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2001年12月31日改訂

今 日

昨 日

愛の夢第3番:リスト Liebestaume,3 Notturnos

故宮 《紫禁城:ラストエンペラーの舞台》(中国)

 

2001年(上)

2001年(下)

2002年(上)

 

目次

2001年12月31日(月)晴  流れゆく渦の如くに年越ゆる

 ■■■ デジタル・フォトコンテストに入選 ■■■


  
入選作品: 転倒する屋台

 Photography Unlimited http://www.photography-unlimited.jp というサイトから2001年11月2日に応募していた作品(受付番号 N1uqzCup)が、選考の結果「入選」となったとの通知がきた。入選作品は、本日から Photography Unlimited サイトの「入選作品」ギャラリーに2002年12月末までの1年間展示されるという。

なお、Photography Unlimited にアクセスすると全ての入選作品がランダムで表示されるので、私の作品を直接見るには次のアドレスから可能である。

http://www.photography-unlimited.jp/winners/?phl=j&photo=N1uqzCup

 この作品は、 40日間の表示期間が終わり、その間サイト訪問者から採点を受けた。その結果、合計採点回数: 130、ポイント平均: 3.48だった。その後審査委員のポイントが加算され、今回の入選になったものだ。
 入選作品は、審査のうえ毎年5月末に入賞作品が選ばれるという。賞はグランプリ、金賞、銀賞、特別入賞があり、グランプリは賞金30万円が与えられるという。

 2001年最後の日に吉報がもたらされたことは誠に喜ばしい。デジカメによる創作意欲がまた湧いてきた。来年も頑張りたい!

 なお
入選作品は、「旅紀行ジャパン 第3集 播州秋祭・灘のけんか祭り 3/3」に収録されているものである。

2001年12月28日(金)晴  心まで暖められし柚湯かな

 
今日は御用納め。2001年も今日を含めてあと4日となった。

 ■■■ ジャパン 第10集 京都宇治探訪 ■■■

 12月8日(土)は絶好の行楽日和になり、京都・宇治を訪ねた。今年最後の撮影旅行であった。

 宇治の地は古くから水陸交通の要地であり、また、幾多の著名な合戦の場となった。源氏物語の舞台ともなり、藤原摂関家(せっかんけ 摂政・関白を出す家)によって別荘や平等院が造営されたのは、宇治川の清流がおりなす山河の美が王朝人を魅了したからである。

 丸1日平等院・宇治上神社・興聖寺・萬福寺などを訪問し、素晴らしい文化財に触れることができ、リッチな撮影旅行となった。宇治には1日ではとても廻りきれないほど素晴らしい文化遺産が残されていた。京都シリーズ第4弾・京都宇治探訪を是非ご覧願いたい。

 ■■■ メモリーを384MBにアップグレード! ■■■

 WindowsXPが発売になり、年末のパソコンは、XPがプリインストールされた2001年冬モデルが店頭に並んでいる。不景気だといわれている昨今、年末のパソコンの売れ行きは好調で、売り切れ機種も出ている。メーカーも在庫を抱えたくないという理由で、予定数を生産したらそのモデルはそれで終わりなのだという。CPUやハードディスク、メモリーや液晶ディスプレーなどが安くなり、デスクトップの入門機は10万円前後、ハイスペック・マシンでも20万円前後で手に入る。CPUはPentiumIV 1.5GB〜1.7GBに値頃感があり、お買い得だ。

 喉から手が出るほど欲しいが、結局今冬は我慢することにした。その理由は、4年前のマシンでもアップグレードで対応してきており、今のところ遅くて作業に支障を感じるようなことはなく、十分に現役で使えること。そしてもう一つは、WindowsXPはUSB2.0のドライバーが発売に間に合わずに搭載されておらず、サポートは来春にずれ込むという。既にUSB2.0対応のハードディスクなどがかなり出回ってきており、それを使うにはUSB2.0のPCIカードを増設し、カードメーカーがとりあえず作成したドライバーで凌がなければならない。来春にはUSB2.0対応のマザー・ボードが出るようなので、それまで待っても遅くはないだろう。

 そこで年末は、我が愛機 VALUESTAR NX VS26D は、最大で384MBまでメモリーを積めるようになっていたので、現在マシンに差しているメモリー128+32+32=192MBのうち32MBの2枚を捨て、128+128+128=384MBにアップグレードした。パラ売りのメモリーなら128MB2枚を4,000円で買えるが、作動保証がないので手を出さず、事前に動作確認できたメルコのクロック133MHzのものを2枚8,000円で買った。4年前のパソコン購入時は、Windows95がインストールされていて、メモリーも32MBしか積んでいなかった。メモリーがこんなに安く買えるとは思ってもいなかったので、隔世の感がある。 お陰で、メモリー不足で新しいソフトが起動できないという事態はほとんどなくなった。しかし、大きな画像を編集しながら百科事典や一太郎など多くのソフトを同時起動すると、384MBでもメモリー不足になることがたまにある。今度買うときは、ハードな画像処理に耐え得るよう、メモリーは256+256=512MBが必須であることが分かった。

 ■■■ 神戸ルミナリエ 519万人に感動 ■■■

 神戸市中央区の旧居留地を舞台に2週間に渡って行われた神戸ルミナリエが12月25日(月)で終わった。阪神・淡路大震災の犠牲者への鎮魂の思いを込め、1995年に始まったルミナリエも今年で7回目。最終日も250mに渡って続く光りのアーチに人の列が途切れることはなかった。
 夜店の数も多く、日本中から集まった感じで、市役所までびっしりと並んでいた。寒いのでたこ焼きやトウモロコシ、お好み焼き、バタジャガなどが飛ぶように売れていた。最終的に人出は519万人となり、過去最高を記録した。


2001年12月15日(土)晴  鐘楼に溜りし枯葉風に舞ふ

 ■■■ ジャパン 第9集 京都東山散策 ■■■

 10月27日、京都・東山(ひがしやま)を散策し、世界文化遺産の銀閣寺と清水寺、国宝の三十三間堂を訪ねた。東山は、京都盆地の東側の山地又は鴨川東岸の山麓部一帯を指す。山地をさす場合、北は比叡山から南は稲荷山までとするのが一般的で、南北に連なる東山の峰々は〈東山三十六峰〉と称される。山腹で送り火がたかれる大文字山(466m)をほぼ中心に、北側は花コウ岩、南側は古生層からなり、概して南側の方はなだらかで、嵐雪の句〈ふとん着て寝たる姿や東山〉はよく知られる。

 紅葉にはまだ早かったが、天気に恵まれ、散策には絶好のコンディションだった。国宝がゴロゴロと転がっているような感じを受ける京都。その歴史的重みをじっくりと体感することができた。


2001年12月2日(日)晴  瀬戸内の穏やかに晴る十二月

 ■■■ ジャパン 第8集 京都大原の秋 ■■■

 11月18日、京都洛北の大原に出かけた。大原特有の晴れ間に時雨れるという洗礼を受けたものの、天候に恵まれ、最盛期の紅葉を撮影することができた。大原は、出家・隠棲(いんせい)の地として知られる。建礼門院が住んだ寂光院や洛北一の名刹・三千院は、多くの観光客を集めている。

