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 旅紀行日本の裸祭り

2010年9月10日改訂

今 日

昨 日

♪山伏/邦楽囃子

憧れの若兎馬杯や宮相撲   北舟

 

Sumo wrestling at shrine, the yearning Wakatoba Cup.

2009年8月7日制作

親方から直接授与された若兎馬記念杯

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親方から直接授与された若兎馬記念杯/大國魂神社八朔相撲祭(東京都府中市)
鐵砲洲稲荷神社神紋   大國魂神社   鐵砲洲稲荷神社神紋

 

八朔相撲祭

若兎馬

 

▼ 続いて府中観光協会会長杯争奪戦が行われた。このトーナメントは敗者復活戦ともいえる取組で総合選手権の一回戦で敗退した力士たちのくじ引きで組合せが決まり、熱戦が展開された。

府中観光協会会長杯決勝戦/寄り切り

府中観光協会会長杯決勝戦/寄り切り

▼ 次は、むさし府中商工会議所会頭杯争奪戦。同じく抽選で東西に別れた青年同士がトーナメントを戦った。

むさし府中商工会議所会頭杯決勝戦/押し出し

むさし府中商工会議所会頭杯決勝戦/押し出し

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府中観光協会会長杯の授与
むさし府中商工会議所会頭杯の授与
府中観光協会会長杯の授与 むさし府中商工会議所会頭杯の授与
 
東京馬主協会杯
 
▼ 続いて、東京馬主協会杯のトーナメント戦。総合選手権の準々決勝に残った選手8名(ベストエイト)のうち片側4名による対戦である。ここでは三役の取組と表現していた。決勝戦は、西から登場した白まわしの選手が寄り倒して優勝した。
東京馬主協会杯決勝戦

東京馬主協会杯決勝戦

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 明治40年(1907)、現在の東京都目黒区に目黒競馬場が開設されたが、宅地開発と地価高騰で移転を余儀なくされ昭和8年(1933)府中市に東京競馬場が開設されて目黒競馬場は閉鎖された。(目黒記念は目黒競馬場にちなんだもの)。

寄り倒し

寄り倒し

▼ 八朔相撲に協賛している社団法人・東京馬主協会は、府中の東京競馬場の中にあり協会関係者から立派な優勝カップが授与された。(このあと、レプリカと交換された。)

東京馬主協会杯の授与

東京馬主協会杯の授与

 

若兎馬わかとば

記念杯
 
▼ 若兎馬(わかとば)記念杯は、府中出身の幕内力士・若兎馬(わかとば)(現:尾車部屋付年寄押尾川)の業績を讃えて設けられたもの。若兎馬(わかとば)は平成15年(2003)九月場所において28年ぶりに東京都から誕生した幕内力士だった。

若兎馬わかとば

記念杯決勝戦 / 寄り切り

若兎馬記念杯決勝戦/寄り切り

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▼ 昭和52年(1977)府中市に生まれた若兎馬の正式の四股名は若兎馬裕三(わかとば ひろみ)で、本名は山田裕三(やまだ ひろみ)。身長175cm、体重135kg。最高位は東前頭11枚目(2003年11月場所)。416勝406敗の生涯成績を残し平成19年(2007)九月場所を最後に引退。現在押尾川親方として力士の指導育成に当たっている。若兎馬記念杯は準々決勝に進出した8名のうち残りの4名で争われ優勝者に親方から直接優勝カップが授与されこのあとレプリカと交換された。
親方から直接授与された若兎馬記念杯

親方から直接授与された若兎馬記念杯

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  憧れの若兎馬杯や宮相撲 北舟 

あこがれの わかとばはいや みやずもう

Sumo wrestling at shrine, the yearning Wakatoba Cup.

