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トンガ村
TONGA
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フィジー村の次にトンガ村を訪問。トンガはヨーロッパの国々によって植民地化されたことのない、世界でも稀な国で、ポリネシア唯一の王国である。トンガの王族は過去千年にわたって国を治め、現在は、国王アホエイツ・トゥポウ六世が統治している。 |
トンガの伝説によると、マウイと呼ばれる神がトンガ島をサモア製の釣針で海底から釣り上げたといわれている。マウイという神はポリネシアの神話にしばしば登場し、ハワイのマウイ島は、この神に因んで名付けられたという。 |
トンガの戦士たちは、ポリネシア諸島で皆から恐れられる最強軍団で、大軍を率いたカリア(カヌー)が遠くまで遠征した。かつてトゥイ・トンガ王の統治した王国は、西はロトゥマから東はニウエまで、更にサモアに拡がっていたという。 |
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きれいに茅(かや)で葺かれたトンガ村の建物は、その壁が美しいタパで覆われ、他の村の建築物と違った特色がある。この大きなタパは桑の木の樹皮から作られ、ポリネシア美術工芸品の中でも特に優れたものの一つ。センター内で年長者から伝承工芸品の作り方を学んだ学生たちが、樹皮から作られた衣服を身に着け、どんなに柔らかくて美しくできているか
、このトンガ村で確認することができる。 |
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アオテアロア村
AOTEAROA
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トンガ村の次は、アオテアロア(ニュージーランド)村だ。アオテアロアに初めて到来した民族は、今ではその場所は定かではないが、ハワイキと呼ばれる故郷から航海してきたポリネシア民族だといわれている。最初に遠征が行われたのは950年頃のことで、クぺの名で知られる酋長が指揮した。クぺは新発見の土地アオテアロアまでの航海図を持ち、帰郷した。 |
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1150年に再び遠征が行われ、続いて1350年に七隻の航洋カヌーに乗った移住民がアオテアロアに到来した。マオリ民族の祖先達が乗って来た七隻のカヌーは、タイヌイ、テ・アラワ、アオテア、トコマル、タキティム、マタアトゥア、クラハウポという名だと伝えられている。 |
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マオリ集会所「ファレ・ルナンガ」に客を迎える儀式 / アオテアロア(ニュージーランド)村 16:29
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▲▼ 村に入ると、マラエ Marae (集会所)と呼ばれる芝生の広場と大きな建物がある。集会所の建物はファレ・ルナンガ Whare Runanga と呼ばれ、その部族の先祖を象徴する神聖な場所である。集会所は、マオリ社会の中心
central to the Maori
universe
であり、通常、その部族の男性又は女性の先祖の名がつけられている。
(この集会所は、ニュージーランドにある「ナフカ」という名がつけられている。)現在においてもマオリ文化や部族の伝統を伝える最も大切な場所として、伝統的な風習や儀式、行事が行われている。 |
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▼ テコテコ tekoteko
という、人に似た像(普通は舌を出した像一体だが、ここでは二体)がファレ・ルナンガの正面入口の屋根に取り付けられている。これはその部族の先祖を象徴しており、テコテコは「マナ」という力で村を守る守護神の役割を果たしている。 |
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ファレ・ルナンガの特異な屋根飾り「テコテコ」
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▼ マオリの集落を訪問する場合、訪問者マヌヒリ Manuhiri は、必ず儀式を受ける必要がある。その儀式がポフィリで、もし、ポフィリを受けずに集落に入ったら、それは、乱入ということになり、戦争になってしまう。 |
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普通はマラエ(集会所)で行われるので、丁度、その儀式を見学することができた。しかも、私が何となく立っていた場所がその儀式が行われるところだったので、幸運にも目の前で激写することができた。 |
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木製の槍と投げ矢を持った戦士が接客に出向くポフィリ 16:30
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▲▼ ファレ・ルナンガ前に待機していた若い戦士が槍を振り回し、威嚇しながら訪問者に近づき、ウェロ
Wero
と呼ばれる儀式に入った。訪問者(マヌヒリ)の代表者(チーフ)は、威嚇に対して一切反応を見せてはいけない。 |
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友好のために来たと確認されると、戦士はタキ
Taki
と呼ばれる投げ矢をチーフの前の地面に置く。タキは小枝でも良く、また他の武器でも良い。ウェロにおける若い戦士は、一人で訪問者の前に近づくので、強さと敏捷さを兼ね備えた優秀な戦士である必要がある。 |
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チーフは、タキを拾うことにより、「友好のために来た」ことを相手に示す。その場合、タキ(投げ矢)の柄を握ってはならず、武器として利用できない状態で拾う必要がある。 |
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▼ タキをチーフが拾った事を見届けると、戦士はファレ・ルナンガ前に戻り、訪問客は、ファレ・ルナンガの入口まで進む。 |
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タキを持って進む来客たち 16:31
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▼ 本来なら入口前で、カランガ Karanga
という歓迎の儀式が行われるが、ここでは省略されており、訪問者たちは、そのまま、中に入って行った。 |
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マオリ集会所ファレ・ルナンガに入る来客たち 16:32
