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 特集!旅紀行

2005年3月31日改訂

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♪Song of India (Rimsky-Korsakov) Flute MIDI by Kasuga

                   

2004年3月12日制作

インドの子供たち

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インドの子供たち

第 22 集

2005年3月26日(土)  
インドの動詞シリーズ「わ・ら・う」

休暇を終え、また、インドに舞い戻りましたので、インド通信、再開です。

人間の慣れというのは恐ろしいもので、便利な日本に居るより、不自由なインドのこのヤマの現場環境のほうが、ずっとほっとしてしまうのはなぜでしょうか。空気が美味いせいか、あるいは、自分の居場所がここにはあるという意識からでしょうか。工事ももうここまで来ると(出来高約70%)、2年先の竣工が完全に視野に入って来て、所員一丸という雰囲気の中で、アホな紛争もありませんし、物事が、万事スピード感を持って進んでいっているからでしょう、たぶん。

ここでは毎日上げ膳据え膳ですし、親指を上げて肩を指せば肩揉み、小指を立てれば、お茶がぱっと出てくるまでに鍛えた我がインドアドミ環境を、若手の誰かに引き継ぎたいと、日本でも甘言巧言を撒き散らして来たのですが、なかなか、最近の若手は優秀で、インド来い来い詐欺に引っかかって来て呉れませんで、今回の休暇も、人買い(スカウト)は成果がありませんでした。

休暇を終えて、現場への移動中に、20日(日)の福岡、佐賀の震度6弱という大地震の情報を得て、被害の状況や津波の発生を心配しながら、サイトに戻りました。インド通信の読者の方で、怪我された方は居られなかったようですが、家財の破損とかがあった方も居られたようで、この場をお借りして、お見舞い申し上げます。私の鹿児島、福岡勤務時代の九州の7年間も、でかい台風はいくつも経験しましたが、地震はほとんど記憶になく、今回は、九州の皆さん、随分に、驚かれたことと思います。被害を受けた方には申し訳ないのですが、地球が人類に何かの警告を与えて呉れていると捉えれば、良いのでしょうか。うちの松山の実家も、2001年春の安芸灘地震で、瓦が、どさっと半分落ちて、両親を驚かせて呉れてますが、屋根復旧に非常に時間が掛かってますので(瓦職人が日本で減ってしまってます)、玄海島の被災状況などを見ていると、とても他人事とは思えません。

ホーリー祭 さて、昨日、25日(金)は、ベンガル地方のホーリー祭でした。デリー、ムンバイの辺りは、ホーリー祭が一日ずれてるとか、3日連続だとかの説もあります。ネパールでも、この時期に、ホーリー祭があるそうです。

インド、特に北部インドへの、春の到来を祝い、お茶目なクリシュナ神を讃える、ヒンドゥー教の宗教祝日です。ヒンドゥー教徒たちが、お互い、色粉や色水を掛け合う、無礼講的な祝日ですので、日本でも、テレビとかでニュースになったのではないかと思います。『きさん(貴様)、わしの色粉が、嫌やとでも言うとか〜』という感じで、がんがん色粉や色水を、頭から顔や全身に掛けられますので、日本の『きさん、わしの酒が飲めんのかい〜』的な世界をイメージしていただけたらとご理解頂けると思います。好きです、こういうオヤジな世界。

道を歩いていても、赤や、黄色や、緑の、色粉や色水を掛けられるし、私も、朝から、3回、シャワーをして、流し落としました。うちのスタッフたちを集めて、キャンプで記念撮影をしましたので、今回は、この画像から始めたいと思います。私は、すでに、ここで、ホーリー祭を4回経験しているベテランです。

ホーリー祭

ホーリー祭

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さて、カワ通動詞編、再開の第一弾は、Wa☆Da フォトギャラリーのほうで、私のインド通信を読んで下さっている京都の学生さんのリクエストにお応えして、『わ・ら・う』です。インド的な笑いの世界へ、ようこそ!!
1) 少年 ジャルカンド州のタタナガール駅のホームにて。少年が、右手に持っているのは、私が上げた柘榴(ざくろ)。この柘榴が嬉しかったのか、あるいは、ファインダーに収まるのが嬉しかったのか、にやり。この子は、足が悪いのですが、堂々と駅のホームに座って、列車待ち。私の大好きな一枚になるインド画像だと思っています。撮影対象者とコミュニケーションがあると、あとで、画像が生きて来るように思います。