 今回は、世界遺産を追いかけるのを止め、紅葉の秋をテーマに編集した。自然の厳しい大原は、それだけ紅葉の発色が良く、今年一番の紅葉をデジカメに納めることができた。秋の紅葉の美しさを味わっていただきたい。

 ■■■ メールを見ただけで感染する Badtrans.B ワームに警戒を!!! ■■■

 2001年11月23日に英国を中心に感染が拡大している「W32/Badtrans.B」ワーム。その勢いは収まる気配を見せていない。4〜5日前から、私のe-mailアドレスへも連日送りつけられている。土日は特にひどく、届くメールはこれだけという状態だ。

 どうしてこのワームだと判定したかというと、必ずRe...という見出しで送られてきて、中味を覗くとバイナリーファイルで、表示ができないからだ。直ぐに削除するが、次から次へと送りつけられ、うんざりしている。幸いこのワームの被害を受けていない(と判断している)のは、私のInternet Explorer のバージョンがバグのある
IE5.01と5.5ではないことと、攻撃を受けてもadministratorから問題の部分を削除した旨のメッセージ(Have detected a virus (WORM_BADTRANS.B) in your mail traffic on 12/02/2001 16:36:21 with an action deleted.)が同時に送られてくるからだ。皆さん、厳重な警戒を!

Badtrans.B このウィルスが悪質なのは,メールを開いたり,プレビューしただけで感染する点。W32/Nimdaウイルスで使われたのと同様に,「不適切なMIMEヘッダが原因でInternet Explorerが電子メールの添付ファイルを実行する (MS01-020) 」というInternet Explorer(IE)のバグを突いて,ワーム・プログラムを自動実行する。このバグはIE5.01および5.5にある。各バージョンのService Pack 2を適用するか,IE6にアップグレードすると回避できる。ただし,IE6を最小構成でインストールした場合はこのバグが除かれないので注意が必要である。

 感染は電子メール経由のみ。受信ボックスにある未読メールをチェックし,その差出人にウイルス付きメールを送る。また,Personalという名前のついたフォルダやInternet ExplorerのCacheフォルダ内を調べ,「*.ht*」および 「*.asp」ファイルに保存されているメール・アドレスを探し,発見したメールアドレスすべてに電子メールを送りつける。メールの件名としては3パターンある。(1)「Re:」 のみ,(2)先頭に「Re:」 が付く以前に送ったメールの返信の件,(3)空の件名である。

 さらにトロイの木馬としても働く。ユーザ名,パスワードなどの情報を外部に流出させる機能を持つ。ウインドウのタイトルがLOG〜(例:LOGON),PAS〜(例:PASSWORD),TER〜(例:TERMINAL)などのウインドウを監視して,60秒間キーボード入力を記録する。そして,その内容を特定のメール・アドレスに送信する。これにより,Terminal ServerやRASのパスワードを盗み出す。



2001年11月25日(日)晴  古寺の枯山水や秋気満つ

 ■■■ ジャパン 第8集 京都洛西の旅 ■■■

 2001年10月7日、洛西(京都の西の郊外)に出かけた。JR三宮駅から新快速に乗ると、50分で京都駅に着く。神戸からでも十分に日帰り旅行できるのが有り難い。京都駅から山陰本線に乗り換えると、嵯峨嵐山には15分ほどで着く。嵐山を皮切りに、仁和寺、竜安寺、金閣寺と行脚した。

嵐山から金閣寺まで、一日の散策で十分に見学できるコースだ。京都・洛西が世界に誇るリッチな観光資源として、連日賑わっているのも頷ける。世界遺産や国宝という表示が目白押しで、そのたびに歴史的・文化的価値を再認識させられた。つくづく京都は凄いところだと思う。

 今回、大版写真29枚をアップ。トータル345枚となった。ファイル総容量も80MBを突破。今後、京都東山・洛北・奈良の世界文化遺産や国宝シリーズがドーンと続く。撮り溜めた1,200枚の写真が出番を待っている。どのホームページにも負けない充実ぶりに、少しばかり自信を持つ。是非ご覧あれ!

 ■■■ 15日で1,800件のアクセス ■■■

 11月10日、オープンから1年4ヵ月でアクセス20,000件を達成したが、その後、15日間で1,800件を超えるアクセスがある。20,000件達成までは、3日で200件ペースだったが、達成後は1日100件を超えるペースでアクセスがある。本当に有り難いことだ。

 特に、「播州秋祭・灘のけんか祭り」の人気が高く、アップ以来、1月で1,000件を超えるアクセスがあった。「播州秋祭・男たちの写真展」も700件を超えており、それに続く人気だ。「コンテンツが良ければ着実にアクセスが増える」という当たり前のことを体感する。これからも世界文化遺産や国宝の超特大写真を数多くアップし、さらなる飛躍を果たしたい。


2001年11月18日(日)晴  東山巡りて惜しむ古都の秋

 ■■■ 農芸祭大成功! ■■■

農芸祭の展示
大阪府立農芸高校提供

 過日、大阪府立農芸高校の先生から、11月11日(日)に農芸祭という他の高校であれば文化祭に相当する催し物が予定されており、第3学年の今年のテーマが世界遺産に決まったので、当HPの写真を使用させてほしい旨のお便りをいただき、万里の長城の写真が採用されることになった。
 万里の長城の写真を3m×2mに拡大し,Adobe Illustrator 8.0 を利用してインクジェット・カラープリンターでA3の大きさに分割印刷し、それを張り合わせて大きな写真を作成。見学者が大写真の前で記念写真を撮るという企画だった。
写真をクリックすると拡大します。

 先日その結果報告とともに、会場の写真が送られてきた。私の写真がこれほどまでに大きく印刷されたのは初めてのことである。

 
今回の交流を通じて、農芸高校の皆さんからお金では買えない大きな力と自信を得た。quality の高い特大写真をアップロードし、多くの方々に利用していただくという、他に類を見ないコンセプトが評価され、こうしてささやかな社会貢献として生かされたのだ。非常に光栄であり、ますます創作意欲が湧いてきた。これからも世界遺産や国宝などを大画面の写真でアップロードしたい。


2001年11月13日(火)晴  楠公を祀る社の菊白し

 ■■■ ジャパン 第7集 淡路島紀行 ■■■

 今年の春から初夏にかけて、瀬戸内海で一番大きな島である淡路島を3度旅した。世界一の吊り橋で知られる明石海峡大橋のお陰で、神戸からでも十分に日帰り旅行できるのが有り難い。

 瀬戸内海国立公園に指定され、自然豊かな淡路島の魅力の一端を紹介したいと思って準備を進めていたが、播州秋祭シリーズを優先させたため、今日になってしまった。北端の明石海峡から始まり、南端の鳴門海峡の観潮で終わる旅。特に、司馬遼太郎の名作「菜の花の沖」の主人公高田屋嘉兵衛の生誕地・都志(つし)本村(現在の五色町)に行ってみたかっただけに、思い出深い旅となった。

 ■■■ ジャパン 第6集 播州秋祭・ふんどし談議 ■■■

 11月3日、前の2作に載せきれなかった写真を集めた「男たちの写真展」を完成させ、「播州秋祭シリーズ三部作が完結した。」と日記に記した。ところが、灘のけんか祭りの大事な装束である「まわし」を「ふんどし」と表現したことから読者の議論を呼び、「ふんどし談議」というタイトルで徒然日記にその顛末を紹介した。

