-less camera for taking pictures of traditional Naked Fundoshi Festivals throughout Japan.
お年玉の OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II

お年玉の OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II

 
 2011年1月20日(木)に購入したOLYMPUSフラッグシップ機フォーサーズ・E-5は、6年間使ってきたが、途中で15万回が限度のシャッターが動かなくなり、オーバーホールの上シャッター交換などして何とか凌いできた。しかし、デジカメ業界の進歩は止まるところを知らず、我が愛機は引退せざるを得ない状況になってきた。
 
 OLYMPUSは、E-5の後、経営戦略を変更し、フォーサーズ機の後継機種の発売を止め、社運をかけてより小型化できるミラーレス・マイクロフォーサーズ機を抜本的に開発。3年前にOM-D E-M1が発売されたが、私の信念である「一号機は実験機だから手を出すな」を実践し、結果を見守った。予想通り、改善点が多々あることが分かり、それから3年後の2016年12月22日、遂に OM-D E-M1 Mark II が発売された。
 

お年玉の OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II

 
 
レンズは、標準ズームと望遠ズームの二本を一本にした M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO (35mm換算24-200mm)が先行発売され、高い評価を得ていたので、買うならこの組合せしかないと判断した。報道写真を得意とする旅の写真家として、交換レンズなしの軽装で出かけられるので、待ちに待っていたレンズである。マイクロフォーサーズ機は、被写界深度が深く、背景がぼけないので、ズームアップしても臨場感溢れる光景をありのままに切り取ることができる。おまけにレンズ付属のL-Fnボタンにデジタルテレコン機能をセットしたので、ワンプッシュで換算48-400mmのズームレンズに切り替えられるのが自慢である。

 発売までにプロ写真家の手で実写テストが行われたが、どの記事も満足行く内容で、「大きくて重いニコンやキャノンのフルサイズ・デジタル一眼に負けない小型軽量高性能で斬新なデザインのマイクロフォーサーズ・ミラーレス一眼」との高い評価が下され、ここに購入を決意した。

 

お年玉の OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II

 
 事前に予約していたが、アマゾンから我が家に配達されたのは、発売から10日後の2017年元旦で、このボディとレンズとも未だに品薄が続いており、久々のヒット商品となっている。
 
 唯一の欠点は、専用フィルターや予備バッテリー、高速SDカードなど必要機材合わせて約40万円と高額な出費を強いられたことだろう。
 
 その点を除けば、現時点で小型・軽量・高性能の三拍子揃った世界最高水準のデジカメである。標準添付の外付けフラッシュを含め、ボディ・レンズとも防塵防滴耐熱耐冷仕様で、とても頑丈にできており、これから私の右腕となってくれる最高の相棒であり、大満足である。(^-^)
 
 なお、他社の主力機は、大きく重いばかりでなく、雨に弱く、旅先で私と一緒に撮影していたアマカメラマンが雨でカメラを壊して落胆していたシーンを何度も見ているのでオリンパスの信頼性を考えるとコストパフォーマンスは極めて高い。
 

お年玉の OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II

 
 本機はSDカード用のスロットが2つあるので、SanDisk Extreme Pro SDXC カード 64GB UHS-I 超高速U3 Class10 [並行輸入品] を2枚購入した。1枚の価格は4,646円と、国内流通品の半額。今回、販売店JNHが三年保証してくれたので、この並行輸入品を購入したが、国内のものと同等品で、メーカーの永久保証がないだけの違いである。
 
 私はデジカメのメモリーは、SanDiskしか使わず、16年間、一度も壊れたことがない。書き込みの設定は、2枚同時に書き込むことにしたので、万一、1枚がトラブっても、もう1枚に同じデータが残っているので安心だ。2000万画素をハイクオリティJPGで保存するようにしているので、1枚が8〜9MGの大きさで、6162枚記録できる。国内の取材旅行では、十分すぎる容量である。
 
 2000万画素の静止画だけでなく、Cinema4K動画(4096×2160)にも対応しており、カメラとビデオを買ったと考えれば、更にコストパフォーマンスは高くなる。オリンパス万歳!
 

4K動画(3840×2160)対応の高速SDカード

4K動画(3840×2160)対応の高速SDカード

■■■ 新型パソコン導入! ■■■

2015年7月9日(木)雨 ▼ 2015年6月28日、我が書斎に君臨する中型タワー型パソコン Endeavor MR6700 が動かなくなった。マウスカーソルは動くが、クリックが効かず、作業が進まないのだ。これまで、幾度となく危機を救ってくれた Paragon を起動してCドライブのシステムをリストアしようとしたが、いくら実行命令のアイコンをクリックしても命令が伝わらず、パソコンのハードが壊れたのだと実感した。

 翌29日、エプソンダイレクト製品として三代目となる Endeavor MR7300 を発注し、7月1日朝に我が家に到着した。前機種から2台のハードディスクを取り出し、スロットに増設して保存データを取り出す作業を行ったが、すべてを抜き出すまでに2台とも力が尽きて、認識されなくなった。ご臨終である。〈 合掌 〉約5年の寿命だった。ハードディスクを換装して古いパソコンを使う手もあったが、サポートの切れたXpパソコンをこれ以上使い続けるのはつらく、換装を決意。新型機は、Windows8をダウングレードしたWindows7の32ビット版とした。これは、長く使い続けている愛用ソフトを後継機上でも走らせるためだった。