少年

2) 魚屋 ジャルカンド州ジャムシェドプールの魚市場にて。おにいちゃんが、手に持っているのは、ベンガルの鯉(あれ、鯉に、髭がなかったか?)。ベンガルでは、包丁がこのような形です。魚を押し付けて、輪切りで切断します。魚は、カレーの具になったり、ぶつ切りで油で揚げられ、食されます。川魚も、不味くはありませんが、インドの川は、人から、牛から、なんでも流れてますので、栄養は満点です。

魚屋

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3) ベイビー 西ベンガル州チョルダ村にて。この子が拾い上げようとしているのは、道に落ちていた木片でしょうか?額には赤いビンディーが。子供ながらにして、この貫禄です。日本では舗装をしていない道が珍しいですが、インドでは、もちろん、逆です。

ベイビー

4) 少女 西ベンガル州チョルダ村にて。笑う彼女の腕には、インド的に目の下にアイシャドーし、額に黒いビンディーをした赤ちゃん。歌手のシンディー・ローパーを思い出しました。最近、読んだ新聞に、インド、2004年で、人口10億8千万人(推定)と、ありました。この赤ちゃんも、ちゃんと、数えて貰ってるのかと思ったりもしてしまいます。正確に数えると、中国をすでに抜いていたりして。

少女

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5) 母 ジャルカンド州ジョナホールにて。1月の撮影ですので、寒い盛りです。母の手には、防寒用のショールが。この母には、ビンディーがありませんが、髪の分け目に紅をして、おしゃれをしています。息子も、なかなか凛々しく写っています。笑顔の母は、安心感を与えてくれます。

母

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以上、ベンガルの『笑う』で、5葉でした。

インド人も、声高らかに笑う人も、もちろん居ますが、声を出して笑うより、声なしで、むしろ微笑む傾向が強いと思います。私も、今は、こうした海外勤務のヤマ暮らしの任務で、笑うことが減ったというか、やはり精神的にきつい状況が続きますので、人を笑わすことを、気分転換の種にしています。インド人を下手な英語、ヒンディー語、ベンガル語で、どうニヤリと笑わせるかで、知恵を絞るのは楽しいです。インドでは、ユーモアが尊重され、下ネタとかは軽蔑の対象になりますので、話題は上品に工夫して、ユーモアで、心をくすぐるようにしています。おはよう!とかの挨拶も余りしない国民性のように思いますので、おはようと言われるだけで、にこっと笑うような傾向もあり、可愛いもんです。

あずみ2 今回の休暇では、『あずみ2』を、中1の息子に、学校を休んで行こうぜ!と誘ったら、女房に怒られました。一人で行った立川のシネマシティーは、平日の午前中でしたので、もうがらがらで、どかっと画面の真正面の一番良い席に陣取り、スクリーン上の上戸彩ちゃんに、何度も切られて来ました。『ローレライ』のほうを見るべきだったかと思いながら、1800円の封切上映で、上戸ファンとしての義理を果たして来ました。次は、『あずみ3』も出して、大女優になってね、彩ちゃん!

電子辞書 映画の帰りに、キャノンの電子辞書を買いました。ワードタンクという、1万円ちょいぐらいのやつですが、これが、実に便利です。もっと早く買っておけばよかったと、反省しきりです。紙の辞書に比べてはるかに早く単語にたどり着けるのと、千語まで登録可能の単語帳の機能が素晴らしいと思います。英語はなぜか脳がすぐ忘れようとするので、繰り返し学習できるこの単語帳で、忘却曲線と闘っています。寝る前と、朝の反復練習で、受験生になったような気分で、強制的に、脳に刷り込み作業を続けています。でも、もう歳で、なかなか覚えらないし、見事にすぐ忘れてしまいます。

マンゴ 現場のあるバグムンディは、気温40℃が、出始めました。さらに、どんどん暑くなって貰い、今年も、暑季の果物の王者、マンゴをこの村に運んで来て貰わねばなりません。