 その後、思い直して播州秋祭シリーズ第四弾としてアップロードすることにした。本番前後のリラックスした裸の男たちのスナップ写真を16枚選び、徒然日記に記した「ふんどし談議」を再掲し、最後に「ふんどしは日本人の原点」というタイトルで、私の主張を述べた。日本の伝統文化に対する私の熱い思いを書き綴ったものであり、是非ご覧になっていただきたい。皆さんのふんどしに対する認識が少しは変わるかも知れない。


2001年11月7日(水)晴  銀閣寺苔むす庭の秋日影  

■■■  アクセス   達成! ■■■

 昨日、Wa☆Daフォトギャラリーのアクセス件数が20,000件をクリアした。播州秋祭シリーズ三部作が完結し、特に「灘のけんか祭り」の人気が高く、それが呼び水となり、最近は一日100件を超えるアクセスがある。

 2000年7月16日にオープン以来、11ヵ月で10,000件、1年4ヵ月で20,000件となった。10,000件から20,000件になるのに5ヵ月しかかからなかった。1月2,000件というスピードだ。最近は更に加速中で、1日100件、1月3,000件も夢ではない。

 この原因は、他のホームページにはない特大画像の提供というコンセプトと、正確で簡潔明瞭な紀行文が受け入れられたのだと自己分析している。特に教育機関や出版会社からの引き合いが多い。他のホームページの写真では印刷に耐えないので、是非使わせて欲しいという申し出でだ。本当に光栄に思う。

 20,000件は通過地点に過ぎない。これで満足するのではなく、50,000件いや100,000件アクセスを目指して、より充実したコンテンツを提供していきたいと思う。

■■■ ふんどし談議 PART2 ■■■

 播州秋祭シリーズのメインとなる「灘のけんか祭り」の解説文について、10月30日付けの徒然日記で「ふんどし談議」という見出しで「ふんどし」という言葉を巡る議論を紹介した。このたび最終決着となったので、その顛末を記したい。

  前回は、「まわし」も同じ「ふんどし」なので、私の語感でそのまま「ふんどし」という言葉を使わせてもらうということで終わった。しかし、その後、日記の「ふんどし談議」を読まれた読者から次のようなご意見が寄せられた。

ふんどし談議

ふんどし談議 
 灘の喧嘩まつりの「ふんどし」と「まわし」の談義は、あまりどちらにもこだわらない方がいいと思います。地元の人がこうしてほしい・・といえば、私はその気持を尊重します。その土地のしきたり、風俗、風土を尊重したいと思います。あえて、私は「まわし」と呼ぶ方に支持します。あれはやはり、「ふんどし」の一種類の「まわし」だと思います。

 このご意見を受け、私は自分の思い入れを押し通したことで、感情を害されている人がいれば、それは良くないことだと反省した。そこで、最初にご意見をいただいた地元のAさん(灘のけんか祭りに錬り子として参加され、 灘のけんか祭り を主宰されている。)に、次のようなmailを出した。

 先日は、貴重なご意見をお寄せいただき、有り難うございました。その後も他の方から「ふんどし」という言葉の使用についてご意見が寄せられました。再度検討させていただいた結果、自分のこだわりを押しとおすことで地元の人の思いを傷つけるのは、良くないことだと思い至りました。

 そこで、訂正の申し入れのあった「灘のけんか祭り」に関係する「灘のけんか祭り」と「男たちの写真展」の文面から「ふんどし」という言葉を「まわし」に代えました。どうかご確認下さい。仲間の皆様にも宜しくお伝え下さい。

 その後、Aさんから次のようなお礼のお便りが届き、本件は円満に落着した。

 こんにちわ。灘のけんか祭りHP管理人です。

 「ふんどし」修正されたの確認しました。ありがとうございます。お礼を言うのはおかしいかな(笑) 「まわし」の方がやっぱり私達にはしっくりときます。その言葉でなれてしまっているからでしょうか・・・?「ふんどし」ではないですね。灘に限ってではないと思いますが。

 よく祭りを知らない子に写真とか見せて説明とかしてたら「ふんどし」してるとか言われます。そしたらすかさず「まわしや!」と言ってしまいますね(^^;; やはり「ふんどし」と「まわし」は別物でしょう。勝手な解釈でもうしわけないですが。相撲取りがしているのを「ふんどし」とは言わないと思うので・・・

 勝手なことばっかり書いてもうしわけないです。

 子供から「ふんどししてる」といわれても「まわしであってふんどしではない」と言い切るAさん。相撲の世界でも「人のふんどしで相撲をとる」や「ふんどし担ぎ」という言葉があるのだが...。ともあれ、ホームページは自分だけのものではないということや、そのためには用語の使用に細心の注意が必要であることなど、多くの教訓を得たふんどし談議であった。

追伸: 翌日、この日記を読まれた姫路在住のSさんから次のお便りが寄せられた。

 徒然日記を拝見いたしました。

 灘同様に屋台(太鼓台)やみこしが登場し、勇壮な動きを見せる岸和田や愛媛の西条まつりなどでは、神前の礼儀か、曳き廻しの怪我防止かは定かではありませんが、昔から肌を露出しない装束となっているようですし、「はだかまつり」を除き、ふんどし姿はあまり見られないようです。

 呼称につきましては、この「はだかまつり」の類では、”ふんどし”と呼んでおり、”まわし”という呼び方はしていないように思われます。千葉県に御輿をかついで海に入る祭りがありますが、担ぎ手は皆ふんどし一丁で、ここではたしか”ふんどし”と呼んでおりました。

 灘地区では、相撲と同様に神前の礼として、祭り装束として”まわし”と呼び、下着の”ふんどし”と区別しており、また、呼称も祭りの一部としてこだわりをもっているのではないでしょうか。(推測です。)

 私見といたしましては、訂正された判断は正しいものと思われます。

 Sさんのご意見では、灘地区の場合、「ふんどし」という場合は、祭り装束を指すのではなく、下着を連想するようである。そのようなイメージであれば、Aさんがいわれるように、祭り装束として着用するのは「まわし」であって、下着の「ふんどし」ではないということで、それなりに納得できる話だ。


2001年11月3日(土)雨  腕守り腰に自慢の秋祭  

■■■ 播州秋祭シリーズが完結 ■■■

 「男たちの写真展」が完成し、播州秋祭シリーズ三部作が完結した。これで一区切りだ。次は淡路島紀行や京都探訪など、撮り溜めた沢山の写真が出番を待っている。今日はテニスで汗を流す予定だったが、雨のため中止になってしまった。雨が降るとパソコンの作業が捗るのだが、毎日夜遅くまで秋祭りの編集を続けてきたので、少々疲れ気味だ。「作品を仕上げたときの作家の気分」といえば大げさだが、今、播州秋祭という作品を世に送り出した満足感と虚脱感を味わっている。今日は一日ノンビリと過ごしたい。


