ホームページお知らせお便りコーナー徒然日記俳句・海の風景ホームページ奮闘記作者のプロフィールリンク
 

和田義男

 旅紀行ジャパン

2007年7月8日改訂

今 日

昨 日

♪明日の翼 TAM Music Factory

    写真をクリックすると新しい窓が開きパノラマ写真(2150x768)361KBが表示されます(以下同じ)。

2005年11月27日作成

強羅公園の噴水

強羅公園の噴水(秋の箱根路)

秋の箱根路

強 羅

 

はじめに

   2005年11月6日(日)から8日(火)まで秋の箱根路を旅した。今回は箱根フリーパス*を利用した気ままな旅。新宿から小田急ロマンスカーに乗ると1時間半で箱根湯本駅(はこねゆもとえき)に着く。
*箱根フリーパス:小田急線の往復に加えて登山電車やケーブルカー、ロープウェイ、バス、観光船が3日間フリーパスとなるほか、施設によっては入場料が無料や割引となる。

小田急最新型ロマンスカーVSE

RomanceCar-VSE Front View

 

RomanceCar-VSE Side View

RomanceCar-VSE Front View RomanceCar-VSE Side View

拡大写真(900x1200)187KB

拡大写真(1200x900)184KB

 

箱根山はこねやま

 

 「箱根の山は天下の険(けん)」と歌われた箱根山は、40万年前に始まった火山活動によりできた複式火山で、伊豆半島の付け根にあり、神奈川県と静岡県にまたがっている。最高峰は神山(かみやま 1,438m)。

箱根全山アクセスマップ

箱根全山アクセスマップ

拡大写真(2278x1565)398KB 資料
 

富士箱根伊豆国立公園

 

 箱根山は火山基底長径30km、体積96km3で日本の火山中第7位の規模。新旧二重のカルデラとカルデラ火口原の仙石原(せんごくはら)、そして約3万年前にできた神山、駒ヶ岳などの7つの中央火口丘群よりなり、中央火口丘群とカルデラ西壁との間には、3千年ほど前の爆発で川を堰き止めてできた芦ノ湖(あしのこ)がある。

   今も噴気の見られる大涌谷(おおわくだに)や広く湧出する温泉など、火山の生きた模型ともいわれる箱根は、富士山地域と伊豆半島地域と共に富士箱根伊豆国立公園に指定されている。

小田急・箱根湯本駅

小田急・箱根湯本駅

拡大写真(1400x880)258KB

 

箱根温泉郷はこねおんせんごう

 

 現在、箱根には約400本の源泉があり、19を数える箱根の温泉場は箱根温泉郷と総称される。特にカルデラ東部は温泉に恵まれ、源泉の温度は平均54℃、1日に33,000m3の温泉が湧出しているという。

広重が描いた箱根七湯絵図(湯本と宮ノ下)

箱根七湯絵図

 

箱根七湯はこねななゆ

 

 江戸時代には、箱根は、湯本、塔之沢(とうのさわ)、宮ノ下、底倉(そこくら)、堂ヶ島(どうがしま)、木賀(きが)、芦之湯(あしのゆ)の箱根七湯と呼ばれる温泉場を中心に賑わいを見せた。

強羅行き登山電車

強羅行き登山電車

拡大写真(1400x900)224KB

 

 箱根は、東京、横浜に近い景勝地であったため、明治以降多数の外国人が訪れるようになり、交通網の整備に伴って国際的観光地として発展した。

箱根湯本〜強羅

箱根湯本〜強羅

                                                                                   資料
 

箱根登山鉄道はこねとざんてつどう

 
   明治11年(1878)宮ノ下に外国人専用のホテルが建てられたのを契機に、明治20-21年(1887‐1888)には湯本〜宮ノ下間の人力車道、国府津(こうづ)〜小田原〜湯本間の小田原馬車鉄道が開かれたのち、明治33年(1900)には馬車鉄道が小田原電気鉄道の路面電車となった。
   大正8年(1919)には湯本〜強羅(ごうら)を結ぶ箱根登山鉄道が開通し、強羅温泉の開発が本格的に始まった。現在、箱根登山電車として、多くの観光客に親しまれている。  