 そのもくろみは、ほぼ成功したが、いくつかのソフトは動かず、新しいバージョンを購入することを余儀なくされた。絶版となっているスライドショー作成ソフトの美写楽は、完璧に動いたので、これで、スライドショーCD・DVDの作成やYouTubeへのスライドショー動画も制作することができることが判明し、安堵した。(笑)

Endeavor MR 7300

 Endeavor MR7300

 下は、仕様書であるが、一太郎は、後日、ジャストショップから会員価格で調達した。環境回復作業は約10日に及び、7月9日に完了し、ことの顛末を日記に記しているところである。バックアップ用の2台目のハードディスクやソフトなどを購入したので、今回の支出は、約18万円となったが、これで5年間使うとすれば、減価償却は毎月3000円となるので、かなり合理的な金額だと思う。(笑)

Endeavor MR7300 の仕様

 Endeavor MR7300 の仕様

 Windows7のInternet Explorer のバージョンは最新の11.0.20で、新しいバージョンが自動的にインストールされる設定になっている。Windows7でWa☆Daフォトギャラリーを見てびっくり仰天! WindowsXpパソコンで5年間、精魂込めて制作した作品のスタイルが所々崩れており、ひどい姿になっていることがわかった。これまで、愛読者から表示が乱れている箇所があることを知らされていたが、これまでのパソコンでは、全く正常に見えていたので、修正する手段がなく、そのまま放置していたのである。

 今度は、見える見える、本当に恥ずかしいほどに崩れている!!!これから修復作業に当たるが、過去15年間分をチェックするのは、不可能に近いので、大事なファイルや最新版から順に対応してゆきたい。

 ちなみに、最新版の Internet Explorer を使うと乱れて見えてしまう原因をシステム・エンジニアの友人に聞くと、かつては、かなりいい加減で乱れた記述でも受け付けてくれたが、最近は、ウィルス対策などで、完璧に近い形で記述しない限り、その機能が発揮されないよう厳密化されてきており、昔は問題なく表示されていたものが、新しいInternet Explorerでは、一部のタグが通らず、その部分が乱れて表示されるようになるのだという。これはショッキングな話で、本当に住みにくい世の中になったものである。〈 泣 〉

     
 
■■■ 32ギガのSANDISK高速SDカードを3,312円で購入! ■■■
 
 
SANDISK フラッシュカード SDSDX-032G-X46(45MB/s) 並行輸入品
2013年5月15日(水)晴  今年の6月中旬のハワイ旅行に備えて、更に大容量のSDカードを探していたところ、本以外にも販売種類を広げたアマゾンに格安のフラッシュカードを見つけたので購入した。送料無料の購入価格は3,312円で定価の73%・9,018円も安かった。13年前にホームページを開設以来、SanDisk 製の メモリーを使ってきたが、一度もトラブったことはない。
 
 平成20年(2008)の春、SanDisk ExtremeIII (8GB) のコンパクト・フラッシュ(CF)をアマゾンに出店しているアメリカのエレクトロニクス社から12,000円(税・送料込)で購入したが、更に 小型化と価格破壊が進み、翌年SanDisk 8ギガのSDカード SDSDX3-008G-P31 Class10 (8GB) を4000円ほどで入手した。
 ところがその一年後 にSanDisk Extreme SDHC UHS-1 Class10 16GB SDSDX-016G-J95 を2100円で購入。E-5に差してフォーマットすると、5、115枚撮影できることとなった。デュアル・スロットなので8ギガのCFカードを加えると一度に7,745枚撮影できる。
 そして今年は何とその倍の容量の SanDisk Extreme SDSDX-032G-X46(45MB/s) が3,312円なのだから恐れ入る。しかも45MB/sという速さである。並行輸入品であるが純正品であることには変わりない。E-5に差すと、カウンターは9999となった。1230万画素の高精細画像を一度に約1万200枚記録できる。カウンターは、4桁しかないので9999としか表示されない。デュアル・スロットなので8ギガのCFカードを加えると一度に約13,700枚撮影できる。フィルム時代のことを考えると隔世の感がある。一日に何千枚も撮影してしまうので、シャッターが摩耗するのが早い。(笑)これまで海外取材では、ストレージ(携帯用ハードディスク)を持参して、メモリーカードからいちいち転送していたが、もうメモリーだけで用が足りてしまう。抜き差しする必要もないので事故を起こす危険性もない。有り難い世の中になったものである。
 

     
 
■■■ 16ギガの高速SDHCカードを2100円で購入! ■■■
 
 
SanDisk Extreme SDHC UHS-1 Class10 16GB SDSDX-016G-J95
2012年2月8日(水)曇 筆者は12年 前にホームページを開設以来、SanDisk 製のコンパクト・フラッシュを使ってきたが、一度もトラブったことはない。平成20年(2008)の春、SanDisk ExtremeIII (8GB) のコンパクト・フラッシュ(CF)をアマゾンに出店しているアメリカのエレクトロニクス社から12,000円(税・送料込)で購入したが、更に 小型化と価格破壊が進み、一年ほど前にSanDisk 8ギガのSDカード SDSDX3-008G-P31 Class10 (8GB) を4000円ほどで入手した。
 ところがその一年後の本日、SanDisk Extreme SDHC UHS-1 Class10 16GB SDSDX-016G-J95 を2100円で購入。E-5に差してフォーマットすると、5、115枚撮影できることとなった。デュアル・スロットなので8ギガのCFカードを加えると一度に7,745枚撮影できる。
 

