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 感動写真集

2009年2月14日改訂

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"Amazing Grace"メドレー

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          寒垢離や団扇太鼓の荒行僧   北舟

2007年2月22日作成

荒行を成満した上人の記念撮影

荒行を成満した上人の記念撮影(妙法輪寺/石川県羽咋郡宝達志水町麦生)

撮影原作・蓮野渉

帰山奉告きざんほうこく 祈祷会きとうえ

 平成19年(2007)2月16日(金)、石川県羽咋郡(はくいぐん)宝達志水町(ほうだつしみずちょう)麦生(むんぎょ)の日蓮宗宝栄山(ほうえいざん)妙法輪寺(みょうほうりんじ)において12人の荒行僧による帰山奉告式大祈祷会が開かれた。

帰山奉告式の案内板

帰山奉告式の案内板

 今回、全国の日蓮宗寺院から千葉県市川市中山にある正中山法華経寺(しょうちゅうざん・ほけきょうじ)に入行(にゅうぎょう)した荒行僧は183人。昨年11月1日から2月10日までの100日間、日蓮宗大荒行堂(だいあらぎょうどう)で、過酷な荒行を修めた。

団扇太鼓うちわだいこ の行進

幟旗・団扇太鼓隊・檀信徒と共に唱題(南無妙法蓮華経)を高唱しながらの帰山行列

団扇太鼓の行進

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   今年妙法輪寺から住職の大森教裕上人の子息・大森教生上人が初めての荒行(初行)に参加して見事に成満(じょうまん)。この日同じ荒行を修めた11人の上人と共に帰還し、妙法輪寺で大祈祷会が催行されたのである。

荒行僧の先頭を行く大森教生上人

荒行僧の先頭を行く大森教生上人

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命がけの荒行

 大森住職によると、今年入行した183名の修行僧のうち途中脱落者が7名もあり、うち1名は入院後死亡したという。まさに殉職者が出るほどの命賭けの行である。

殿しんがり

は初行を成満した5人の上人

殿は初行を成満した5人の上人

 年々脱落者が増えているとのことで、知育偏重教育による体力不足や、少子化による忍耐力の低下などの要因が考えられるが、いずれにしても豊かな生活を享受する日本の世相を反映していることだけは確かなようである。

本堂前で唱題高唱

本堂前で唱題高唱

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  寒垢離や団扇太鼓の荒行僧   北舟 

かんごりや うちわだいこの あらぎょうそう

記念撮影

 本堂の前で、今日の主役である大森教生上人を囲んで、12人の上人(しょうにん)の記念撮影が行われた。参列荒行僧(あらぎょうそう)は以下のとおり。

 

 堀田龍顕上人  第十行 石川     中嶋教大上人  第初行 新潟
 遠藤龍潤上人  第四行 新潟     宮田幹雄上人  第初行 新潟
 廣橋是晃上人  第参行 福井     竹澤即英上人  第初行 福井
 百武圓静上人  第参行 新潟     岩田智恭上人  第初行 千葉
 馬田行景上人  第参行 福井     渡辺恭啓上人  第初行 千葉
 中山海応上人  第参行 福井   ○ 大森教生上人  第初行 石川

   前列中央が大森教生上人。その右隣が第十行の千日水行(せんにちすいぎょう)を成満された堀田龍顕上人、左隣が第四行の遠藤龍潤上人。回数が増えるに連れて風格と威厳が備わるようで、他を圧倒する雰囲気がある。
荒行を成満した上人の記念撮影

荒行を成満した上人の記念撮影

 首に下げている円筒状の錦の袋の中には、修行中実践した自筆の写経(御祈祷経(ごきとうきょう)と呼ばれる日蓮が選んだ法華経の肝文(かんもん)『撰法華経(せんほけきょう)(撰経)』を書き写したもの)が納められている。袋の色は荒行の回数をあらわす。真新しい朱色は初行者6名。

   毎年2月10日に正中山法華経寺(しょうちゅうざん・ほけきょうじ)祖師堂(そしどう)において行われる大荒行成満会(だいあらぎょうじょうまんえ)では、初心者に木釼(ぼっけん)が授与され、修法師(しゅほっし)の資格が与えられる。100日の荒行をさらに重ねて、2回目の再行から5回目の五行で免許皆伝となる。更に加行を続けたい僧侶は参籠(さんろう)として入行することができる。(荒行に耐えられる身体という配慮から満60歳以上の者は入行できない。)
褌一丁となる

褌一丁となる

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千日水行の堀田龍顕上人

 白髪の修法師・堀田龍顕上人は今年も参籠し、遂に第十行(10回の荒行)を成満した。比叡山千日回峰の阿闍梨(あじゃり)のように千日水行を達成した修法師は極めて貴重な存在で、この日、信者らの尊敬と注目を浴びた。
大勢の檀信徒や関係者の前で水行の位置に着く

大勢の檀信徒や関係者の前で水行の位置に着く

蓮野 渉はすの わたる

 さんのこと
 平成19年(2007)1月24日(水)蓮野さんから、次のようなメールが届いた。

和田様 はじめまして、Wa☆Daファンの1人です(W.H 金沢市在住、ADSL環境9ヶ月目のネット1年生)。地元在住ながら、かって犀川河畔で行われていた頃、遠目で見たことがあるだけの「加賀鳶裸放水」、大きな感動をもって拝見いたしました。この時季、当地は暴風雪はあっても、台風同様の暴風雨とは地元民としても全く驚きの事態でした。・・・ 

 それ以来、メーリング・リストに登録して、新作をご案内するようにしたところ、感想文を寄せて頂くようになった。最近、メールに蓮野さんの愛機・オリンパス・キャメディアX1で撮影された風景が添付されるようになり、読者の投稿写真集に掲載させて頂くようになった。
 2月16日(金)、近在の寺で行われた正中山法華経寺の大荒行に参加した僧侶たちの「帰山奉告式」の写真が送られてきたので、読者の投稿写真集に掲載した。
和田義男
 とても良く撮れているので、感動写真集で紹介したいと思い、蓮野さんにお願いしたところ、「長勝寺寒の荒行」に追加する形でご了解頂いた。本日発表にこぎ着け、蓮野さんは感動写真集25人目の作者となられた。
 作品をご覧いただいてお分かりのように、上がり框(あがりがまち)の最適位置から撮影するなど、深みのある画像創りはセンスや工夫があって素晴らしい。取材もキチッとされて、エクセルで編集されるなど、作品を創る楽しみをお持ちである。非常に謙遜されるところが奥ゆかしく、お人柄が偲ばれ、まだまだお元気であるので、これからもロマンと感動の作品をお寄せ頂きたい。   監修 和田義男
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