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 旅紀行日本の裸祭り

2010年2月5日改訂

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♪海のアラベスク 

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鳥船や白褌一色寒の垢離   北舟

2007年2月13日制作

悪い部分を斬る雄詰

悪い部分を斬る雄詰(鹿島神宮大寒禊/茨城県鹿嶋市)

鹿島神宮神紋

鹿島神宮大寒禊

 

御手洗池

 
 

御手洗池みたらしいけ

 鹿園(ろくえん)を左手に見て更に東に進むと、左(北)に下る坂があり、その突き当たりに御手洗池(みたらしいけ)がある。昔はここが表参道だったことから、御手洗池で身を清めてから参拝したという。
 現在の参道は神宮の森の西側から入るようになっており、森のはずれにある御手洗池は参道の終着地となり、茶屋が数軒あって、小休止するのに都合の良い場所となっている。

神聖な御手洗池

神聖な御手洗池

パノラマ写真(1800x800)3084KB

   森を背景にした御手洗池は透き通った水を貯めている。そこに注ぐ清水は古木の根本にある石造りの枡(ます)から湧き出しており、この地方で唯一残る飲むことのできる湧き水だという。

鯉の泳ぐ池

鯉の泳ぐ池

   古来よりこの池は大人が入っても子供が入っても乳(ちち)を越えることはなく、旱魃(かんばつ)にも涸れたことのない霊泉(れいせん)であると言い伝えられ、今でもお茶を立てるときの水として汲みに来る人が絶えないという。よく見ると大きな鯉が何匹も泳いでいた。

禊参加者の到着

禊参加者の到着

 

行者の到着

 午前10時過ぎ、大寒禊に参加する白鉢巻の行者125人が鹿島神宮の幟(のぼり)を持った道彦(みちひこ)(禊指導者)のあとから着衣のままで御手洗池にあらわれた。女性の参加者が何人もみえる。鉢巻には禊のときに唱える祝詞(のりと)が印刷された「神拝詞(しんぱいし)」が挟まれている。

藤棚の下で脱衣

藤棚の下で脱衣

 

みそぎ

越中褌えっちゅうふんどし
 一行は、池のそばの藤棚の下やベンチなどで脱衣して、越中褌一丁の裸形(らぎょう)になった。既に着衣の下に褌を締めている人が殆どだったが、中にはこの場で着替える人も見られた。

褌・鉢巻姿になった参加者

褌・鉢巻姿になった参加者

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   折角の鉢巻だったが、脱衣のためには解かざるを得ないので、鉢巻を締め直す必要がある。鉢巻は一重(ひとえ)結びが基本で、それで外れることはないというが、念のために二重(ふたえ)結びの人が多い。蝶結びは不可。

禊場に入る

禊場に入る

   境内が広大すぎて、社務所で着替えて裸のまま歩いて禊場(みそぎば)に来るには遠すぎるのだろう。池のそばに更衣用のテントを張っておけばよいと思うが、そこまでのサービスはない。

禊の開始を待つ

禊の開始を待つ

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   大寒禊は、午前9時に神宮に集合すれば、参加費2000円と申込書1枚を提出すれば誰でも参加できる。診断書は不要だが参加は自己責任。持参品は白タオル、草履(サンダル可)、白褌、白鉢巻。白褌、白鉢巻は神宮でも用意されている。女性には、白衣、白襦袢、白鉢巻が貸与されるが、タオル、帯紐、着替えは持参。
準備運動の「

鳥船とりふね

準備運動の「鳥船」

パノラマ写真(2000x800)398KB

  鳥船や白褌一色寒の垢離   北舟 

とりふねや びゃっこんいっしょく かんのこり

   説明資料には、白褌となっていて、白色越中褌となっていないのは、神社の禊は越中褌に決まっているということなのだろう。事実、六尺褌の人は誰一人いなかった。衣装統一はさすがである。
基本の

櫓漕ろこ

ぎ運動

基本の櫓漕ぎ運動

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   大寒禊は、御手洗池に入水して15分間行われる。そのあと、40分ほど宮司の講話があり、神宮で用意した昼食の直会(なおらい)のあと散会となる。参加者には神宮から修了証が交付される。

雄叫おたけ

び!

雄叫び!

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   禊衣装に着替えた一行は、御手洗池正面の注連縄(しめなわ)が張られた広場に集合し、綺麗に整列したあと、ベテランの道彦とその両脇の若い道彦2名が指揮に立ち、古式の鳥船(とりふね)(準備運動)が始まった。
 男性は越中褌と鉢巻以外は何も身につけていない。腹巻や足袋もなく、全員裸足であるのがいさぎよい。
悪い部分を斬る

雄詰おころび

悪い部分を斬る雄詰

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