 
■■■ 「オリンパスE-5」 満を持して登場! ■■■
 
  2011年1月20日(木)晴 大寒   オリンパスは平成15年(2003)10月10日(金)デジタル一眼レフカメラのフラッグシップモデルE-1(500万画素)を発売平成19年(2007)11月23日(金)にはE-3(1,010万画素)を発売して、ほぼ完成に近いモデルとなったが、2010年10月19日(火)、3年の開発期間を費やしてチューンナップされたE-5(1,230万画素)が登場し、オリンパスのプロ仕様機を完成させた。  
   当初のボディのみ価格は、20万円とかなり高額だったのでしばし静観し年末にオリンパスから実機を拝借して1月2日の胡四王蘇民祭で試用したところ、素晴らしい解像感と瑞々しくビビッドな色合いが気に入り、1月17日(月)、ヨドバシカメラ新宿西口本店で、10%のポイント還元を考慮するとinternetの最安価格16.5万円に相当する金額で購入した。internetでの購入は現在も品薄が続いており、当日そのまま持ち帰ることができたのが嬉しかった。  
 

2010.10.19に発売されたOLYMPUS E-5

2010.10.19に発売されたOLYMPUS E-5

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  ▲ オリンパスの良いところは、他社のような際限のない画素数争いを行わず、防塵防滴やボディ内手振れ防止、ダストリダクションなど、プロの酷使に耐える基礎体力と画質にとことんこだわったカメラ造りに徹してきたことで、筆者は、そのコンセプトを高く評価している。雨に濡らして簡単に壊れてしまった他社機を見るに付け、水や埃に強く、ここ10年、筆者の愛機は故障したことがないのが自慢である。  
   1230万画素は、これまで2年間使用してきたE-30と変わらないスペックなので、インパクトに乏しく、誌上評価は、必ずしも芳しくないが、品薄状態が続いていることは、その良さが分かっている人からは、高い評価を受けている左証であろう。  
   E-5の最大の良さは画質で、撮像素子の前に置かれたモアレや偽色を防止するためのローパス・フィルターの厚さを極限まで薄くしたことで、鮮やかな光がそのまま記録できるようになったため、解像感の高い画像を記録することができるようになったという。他社機は厚いフィルターを通ってきたボヤーッとした光を記録しているのに対して、薄いフィルターを透過したシャープな光を記録するオリンパス方式が優れているのは素人でも分かることであり、実録の画像を見ると、その違いは明らかである。オリンパス技術陣の発想の豊かさに喝采を送りたい。  
 
燃え盛る

松明たいまつ

の行進/胡四王蘇民祭(岩手県花巻市) 2011.1.2 10:26

燃え盛る松明の行進/胡四王蘇民祭(岩手県花巻市)  2011.1.2 10:26

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  ▲ 写真上は、E-5で撮影したビビッドな画像である。白飛び・黒つぶれのない解像感と豊かな色彩は、他社の追随を許さない。細かな改良点は多々あり、ここでの紹介を割愛するが、これからも私は、工場出荷状態のまま、フリーハンド・フルオートで使ってゆく。愛機E-5を得て、和田ワールドは、更に進化を続けて行くことだろう!   
 
8ギガの高速SDカード 筆者は10年来、SanDisk 製のコンパクト・フラッシュを使ってきたが、一度もトラブったことはない。平成20年(2008)の春、SanDisk ExtremeIII (8GB) のコンパクト・フラッシュ(CF)をアマゾンに出店しているアメリカのエレクトロニクス社から12,000円(税・送料込)で購入したが、更に 小型化と価格破壊が進み、SanDisk 8ギガのSDカード SDSDX3-008G-P31 Class10 (8GB) を4000円ほどで入手した。
  E-5はデュアル・スロットなのでメモリーカードを2枚同時に使用することが出来る。筆者は、8ギガのCFとSDを差し、1,230万画素フルサイズの写真を一度に2,630 x 2 = 5,260 枚撮影できるようになった。
 

 

 

■■■ 新型パソコン EPSON Endebor MR 6700 導入! ■■■
 
   
 2010年10月19日(火)、自宅のパソコンをリプレースした。兵庫県神戸市に単身赴任中の2002年5月8日(水)の徒然日記には、これまで8年半もの間、Wa☆Daフォトギャラリーを支えてきたパソコンの購入について、次のように説明している。
 

