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2018年10月19日改訂

今 日

昨 日

♪篠 笛

翠巒の甘酒こぼし白ふどし  北舟

拡大写真(2600X1800)1.26MB

Green mountain,
white loincloth of amazake scattering festival.

2012年11月6日制作

甘酒こぼし名作アニメーション/猪鼻熊野神社(埼玉県秩父市荒川白久)

猪鼻の甘酒こぼし'13

甘酒こぼし名作アニメーション/猪鼻熊野神社(埼玉県秩父市荒川白久)
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日本の祭CD・DVD完成!

【21】 湯殿山滝行

スライドショーCD写真集

山形県鶴岡市 出羽三山神社 2011年8月6-8日 錬成修行道場

 
 出羽三山は山形県庄内地方に広がる羽黒山(はぐろさん)(414m)・月山(がっさん)(1,984m)・湯殿山(ゆどのさん)(1,504m)の総称で、修験道を中心とした山岳信仰の場として、現在も多くの修験者や参拝者を集めています。
 出羽三山の最奥の地・湯殿山の御神体は女性の秘所に似た霊巌(れいがん)ですその頂上から流れ出る湯は梵字川に注ぎやがて赤川となって庄内平野の大地を潤し日本海に注いでいます。この不思議な巌(いわお)が発見されて以来湯殿山と名付けられた霊山の慈悲深い湯殿の大神により新しい生命を賜って再生するという信仰が生まれたのは、日本人にとっては自然の成り行きでした。
 山々に鎮座する神々の御加護を受けて父母の厳粛な営みにより新しい命を賜った我々は死後その魂が山に還ってゆくという信仰は六世紀半ばに中国から仏教が伝来すると神仏習合の文化となり、修験道となって庶民の心を捉え、栄えてゆきました現在もその思想に共感する人々が全国から出羽三山神社の錬成修行道場に集まり、山伏体験が行われています。226枚、上映時間19分。(1枚2000円 リピーター価格:1枚1500円
                                                            
湯殿山滝行
    滝行者褌一丁雪解水   北舟 

たきぎょうじゃ ふどしいっちょう ゆきげみず

Melted snow running, the ascetic naked with a loincloth beneath a waterfall.

湯殿山滝行

湯殿山滝行

【22】 八海山寒修行

スライドショーCD写真集

新潟県魚沼市 八海山尊神社 2011年1月29-30日

 
 新潟県南魚沼市に聳える八海山(1778m)の大崎登山口に鎮座する八海山尊神社では毎年、大寒(2011年1月28日)から節分(2011年2月3日)まで、護摩行と滝行による寒修行かんしゅぎょうが行われます。このたび、山田泰利宮司の御高配により、寒修行を密着取材することができました。191枚、上映時間16分。(1枚2000円
 リピーター価格:1枚1500円) 八海山滝行
 八海山は、越後山脈に位置する越後三山(えちごさんざん)(魚沼三山)のひとつで、日本200名山に数えられています。八ッ峰(やつみね)と呼ばれる岩峰群と入道岳(にゅうどうだけ)などから成り、最高峰は標高1778mの入道岳で古くから霊山として崇められ、修験の山として知られています。
 越後三山は南魚沼市から魚沼市にかけて広がる八海山(1778m)・越後駒ヶ岳(2003m)・中ノ岳(2085m)を指し、三山全域が越後三山只見国定公園に指定されています。
   白褌に気合込めたる雪の滝  北舟 

びゃっこんに きあいこめたる ゆきのたき

The snow-covered waterfall, unyielding spirit wearing a white loincloth only.

八海山寒修行

八海山寒修行

【23】 若宮八幡裸祭

スライドショーDVD写真集

大分県豊後高田市 若宮八幡神社 2006年11月〜2013年11月

 
 平成25年(2013)11月15日(金)と17日(日)の両日、大分県豊後高田市(ぶんごたかだし)に鎮座する若宮八幡神社(吉成保雄宮司)で秋季大祭の川渡し神事(かわわたししんじ)が行われました。 永保4年(1084)に荒行のひとつとして始められたこの裸祭は、狩衣(かりぎぬ)・褌姿の輿丁(よちょう)が宮神輿を担いで桂川に入水し、本宮(もとみや)と御旅所の下宮(しもみや)を往復する神幸祭で、今年で930回目となります。 この裸祭は、平成24年(2012)、豊後高田市無形民俗文化財に指定されました。
 このたび、過去 8年分を1枚のDVDに収納し、若宮褌をキリリと締め込んだ九州男児の美しくも勇壮な川渡祭を心ゆくまで堪能できるようにしました。
 このDVDをMS-Windows対応パソコンのディスク・ドライブに挿入すると、BGMに納曽利(なそり)や山伏などの邦楽や和太鼓が流れるなか、5秒毎に画像がディスプレー一杯に映し出されるスライドショーを楽しむことができます。また、DVDには467枚の画像のほか特別に283枚の原画も同梱していますので、最大A3サイズまでプリントできます。個人で楽しむ限りは、自由にプリントアウトして構いません。
 高精細画像467枚、上映時間 約48分。(1枚2000円 リピーター価格:1枚1500円)
 若宮八幡裸祭
  秋川に濡るる輿丁ら白褌  北舟 

