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 旅紀行日本の裸祭り

2012年3月20日改訂

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♪納曽利 高麗小乱声〜当曲急

 

冴ゆる夜の天下褌いざ出陣  北舟

 

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Cold winter night,
going to the front wearing a Tenka loincloth.

2012年3月20日制作

天下褌を締め込んで気合いの入った裸たち 18:44
 

天下褌を締め込んで気合いの入った裸たち/松平郷(愛知県豊田市)

松平葵紋   松平東照宮   松平葵紋

松平天下祭

天下褌

天下祭の安全祈願
 
前夜祭に参加する天下祭参加者たちは2月11日(土)午後5時までに社務所に集合したあと、松平東照宮拝殿に移動し、午後5時15分から「安全祈願」が行われた。  
前夜祭の 大禊おおみそぎ に参加する男性たち/松平東照宮拝殿 2012.2.11 17:15

前夜祭の大禊に参加する男性たち/松平東照宮拝殿 2012.2.11 17:15

天下祭の安全祈願

天下祭の安全祈願

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  ▲▼ 安全祈願は、拝殿に正座した参加者たちが見守るなか、神職が太鼓を打ち鳴らして始まった。最初に、大幣(おおぬさ)により御祓いが行われた後、大河原宮司による祝詞(のりと)奏上と神職四人による座位の玉串奉奠(たまぐしほうてん)が行われた。  
大河原宮司による

祝詞奏上のりとそうじょう

  17:23

大河原宮司による祝詞奏上 17:23

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座主たちの 玉串奉奠たまぐしほうてん  17:30

座主たちの玉串奉奠 17:30

  ▲▼ 続いて座主三人、水姫二人と原田委員長に玉串が渡され、順番に立位(りつい)による玉串奉奠を行って神事を締めくくった。  
座主杉浦現さんの 玉串奉奠たまぐしほうてん

座主杉浦現さんの玉串奉奠

水姫すいひめ たちの 玉串奉奠たまぐしほうてん  17:33

水姫たちの玉串奉奠 17:33

原田好夫委員長の 玉串奉奠たまぐしほうてん  17:34

原田好夫委員長の玉串奉奠 17:34

  ▼ 安全祈願が終わると、大河内宮司から座主に楷書で「崇(しゅう)」と墨書された大絵馬と彫刻道具願布(ねがいぬの)が授与された。  
宮司から「

しゅう

」の大絵馬を託された座主たち 17:37

宮司から「崇」の大絵馬を託された座主たち 17:37

御神酒をいただく杉浦現座主 17:42

御神酒をいただく杉浦現座主 17:42

 

▲▼ 最後に、安全祈願の参列者全員が拝殿に用意された御神酒(おみき)を飲み干したあと、社務所に戻った。

 
拝殿で

御神酒おみき

をいただく天下祭参加者たち 17:44

拝殿で御神酒をいただく天下祭参加者たち 17:44

 

▼ 社務所は、東照宮拝殿に向かって左手に隣接して建てられており、渡り廊下で社務所と拝殿を往来できる。

 
松平東照宮社務所 17:44

松平東照宮社務所 17:44

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社務所の控え室では、今宵の大禊(おおみそぎ)に使用する褌を準備する光景が見られた。天下祭では、全幅の木綿布を半反(5m)使用し、そのままロールする。  
褌ロールの作成

褌ロールの作成

午後5時50分ころ、大禊(おおみそぎ)参加者が社務所に揃ったところで、第25回天下祭実行委員会の鈴木仲弘事務局長の司会により、ミーティングが始まった。  
天下祭実行委員会・鈴木仲弘事務局長の司会で大禊参加者のミーティング開始 17:51

天下祭実行委員会・鈴木仲弘事務局長の司会で大禊参加者のミーティング開始 17:51

ミーティングの冒頭第25回天下祭実行委員会の白半纏を羽織った原田好夫実行委員長の挨拶が行われた  
原田好夫委員長の挨拶

原田好夫委員長の挨拶

前夜祭の大禊(おおみそぎ)参加者は約30人無料で参加できるものの、部外者は一泊しないといけないので翌日の本番よりは人数が少ないのはやむを得ないところであろう。  
社務所に集合した大禊参加者たち 17:52