   これまで、4年間にわたり、Windows95がインストールされたNECの初代DOS/V機 VALUESTAR NX を使い続けてきた。もちろん、CPUを交換し、メモリーを増設し、OSをWindows98にするなどアップグレードを繰り返して凌いできた。しかし、ここにきて、メモリーや液晶の高騰からパソコン大手メーカーが揃って夏モデルから2万円前後の値上げをすると報道されたことから、値上がりする前に購入する決心を固め、5月1日、EPSON DIRECT のフラッグシップ・モデル Endeavor Pro-1000 を購入した。この機種は、日経パソコン4/29号でパソコン性能ランキング・デスクトップ編第1位を獲得した最速のマシンである。
・ ベースユニット Pro-1000(WindowsXP Home Edition) \46,000
・ OS Microsoft Windows XP Home Edition  
・ CPU Pentium4  1.70GHz \24,000
・ チップセット Intel 850チップセット  
・ ビデオカード カノープス SPECTRA F11 PE32 32MB(AGP)  \20,000
・ メモリ RDRAM(PC800)(RIMM) 1024MB(256MBX4) \56,000
・ HDD 120GB(UltraATA) 7200rpm \40,000
・ HDD設定変更 パーティション分割(Cドライブ:12GB Dドライブ:残り) \5,000
・ CD-ROM DVD+RW/+Rドライブ(CD-R/RW&DVD+RW/+R)(ATAPI) 再生ソフト&ライティングソフト付 \46,000
・ FDD 3.5型FDD \2,000
・ サウンドボード Sound Blaster LIVE! Value(PCI) \3,000
・ キーボード&マウス 109キーボード&ホイール付PS/2マウス \3,000
・ HDD(増設)) 120GB(UltraATA) 7200rpm \40,000
・ ビデオキャプチャボード ハードウェアMPEG2エンコーダ+TVチューナーボード(カノープス MTV2000)(PCI) \50,000
・ スピーカ クリエイティブLIVE用4スピーカ PCWorks FourPointSurround \6,000
・ ネットワークボード 3C905CX-TXM(100BASE-TX WOL対応)(PCI) \6,000
・ 液晶ディスプレイ LCV-16MAT 16型液晶 EPSON製 \56,800
・ ピックアップ保守サービス 当社出荷日より1年間 無償ピックアップ保守サービス  

 当時最速だったEPSON のパソコンは、途中で液晶ディスプレーを21型に代え、ハードディスクを取り換えたが、結構長持ちし、WindowsXpを8年半もの長期にわたり、安定して使ってきた。
 
 その間、世の中の進歩はめざましく、OSはWindowsVISTA(ウィンドウズ・ビスタ)からWindows7(ウィンドウズ・セブン)という64ビットOSに変わって久しいが、我が愛機 Endeavor Pro-1000 は、32ビットOSのWindowsXpで快適に作業ができていたので、OSをバーションアップする気は全く起きなかった。
 
 WindowsVISTAは、重装備で動きが重く、今、はやりの3D(スリー・ディ)を楽しんでどうなるものでもなく、実用的でないことからヒットしなかった。そのため、Microsoftは軽量化を進め、Windows7を出して、これに乗り換えるようにし向けてきたが、必要性がない上に、動かなくなるアプリケーション・ソフトのことを考えると、ソフト会社を儲けさせるだけに過ぎない。
 
▼ Xpが素晴らしいOSであるために、今後も使い続けたいという世論に押されて、Microsoftは、Xpのサポートを2012年までというのを2014年までに延長したが、2020年までになるという噂もある。このような推移を静観してきた筆者は、残念ながら愛機が時々起動しなくなったり、起動途中にリセットを繰り返すなど、末期の症状を呈すようになり、だましだまし使ってきたが、いよいよWindowsXpの発売が停止されるという情勢になったことから、Xpパソコンの発売が10月13日(水)17:00で終わるEPSONから後継機を購入することに決め、発売終了2時間前に発注し、駆け込みで写真下のXpパソコンを購入した。
リプレースしたパソコン
リプレースしたパソコン
▲▼ 厳密にいうと、OSはWindows7 Professional 32bit で、正規版WindowsXpのダウングレード利用である。Windows7にアップグレードしたいときには、いつでもタダでアップグレードできる。新旧の製品構成と価格を比べると、高性能化したにもかかわらず、安くなったということが良く分かる。CPUの値段は2万4000円ほどで変わらないのに、2万円もしたビデオカードは、CPUに内蔵されているので不要である。120ギガのハードディスクは、4万円もしたが、1テラ(1000ギガ)のハードディスクが1万5千円と破格の安さである。1ギガ5万6千円もしたメモリーは4ギガ1万3000円ほどで、隔世の感がある。ただし、32ビットOSのXpでは、3ギガが最大なので、1ギガは遊んでいる。(^^; それでも超安い! これまで、如何に高く買わされていたかと云うことが分かる。逆に言えば、internetとパソコンの普及で、価格が急落して、入手しやすくなったともいえる。

拡大写真(2000X1000)250KB

Diamondcrysta Color RDT241
   パソコン用ディスプレーは、別売なので、昼休みにヨドバシ新宿本店に行き、大型の液晶パネルを探したところ、ディスプレー担当者から「フォトショップを使って画像調整する用途には、1920x1200ドットのノングレア・ワイド液晶の三菱
 Diamondcrysta Wide 24.1型 RDT241WEX(BK)が良い」と薦められた。
 
 このディスプレーは、2010年8月に新発売されたばかりで、発売当初は10万円ほどだったが、ヨドバシでは7万円+10%ポイント還元で売られていた。一目見て気に入ったので、購入することにし、internetを検索して、アマゾンから最安値の54000円で購入した。8年半前に購入した16型と同じ値段だったので、こちらも隔世の感がある。