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ちなみに、カランガは、ファレ・ルナンガ前に並ぶ部族の女性カイ・カランガ
Kai Karanga
が、歓迎の意を表して節に乗せて言葉を伝える儀式である。いろいろな内容が歌われるが、中心となる言葉がハエレマイ
Haeremai
(いらっしゃい)である。BGM3曲目の
Toia Mai Te Waka にもハエレマイの言葉が頻繁に出てくるので、ご注意あれ。 |
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この後、チーフと部族数名とが鼻と鼻をお互いに付け合うホンギ
Hongi
という挨拶を交わした後、訪問者マヌヒリ全員が中に入ることができる。 |
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扇風機の回る集会所 16:35
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目を剥いて歌うマオリ女性 16:39
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マオリ集会所で披露する定番のポイダンス 16:44
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そしてスティック・ダンスも! 16:47
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敵を威嚇する民俗舞踊ハカ(war
cry
/ 鬨の声) 16:49
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▼ アオテアロア村を最後に村のツアーは終わり、
ハワイアン・ジャーニー・シアターに向かったが、途中で激しいシャワーに見舞われ、雨具を持っていなかった人は全身ずぶ濡れになった。晴れていてもいつ俄雨が降るか分からないのがハワイである。我々夫婦は傘を携帯していたので難を免れたが、ガイドのサアヤさんは濡れ鼠となった。 |
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ゆうだちに けぶるやしのき おあふとう |
The Island
of Oahu, palm trees looking dim in a shower. |
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大雨に見舞われたボートショー会場 16:58 |
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ハワイアン・ジャーニー・シアター
Hawaiian Journey Theatre
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開園50周年を迎えたポリネシア・カルチャー・センター
PCC
(ポリネシア文化センター)に2013年3月29日にグランド・オープンしたばかりのハワイアン・ジャーニー・シアター(ハワイの旅劇場)では、大画面の2次元映像と動く座席や風、ミストなどの演出で4D体験ができる映画「ハワイアン・ジャーニー」が体験できる。 |
幸運にも我々が訪問した1週間前に日本語版が完成し、ハワイの景観や歴史文化を紹介する短編映画を日本語で楽しむことができた。internet
の日本語版ポリネシア・文化センターや
YouTube で一部を見ることができる。 |
→ 日本語版ポリネシア・文化センター →
Hawai'ian Journey - Official Trailer / YouTube
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4D映画が楽しめる
ハワイアン・ジャーニー・シアターの内部
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資料 |
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マオリ・ソングとサモアン・ダンス
Maori &
Samoa |
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● この頁に流れるBGMは、マオリとサモアの曲を流している。マオリ・ソングは、Birth
Of Aotearoa Interlude - Te Tima Tanga / Toia Mai Te Waka - Nga
Waka / Toia Mai Te Waka Medley - tahineitarokiro - hurihuri - epapa - arakatitiro
の8曲、サモアンは、Birth
Of Samoa
Interlude - Samoa
Ailao - Fireknife Interlude の3曲。 |
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逆コースのボートツアー |
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ピンク・ジンジャー Pink
Ginger
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トーチのような面白い形をしたピンク・ジンジャーを見つけた。アルピニア・プルプラタ
Alpinia
purpurata
というタイやマレーシアなど熱帯アジアに生息する生姜(しょうが)の仲間で、ショウガ目ショウガ科アルピニア属の多年草である。 |
原種のアルピニア・プルプラタは、別名レッド・ジンジャーと呼ばれるように、トーチ状の苞(ほう)(葉の一種)は赤で、このピンク・ジンジャーは、その園芸品種で、苞はピンク色をしている。 |
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ピンク・ジンジャーとレッド・ジンジャー17:25
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ティキ像 Tiki
Statue
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ティキとは人型木像の総称で、ハウ(モンキー・ポッド・ツリー)で作られることが多い。ポリネシアの神話では、ティキは地球上の最初の人間を表す。これらの伝承は、ポリネシアのいくつかの島々では、今も語り継がれている。アオテアロア(ニュージーランド)では、小さいティキ像が不妊の御守りに持たれているのは珍しくないという。 |
古代のハワイでは、神(アイナ)と土地(カナカ)と人々が共生していた。もし人々が正しい方法で土地の世話をすれば、神はそれでなだめられ、神が幸福ならば、土地を豊かにし、人々に食料を提供することを許すと考えられた。 |
ティキ像は、特定の神をあらわすために彫られ、その力(マナ)によって、危険からの保護、戦争時の力の強化、農作物の高収穫などのご加護を与えるという。
ティキ像の解説
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ハワイのビーチや公園で現地の人々の生活を見守るティキ像 17:26