2001年10月30日(火)晴  秋日照る喧嘩祭に燃えつきぬ  

■■■ ふんどし談議 ■■■

 秋祭りシリーズのメインとなる「播州秋祭・灘のけんか祭り」が完成したが、さっそく色々と感想が寄せられた。その中で、「灘のけんか祭り」というホームページを主宰し、祭りにも錬り子として参加されているという地元の方から、「ふんどし」というのは誤りで、あれは「まわし」なので、できれば訂正して欲しいとの申し入れがあった。
 少し訂正なんですけれども,「ふんどし」ではなく「まわし」です。正式には「泥まわし」なんですけれども。相撲取りが稽古でつけているあのやつです。よく皆さん間違われるんですけれどもね。できれば直していただきたいなと思いメールいたしました。正しい灘のけんか祭りを理解して欲しいので・・・
そこで、次のような返事を出した。
 「ふんどし」の件ですが、地元の方は「まわし」と呼んでおられることは存じ上げております。「ふんどし」を広辞苑で調べますと、「男子の陰部をおおい隠す布。たふさぎ。したおび。ふどし。」とあり、また「まわし」は、「腰にまとう布。ふんどし。特に力士の締込み。」と説明されており、「まわし」も「ふんどし」であることには変わりありません。

 語感として「まわし」といいますと、広辞苑にあるように、私を含め日本全国の方々は相撲をイメージしてしまいます。そこで、「ヤッサ」を屋台と書かせていただいているように、あえて「ふんどし」と書かせていただきました。「ふんどし」という言葉は、歴史ある素晴らしい言葉で、日本人のアイデンティティやメンタリティをあらわす重要なキーワードだと認識しています。

 播州の秋祭りで着用される「まわし」には、生地が厚くて堅い相撲まわしと、相撲まわしよりも薄手で柔らかく、祭り用にあつらえたものとがあるようですね。

 ご指摘をいただきましたので、「地元では祭りに締めるふんどしをまわしと呼んでいる」旨、解説文に追加したいと思います。

 なお、灘のけんか祭りの翌日、祭りの写真を2ページにわたって掲載した神戸新聞は、「締め込み」という表現を用いていた。
 しばらくして、同じ人から返事が寄せられた。

 やはり,「ふんどし」という表現は,私たち練り子からはちょっと嫌われますね。やはり「まわし」という表現をつかってもらいたいと思います。全国的にみればそういう表現の方がいいのかもしれないですが。一練り子の意見ではやはり「まわし」!です。

 そこで、もう一度、自説を展開した。

 皆さん、「ふんどし」という言葉に偏見をお持ちなのでしょうか。皆さんの格好は、どこから見てもふんどし姿です。それをまわしと呼ぼうとも、ふんどしをしていることには変わりありません。ふんどしを着用している祭りは全国にあまたあります。六尺褌や締め込み、赤褌を含む水褌(すいこん)、越中褌、相撲まわしに近いものなど、種類は色々ですが、どれも日本の伝統を感じさせる祭り衣装です。ふんどしをしていることは、決して恥ずかしいことではありません。男らしくて日本古来の美学を感じます。皆さんもそう思っておられるのではないのでしょうか。

 これからもふんどしが屋外で他人に見せる日本古来の伝統衣装として存続を願うものです。私のこだわりに免じて、どうか「ふんどし」という言葉を使うことをお許し下さい。

 サンテレビの播州の秋祭りシリーズをずっと録画していますが、浜の宮や灘のけんか祭りは、例外無しにふんどし(まわし)着用を義務づけておられるようで、嬉しい限りですが、祭りによっては、パンツやトレパンが混じってきており、残念に思っています。どうかこれからも伝統を崩さないように願っています。子供の奉納相撲でパンツの上にまわしを締めさせていた神社がありましたが、嘆かわしいことです。

 別の方からは、次のような感想が寄せられた。

 僕等の学生時代には、まだ、六尺ふんどしで泳いだものでして、今でも自分で締めることができると思います。でも、正直なところ、僕の趣味から言わせて頂くなら、ふんどし姿の男性の裸体はいただけません。やはり、ヴィーナスのような女性美がいいですな・・・

私の返事は次のとおりである。思わぬふんどし談議となってしまった。

 ふんどし姿は意見が分かれるところですね。好むと好まざるとにかかわらず、日本人に生まれてきた以上、単なる下着だけでなく、労働着や祭りの衣装、国技の相撲のまわしなどとして日本に定着してきた長い伝統文化を簡単に捨て去るわけにはいけない気がします。日本人のアイデンティティの一つとして、ふんどしが祭りの衣装としてこれからも存続して欲しいと思っています。まわりがみんなふんどしを締めていると、ふんどしをしていない方が恥ずかしい気になりました。播州の女性は、ふんどし姿の男性に魅力を感じるそうで、その格好のまま彼女を駅まで送ってくる若い子が沢山いました。

 ■■■ ジャパン 第4集 播州秋祭・灘のけんか祭り ■■■

  毎日夜遅くまで作業を続け、今日 第4集 播州秋祭・灘のけんか祭り が完成した。

 「ヨーイヤサー」の勇ましいかけ声と太鼓の音が抜けるような秋晴れの空に吸い込まれていく。上気した赤い肌にふんどしをキリリと締め込んだ男たち。神輿がぶつかり、屋台が揺れる。21世紀最初の10月15日、姫路市白浜町で「灘のけんか祭り」と呼ばれる松原八幡神社秋季例祭の本宮が開かれ、23万人の観衆が裸の男たちの熱い祭典を見守った。

 灘のけんか祭りは、神輿を荒々しくぶつけ合う特異な神事のため、天下の奇祭だとか、全国の数あるけんか祭りの中で最大規模の祭りだといわれ、戦前から播州播磨を代表する祭りとして知られてきた。予想以上に素晴らしい秋祭りで、気がつけば300万画素で500枚撮影していた。このシリーズ最大の自信作となった灘のけんか祭り。じっくりと堪能していただきたい。


2001年10月20日(土)晴  秋高く翳す屋台の灘祭

■■■ ジャパン 第3集 播州秋祭・浜の宮天満宮 ■■■

10月8日(月)の日記で紹介した 第3集 播州秋祭・浜の宮天満宮 のページが完成したので、先ほどアップロードした。

 浜の宮天満宮のある姫路市は、瀬戸内海の播磨灘に面し、気候温暖な風土に恵まれ、海の幸・山の幸の豊かな地である。645年の大化改新のあと播磨国の国府が置かれ、8世紀中ごろに聖武天皇の勅令で国分寺が建てられてから発展してきた歴史と伝統ある町だ。1993年(平成5年)国宝・姫路城が日本で初めて世界文化遺産に指定され、HIMEJIの名は世界的に有名となった。近年は、新日鉄、東芝、三菱電機などの大手工場が進出し、典型的な企業城下町となっており、48万人が暮らしている。

 浜の宮天満宮の秋祭りは、赤、黄、青、桃色、柿色といったカラフルなシデを先端につけたシデ棒を持つシデ方(しでかた)に守られながら、頭巾をかぶり豪華な襦袢を着て太鼓を叩く乗り子(のりこ)を乗せた屋台を練り子(ねりこ)が担き、「ヨーイヤサー」の掛け声も勇ましく練り歩く。

 男性は全員白のふんどしを締め込んでいる。シデ棒は、魔よけの他に屋台を支えたり、景気付けや合図など多彩な働きをする。シデの紙は町の色を用いるため、シデと練り子の鉢巻でどこの町の屋台かわかるようになっている。