マンゴを食べれば、インドで、またさらに我慢の一年間が可能です。タイのバンコクとかでは、年中、マンゴを食べられるそうですが、インドのように、暑季でしか食べられないというほうが、渇望感、季節感が出来てよいと思います。日本の皆さん、インドで、美味いものばかし食べていて、すいません。5月から、また、研修で、若手を、札幌と新潟から、2名受け入れますが、地獄の英語特訓の4ヶ月になりますが、マンゴを食べられるのだけは、この時期(4〜5月)に研修に来れた者だけの幸運(Luck)でしょう。

森の炎 森の炎(パラッシュ)も、花はもうほとんど落ちて、枝の先に、3つに分かれた丸い新葉を出し始めています。森の炎の新葉は、鮮やかな黄緑色で、新しいエネルギーを感じさせてくれます。インドの人が、この3葉に、3神(創造のブラーマ神、維持のビシュヌ神、破壊と再生のシヴァ神)が宿ると譬えるのも、なんか分かるような気がする、インド亜大陸の巨大な生命力を感じさせて呉れる黄緑色です。パラッシュの葉は、村の祭りとかで、料理用の小皿にされたりして利用されます。

沙羅双樹(サル)の林も、今、鮮やかな新緑で、ベンガルは、これからなんか良いことが起こりそうな、とても、すがすがしい季節に入りました。青臭い、可能性に満ちた、青春の季節の到来と言えばよいでしょうか。

動詞編で、またしばらく、おつきあい願います。では、ごきげんよう。
2005年3月4日(金)  
インドの動詞シリーズ「は・た・ら・く」

うちの現場の安全祈願祭も、3月1日で、36回を数えました。この3月12日で、着工命令から、丁度、3年です。早かったような、長かったような、不思議な気分です。28歳で乗り込んで、来月には32歳が来ますので、やっぱり、少し歳を取ったかなあ〜という感じです。髭にも、白いのが目立ち始めました。娘も17、息子は13になりました(ちゃんと、がっこ、行っとるんやろか・・・久しぶりに電話してみよ。あっ、電話線、村で、ぼっこり、盗まれて、電話、もう一週間、不通やったわ・・・ま、家族も、生きとるやろ・・・・家に帰ったら、もぬけの殻やったら、笑うな・・・)。

建設業には、養生(ようじょう)という言葉がありますが、やはり、仕事のひとつ、ひとつに、時間がかかります。最近は、早く、速くが、時代のトレンドですが、もちろん、なんでも、時間をかければ良いというものではないですが、それでも、ある品質を維持しようと思うと、私らの仕事は、良い物には、必然的に時間がかかるように思います。・・・・・・・仕事が遅いことの言い訳になりそうですので、この辺で(笑)。

取水口

取水口

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取水口 前回は、排水口を見て頂きましたので、今回は、取水口です。パワーインテイクと呼んでます。Power Intakeと書きます。英語の音の通り、力(ちから)、こっちに来いや〜!という感じで、ここから、ど〜んと、上ダムの水が、地下発電所に落ちて行き、4機の発電機が回されます。向うが1号管、手前が2号管で、3つの口が、各管についていますので、合計6つです。手前の2つの足場が、すでに解体されています。今年の7月には、水がこの撮影地点にまで、来ます。もちろん、地下では仕事が続いていますので、水門を閉めて、ダムの水を止めますが、左上に見える筒のような構造物が、ゲートシャフトと呼ばれる水門の支えです。水門は三菱重工さんの作品です。作業中のサリーの女性で、取水口の高さがイメージできますが、約16mあります。

どうです、このコンクリートの構造物。北インドのパンジャブ地方に数多くの作品を残す、ル・コルビジェさんにも見せてやりたいぐらいです。余りお金のことは、言いませんが、虎屋の羊羹のような単価のコンクリートを打てるようになれば、うちらのビジネスは、うはうはなんですが、でも、世間様は厳しくて・・・・。

さて、私が、週末から、9回目の休暇なんで、私が休んでいるうちも、うちの所員たちには、がんがん働いてもらおう・・という願をかけて、今回の動詞編は、『は・た・ら・く』です。
1) イージーラーダー ベンガルでは、電気、ガスのある家庭は、まだ都市部だけで、地方では、まだまだ薪が主流です。この人は、上ダムから下の村に、薪を運んでいます。チャリも、このような使い方が出来ます。この薪は、煮炊き用でして、乾かされ、そのままの長さで使われたり、あるいは、ある適当な長さにカットされて括られ、市場に並んだりします。この分量で、そうですね、50ルピー(120円)ぐらいですかね。