あきかわに ぬるるよちょうら しろふどし

Autumn river, white loincloths of mikoshi carriers dripping wet.

若宮八幡裸祭

若宮八幡裸祭

【24】 保原つつこ引祭

スライドショーCD写真集

福島県伊達市保原町 厳島神社 2011年3月6日

 
 江戸時代中期の享保年間(1716〜1735)に大飢饉があり、当時の領主・松平出雲守(まつだいら・いずものかみ)通春(みちはる)公が厳島神社の境内(当時は現在の丸山観音)に領民を集め、種籾(たねもみ)を分け与えたところ、翌年は大豊作となったことから、農民たちは領主の善政に感謝し、神前に初穂を捧げて豊作を祝いました。
 それ以来、五穀豊穣を祈る神事として、旧正月に裸の若衆が「つつこ」を引き合う勇壮な農民祭として、毎年催行されています。現在も変質することなく続けられているこの裸祭は、地元氏子たちの誇りでもあります180枚上映時間17分。(1枚2000円 リピーター価格:1枚1500円) 保原つつこ引祭
   春迎ふ つつこ練なり白ふどし  北舟 

はるむかう つつこねりなり しろふどし

Getting more like spring, Tsutsuko lifting wearing a white loincloth.

保原つつこ引祭

保原つつこ引祭

【25】 江ノ島寒中神輿

神奈川県藤沢市 江島神社 正月第三日曜日(成人祝) 最新:2018年1月21日


 
平成30年(2018)1月21日(日)神奈川県藤沢市江ノ島片瀬海岸東浜では午前11時から第37回寒中錬成大会が開催されました。新成人のお祝いと無病息災を祈るこの裸祭は、神社の祭礼ではなく、藤沢鎌倉神輿連合会(山口昌明会長)が主催する神輿祭で藤沢・鎌倉両市の神輿愛好者ら約300人による年に一度の大会です
 
3基の神輿練り 四人の新成人を乗せた裸鳳龍/江ノ島片瀬海岸東浜( 神奈川県藤沢市) 海を渡る初春神輿/江ノ島片瀬海岸東浜( 神奈川県藤沢市)

色柄物の江戸っ子褌がみられる裸祭

● 江ノ島寒中神輿は新年の初神輿を担げるとあって部外参加者も多く、褌一丁の担ぎ手たちが4基の神輿を担いで海に入る姿は圧巻ですこの祭の特徴は主役があくまで両地区の新成人で神輿に乗ることが許されることと、担ぎ手たちが正月に海に入って神輿練りを行う点にあります。
 色物や柄物のカラフルな江戸っ子褌(前袋式六尺褌)を締めた裸祭は他に例はなく、参加者たちは、毎年、新しい褌をあつらえてその鯔背ぶりを披露することを楽しみにしています。
 かつては成人式を迎えた20歳の男女が神輿に乗って海上渡御を行い晴れて成人の仲間入りを果たす通過儀礼でしたが近年はどこの神社も神輿の上に乗ることを禁じるようになり祭祀を司る江島神社(えのしまじんじゃ)もその例外ではなくなり新成人が神輿の上に乗って海上渡御する姿はまったく見られなくなっていました

★☆★彡

▼ しかし2016年から「この行事は新成人を祝う寒中神輿錬成大会であって神事ではない」という理由で新成人が神輿に乗ることが復活しました。山口昌明会長の大英断とそれを許した江島神社相原圀彦宮司に拍手喝采を送ります!  江ノ島寒中神輿'17

 収録画像は、平成16年(2004)・平成18年(2006)・平成19年(2007)・平成24年(2012)・平成28年(2016)・平成29年(2017)・平成30年(2018)の7年分467枚、上映時間は約40分です。DVDには原画325枚を含む高精細画像が入っていますので、サービスサイズから最大A3サイズまでプリントできます。(1枚2000円 リピーター価格:1枚1500円)
   湘南や海に練り込む初神輿  北舟 

しょうなんや うみにねりこむ はつみこし

Early spring, the first mikoshi of the year going into the sea.