スイッチバックですれ違い

登山電車は三つのスイッチバック箇所で進行方向を逆にして進む。前方はすれ違いのために待機している電車。

スイッチバックですれ違い

拡大写真(1250x1400)355KB

  秋うらら登山鉄道つづら折り   北舟
 

宮ノ下温泉

 
   宮ノ下温泉は、箱根温泉群のほぼ中央にあり、弱食塩泉、29〜90℃。浅間山(せんげんやま)北麓に位置し、早川と蛇骨川(じゃこつがわ)の渓谷が画した三角形の台地上に開いた箱根七湯の一つ。応永5年(1398)の発見と伝えられ、近世には江戸からの利用客が多く、大名家や武家の湯治も行われた。  

宮ノ下ですれ違う登山電車

単線のため上下線のすれ違いは駅とスイッチバック箇所で行われる。

宮ノ下ですれ違う登山電車

拡大写真(1400x900)326KB

 

富士屋ホテル

 

 明治維新後渡米して3年間アメリカで過ごした山口仙之助は、明治11年(1878)、外国人専用ホテルとして富士屋ホテルを開業し、その洋風建築は近代的な温泉場の魁(さきがけ)となった。現在でも外国人観光客の来湯が多いという。

明治の頃の富士屋ホテル

明治の頃の富士屋ホテル

拡大写真(1600x920)164KB

資料
 

 リゾートホテルの草分けとして知られる富士屋ホテルは、格式が高くて気軽に宿泊できるホテルではないが、箱根観光必見のスポットとして見学者が多く、昼時ともなるとランチの順番待ちの観光客で混雑している。私もぶらり旅で昼食に立ち寄ったが、1時間待ちということだったので断念した。

富士屋ホテルの日本風別館

富士屋ホテルの日本風別館

拡大写真(1400x1050)298KB

 

尾長鶏おながどり

 

 富士屋ホテルは、かつての外国人専用ホテルだけあって、現在でも部屋には Crystal Room などと英語の名札がある。チャップリンやジョン・レノンなど著名人が多数宿泊しており、ヘレンケラーが泊まったときに可愛がられたという尾長鶏は、死後、フロントに彫刻として残されている。

尾長鶏のあるフロント

尾長鶏のあるフロント

拡大写真(1400x105)226KB

 

早雲山そううんざん

ケーブルカー
 

 箱根登山鉄道終点の強羅駅から箱根ロープウェイが発着する早雲山駅までをケーブルカーが結んでいる。標高553mの強羅と標高767mの早雲山間は、約1.2km、所要時間9分。車輌はスイスから直輸入したという。

強羅と早雲山を結ぶケーブルカー

強羅と早雲山を結ぶケーブルカー

パノラマ写真(1400x775)317KB

 

公園下こうえんしも

の強羅公園
   強羅駅からケーブルカーに乗り、公園下駅で下車。歩いて数分で強羅公園に着く。フランス風の噴水が有名で、植木の手入れが行き届いているので気持ちがよい。

強羅公園の噴水

強羅公園の噴水

パノラマ写真(2150x768)361KB

 

フランス式整型庭園

   ローズガーデンでは綺麗な薔薇が咲いていた。熱帯植物館やブーゲンビレア館などもあり、花好きには必見のスポットだろう。パンフレットにはフランス式整型庭園とあるが、その一角に白雲洞茶苑(はくうんどうちゃえん)という純日本風の茶室群があり、この茶室は国登録有形文化財となっている。

ローズガーデンに咲くピンクの薔薇

ローズガーデンに咲くピンクの薔薇

拡大写真(1200x900)035KB

Wa☆Daフォトギャラリー

今 日

 和田フォトギャラリー

昨 日

 Copyright (C) 2000-2007 Yoshio Wada. All Rights Reserved. 

ホームページお知らせお便りコーナー徒然日記俳句・海の風景ホームページ奮闘記作者のプロフィールリンク