イージーラーダー

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2) かご編み キャンプから10キロぐらい離れた地点に沙羅双樹(サルと呼びます)の林があり、この村もあります。そこを通過して、いつもジャムシェドプールへ向うのですが、軒先で、器用にかごを編んでいたオヤジさんを撮らせて貰いました。これも、市場で売られます。なかなか丈夫そうです。この植物繊維の名前は、まだ勉強不足で分かりません。

かご編み

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3) 本屋 カルカッタの私の通いの本屋さんで、ここでは、本の取り寄せや、値引きもしてくれます。このオヤジさんと、似た顔の息子さんの二人で、店をやっています。インドは、日本のように、大量の出版物が流通しているわけではないのですが、なかなか気合の入った写真集とかあり、私は本屋で時間を潰すことが多いです。新刊は、日本並みの価格ですが、インドで印刷されたものは、インド特別価格で、インド人でも比較的買い易い値段(500円程度)で販売されています。

本屋

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4) 砂運び これが、ガンジス河(ガンガー)です。ガンガーも、ベンガル湾の辺りまで来ると、河口で、細かくデルタに分かれていますが、それでも、大河ですので、泳いで渡るにはちょっときついかもしれません。河の色は、茶色です。凄い水量です。凄い泥の量だと思います。昨年末のアチェ沖地震の時は、ベンガル湾のこの辺りは、丁度、干潮だったようで、幸いなことに、大きな被害は出ていません。

砂運び

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5) 面師 うちの現場から4キロ西隣に、この造形の村チョルダがあるのは、ラッキーでした。カメラを提げてのぶらぶら歩きで、休日のよい気分転換になっています。この子供は、新聞紙を溶かした紙粘土で、ガネーシャ神(でしょうか?)の面を作っています。このお面で、150ルピー(400円)ぐらいですが、結構売れています。

面師

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皆さんは、生まれ変わったらどの仕事が良いですか? 私は、やっぱ、ガンガーの砂運びが、性に合っているような気が・・・(笑)。

キャノンのイオスキスデジタルで、撮影を始めて、早や一年になりました。この3月にはキスの新型の800万画素のタイプが投入されるようで、この630万画素との差を確かめてみたい気もしますが、私は、結構、同じものを使う主義ですので(今の妻も、約30年物)、この旧型キスをもっと使いこなせるようになりたいものです。最近は、撮った時の感覚となかなか合わなくて、パソコンで、撮影画像を流してみて、ありゃりゃと思うことが多いです。ど素人が壁にぶつかった状態というか、光が上手く生きてないので、ストレスが溜まります。やはり、人間の目から脳に入るその光のままというのが、理想なんでしょうが、これが、なかなか表現できないんですね(笑)。

今日は、気温35℃が出ました。日本の皆さん、楽していて、すいません。昨日は、今年初めてのホタルを見ました。森の炎(パラッシュ)も、至るところで、満開です。ベンガルの暑季がだんだん近づいて来ています。日本で、充電して、また、動詞編で、再開します。では、ごきげんよう!
2005年2月26日(土)  
世界の車窓から ベンガル

2月最後のカワ通です。逃げるの2月で、あっという間でしたね。でも、わりと平穏な一ヶ月でした。職業柄、事故や病気、事件が若干少ないと、わりと平穏・・という感覚になれるようです。もちろん、現場で色々あるわけですが、感覚がもう麻痺しきっているのでしょう(笑)。

現場とかやってますと、コミュニケーションの取り方が結構重要になって来ます。コツは、生声、生顔で、面と対峙して話すことだと思います。ただ、それが、仕事や時間に追われて、なかなか出来ず、メールだけに頼っていると、しっぺ返しが来たリするようです。

うちの現場も多国籍構成になっていますので、そういう時は、地図でコミュニケーションを取ったりしています。インドや日本だけでなく、ネパールとか、インドネシアとかの地図を、各所に貼っています。事務所の給湯室にも、ネパールの地図を貼ってますが、ネパーリたちと、お茶を飲みながら、故郷の話で、盛り上がります。故郷を想わない奴は、居ませんから。ネパールも、最近は、マオイストの暗躍とか、王様の治安維持宣言とかで、山岳自然に恵まれたこの山奥の小国が揺れています。私も、カトマンズに一度は入ると宣言しながら、もう3年になりますので、今年ぐらいは、ぜひ、乗り込んでみたいものです。