 観戦しているうちに、いつの間にかふんどしを締め込み、男たちと共に祭りに参加している自分の姿があった。播州の秋祭りは、それほどに熱気があり、男たちを夢中にしてくれるロマンがある。播州の男たちは、仕事よりも優先する秋祭りの魅力を見失わない限り、これからもこの呪縛から逃れることはないだろう。



■■■ 「旅のネタ」誌がWa☆Daフォトギャラリーを紹介! ■■■

 10月18日、「旅のネタ ホームページ205 イタリア編」という単行本が届いた。以前mailで話があった私のホームページを紹介するという株式会社オデッセウスが9月26日に発行したもので、約束通り一冊送られてきたものだ。全141ページで、その80ページに写真集サイトとしてWa☆Daフォトギャラリーが紹介されている。定価1,200円。

説明文

圧倒的な大画面の写真
http://www3.justnet.ne.jp/~wadayoshio/

【Wa☆Daフォトギャラリー】

 ヨーロッパやアジアを中心とした旅の写真集。ただの自己満足に終わらず、撮りためた写真を個人の壁紙や印刷素材として広く使ってもらおうとの主催者の考えから、すべて特大の画面を提供するという個人運営では類を見ないサイト。それぞれにはていねいな解説がついている。

◆ 写真 ◆ 臨場感あふれるヴェネツィアのようす

 私のサイトが全国で発売された本に写真入りで掲載されたのはもちろん初めてのことであり、また、その紹介文もかなり評価の高い内容となっており、嬉しい限りだ。

■■■ 播州秋祭・灘のけんか祭り ■■■

 10月15日、雲ひとつない秋晴れに恵まれ、姫路市白浜町の松原八幡神社で行われた灘のけんか祭りの本宮に出かけた。広畠の会場で、3台の神輿がぶつかり合い、壊し合う。灘祭りは、播州の秋祭りの頂点に位置する祭りといっても良い。

 残念ながら、重さ約350キロある神輿の下敷きになった男性が死亡するという痛ましい事故が発生した。死亡事故は10年ぶりだという。前日の宵宮とあわせて22人のけが人が出ている。大いに盛り上がるのは良いが、事故だけは避けたいものだ。

 神輿のあと、旧7ヵ村のそれぞれの大屋台が入場し、三台練りを披露。練子は、屋台を高々と秋空高く差しあげ、力強さを競った。300万画素のデジカメで500枚を撮影。迫力あるけんか祭りの様子を完璧に収録できたので、期待あれ!


2001年10月14日(日)晴  布引の滝の音高し薄紅葉

■■■ ジャパン 第2集 みなとまち神戸(後編) ■■■

 2週間かけて、「旅紀行ジャパン」第二弾として 第2集 みなとまち神戸(後編) を作成した。1868年(慶応3年)の神戸開港以降、多くの異人が移り住んだ異国情緒溢れる神戸。そして一歩後背地の六甲山に足を踏み入れれば、昔ながらの大自然が息づいている。神戸の醍醐味を味わっていただきたい。


2001年10月8日(月)晴

■■■ 播州・秋祭り撮影旅行 ■■■

《 播州の男はふどし秋祭 》《 男らのふんどし姿里祭 》 今、秋祭り本番だ。兵庫県西部のいわゆる播州・播磨と呼ばれる地域では、1年をこの日のために暮らしていると思われるほど、人々は秋祭りに熱中する。「祭一色播州の秋」というポスターが阪神の駅に貼ってある。姫路市内だけでも約30の神社で秋祭りが執り行われ、10月は祭りで明け暮れる。

 播州の秋祭りは、どこの祭りも全ての男性がふんどしをキリリと締め込み、地下足袋を履き、練子として祭りに臨む。地元の女性は、そうした男性の姿がたまらなく魅力的なのだそうだ。肩車した親子のふんどし姿は、実に微笑ましい。

 播州では、未だに日本古来の裸の文化が息づいていている。若者は、盆暮れは帰ってこなくても、秋祭りには必ず帰ってくる。祭が平日にかかると、地元の市役所は閑散となる。職員が休みを取り、祭りに参加するからだ。

《 秋祭揺らぐ屋台に稚児二人 》 8日(月)の休日に浜の宮天満宮の宵宮があったので、撮影に出かけた。阪神三宮駅から姫路行き特急に乗車し、50分ほどで山陽電鉄の飾磨駅に到着。徒歩20分ほどで浜の宮天満宮へ。須加、宮、天神、西細江の各屋台は1100頃宮入をし、2時間ほど境内で屋台練りを披露し、拝殿前で屋台を高々と空にかかげる。

 播州の秋祭りは、子供2人又は4人を乗せた屋台を練り子が担ぐ。若者が発散する圧倒されそうな熱気に、夢中でシャッターを切った。愛機オリンパスCAMEDIA C-3040ZOOM の連写機能を使えば、一度に5枚の連写が可能だ。気がつけば300万画素で400枚撮っていた。128MBのスマートメディアを3枚使った。

 沢山撮ればそのうち何枚かは良いのがある。「下手な鉄砲数撃ちゃ当たる」という諺は、デジカメにこそふさわしい。会心作を集め、準備でき次第、「旅紀行ジャパン」にアップロードしたい。乞うご期待!


2001年9月30日(日)曇  夕暮れの磯に砕けし秋の波

■■■ ジャパン 第1集 みなとまち神戸(前編) ■■■

 1ヵ月の準備期間をかけて、新たな企画 ジャパン をスタートさせ、第一弾として 第1集 みなとまち神戸(前編) をアップした。gooの50MBという大容量の無料ホームページを確保できたので、今後、Wa☆Daフォトギャラリーの日本バージョンを制作していくことにした。乞うご期待!

 神戸は、かっては六甲山系の南にふんどしのように東西に細長く連なる土地に過ぎなかった。そのハンディを克服すべく、神戸市は、後背地を削り、その土で海を埋め立て、土地を広げた。更にその沖合にポートアイランドと六甲アイランドという人工島を造った。削った山は、平地となり、大規模団地や工業用地に生まれ変わった。まさに一石二鳥のプロジェクトだった。現在は、ポートアイランドの更に沖合に神戸空港を建設すべく、埋め立て工事が進められている。その活力は驚くばかりだ。

 新しい企画のトップバッターとして、神戸の魅力を上下二回に分けてアップする。今回は前編として、「海とともにある神戸」をテーマにまとめてみた。
じっくりと鑑賞いただきたい。


2001年9月24日(月)晴  秋風を受けて揺れをる舫ひ船

 
今日は秋分の日の振替休日だ。先週末、冷たい高気圧が北から張り出してきて秋風が吹き、すっかり涼しくなって、宿舎のエアコンもお役御免となった。連日、アメリカの同時多発テロに対する報復攻撃の準備が進んでいることを伝えるニュースが流れている。平和的解決を求める市民団体の動きも出てきた。