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ゲートウェイ・レストラン Gateway
Restaurant
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ハワイアン・ジャーニーを鑑賞後、2011年11月に改装した巨大なゲートウェイ・レストラン(748名が着席可能)でブッフェ・スタイルの夕食をとったが、アルコール類は禁止だという。モルモン教の教義である飲酒禁止を来客に押しつけるとは、何たる傲慢。日本の「おもてなし」の文化とはほど遠い。イスラーム教も戒律上信徒は禁酒だが、観光客には認めているというのに。 |
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補足:予想される反論は、「郷に入っては郷に従え」だが、例えば黒石寺蘇民祭では精進料理となるが、それは当然で、宗教行事に参加するからである。今回は、モルモン教の儀式とは全く関係のない、ポリネシアン・ショーを見せるという営利行為であり、禁酒は主催者(店主)が来客に自分たちの勝手な好みを押しつける傲慢に過ぎず、ポリネシア人はモルモン教とは何の関係もなく、彼らは飲酒するのである。 |
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巨大な「ゲートウェイ・レストラン」でブッフェ・スタイルの夕食 18:00
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ライエ・トラム・ツアー Laie
Tram Tour
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夕食後、希望者のみトラムでライエにあるモルモン教のライエ・ハワイ寺院の見学ができる。時間があったので応募し、最終便に乗ったが、結果的には、キリスト教一派の宗教施設のPRなので、強いて行くほどのものではない。 |
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モルモン教のライエ・ハワイ寺院 18:53
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寺院の花壇に咲くハワイ州の州花ハイビスカス
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両手を広げて立つキリスト像 18:54
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ハー(生命の息吹) HĀ
BREATH OF LIFE
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▼ 最後に午後7時半開演のパシフィック・シアター(太平洋劇場)でイブニング・ショー(90分)を楽しんだ。世界最大級の総勢約100名のキャストによるポリネシアン・ショー「HĀ:
ブレス・オブ・ライフ」は、ファイヤナイフ・ダンスやフラ、タヒチアンなど、ポリネシアのダンスと音楽を堪能できる。→
日本語PRビデオ |
残念ながら、フラッシュ無しの撮影も禁止ということで、カメラで迫力ある名場面を切り取ることができなかった。 |
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観客席に屋根を設けたパシフィック・シアター(太平洋劇場)の内部 19:26
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▼ 主人公マナがトンガ、ハワイ、アオテアロア、サモア、タヒチ、フィジーのそれぞれのポリネシア文化を通して、人生の喜びや試練を経験する物語で、誕生、学び、青春、結婚、戦い、死、そして子供の誕生という人生で誰もが経験する普遍的な出来事をベースに綴られ、アニメーション・ダンス・音楽をコラボして文化や言葉が違っても誰にでも理解できるように作られたミュージカルである。 |
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ポリネシア文化センター資料 |
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【あらすじ】
嵐の中、木の葉のように海に浮かぶ一艘のカヌーが島にたどり着く。主人公マナと両親が漂着したのはトンガ。彼らはそこで自分達を取り囲むコミュニティの大切さに気付く。場所は変わって、ハワイ。ハワイでは、幼いマナは伝統的な子供の成長を祝うルアウで誕生日を祝ってもらう。そして、アオテアロアと呼ばれるニュージーランドでは、マナは少年から青年へと成長する。 |
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サモアでマナはラニという美しい少女と出会い、恋に落ち、ラニの家族に認められるよう努力を重ねる。そして、二人はロマンチックなタヒチで結婚の儀式を行う。フィジーでは部族間の闘争に巻き込まれ、マナは悲しくも父親を亡くす。やがてマナとラニの間に子供が誕生し、また新しい物語が始まる。 |
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終演後のスタンディング・オベーション 21:04
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【感想】
転勤する訳でもないのに次々と島(国)が変わってゆくのがなぜなのか分からず、ストーリー仕立てであってもストーリーではない。各島毎の独立したショーの方が分かりやすい。本来裸褌文化なのに、派手な衣装が多く、男性のマロ(褌)姿は一切見られなかった。 |
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タヒチの結婚披露宴で西洋の名曲「愛の賛歌」を借用したハワイ語の歌(↓HA
BREATH OF LIFE / YouTube
で13:33-15:26に採録)があり、違和感があった。最後のエンディングも
My Way
そっくりのハワイ語の歌が流れる(同エンディングに採録)。
ショー自体の規模や踊りは、完成度が高く、素晴らしかったが、ストーリー性を持たせた「ハー」という作品に関する限りは、家内も私も17年前の方が良かったと思った。 |
特に、愛の賛歌が出たのは驚きで、これは、日本の時代劇の中で突然西洋の歌が歌われるようなもので、この作者は、そのミスマッチに気付かないのだろうか。いいとこどりをしたものと思われるが、事実は、こんな派手な踊りや歌はなかったはずで、豪華に見せるための演出に溺れて虚構のショーとなり、素朴さやオリジナリティをスポイルしてしまい、我々の期待と守るべきモラルを踏み外してしまったように思われる。 |
YouTube
の映像をご覧頂きたい。→
HA BREATH OF LIFE / YouTube
→
EXPERIENCING HA |
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