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2016年8月4日改訂

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♪メドレー「野の花〜春の海」
旅と写真は元気の泉

感動の裸祭CD完成!

山笠や津屋崎千軒蘇る   北舟

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Yamakasa festival, Tsuyazaki-Sengen revived.

2000年7月16日開設

感動の宮出し/一番山岡流と二番山北流の出会い!(福岡県福津市津屋崎)
2016年の日記 8月
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「徒然日記」目次


2016年8月日(木)晴

■■■ 「阿弥陀ヶ滝みそぎ祭り」速報! ■■■

 平成28年(2016)7月31日(日)、岐阜県郡上市白鳥町長滝(ぐじょうし・しろとりちょう・ながたき)に鎮座する長滝白山神社(ながたきはくさんじんじゃ)(若宮多門宮司 65歳)による第12回阿弥陀ヶ滝(あみだがたき)みそぎ祭りが白鳥町前谷(しろとりちょう・まえだに)にある落差60mの阿弥陀ヶ滝で開催されたので、参加取材した。
                                                  'Amidagataki Waterfall Purification Festival'
I joined 'Amidagataki Waterfall Purification Festival' naked wearing only white ettyu fundoshi on July 31, 2016 at Shirotori Town Gujyo City, Gifu Prefecture Japan. This waterfall is 60 meters high so that too dangerous to receive water directly on my head.
みそぎ祭りの基地 OUTDOOR STYLE AMIDA (旧ハートピア四季)の観光マップ

みそぎ祭りの基地 OUTDOOR STYLE AMIDA (旧ハートピア四季)の観光マップ

拡大写真(2400X1500)557KB

▼ 太平洋に注ぐ長良川の源流の一つ、前谷川(まえだにがわ)の上流に位置する阿弥陀ヶ滝は、落差約60m、幅約7mの名瀑で、昭和33年(1958)に岐阜県指定名勝となり、昭和61年(1986)には「岐阜県の名水50選」、平成2年(1990)には「日本の滝百選」に選ばれた。

 阿弥陀ヶ滝は、723年(養老6年)、白山を開山した泰澄
(たいちょう)により発見され、長瀧(ながたき)と名づけられた。戦国時代の天文年間、白山中宮長瀧寺の道雅法師が長瀧の近くの洞窟で護摩修業を行なっていたところ目の前に阿弥陀如来が現れたことから阿弥陀ヶ滝と呼ばれるようになったという。
阿弥陀ヶ滝 / 郡上市白鳥町前谷 2016.07.31 10:45

阿弥陀ヶ滝 / 郡上市白鳥町前谷 2016.07.31 10:45

パノラマ写真(3000X1700)2.01MB

標高2,702mの白山(はくさん)は、富士山と立山(たてやま)と共に日本三霊山に数えられる修験の地で、阿弥陀ヶ滝は、かつて美濃側から白山を参詣する人々が滝行をしていた場所である。葛飾北斎が天保初期(1830年代)に「諸國瀧廻り」で描いた「木曾路ノ奥阿弥陀ヶ瀧」は、北斎持ち前の想像力で抽象的に描いたもので、実際とはかけ離れた絵となっている。
諸國瀧廻り「木曾路ノ奥阿弥陀ヶ瀧」 葛飾北斎画 天保初期(1830年代)

諸國瀧廻り「木曾路ノ奥阿弥陀ヶ瀧」 葛飾北斎画 天保初期(1830年代)

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▲▼ 江戸時代に北斎が描いた名勝・阿弥陀ヶ滝では、二十数年前から神職たちによる滝行が行われるようになったが、一般開放されてから今年で12回目を迎え、参加者は36人を数えた。鉢巻、越中褌、草鞋履きという白山修験道を踏襲する雄大な滝行で、来年、泰澄大師(たいちょうだいし)白山開山1300年の節目を迎える。
阿弥陀ヶ滝をバックに記念撮影 10:55

阿弥陀ヶ滝をバックに記念撮影 10:55

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阿弥陀ヶ滝の下で禊神事 11:06

阿弥陀ヶ滝の下で禊神事 11:06

パノラマ写真(2400X1400)1.21MB

 白山信仰は、修験者(山伏)の活躍と共に白山御師(はくさん・おし)の布教活動により、白山文化として大きく開花した。ここ白鳥町(しろとりちょう)白山登拝の美濃(太平洋)側の起点として栄えた修験の地であり山伏や巡礼たちによる滝行・禊が阿弥陀ヶ滝で行われていた。