■■■ goo無料ホームページによるリフォーム ■■■

 先週、無料でホームページを開設できるサイトを探していたら、検索サイト大手のgooが50MBまで利用できる無料サイバースペースを提供していることが判明。早速申し込み、http://users.goo.ne.jp/wadayoshio/ というURLをもらった。世の中には無料で100MBまで提供する会社もあるが、無名で何時潰れるかも知れず、安心して使えない。ところがgooは、NTT-XというNTTの系列会社が運営している大手である。Yahoo!ジオシティーズと同様、末永く安心して利用できると判断し、直ちに加入した。Yahoo!のようにページのヘッド部に広告が表示されるが、それはビジターに我慢してもらうことにする。このサイトで、Wa☆Daフォトギャラリー「旅紀行ジャパン」を構築すべく現在準備を進めている。

gooの運営会社

■社名
■英社名
■本社

株式会社エヌ・ティ・ティ エックス
NTT-X, Inc.
〒100-0004・東京都千代田区大手町1-6-1大手町ビルヂング 3F
TEL(03)5224-5100 FAX(03)5224-5200
URL:
http://www.nttx.co.jp/
■海外オフィス  
■資本金
サンフランシスコ
115億円

 それにしても、50MBという容量は大きい。そこで gazo というフォルダをここに作成し、100KBを超える大版写真を全てここに移動した。その結果、32MBあったJustNetの容量は5MBほどになったので、今まで毎月2,500円を支払って35MBを確保していたのを解約し、10MBまでの無料契約に変更した。NTT-Xのお陰で、Wa☆Daフォトギャラリーは、全て使用料が無料となった。今後私が支払うのは、毎月JustNetのプロバイダ料2,000円と3分10円の電話代だけだ。有り難いことである。

 この結果、Wa☆Daフォトギャラリーが使用しているサイトは、次の4箇所となった。

1 http://www3.justnet.ne.jp/~wadayoshio/  10MB(無料)  Wa☆Daフォトギャラリー
2 http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Forest/4840/  12MB(無料)  特集!旅紀行
3 http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Forest/9098/  12MB(無料)  旅紀行スペシャル
4 http://users.goo.ne.jp/wadayoshio/  50MB(無料)  旅紀行ジャパン

2001年9月16日(日)晴  独り身の夕餉を飾る秋刀魚かな

 
台風15号は、大阪湾を直撃するかと思われたが、途中で北上し、東海・関東地方に向かったので、神戸港も一部にフェリーの運休があったが、11号の時のように全船避難するということもなく、事なきを得た。以来、ぐんと秋めいてきた今日この頃である。

■■■ 前代未聞の米国同時多発テロ ■■■


(資料)

 12日(木)の夜、第130回水路記念日の祝賀会に出席したあと、宿舎に戻り、テレビのスイッチを入れたら、NHKの生中継で、ニューヨークの世界貿易センター World Trade Center が炎上している映像が飛び込んできた。テレビに釘付けになっていると、2機目の旅客機が激突するシーンを目撃、ショックを受けた。まるでアクション映画を見ているようだった。いまだにどれだけ多くの人々が亡くなったのかも把握できていない。5,000人以上の人々が犠牲になったことは間違いない。日本人24人の行方も分かっていない。犠牲者のご冥福を心からお祈りするとともに、事件に巻き込まれた多くの方々にお見舞い申し上げます。
 首謀者は、アフガニスタンに潜伏しているとされるサウジアラビア出身のウサマ・ビンラディンという人物らしい。
 ブッシュ大統領は、早々に声明を出し、これは新たな戦争であり、非常事態であると宣言、徹底報復を誓った。犯人だけでなく、それをかくまった組織、かくまった国も攻撃するという。アフガニスタンのタリバン政権もアメリカがアフガニスタンを報復攻撃した場合、アメリカに協力した国に対しても報復攻撃するとの声明を出した。アフガニスタンに隣接するパキスタンは、アメリカに全面的に協力するという。ロシアもアメリカの報復攻撃を容認した。今のところ、アメリカとイスラム原理主義勢力との全面戦争に発展することは必至だ。これ以上新たな犠牲者を出さずに平和的な解決方法を探る動きは報道されておらず、世界はアメリカのペースで動いている。景気の停滞とあわせて戦争の恐れがのしかかっている。これからどうなっていくのか、誰も予測できない。困ったことになったものだ。

2001年9月1日(土)晴  潮の香をほのかに孕む秋日傘

 
猛暑の洗礼を受けた神戸だが、9月に入り、今日は防災の日。3日前からクーラーなしで寝ることができるようになり、秋の気配を感じる。今朝起きると、NHKが新宿区歌舞伎町の火災で44名もの死亡者を出した大惨事の報道を繰り替えし放映していた。防災訓練参加中の小泉総理から早々にメッセージが発せられた。素早い対応だ。犠牲者のご冥福をお祈り申し上げると共に、速やかな原因究明により、今回の事故が今後の事故防止対策に生かされるよう期待したい。

■■■ スペシャル 第3集 ロワール渓谷の古城 ■■■

 1ヵ月ぶりに旅紀行スペシャル第三弾として ロワール渓谷の古城 をアップした。ルネサンス華やかなりし中世、フランス王国の首都がパリからロワール川流域に広がるロワール地方に移された160年間、この地は政治・文化の中心となった。ロワール渓谷と称される地に貴族の館が次々と建設され、多くの城館 Chteau が生まれた。前回に続き、古城を探訪し、フランス王族の煌びやかで悲しいエピソードや、ロワールで亡くなったレオナルド・ダ・ヴィンチの晩年を掘り起こしてみた。じっくりと鑑賞いただきたい。


2001年8月25日(土)晴  湯上がりのタオルのままの冷奴

■■■ NHKブックスに画像掲載! ■■■

 夕べ宿舎に帰宅すると、日本放送出版協会編集局第二図書出版部から「国境の誕生」という本が届いていた。この本は、桜美林大学教授 Bruce Batten 氏が日本の国境を論じたもので、NHKブックス922番目の本である。定価1,070円。

 この本の《第四章 太宰府の「国境機能」とは》の章扉に、Wa☆Daフォトギャラリーの万里の長城の画像 banri.jpg が白黒で印刷されていた。その写真の下に「万里の長城(写真提供:和田義男)」と表示されていた。本件は、事前に e-mail で申し出を受けていたものである。
7月22日の日記参照

 趣味で始めたホームページであるが、著名な出版社の学術書に私の写真が採用されたことを嬉しく思う。テーマの国境を象徴する万里の長城の写真に私の作品が採用されたのは、ひとえに internet という国境のないボーダーレスな情報文化のお陰である。誰でも手軽に自己主張できる究極のメディア internet 。キーワードで検索すれば、たちどころに必要な情報が入手でき、プロでもアマでも、大会社でもSOHOでも、分け隔てなく平等に扱われる internet 。改めて、この internet の素晴らしさ、その凄さを肌で感じた。

 なお、Wa☆Daフォトギャラリーのコンセプトどおり、この写真は無償で提供したもので、記念にこの本を一冊贈呈していただいただけである。

縦18cm 横13cm  281頁



2001年8月18日(土)晴  風見鶏見上げる人の夏夕べ

 
神戸は相変わらず猛暑が続いている。大型の台風11号が近づいてきている。どこに上陸するかは不明だが、今日明日は影響がなさそうだ。全国的に水不足の心配があるが、かといって台風が直撃すれば被害甚大となり、痛し痒しだ。午後から3時間ほどテニスで汗を流す。夜、ホームページに手を入れる。メル友のゆりさんのお便りが楽しい。文化大革命のあおりを受けて、青春時代を牧民と3年間暮らしたときの貴重な体験談が素晴らしい。

■■■ 久々に検索エンジンをチェック 〜 最高の結果表示に! ■■■

 我がサイトもinternetのホームページの定番となりつつあると私が言っただけは、信用がない。そこで、ときどき検索して試してみる。今回も「海外写真集」をキーワードに検索した結果を掲載する。(以下本文は色で表示)

まずは定番のGoogleから。結果は133件中トップで表示された。大満足!