寒中神輿錬成会の華・小動會「振り袖神輿」 2016.01.17 12:01

寒中神輿錬成会の華・小動會「振り袖神輿」 2016.01.17 12:01

拡大写真(2600x1700)890KB

江ノ島寒中神輿

江ノ島寒中神輿

【26】 江ノ島 白褌びゃっこん 神輿

スライドショーCD写真集

神奈川県藤沢市 江島神社天王祭 7月14日に近い日曜日 最新:2011年7月10日(日)

 
 マリン・リゾートとして名高い湘南(しょうなん)江の島で毎年開かれる八坂神社例大祭(天王祭)は、白い水褌(すいこん)(前袋式六尺褌)一丁で海中神輿渡御が行われる裸祭で、「かながわの祭り50選」にも選ばれています。

 収録画像は、平成16年(2004)・平成20年(2008)・平成23年(2011)の過去3年分440枚、上映時間は約38分と長編です今回CD化するにあたり既に発表した画像170枚に原画から再収録した250枚を加えましたので感動大作となりました。白い六尺褌一丁で神輿を担ぐのは、他に例はなく、筆者は敬意を込めて白褌神輿(びゃっこんみこし)と呼んでいます。(1枚2000円 リピーター価格:1枚1500円) 江ノ島白褌神輿'11
  波の間に浮きつ沈みつ夏祓  北舟 

なみのまに うきつしずみつ なつはらえ

Summer purification drifting up and down on the waves.

海中の 神輿練みこしね

海中の神輿練り

拡大写真(1800x1350)496KB

 
白い 水褌すいこん 一丁で海を渡る神輿
 江の島の八坂神社天王祭(てんのうさい)は、午前中、島の氏子たちが列をなして里神楽・天王囃子の優雅な調べを奏でるなか、江島神社辺津宮(えのしまじんじゃ・へつみや)から宮出しされた神輿が参道を下り、弁天橋付近で褌一丁となった氏子や祭愛好者たちに担がれて海に入ります。
 裸の担ぎ手たちは囃子船による天王囃子の調べにあわせ、浮きつ沈みつ揉み合い、勇壮な禊が行われます。その後一旦上陸し、午後から対岸の腰越(こしごえ)小動神社(こゆるぎじんじゃ)の神輿と龍口寺(りゅうこうじ)前から合同渡御に入り、ゆかりの小動神社まで渡ります。

 天王祭は、湘南唯一の夏祭りとして有名でご神体を漁師が発見して祀ったことから、祭礼の神輿は漁師だけが担ぐことになっていました。白い水褌姿は、古き良き時代に褌一丁で漁をした漁師たちの姿を彷彿とさせます。現在は全国から集まる裸祭りファンの応援なしには催行できなくなっています。

江ノ島 白褌びゃっこん  輿

江ノ島白褌神輿

【28】 重陽ちょうよう 烏相撲からすずもう

スライドショーCD写真集

京都市北区上賀茂 上賀茂神社(世界文化遺産) 毎年9月9日重陽の日 平成18年(2006)の記録

 
 1400年の歴史を有する葵祭で知られる上賀茂神社では毎年9月9日重陽(ちょうよう)の節句午前10時から本殿で齋王代(さいおうだい)や氏子男児による相撲童子(すもうどうじ)たちが菊花を献じて無病息災を祈願する重陽神事が斉行されたあと、午前11時から細殿(ほそどの)南庭で、烏相撲(からすずもう)が奉納され、斎王代が上覧します。
 この相撲神事は平安時代から続く伝統行事で現在も昔のしきたりと寸分たがわぬ衣装を付けて執り行われています。当初は歴代の皇女が齋王(さいおう)として烏相撲を上覧していましたが、齋院制度が途絶えた後も齋王に代わる齋王代が御帳台(みちょうだい)から上覧する相撲神事が続けられてきました。

 収録画像は220枚、上映時間は約20分。今回、CD化するにあたり既に発表した画像80枚に原画から再収録した約100枚を加え、解説画像も収録していますので、日本の相撲文化の原点ともいえる烏相撲の貴重な記録作品となりました。(1枚2000円 リピーター価格:1枚1500円) 重陽の烏相撲
 立砂や相撲童子の白褌  北舟 

たてずなや すもうどうじの しろふどし

A pear of sand cone, White fundoshi sash of sumo children wrestling.

