|  2002年7月17日、前日の宵山に引き続き、祇園祭最大のイベントである山鉾巡行(やまほこじゅんこう)に出かけた。 |           
          
      
                  
            |  0815頃、市営地下鉄烏丸(からすま)線四条(しじょう)駅に到着。地上に上がると、前日同様、外は土砂降りだった。 |           
          
      
               
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               山鉾巡行
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             どうなることかと危惧したが、雨の中、祭りの準備が行われていたので、雨天決行だということが分かった。
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             四条通は、歩道がアーケードとなっており、傘をささずに観覧できるので、撮影に支障がないことも分かった。
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            |  山鉾は車道の左を通るので、左側の信号機のみ90度回転させて道路に平行にする作業が行われていた。 |                
          
          
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            |  32基の山鉾は、長刀鉾を先頭に、四条烏丸(しじょうからすま)を午前9時に出発し、四条通〜河原町通〜御池通〜新町通を巡行し、元の位置に戻る。 山鉾マップ |           
          
          
            |  巡行の順番は、7月2日のくじ取り式による抽選で年ごとに変わるが、先頭の長刀鉾や殿(しんがり)の南観音山など8基の山鉾は、順位が固定されていてくじを引かない。 |           
          
          
            |  これらの山鉾は、「くじ取らず」といわれる。くじ取り式は、山鉾の先陣争いが絶えなかったため、室町時代の明応9年(1500)に始まったという。 |                
          
          
            |  四条麩屋町(ふやちょう)では、しめ縄切りの神事に使われるしめ縄が2本の斎竹(いみたけ)の間に張られた。最後の準備が終わり、山鉾巡行が始まった。 |                
          
          
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             くじ改め                                                 
               
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             9時過ぎ、四条堺町に設けられた関所で「くじ改め」が始まった。文箱を持った各山鉾の町行司が扇子を使って結び紐を解き、蓋を開けて中に入っているくじ札を奉行役の桝本ョ兼(ますもとよりかね)京都市長に差し出す。
               
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             市長が声高らかにくじの順序を読み上げて誤りがないことを確認すると、その山鉾は先に進むことが許される。くじ取らずの山鉾は挨拶だけして通り過ぎる。
               
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             今年の山一番を引き当てた油天神山など、山鉾が次々に所作(しょさ)を決めると、沿道から拍手が送られた。
               
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