 ウィルスバスターは、現在使用中のものがそのまま使えることが分かり、返
品した。使用感は、ズバリ、「軽自動車からスポーツカーに乗り換えた」ということにつきる。まず、起動が早い。internetも先読みするらしく、画像表示が早い。これまで問題ないと思っていたスピードがこんなにも遅いのかと唖然とした。早く乗り換えていれば良かったというのが実感である。これで、あと5年〜10年は使いたい。(^^; (2010年10月19日)

 
■■■ オリンパス「E-30」登場! ■■■
 
 

2008年12月24日(水)、オリンパスの最新機種E-30が宅急便で届いた。20日に発売になったばかりなので、とても嬉しい。

 
 

手に取った第一印象

 
   E-3によく似た外観の「E-30」は、E-3とE-520の中間となる中級機で、11点ツインクロスセンサーAF、最大5段のボディー内手ブレ補正、2軸可動式マルチアングルモニター、秒間5コマ連写、ダストリダクションなどはE-3からそのまま受け継ぎ、1230万画素へのアップ、ハイスピードイメージャーAF対応やアートフィルター、多重露光、撮影画像の縦横比を切り替える9種類のマルチアスペクト、水準器など、新機能が満載されている。嬉しいのはE-3で廃止されたモードダイヤルが復活していることである。  
   E-3から削ぎ落とされた部分は、防塵防滴、ファインダー視野率、ファインダー倍率、ボディー素材などで、性能に影響ないものばかりである。その分重さがE-3と比べて155g 軽い655g。14-54mmレンズもUとしてリニューアルされた。  
   「E-30」はE-3の1010万画素から2割アップの1230万画素となりオリンパスも画素数拡大競争から脱却出来ないようだがこれは技術開発陣の意地でもあるようだ。オリンパスの若松誠一さんにお聞きすると、画素数が増えればダイナミック・レンジは落ちるものなのに、逆に一段広がったというから、オリンパスもなかなかやるなという気がする。  
   店頭のボディ価格は、価格.com http://kakaku.com/item/K0000001567/  によると、最安値は12万円とかなりリーズナブル。 現行のフラッグシップ・モデルのE-3を超えるスペックなので、コスト・パフォーマンスはとても高い。  
 

 2008.12.20に発売されたE-30

 2008.12.20に発売されたE-30

 
   
 2008年12月27日(土)夜、ホテル銀座ラフィナート「みつはし」で和田義男講演会(仮称)実行委員会のキックオフ会が開かれ、私も出席したが、「E-30」を持参して筆卸しをしたのが次の写真。蝶ネクタイのマスターが激写してくれ、とても良い写真が生まれた。フラッシュは天井に向けたバウンス撮影。高橋氏の眼鏡を見れば、芸の細やかさが分かって頂けよう。(^^;
E-3はオリンパスにしては大きく重いので、1年で引退させ、今後はこの「E-30」を主力機として、サブ機 E-510 とともに二刀流で活用したい。
 
 

和田義男講演会(仮称)実行委員会のキックオフ会での記念撮影 by E-30 2008.12.27

星宏幸、高橋建男、石川辰夫、(筆者)、三木芳樹、丹下誠司の各氏

和田義男講演会(仮称)実行委員会のキックオフ会での記念撮影

拡大写真(1600X1000)302KB
 
 

ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6

   2008年10月25日に ED 9-18mm F4.0-5.6 (フィルム換算18-36mm)ワイドレンズが発売されたので、早速入手した。下の写真は、このレンズで撮影したものだが、超広角ズームでありながら歪みも少なく、気に入っている。
 去年E-3入手後、ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD (フィルム換算24-120mm)と ED 70-300mm F4.0-5.6 (フィルム換算140-600mm)の二刀流でやってきたが、巨大な寺院などはどうしても入り切れなかったので、このレンズのお陰で、あらゆる被写体に対応出来ることになった。
 従来の超広角レンズは重量が重く、価格も高額なものが多かったが、このレンズはDSA(デュアル・スーパー非球面)レンズの採用などにより、全長73mm、質量275gという超小型・軽量設計を実現している。
 メーカー希望小売価格は71,000円(税込74,550円)だが実売税込5万円となっており、コストパフォーマンスは大変高く、ユーザーの評判も上々である。
ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6

拡大写真(800x600)61KB

 
 

オリンパスプラザ大阪で開催した「和田義男写真展」 by ED 9-18mm

オリンパスプラザ大阪で開催した「和田義男写真展」

拡大写真(1600x1150)218KB

 
 
SanDisk Extreme III 8G
8ギガの高速コンパクトフラッシュ(CF) メモリーの小型高性能化は留まるところを知らない。2008年の春、SanDisk ExtremeIII (8GB) のコンパクト・フラッシュをアマゾンに出店しているアメリカのエレクトロニクス社から12,000円(税・送料込)で購入したが、更に価格破壊が進み、現在は9000円ほどに下落している。
 他社製品では、同等品がトランセンドから7000円で出ているほか、スピードを気にしなければ2000円で買える時代となった。2008年のドイツ旅行では、もはやストレージは持参せず、8ギガCF2枚(6000枚撮影可能)で事足りた。次に購入するのは16ギガとなる。(2008年12月29日)
 