齋王代の前で烏相撲

齋王代の前で烏相撲

拡大写真(1600x1200)440KB

 
烏相撲からすずもう の起源
 かつて神武天皇が熊野から大和国へ侵攻する際、深く険しい山越えに迷ったとき、上賀茂神社の祭神・賀茂別雷大神(かもわけ・いかづちのおおかみ)の祖父・賀茂建角身命(かもたけつぬみのみこと)が3本足の八咫烏(やたがらす)と化(な)って先導し、無事大和に入ることができた功績により、山城国(やましろのくに)の北部一帯を賜りましたが、上賀茂神社が創祀(そうし)されると、この八咫烏伝説と、稲などに不作をもたらす悪霊退治の信仰行事である相撲が習合して烏相撲という神事が生まれたといわれています。
重陽の烏相撲

重陽の烏相撲

【29】 國府宮こうのみや はだか祭

スライドショーCD写真集

愛知県

稲沢市いなざわし

  尾張大國霊神社おわりおおくにたまじんじゃ   平成18年(2006)2月10日(金)の記録
 
 國府宮の裸祭りは正しくは儺追神事(なおいしんじ)といい、毎年旧正月の13日に斎行されます。儺追笹(なおいざさ)を奉納した裸男(はだかおとこ)たちが厄(やく)を落とすべく全裸の神男(しんおとこ)に触れようと揉み合う勇壮な祭りで、江戸時代の末頃から始まったといわれています。今年は9千人のはだか男と14万人の観衆が國府宮に押し寄せ、大規模な裸のページェントが繰り広げられました。

 収録画像300枚上映時間約26分今回、CD化するにあたり既にinternetに発表した画像60枚に原画から再収録した約200枚を加え、解説画像も収録していますので、規模において岡山・西大寺会陽と福岡・博多祗園山笠とともに日本三大裸祭と評価される愛知・國府宮はだか祭の感動とロマンをたっぷりと写し撮った貴重な記録作品となりました。(1枚2000円 リピーター価格:1枚1500円) 國府宮はだか祭
 初春やはだかで埋まる國府宮  北 舟 

日没の参道・・・神男を待つはだかたち(午後5時5分)

日没の参道・・・神男を待つはだかたち

パノラマ写真(1950x900)446KB

 
命がけの 儺追なおい 神事
 國府宮の正式名は尾張大國霊神社(おわり・おおくにたま・じんじゃ)といい、産土神(うぶすながみ)である尾張大國霊神(おわり・おおくにたまのかみ)を祀っています。奈良時代、尾張国の総社(そうじゃ)と定められ、国司(くにつかさ)自らが祭祀を執り行う神社であったことから、國府宮(こうのみや)と呼ばれるようになり、神社側も「國府宮」を通称として用いています
 拝殿右(東)に儺追殿(なおいでん)があり、毎年、希望者の中から御神籤(おみくじ)で選ばれた儺追神男(なおい・しんおとこ)(略称・神男(しんおとこ) / 儺負人(なおいにん))が三日前から斎戒沐浴して三夜参籠します祭当日、神男は参道から全裸で一般裸男(略称はだか男)たちの中に入り触れ合ったはだか男たちの厄を一身に背負って儺追殿に救出・収容されます。平成15年(2003)には、楼門付近で転倒したはだか男が圧死する痛ましい事故が発生しており、この奇祭は、神男の出現で、はだか男・神男ともに命がけのフィナーレを迎えます。
國府宮はだか祭

國府宮はだか祭

【30】 なだ のけんか祭

スライドショーCD写真集

兵庫県姫路市白浜町   松原八幡神社まつばらはちまんじんじゃ   平成13年(2001)平成14年(2002)10月15日の記録
 
 ・・・「ヨーイヤサー」の勇ましいかけ声と太鼓の音が抜けるような秋晴れの空に吸い込まれていく。上気した赤い肌に白い祭りまわしをキリリと締め込んだ男たち。神輿がぶつかり屋台が揺れる。21世紀最初の10月15日、「灘のけんか祭」と呼ばれる松原八幡神社秋季例祭の本宮が開かれ、15万人の大観衆が裸の男たちの熱い祭典を見守った・・・
 灘祭(なだまつり)とも呼ばれる灘のけんか祭は、神輿を荒々しくぶつけ合う特異な神事のため、天下の奇祭だとか、全国の数あるけんか祭の中で最大規模の祭りだといわれ、戦前から播州播磨を代表する祭りとして知られてきました。
 2001年、白衣の男がけんか神輿から転落し、横転した神輿の下敷きになって圧死した事故を目撃し、命がけで行われる勇壮な裸祭の素晴らしさに感動し男のロマンと感動を切り取るべく全国の裸祭を取材しようと思い立った記念すべき作品です。