インド版パルテノン神殿 さて、今回は、インド版パルテノン神殿を、まず、ご紹介したいと思います。うちのテールレースアウトレット(排出口)です。下ダムの底に位置しますので、7月1日の湛水開始後は、水没していきます。左が一号管、右が二号管の排出口です。

インド版パルテノン神殿

インド版パルテノン神殿

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昼間、800万トンの水で、90万キロワットを発電しますが、その水の吐き出し口であり、また、夜間は、翌日の発電に備え、この口から、800万トンの水を、上ダムに吸い上げる吸い込み口でもあります。皆さんも、口に水を含み、2本のストローを咥え、それを、コップに吐き出し、また、吸う・・・そんなのをイメージしていただければ、うちらの揚水式発電所の仕組みが、わかり易いと思います(えっ、わからんって・・?!)。

第21集の『ベンガる』が、一部の鉄道ファンに非常に受けましたので、2匹目のガンジス鰻狙いで、今回も、インド通信版「世界の車窓から ベンガル」です。撮影で乗った列車は、カルカッタのハウラー駅から32時間かけて、インド亜大陸を横断して、ムンバイに走る寝台列車、ギタンジャリ号です。  では、どうぞ!
1) 昼寝 ベンガルでは、線路も、寛ぎの場所です。日本では、なかなか見られない光景です。線路の幅が、広軌ですので、日本より広いのです。ブロードゲージという奴で、1676mmもあります。車両もでかく、インド的にゆったりと構成されていますが、もの凄い人が乗って移動しますので、広さはそう感じません。

昼寝

2) 踏み切り 日本も通勤の電車から、踏み切りで、こんな風景を見ることが出来るのではないでしょうか?人力車(ベンガルでも、リキシャと言います)が、庶民の足ですから、人を載せ、荷物を載せて、こんな感じで使われています。

踏み切り

3) 行水 ベンガル人は沐浴が大好きです。ベンガルは池も多く、このように池の水で、身体を洗いますが、洗うだけでなく、精神を清める行為の意味もあるようです。ベンガルの冬の1月でも、全然寒そうでないですよね。

行水

4) 水牛 水牛は、インドでは、牛の扱いの外の存在なんだそうです。こぶのある白い雄の牛は、ナンディと呼ばれ、シヴァ神様が背中に乗っているので、インド人たちに尊ばれます。ところが、水牛は、ただの力持ちな動物だそうで、牛としては、尊ばれないようです。最近、私は、前世は、水牛だったような気もしてきています。

水牛

5) 苗床 うちのプルリアの辺りは、田植えは雨季後半の8月ぐらいからなんですが、ベンガルもガンジス河の河口に近くになると、水が豊富ですから、土地さえ肥えていれば、年中田植えが出来るようです。1月の苗田です。

苗床

以上は、先月の撮影です。ベンガルの辺りには、なんか懐かしくなる、日本人がほっとする、まだまだアジア的な光景が各所に見られます。これが、アラビア海の側に行くと、随分、雰囲気も変わって来るようです。

ムンバイ行きの寝台車のギタンジャリ号は、アジアで初めてのノーベル文学者、詩聖ラビンドラナート・タゴール(1861-1941)の詩集のギタンジャリと同じ名前です。ギタンジャリは、『神への捧げ歌』という意味らしく、私も、この詩集を持っていますが、英語が心に響くレベルではないので、積んどく・・になっています。なお、インドの国家も、タゴールの作詞・作曲だそうです。

来月の休暇までに、あと一本出して、日本で休ませていただこうと思います。

今回の休暇のひそかな楽しみは、3月12日(土)に封切になる『あずみ 2』と、丁度休暇のタイミングが合っていることです。『あずみ』は、うちのキャンプのプルリア文庫でも、大人気DVDですので、今回の2でも、上戸彩ちゃんの剣劇に、痺れさせて貰いましょう。たまには、中1の息子も誘ってみましょう・・・う〜ん、付いて来ねえか?(笑)

プロフィール

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撮影・原作 : 
 

丹下誠司たんげせいじ

 

職業:大成建設(株)勤務

住居:インド共和国西ベンガル州プルリア地区バグムンディ村
趣味:インドの神像収集
  (前任地のインドネシアの絣(イカット)も100枚ほどのコレクションがあります)
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