 
■■■       オリンパス「E-3」のラインナップ完成! ■■■
 
   2007年12月28日(金)待望のズイコーデジタル ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD が我が家に届き、新しい戦力が全て揃った。主力のE-3には ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD を付け、E-510には ED 70-300mm F4.0-5.6 を付ける。これで、レンズ交換無しに、12mm〜300mm (35mm換算で24mm〜600mm)の広角から超望遠までの広域をカバーするシステムが完成した。  
 

オリンパス E-3

オリンパス E-3

拡大写真(580x430)39KB

 

 

 

オリンパス E-510

オリンパス E-510

拡大写真(627x630)60KB

ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD

ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD

拡大写真(468x330)32KB

 

ED 70-300mm F4.0-5.6

ED 70-300mm F4.0-5.6

拡大写真(531x321)34KB

 
   E-510は、既にニュージーランドで使用し、中級機として必要なスペックは全て揃い、安定した画像が得られている。E-3は、12月8日の岐阜・池ノ上みそぎ祭で筆卸しを行ったが、その階調豊かな画像は、オリンパスのフラッグシップ機にふさわしいもので、大満足の一言あるのみである。(^^  
   E-3の使用感を総括すると、画質向上、11点全点ツインクロスセンサーによるAF機能アップ、手振れ防止、高感度撮影時のノイズ低減、連写機能、SAT、ノイズリダクションなど、現時点の最高水準の機能が全て盛り込まれており、E-510と比べて、ワンランク上の高級機である印象がとても強い。全天候型の設計のため、頑丈にできており、サイズが大きく重いのはやむを得ないという気もする。  
 

裸男たちの夜の禊 / 撮影:E-3(手持フルオート)  1/60  F2.9  ISO400  FL-50

裸男たちの夜の禊

拡大写真(2400X950)414KB

 
   特記したいことは、階調オートの設定でSATが働くと、写真上のように、光が届かない遠くでも明るく写ることである。今までなら、光が届く範囲は明るいが、それを過ぎると真っ暗闇になっているところである。この差は驚くほどで、今後、大きな戦力になることだろう。  
 また、内蔵フラッシュの能力が高いことが挙げられる。E-510もE-3も充電が早く、かなり早く写せる。外部フラッシュのFL-36は充電が遅くて、速写時には使えない。FL-50も早いが、内蔵フラッシュの方が早いように感じた。再充電だけでなく、内蔵フラッシュはボディ一体となっているためか、合焦機能がチューンナップされているようで、とても早く感じられ、ストレス無く撮影が続けられる。バウンス撮影とレンズの蹴られが発生する近接撮影以外は、内部フラッシュで完璧に対応できる。重くて大きな外部フラッシュFL-50は、バウンス撮影など、特殊な状況のみに使い、普段は、内蔵フラッシュで対応したい。専用電池を沢山持って行けばよく、単三を用意したりすることも必要ないので、とても楽になる。

ロトルアのセコイア林にて / ニュージーランド北島  2007.10.18

ロトルアのセコイア林にて / ニュージーランド北島

拡大写真(1600x1200)436KB


 
■■■ オリンパス「E-3」登場! ■■■
 
 

手に取った第一印象

 
  2007年12月1日(土)の朝、待ちに待った11月23日発売のオリンパスのフラッグシップ・モデルE-3本体が宅急便で届いた。急に目が覚めた気分になり、箱を開け、中からボディを取り出した。810g という重量は、予期した以上に重い。E-510の470g から一気に340gも増えたのだから仕方がないが、これに11-22mm広角レンズを付けて、4ギガのCFメモリー(1010万画素の撮影可能枚数1,628枚)とバッテリーを装着すると1,480g となった。まだ入手していないが、同時発売の12-60mmを付けると、更に90g 増加して、1,570g となってしまう。これからこれを携えて世界の旅を続けるとすれば、かなりの重荷になる。良いことがあれば負担も大きいことを覚悟せねばならないが、オリンパス技術陣には、フラッグシップ・モデルといえども、フォーサーズ規格の有利性を生かして、高級ボディ・高級レンズ共に更なる小型軽量化をお願いしたい。なお、雑誌の評価記事で「E-3のライブ・ビューの液晶パネルは2.5型69万ドットなので、ニコンD-300と同様の3型92万ドットにして欲しかった」という指摘が散見されるが、大きく重たいカメラを真似することはない。オリンパスは、オリンパスらしく、液晶パネルの大きさはこれで十分なので、小型化を目指して欲しい。  
 

オリンパスのフラッグシップ・モデル「E-3」と12-60mmズームレンズ

オリンパスのフラッグシップ・モデル「E-3」と12-60mmズームレンズ

 
   新品のストラップを取り付ける。OLYMPUSの文字が刺繍され、裏側には全面滑り止めが張られている。さすが高級機だと感心する。時刻を合わせ、マニュアルを一読して、操作要領を確認する。操作性は殆ど変わっていないので、ボタンやダイヤルの位置に慣れると、直ぐに使いこなせるようになる。ファインダーを覗くと、今までとは違って画面が大きくなっている。ただ、今までの大きさに慣れているせいか、眼球を左右に意識的に動かさないと左右がハッキリ見えない。今までは少し小さかったので、眼球を動かさなくてもよく見えた。好みの分かれるところであるが、私は今までのサイズでも困ったことはないので、なぜ、これまでファインダーが狭いことがハンディだといわれていたのかよく分からない。  
 