 収録画数390枚、上映時間34分の長編。今回、CD化するにあたり、既に二年にわたってinternetに発表した画像120枚に原画から再収録した200枚を加え、解説画像を再編しましたので、裸祭シリーズの原点にふさわしい貴重な記録作品です。(1枚2000円 リピーター価格:1枚1500円) 播州秋祭・灘のけんか祭り

灘のけんか祭

拡大写真(1400x1050)531KB

 
けんか祭の起源
 1467年(応仁元年)から始まった応仁の乱で松原八幡神社が焼失した際、領主・赤松正則は、社殿の再建に尽力し、その竣工祭に米200俵を寄進しました。喜んだ氏子たちが木組みに米俵を積み上げて御旅山へ担ぎ上げたのが祭りの始まりだといわれています。
 松原八幡神社の秋祭りは神輿同士がお互いに激しくぶつけ合う「神輿合わせ」で全国的に有名となりましたがそのさまが喧嘩をしているように見えることから、灘のけんか祭りと呼ばれるようになりました。
 激しく神輿をぶつけ合うのは、神功皇后(じんぐうこうごう)の三韓出兵の際、風待ちのために白浜の沖で停泊していた軍船が波に揺られてぶつかり合う様子を表したものだといいますまたこれらの軍船に付着したゴイナ(牡蠣 かき)を削ぎ落とそうとする様子を表したものだともいわれています。いずれにせよ、神と人とが一体となり、五穀豊穣を願って行われる極めて特異な神事です。
國府宮はだか祭

灘のけんか祭

【31】 七日堂裸詣りなのかどうはだかまいり

スライドショーCD写真集

福島県河沼郡 柳津町やないづまち   圓蔵寺福満虚空蔵尊えんぞうじふくまんこくぞうそん   平成20年(2008)1月7日(月)の記録
 
 柳津町では毎年正月7日に地元民に加えて全国から集まった男たちが六尺褌一丁の裸形になり午後8時半の一番鐘の合図で圓蔵寺の石段を駆け上がり、手水鉢で垢離を取ったあと、本堂の菊光堂に参拝する裸詣りが行われます。この日だけは、行事の舞台となる本堂は、七日堂と呼ばれます。
 七日堂では、男たちが競い合って一本の麻縄によじ登り大鰐口を目指す鰐口登りが行われ堂内は褌衆と見物人たちの熱気に満ちあふれます。裸詣りが終わった裸衆は、住職からホオノキの矢に挟んだ牛王法印(ごおうほういん)をいただき、家に持ち帰って一年の幸福と無病息災を祈ります。褌一丁による鰐口登りは全国に例がなく、七日堂の裸詣りは、奇祭中の奇祭として知られています。

 収録画数246枚、上映時間22分。今回、CD化するにあたり、internetに発表した画像70枚に原画から再収録した150枚を加え、解説画像を加えましたので、 見応えある作品となりました。(1枚2000円 リピーター価格:1枚1500円) 七日堂裸詣り

大鰐口登り

大鰐口登り

パノラマ写真(1500X1800)444KB

 
如意宝珠にょいほうじゅ 信仰
 七日堂裸詣りは、正式には午王祭(ごおうさい)といゝ、如意宝珠(にょいほうじゅ)信仰に由来しています。今から千年ほど昔、この地方に疫病や不作が長く続いて人々が苦しんでいたとき、虚空蔵尊のお告げにより、美しく利口な弥生姫が只見川の底の龍宮に住む龍神から如意宝珠を借り受け、疫病等を退散させることができました。
 数年後1年で最も静かな1月7日の夜龍神が宝珠を取り返しに虚空蔵堂(菊光堂)に来ると聞いた信者たちは堂内に集まり宝珠を囲んで龍神に宝珠を渡してなるものかともみ合い騒ぎ立てたところ、さすがの龍神も驚いて姿を消したといわれています。
 このようにして人々は団結の力を知り信仰の強さを悟って、お互いの心と力を合わせれば苦難や災厄を乗り切ることができるという自信を持ち、毎年、裸詣りが行われるようになったということです。
七日堂裸詣り

七日堂裸詣り

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