長滝白山神社・若宮多門宮司による修祓 11:07

長滝白山神社・若宮多門宮司による修祓 11:07

パノラマ写真(3000X1650)1.68MB

準備運動の鳥船行事 11:10

準備運動の鳥船行事 11:10

パノラマ写真(3000X1600)1.72MB

▲▼ 阿弥陀ヶ滝みそぎ祭りは、長滝白山神社の氏子たちによる「阿弥陀ヶ滝みそぎ祭り実行委員会(小島正則代表)」が主催する例大祭で神事は長滝白山神社・若宮多門宮司が執り行い滝行の道彦は長良天神神社の玉岡充臣(たまおかみつおみ)禰宜(ねぎ)が務める。

阿弥陀ヶ滝の滝壺に入水する行者たち 11:18

阿弥陀ヶ滝の滝壺に入水する行者たち 11:18

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滝壺の奥に進む 11:19

滝壺の奥に進む 11:19

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60m上空から激しく落下する大瀧 11:19

60m上空から激しく落下する大瀧 11:19

拡大写真(2400X1800)1.18MB

【壱】 阿弥陀ヶ滝禊 〜禊ぎの開始〜 11:22

【壱】 阿弥陀ヶ滝禊 〜禊ぎの開始〜 11:22

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【弐】 阿弥陀ヶ滝禊 11:22

【弐】 阿弥陀ヶ滝禊 11:22

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【参】 阿弥陀ヶ滝禊 11:24

【参】 阿弥陀ヶ滝禊 11:24

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【四】 阿弥陀ヶ滝禊 11:25

【四】 阿弥陀ヶ滝禊 11:25

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【五】 阿弥陀ヶ滝禊 11:25

【五】 阿弥陀ヶ滝禊 11:25

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【六】 阿弥陀ヶ滝禊 〜滝行に向かう〜 11:27

【六】 阿弥陀ヶ滝禊 〜滝行に向かう〜 11:27

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【七】 阿弥陀ヶ滝禊

【七】 阿弥陀ヶ滝禊

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【八】 阿弥陀ヶ滝禊 11:28

【八】 阿弥陀ヶ滝禊 11:28

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【九】 阿弥陀ヶ滝禊 11:30

【九】 阿弥陀ヶ滝禊 11:30

                              拡大写真(2400X1800)1.47MB                           撮影:石井康博

【拾】 阿弥陀ヶ滝禊 11:32

【拾】 阿弥陀ヶ滝禊 11:32

                             拡大写真(2400X1800)1.29MB                            撮影:石井康博

【拾壱】 阿弥陀ヶ滝禊(アニメーション) 11:35

【拾壱】 阿弥陀ヶ滝禊(アニメーション) 11:35

                              拡大写真(2400X1900)1.26MB                           撮影:石井康博

【拾弐】 阿弥陀ヶ滝禊(アニメーション) 11:36

【拾弐】 阿弥陀ヶ滝禊(アニメーション) 11:36

                             拡大写真(1800X2400)844KB                            撮影:石井康博

【拾参】 阿弥陀ヶ滝禊(アニメーション) 11:38

【拾参】 阿弥陀ヶ滝禊(アニメーション) 11:38

                              拡大写真(2400X1800)931KB                           撮影:石井康博

滝行のあとの鳥船 11:40

滝行のあとの鳥船 11:40

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一人ずつ御神酒をいただく 11:49

一人ずつ御神酒をいただく 11:49

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▼ みそぎ祭りの司会・進行役で尽力された日置正史・前谷自治会長と長滝白山神社若宮宮司の奥様と御神酒で乾杯!