「E-3」ボディ前面

「E-3」ボディ前面

 
   画面にはこれまでの3点から大幅に進化させた11点全点ツインクロスセンサーが3・5・3の横3列に並んでいる。ピントの合った場所の正方形がピピッという音と共にピカリと赤く光る。瞬時に反応するAF機能。これは凄いと思った。E-510までは合掌した点が赤く光るだけだったが、正方形となり、今どこにピントが合っているのかが非常に分かりやすくなった。しかし、露出諸元がこれまで右側に表示されていたのが、画面下になっている。ついつい右に視線が行くので、これは慣れるまで大変だ。  
   次に、連写モードを試すことにした。連写は秒間5枚のHと3枚のLの2モードがある。Hに設定して、秒間5枚の連写を試してみる。カシャ・カシャ・カシャ・・・と小気味よい金属音が居間に響く。これまでにない軽やかで小気味の良い作動音が素晴らしい。ボディ全体を眺めると、外部フラッシュを装着するホットシューの金属部も黒く塗装されている。電池やメモリーの出し入れもレバーの開閉でロックする機構が備わり、電池の裏蓋も外れないように固定されている。洗練されたデザインと相まって高級感を醸し出している。性能といい、一つ一つの丁寧な造りといい、E-3はオリンパスのフラッグシップ機にふさわしい完成度の高いデジカメだと思った。  
 

「E-3」ボディ背面のライブビュー

「E-3」ボディ背面のライブビュー

 
 

最先端を行く2軸可動式ライブビュー

 
   ボディ背面に採用された2軸可動式のライブビューは他社の追随を許さない。縦横自由なアングルで感動を切り取ることが出来る優れものだ。背面のライブビューボタンを押すと、ミラーアップしてライブビュー撮影に入り、撮像素子に届いた画像が背面液晶に映し出される。画角を決め、シャッターを半押しすると精密測光され、全押しすると、ミラーダウンしてAF機能によりピントを合わせたあと、ミラーアップしてシャッターが切られる。ファインダー撮影なら、半押しすると測光とピント合わせが同時に行われるので、全押しすると、直ちにミラーアップしてシャッターが切られ、ミラーダウンする。  
   このように、ライブビュー撮影では、全押ししたあと、シャッターが作動するまでに、ミラーダウン・AF合焦・ミラーアップという3つの動作が必要なため、ミラーアップしか必要ないファインダー撮影と比べると、リリース・ラグ(シャッター・ボタンを全押ししてから実際にシャッターが切れるまでの遅延時間)が長くなる。この点、更に改良の余地が残されている。  
   これに比べて、E-3と同時発売されたニコンD-300には、はじめてライブビュー機能が付加されたが、全く実用的でなく、評判が悪い。まず、D-300をライブビューにするためには、左上のレリーズモードダイヤルを廻して、ライブビューにあわせなければならず、ワンタッチではない。しかも、シャッターを半押しして初めて背面液晶に画像が表示される。また、全押ししても、オリンパスのようにミラーダウン・AF合焦・ミラーアップという動作は行われず、そのままシャッターが切られるので、事前に背面のAFボタンを押してピントを合わせておかないと、ピンぼけ写真となってしまう。このようにD-300のライブビュー機能は稚拙なもので、およそニコンらしくない。開発が間に合わなかったことは明らかであり、ライブビューの搭載は後継機まで見送るべきだったと思われる。  
   ライブビュー撮影は、オリンパスの発明なので、E-3に叶う機種はないのは当然だが、E-3に対して更なる改善点を指摘しておきたい。リリース・ラグの縮小だけでなく、撮影したあと、ライブビューが復活するまでに数秒かかってしまうことだ。ライブビューで連写も可能だが、二枚目からはめくら撮りになってしまうのである。これでは、祭りやスポーツなど、次々に撮影したいときには間に合わない。また、ライブ・ビュー撮影の際には、ファインダーから光が入って測光に悪影響を与えないようアイピース・シャッターを手動で閉じなければならないが、これが意外と手間である。この点、セルフタイマー撮影などとともに、シャッターが切れる直前にアイピース・シャッターを閉じ、シャッターが切られたあとに開くように自動化してほしい。何もアイピースにシャッターをつけることはないので、どこかに光を遮るようなシャッターをつければ良いと思う。  
 

パワーアップした手ぶれ補正の IS ( Image Stabilization

 
   E-510からボディにジャイロ・センサーを組み込み、カメラの揺れを検出して撮像素子を動かすボディ内手ぶれ補正機構が装備され、全てのレンズで手ぶれ補正が使えるようになった。ニコンやキャノンは、レンズ毎に組み込む方式をとっているため、レンズの光学設計に影響があり、費用や重量も増えるので、賢明な方式ではない。E-3では更にチューンナップされ、最大5段の補正が可能となり、世界一の性能を誇るという。また、E-3は IS ボタンが新設され、ワンプッシュで手ぶれ補正の設定モードに入ることが出来る。「OFF」「I.S.1」「I.S.2」の三つのモードがあり、何故かデフォルトは、E-510同様、「OFF」となっているので、作動するように切り替えなければならない。「I.S.1」は上下左右の手振れを防止する。「I.S.2」は、流し撮りなどのときに、上下の手振れを防止してくれる。常時「I.S.1」としておこう。  
 