珍しい大技・決まり手は?/大國魂奉賛会会長杯決勝戦 16:15

珍しい大技・決まり手は?/大國魂奉賛会会長杯決勝戦 16:15

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▲▼ 最後は大國魂奉賛会会長杯の争奪戦。三役力士の間で争われたが珍しい大技で東方の力士が優勝し八朔相撲会の白半纏を羽織った長老の会長から優勝カップが授与された。
大國魂奉賛会会長杯の授与

大國魂奉賛会会長杯の授与

▼ 続いて東と西の三役力士による三役揃踏みが披露され、平成21年度第420回大國魂神社四ヶ町八朔奉納相撲の全取組が終了した。

三役揃踏み/東

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三役揃踏み/西

三役揃踏み/西

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 最後に、青年力士全員が土俵に上がり輪になって内側を向き、水桶から柄杓(ひしゃく)で力水を飲み回す水杯の儀が執り行われた。宮司によると御神酒(おみき)を頂くようなもので神の御加護と力士たちのパワーを分かち合う儀式だという。
水杯の儀

水杯の儀

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 続いて、幣束を持った勧進元を胴上げした後、記念写真を撮って閉幕。来年の元気な再会を約して解散した。
勧進元の胴上げ

勧進元の胴上げ

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最後の記念撮影 16:20

最後の記念撮影 16:20

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和田義男

  
撮 影
 

2009年8月1日


OLYMPUS E-30
 
 
12-60mm

1230万画素 2,355枚 5.89GB
 

 今回、講演会のために約2ヵ月のブランクがあり、久々の取材となった。約6時間にわたって愛機オリンパスE-30にFL-50を装着し、汗まみれになりながらペットボトル2本を空にし、昼食抜きでシャッターを切った。土俵上の取組は全てフラッシュ撮影を行い、終わってみれば、約2,400枚5,9GBを激写していた。
 裸祭としては、3ヵ月ぶりの取材で、気合いが入った1日だった。心配された雨も降らず、江戸時代から420年もの間受け継がれてきた八朔奉納相撲のロマンと感動を十分に切り取ることができた。

日本の裸祭り第96集 「八朔相撲祭」

撮影・制作 : 和田義男

 平成21年(2009)8月7日 作品:第23作  画像:(大65+小15) 頁数:5  ファイル数:165 ファイル容量:35.5MB
 
平成12年(2000)〜平成21年(2009) 作品数:332 頁数:1,240 ファイル数:51,326 ファイル容量:6,930MB
  緑陰の土俵に相撲ふ府中っ子 北舟 

りょくいんの どひょうにすもう ふちゅうっこ

Fuchu children competing sumo in the ring under the shade of trees.

編集子の選ぶ傑作

上手投げ炸裂!

上手投げ炸裂!

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八朔相撲はっさくずもう

に思う
 
 internetで「八朔相撲」を検索すると全国各地で催行されていることがわかるが府中ほど伝統と格式ある祭礼は見あたらない。いずれも小規模で、パンツの上にまわしを締めたりして変質している例が少なくない。府中は、日本古来の裸褌文化を変質させることなく続けているところが素晴らしい。府中の八朔相撲から幕内力士の若兎馬(わかとば)が誕生したことを知って嬉しく思った。
 最近の角界は、外国人力士が花形となっており、大相撲が国際化されていることは喜ばしいが、日本人力士にも頑張ってもらいたい。戦後、学校から土俵が消えて行き、子供たちが手軽に相撲を取る場が失われてしまったことが、日本人の弱体化の一因になっているとすれば、はなはだ残念なことである。
 現在では地域社会のボランティア活動である奉納相撲が国技たる相撲の裾野の一端を支えている。土俵に上がった子供たちを見ているとしっかりした指導を受けた子は、とても強い。そのコツを掴んだ子はますます稽古に励んでゆくことだろう。子供たちは負け相撲や泣き相撲などの挫折を乗り越えていくことで、逞しく育ってゆく。奉納相撲は、子らにとって素晴らしい社会教育の場であることを実感する。 〈 完 〉 2009.8.7 和田義男
  春日王相撲ふ童子を鷲掴 北舟 

かすがおう すもうわらべを わしづかみ

Kasugao, grabbing sumo children like an eagle.

編集子の選ぶ傑作

春日王関の鷲掴み

春日王関の鷲掴み

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