御神酒で乾杯! 11:53

御神酒で乾杯! 11:53

                             拡大写真(2400X1900)1.26MB                            撮影:石井康博

▼ 阿弥陀ヶ滝の滝壺のそばで、禊ぎの指導をして頂いた神職と記念撮影。向かって左から道彦(みちひこ)(禊指導者)の玉岡充臣禰宜(長良天神神社)、若宮多門宮司(長滝白山神社)、宮司の奥様、和田フォト・石井康隆名古屋支店長の各氏。
若宮宮司様らと記念撮影(アニメーション) 11:56

若宮宮司様らと記念撮影(アニメーション) 11:56

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▼ このたび、阿弥陀ヶ滝みそぎ祭りの参加取材が実現したのは、Wa☆Daフォトギャラリー名古屋支店長を快く引き受けて下さった愛知県春日井市にお住まいの石井康隆さん(63歳)のお陰であり、JR名古屋駅から石井車で現地入りし、撮影助手として汗だくで支援していただき、私の滝行を激写して下さった。
 
 数年前から和田フォト・ファンだったという石井さんは今年の春に熱烈なメール交換がきっかけで知り合った現在悠々自適の石井さんは、國學院大學出身で、赤いスポーツセダンを格好良く乗り回すセレブな元銀行マン。奇しくも若宮宮司とは國學院の同期(83期)という間柄で話が弾み、来年も石井さんのご支援で参加取材することになった。
和田フォト・石井康博名古屋支店長 12:00

和田フォト・石井康博名古屋支店長 12:00

▼ 全員が入浴して汗を流した後、別館に移動して直会(なおらい)が開かれ、合掌して無事に禊が終わったことを神に感謝して昼食をいただいた。禊会場へのアクセスは、ほぼマイカーに限られるので、飲酒運転防止のため、酒は供されない。このあと、若宮宮司の講評や自己紹介などがあり、和やかな雰囲気のなか、1時間ほどの直会はあっという間に終わり、来年の再会を約してお開きとなった。
合掌して昼食を頂く / 直会 12:45

合掌して昼食を頂く / 直会 12:45

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                         ★彡 白山信仰と美濃馬場 ★彡 

奈良時代の養老元年(717)越前の僧・泰澄(たいちょう)が標高2,702mの白山(はくさん)を開踏(かいとう)し、天長9年(832)には加賀・越前・美濃にそれぞれ登拝拠点である馬場(ばんば)が設けられた。長い白山信仰の歴史を経て、来年の平成29年(2017)には、泰澄大師白山開山1300年の節目を迎える。
 
 かつては、白山中宮長瀧寺が美濃馬場(みのばんば)を一手に統括し、白山に登拝する白山禅定道(ぜんじょうどう)の基地として発展した。明治維新の神仏分離・廃仏毀釈の後、現在は、長滝白山神社が白山修験文化を継承している。
広大な敷地に鎮座する白木造りの長滝白山神社 14:30

広大な敷地に鎮座する白木造りの長滝白山神社 14:30

拡大写真(2400X1700)967KB

▲▼ 直会のあと、石井車でカーナビを頼りに長滝白山神社に行った。車道から離れた場所にあったので、見つけるのに一苦労したが、鳥居をくぐってみるとびっくり!白山開闢(かいびゃく)1300年を来年に迎えるだけあって広大な敷地に鎮座する白木造りの立派な神社だった。若宮宮司ご夫妻のおもてなしにより、拝殿で正式参拝した。
石井さんと二人で正式参拝 14:55

石井さんと二人で正式参拝 14:55

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▼ 神社境内に岐阜側(美濃馬場)から白山への登拝ルートが掲示されていた。かつて修験者(山伏)たちが我が物顔に跋扈(ばっこ)していた様子が手に取るように分かる図面を見て、かつての白山文化の繁栄を偲ぶことができた。
美濃馬場から白山への登拝ルート

美濃馬場から白山への登拝ルート

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【所感】 過去16年にわたり日本全国の裸祭を取材して来たが、阿弥陀ヶ滝での雄大な滝行禊は、そのスケールにおいて日本一だと思われる。若者や女性の参加が多く、最長老参加者は、筆者の69歳だった。

 大自然の水の恵みをたっぷりと受けて繁栄する美しき日本は、全国各地で禊が行われているが、初夏の雄大な名勝での滝行は、気分爽快で、心身ともにリフレッシュできた。来年は、白山開山1300年の記念行事と共にみそぎ祭が行われると聞き、再度参加取材することを若宮宮司に約して帰途についた。〈 完 〉
赤い日産スカイライン350GTを運転する石井さん

赤い日産スカイライン350GTを運転する石井さん


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