「E-3」ボディ上面のコントロールパネル

「E-3」ボディ上面

 
 

モードダイヤルの廃止とコントロールパネルの新設

 
   外見上これまでの機種と大きく違うのは、右上にコントロールパネルという白黒液晶の表示パネルができたことである。そのかわり、オートや絞り優先、シャッター優先、マニュアル撮影などの切り替えがワンクリックでできるモードダイヤルがなくなった。撮影モードの変更は、左上のMODEボタンを押し、右後面のメインダイヤルをまわして行う。撮影モードが切り替わるごとにP、A、S、M の文字がコントロールパネルの左端に表示される。(背面液晶の左上にも大きく表示される。)便利な撮影モードの切替ダイヤルを廃して、コントロールパネル表示による撮影モードの切り替え方式にしたことは意見の分かれるところではある。  
   これまでと同様に背面のINFOボタンを押すと背面液晶にスーパーコンパネと称して各種設定が表示されるので、普通に考えれば、右上にコントロールパネルを作る必要はない。背面液晶の設定値から抜粋したものを二重に表示しているだけであり、上から見えるというだけのものである。設定がどうなっているかは、カメラをちょっと前に傾けて背面液晶を見れば分かる。  
   多分、設計陣は、ライブビュー撮影時には背面液晶のスーパーコンパネ機能が使えないので、コントロールパネルを設けて撮影諸元の切替・確認ができるようにしたのだろう。これはE-3から始まった新しい操作系の創造であり、ニコンのD-3やD-300もこの方式をとっているので、今後高級機はコントロールパネル方式が当たり前ということになりそうである。
 なお、撮影モードを切り替えるMODEボタンだけでなく、ISOやWBなど、その他のダイレクトボタンも、メインダイヤルかサブダイヤルを廻して設定値を変更するようになっている。
 
   なお、小さな点だが、コントロールパネルの撮影可能枚数は3桁しか表示されないので、デフォルトのままで4ギガCFを差してフォーマットすると、スーパーコンパネの背面液晶には1628(枚)と表示されるのに、コントロールパネルでは999となる。撮影可能枚数が減って3桁になれば同じ数値になると思われるが、何故4桁表示にしなかったのだろうか。  
 

「E-3」ボディ背面の十字ボタンとOKボタン

「E-3」ボディ背面の十字ボタンとOKボタン

 
 

十字ボタン操作系の改良

 
   E-510では十字ボタンを押すと、ISOやWBなど各種機能の設定モードに入るようにしてあるが、便利な反面、十字ボタンがベルトのバックルなどに当たって、気が付かないうちWBなどの設定値が変わってしまうという事故が起こる危険性があるため、メニュー画面の最後の項目でこの機能をロックする(使えないようにする)ことができるようにしてあり、私は常にロックして使っていた。(他社同等機にはこのロック機能が無く、事故防止対策をとっていたのはオリンパスだけだった。)E-3では、十字ボタンを押しただけでは設定値を変更することが出来ないようにしてあり、E-510のロック状態をデフォルトにしている。これは安全性を高めた賢明な改良である。  
   十字ボタンから設定値を変更するには、十字ボタンの中心にあるOKボタンを二度押すと、変更モードに入る。これが最も安全・確実な方法で、私はISOやWBなどのダイレクト変更ボタンなどは使わず、各種設定の変更はOKボタンと十字ボタンで行っている。機種によって位置が違うボタンを探す手間も要らないので、これが一番簡単である。メニュー画面を起動して変更するのはもっと手間がかかるので、現場での変更はOKボタン二度押しと十字ボタンによることをお勧めする。  
 

新機能のSAT ( Shadow Adjustment Technology )

 
   E-510では階調設定は「標準」「ハイキー」「ローキー」しかなかったが、今回新たに「オート」を選択することができるようになった。マニュアルでは標準設定がお勧めと書いているが、私は常時「オート」に設定することにした。明暗差の大きな被写体、例えば晴天下の社寺のような景色は、青空や光を受けている屋根に露出をあわせると軒から下の影の部分が黒く潰れてしまい、逆に窓や入口に露出をあわせると、屋根や青空は露出オーバーになり、雲などが白飛びを起こしてしまう。これまでのカメラでは、これはどうしても避けられないことだった。  
 ところがこのE-3の階調を「オート」に設定しておくと、雲や空も階調豊かに綺麗に写り、なおかつ、黒く潰れていた影の部分も自動的に調整されて明るく写り、目で見たとおりのナチュラルな画像ができあがる。これは凄いことなのに、何故か、PRやパンフレット、マニュアルではこの機能を明確に説明していない。
 この「オート」は、シャドー・アジャストメント・テクノロジー Shadow Adjustment Technology SAT という新技術であるらしい。フォーサーズという一から始めたデジタル専用設計のデジカメはオリンパスだけである。ニコンやキャノンは、フィルムカメラの規格のまま、フィルムを撮像素子に置き換えた重くて大きいデジカメである。過去のしがらみから解放された理想設計がフォーサーズ規格であれば、小型高性能の撮像素子とSATなどの処理技術を駆使し、小型軽量でなおかつハイクオリティな画像が撮れる優位性があることをもっともっと前面に打ち出してほしい。

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