全言語のページから海外写真集を検索しました。   133件中1 - 10件目 ・検索にかかった時間0.13

Wa☆Daフォトギャラリー(海外写真集
... Wada, 作者プロフィール, ホームページ. 2001年6月23日改訂. アクセス10,000件達成!. ...
www3.justnet.ne.jp/~wadayoshio/ - 77k - キャッシュ - 関連ページ

海外写真集
... .  私が今まで訪問した海外写真集です。(写真はすべて自分で撮影
したものです)  無線とはあまり関係ありませんが、無線以外の趣味が旅
行なもので・・・。  ちなみに日本国内は47都道府県すべて制覇しまし
...
www3.justnet.ne.jp/~y_kondo/KAIGAI.HTM - 3k - キャッシュ - 関連ページ
[ 他、www3.justnet.ne.jp内のページ ]

続いては、Yahoo! Japan。129件中、やはり堂々のトップだ!

ページとの一致
(約129件中1〜20件目)

次は、定番の goo だ。我がサイトは3位に入っている。しかし、1位と2位は、海外写真とは関係のないサイト。これは検索エンジンのバグ(トピックドリフト問題)と思われ、実質的にはトップランキングだ。 goo は最近、トップページのサムネール表示を選択できるようになっている。

[ 海外写真集 ] のサイト検索結果 6サイト 10ページ)

1 QualityManagementOffice-FirstPage

http://www.sf.airnet.ne.jp/yyoneto/iso9000holder/
ISO9000・ISO14000の認証取得を目指す中小企業を支援するボランティア。中小企業の品質と環境マネージメント・システムの構築。ISO14000との関わり。経営の品質。日本経営品質賞。ISO規格。「マルコム・ボルドリッチ...
関連カテゴリ:ビジネスと経済>企業>総合情報、データベース

このサイト内で検索ワードが含まれるページ →もっと見る
Checklist_1  
iso9000homepage  
Checklist_2  
2 Tokyo's Gay Variety Shop / BOOKS ROSE
http://www.books-rose.com/
Books Rose is a gay variety goods shop in Tokyo. We sell Japanese gay magazine, books, comics, videos, fun goods and novelties. We welcome international mail orders. ??????o??????????...

このサイト内で検索ワードが含まれるページ →もっと見る
Books Rose / Photography Foreign Model  
3 Wa☆Daフォトギャラリー(海外写真集)
http://www3.justnet.ne.jp/~wadayoshio/
写真,画像,海外,旅行,鑑賞,作品,大画面,外国,撮影,カメラ,紀行,文化,風景,アルバム,風物,写真館,ギャラリー,フォト,旅,ツアー,和田フォトギャラリー,和田,和田義男,フランス,イタリア,中国,オーストリア,イギリス,韓...
関連カテゴリ:スポーツと趣味と旅行>旅行>海外旅行>エリア情報>ロシア、CIS諸国>ロシア>総合情報、ニュース

このサイト内で検索ワードが含まれるページ →もっと見る
Wa☆Daフォトギャラリー(海外写真集)  



最後は、ODINだ。ODINは、原田昌紀氏が東大在学時代にサービスを開始したサーチエンジンで、現在は未来ねっと研究所の研究プロジェクトに運用を移行し、実験のために使用されている。エンジンはロボット型の goo によく似ているが、関係のないサイトが表示されるバグ、つまりトピックドリフト問題が解消されており、コンパクトだが性能は高い。

【トピックドリフト問題】 情報検索にハイパーリンク情報を使った場合に,検索質問とは無関係なページや,あまり適切とは言えないページがランキング上位にくる現象を,トピックドリフト問題(topic drift problem)と言います.特に,非常に有名,または大きいサイトの情報が検索結果の上位に来やすい傾向があります. ODINでは,このトピックドリフト問題がほとんど発生しません.著名な企業サイトなどでは区別がつきにくいですが,個人のホームページや,専門的な話題などでは違いがわかるでしょう.(ODIN「検索方法について」より抜粋) 

海外写真集 の検索結果: 20件 / 18 グループ (1 - 10 を表示)
[1] [2] [前の10件] [次の10件]

1 ■ Wa☆Daフォトギャラリー(海外写真集) [ジャストネット] (スコア: 4.073)
Web上の写真はどれも画像が小さくて使用に耐えません。鑑賞に堪える大画面の海外写真と詳細な解説を掲載し、自由に利用できるようにしました。
http://www3.justnet.ne.jp/~wadayoshio/ (最終更新: 2001/06/05)
  1. ■ Wa☆Daフォトギャラリー(海外写真集) http://www3.justnet.ne.jp/~wadayoshio/
  2. ■ Wa☆Daフォトギャラリー(海外写真集) http://www3.justnet.ne.jp/~wadayoshio/index.htm
2 ■ けいじのアルバム・ keiji album・海外・写真集 [ZAQインターネット] (スコア: 3.095)
”ヨ−ロッパ地方のスナップ写真に見どころ説明を付けて編集しました、個人のホ−ムペ−ジです。">
http://www.oct.zaq.ne.jp/imai/ (最終更新: 2001/06/02)

ODINでは、2位にスコア1,000ポイント近くの差を付けて、トップにランクされていた。

 Google Yahoo! goo ODIN という4つの検索エンジンを使用して「海外写真集」を検索した結果、「Wa☆Daフォトギャラリー」は全てトップ表示となった! 非常に有り難く、身の引き締まる思いがするが、今後、この結果に甘んじることなく、よりクオリティの高いサイトにしていくべく努力していきたい。 

■■■ リンク先の紹介文 ■■■

 Yahoo! Japan で「Wa☆Daフォトギャラリー」を検索したところ、25件のヒットがあった。それぞれあたってみたところ、紹介文を付けていただいているサイトが多数あったので、Yahoo! Japan に登録されていないサイトも含め、表にまとめてみた。好意的なコメントが多く、嬉しい限りだ。