社務所に集合した大禊参加者たち 17:52

座主たちの自己紹介 17:56

座主たちの自己紹介 17:56

続いて、座主・水姫・介添人の自己紹介が行われた後、鈴木事務局長より、大禊の実施要領が説明された。

 
大禊の要領を説明 18:09

大禊の要領を説明 18:09

▼ 今宵の大禊を指揮する道彦(みちひこ)は、実行委員の本田智之さん(50歳)。晒木綿半反を使った白晒褌の締め方の実演指導が行われた。なお、還暦といえども、禊には赤褌は認められない。

 
晒木綿半反を使った 白晒褌しろざらしふんどし の締め方を実演指導 18:17

晒木綿半反を使った白晒褌の締め方を実演指導 18:17

▼▲ 褌を締めてもらう人は、布の先端を頭の高さまで持ち上げ、後は補助者が一般的な六尺褌の締め方に従って巻締めて行く。

 
全幅の晒木綿を巻締める

全幅の晒木綿を巻締める

できあがりは、前垂れが膝下まで伸びる独特のスタイルとなった。筆者はこの褌を天下褌と呼ぶことにした。

 
前垂れの長い 天下褌てんかふんどし のできあがり 18:19

前垂れの長い天下褌のできあがり 18:19

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禊鉢巻は願布(ねがいぬの)を締めるこれは白地に親氏公の願文32文字と葵紋(墨書)に天下祭(朱書)がプリントされた願布二枚を左右対称に縫い合わせたもの。

 
テープのような

願布ねがいぬの

(禊鉢巻)の説明 18:23

テープのような願布(禊鉢巻)の説明 18:23

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▼ 私も1本もらい、帰宅後撮影したのが下の写真。実行委員会では願文(がんもん)の文字を願字(がんじ)と呼ぶ。広辞苑にも掲載されていない造語である。天下祭では、毎年願文の冒頭から一字ずつ願字の大絵馬を作成して産八幡(うぶはちまん)に奉納してきた。

 
左右対称の

願布ねがいぬの

左右対称の願布

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▲▼ 大禊参加者に配付された願布は、「用」という願字が朱色だった。「用」は24字目なので、昨年の第24回天下祭で作成・配付されたものである。ちなみに、今年の願布は25文字目の「崇(しゅう)」の願字が赤くなっている。  
禊鉢巻の配付

禊鉢巻の配付

▲▼ ミーティングが終わると、大禊参加者たちは願布と褌ロールを受け取り、暗い夜道を更衣テントに向かった。  
褌ロールの配付 18:24

褌ロールの配付 18:24

▼ 更衣テントは、松平郷入口から松平東照宮に至る600mほどの舗道の途中に設けられた西側の駐車場(天下祭の第二イベント場)に設営されており社務所から歩いて200mほどのところにある。  
更衣テントの位置

更衣テントの位置

Google Earth

▼ 更衣テントは、十分に広いもので、駐車場の南端に3張りほど設営されており、簡易トイレも置かれていた。

 
 

↓簡易トイレ

更衣テント 18:30

更衣テント 18:30

▼ 更衣テントの中は、全面にブルーシートが敷き詰められており、西側のテントには、仮設風呂が持ち込まれ既にお湯が張られていて湯気が立っていた。  
テントの中の仮設風呂

テントの中の仮設風呂

更衣テントの中央には、石油ストーブが焚かれており、内部は暖房されていた。大禊参加者たちは、広いテントの中で脱衣し天下褌と願布の鉢巻を締めて大禊の身支度をした。なお道彦座主介添人たちは社務所の奥の特別室で禊の準備をした。  
広いテントの中で褌を締める 18:35

広いテントの中で褌を締める 18:35

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▼ テントの中に全国の裸祭に参加している見慣れた人たちも散見された。その中で、東京都中央区の鐵砲洲寒中禊や静岡県磐田市の見付天神裸祭などに和田グループとして参加している伊藤修さん(44歳)の姿があったので、撮影させて頂いた。  
天下褌を締め込んだ伊藤修さん(札幌市)たち 18:44
天下褌を締め込んだ伊藤修さん(札幌市)たち/前姿 18:44 天下褌を締め込んだ伊藤修さん(札幌市)たち/後姿 18:44

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   冴ゆる夜の天下褌いざ出陣  北舟 

さゆるよの てんかふんどし いざしゅつじん

Cold winter night, going to the front wearing a Tenka loincloth.

天下褌を締め込んで気合いの入った裸たち 18:44

天下褌を締め込んで気合いの入った裸たち 18:44

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