1 幾つ行けるか?
世界遺産
リンクのページ これぞお手本中のお手本、構成、画像、内容、総てが素晴らしい、和田さんの旅の記録が主体のHPです。学ぶところが多い、大いなる目標とするページです。http://www6.ocn.ne.jp/~heritage/ バナー付
2 K's PARTY おともだちへの
リンク
ため息が出るほどすてきな写真を多数掲載した、和田さんのサイト。フランス・イタリアほかの写真旅行へGO!http://w2222.nsk.ne.jp/~kiriko/ バナー付
3 駅前雑居ビル 非常口という
リンク集
外国の写真がいっぱい!しかもクオリティ高し!ページのデザインもとてもキレイでお手本になります。特に色使いは抜群です。http://village.infoweb.ne.jp/~fwif1316/ バナー付
4 DUKE'S TRAVEL PAGE DUKE'Sイチオシ
厳選リンク
写真が素晴らしい上、解説の詳しさに何度訪れても感動します!http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Desert/8131/  
5 旅の想ひ出
写真館
友達の輪リンク とってもきれいな写真が揃った和田さんのページ。写真を全部スキャナで読み込んだというからスゴイ!壁紙にもなる大きな画像のダウンロードもできます。http://www.joyphoto.com/japanese/ バナー付
6 ゆーらしあ大陸
ほっつき歩き
リンク旅関係 和田さんのページ。このページのすごいのは大画面の拡大写真。フランス、イタリア、アメリカ、中国などの大画面でみることができます。http://www.ne.jp/asahi/travel/ogawa/  
7 タビプラス!tabiplus.com 海外旅行
厳選リンク
作者による世界各地の旅行記と写真集のサイト。デザインが洗練されていてとても見やすい。画像は本格的なものなので重いです。ご注意を。http://www.tabiplus.com/index.html バナー付
8 とんでもとらべる Link Nice Traveler インターネット上の写真はどれも画像が小さくて使用に耐えません。そこで200万画素級の写真を多数収録し、広く利用してもらうことにしました・・・という和田さんのサイト 利用可能な大画面の海外写真と詳細な解説が特色。http://isweb23.infoseek.co.jp/travel/mamamano/ バナー付
9 mind the gap リンク集 使用に耐える画像を!と海外で撮影した写真を大きなサイズのままで公開。入り口は軽いので覗いてみては・・・?http://parmense.tripod.co.jp/  
10 とかちNAVI フォトギャラリー 高画質な海外風景写真を収録したギャラリーです。http://www.tokachi-navi.net/index.shtml  
11 I Love ASIA Asia-Link 各国の大画面写真がタップリ http://www.a-eda.net/asia/index.html  
12 とんでもとらべる とんでもとらべる Link インターネット写真は小さくて使用に耐えないと、200万画素級の写真を多数収録しているサイト http://www3.kcn.ne.jp/~mamama/  
13 世界189ヶ国
を旅して
Links of the
World Traveler
大判写真がいっぱいの旅のギャラリー http://www3.plala.or.jp/sekai188/ バナー付
14 失われた
文明@遺跡
遺跡と旅の
梁山泊
「利用可能な大画面の海外写真と詳細な解説」をコンセプトに8ヶ国148枚の大画面の写真をアップ(2000/10月現在)。私もポンペイには行きたい!http://www.bekkoame.ne.jp/~naoto.doi/  
15 Hisayo's
Home Page
Link
Europe
たくさんのきれいなしゃしんがある、和田さんのHPです!フランス・ロシア・イギリス・オーストリア他もりだくさんです!http://village.infoweb.ne.jp/~hisayo/ バナー付
16 Travel Around
the World
リンク・
リンク・リンク
WADAフォトギャラリー。海外の美しい写真が一杯です。http://www2.justnet.ne.jp/~fujimori-m/index.htm バナー付


2001年8月11日(土)晴  夕立に輝き増したる夜景かな

■■■ 六甲山の1,000万ドルの夜景 ■■■

 木曜日から5連休の夏休みをとっている。家内が先週から来てくれており、次男が友達と二人で遊びに来ているので、単身赴任の宿舎も久しぶりに賑やかだ。昨夜、みんなで神戸市内定期観光バスに乗って、夏季限定の六甲山納涼コースに参加。931mの六甲山山頂にある六甲山ホテルでジンギスカン・バーベキューを食べながら夜景を鑑賞。六甲山頂は、夕立のあとで、気温が地上より4〜5度低い感じで、真夏の夜のバーベキューも全く汗が出ず、快適だった。

 前日は霧がかかっていて何も見えなかったそうで、夕立が降ったあとの夜景は、宝石のように輝き、大阪湾全体が見渡せた。ホテルの人に非常にラッキーだといわれた。写真の左奥が大阪になる。対岸は岸和田で、右奥は関西国際空港に至る。100万ドルの夜景と呼ばれていた六甲から見た神戸の夜景も、今は物価が上昇したせいなのか、1,000万ドルの夜景と呼ばれるようになった。世界三大夜景のひとつとされる函館山の夜景も素晴らしかったが、六甲の夜景も大阪湾の輪郭が望める雄大なもので、ポートアイランドや六甲アイランドといった人工島が海に突き出ていて夜景の幅が広がっており、もっと宣伝すれば良いのにと思った。

 食事のあと、持参したデジカメを三脚に据え付け、夜景を撮影。結果を直ぐに確認できるので、何度も露出を調整しながら最適の露光で撮影できた。ただ、三脚がどっしりした業務用のものではなく、持ち運びに便利な軽いものだったので、結果的には少しぶれていることがパソコンに画像を取り込んでから判明。シャッターを手で切っていたので、僅かな揺れが生じたものと思われる。次回からは、リモコンでシャッターを切ることにする。


2001年8月4日(土)晴  浦風に魚の跳ねて夏暮るる

■■■ ヨットマンが世界に羽ばたく兵庫の海 ■■■

 兵庫県には、新西宮ヨットハーバーや須磨ヨットハーバーといった大きなヨットハーバーが沢山ある。新西宮ヨットハーバーは兵庫県が建設し、第三セクターにより施設を維持管理し、関西ヨットクラブとともに運営に当たっている。新西宮ヨットハーバーの社長は、代々兵庫県副知事が務めている。約40年前に堀江健一さんが世界初の単独太平洋横断記録を成し遂げたときの出発港でもある。同氏は、現在関西ヨットクラブの名誉会員だ。7月下旬にJ24世界選手権大会が開催されるなど、ヨットやモーターボートなどによる海洋レジャー活動の日本における屈指の拠点となっている。

 須磨ヨットハーバーは神戸市が建設したもので、神戸市の外郭団体が施設を維持管理し、須磨ヨットクラブとともにその運営に当たっている。世界一の大富豪となったビル・ゲイツの豪邸があることで知られるシアトルと神戸(須磨)との間のヨットレース(レガッタ)が3年に一度開かれる。日本では宝船杯と呼ばれる。日本セーリング連盟(Japan Sailing Federation JSF)の会長を務められ、現在同顧問の秋田氏が始められたという。また、毎年、神戸マリンフェスタの一環としてヨットレースも開かれている。兵庫の海は、ヨットマンが世界に羽ばたく舞台となっている。

 私は、大学時代の4年間、ヨット部に入り、A級ディンギーに乗っていた。3年生の時ヨット部キャプテンになり、運良く中国水域予選で勝ち、その年の夏琵琶湖で開かれた第33回全日本大学ヨット選手権大会に出場した経験がある。それだけに、ヨットに対する思い入れは人並み以上である。社会人になってからはヨットと疎遠だが、海に職場を持つ関係で、ヨット関係者と交流する機会がかなりある。神戸に赴任してからも多くの方々と懇意になり、嬉しい限りだ。これからも海洋国日本のマリンレジャーの隆盛を微力ながらサポートしていきたい。

■■■ J24世界選手権大会 ■■■


 
J24世界選手権大会(新西宮ヨットハーバー)

 先週、西宮沖で一週間にわたってクルーザー型ヨットJ24による世界選手権大会が開かれた。今年で23回目となる伝統のレースで、世界8ヵ国から38艇300名のヨットマンが参加した。白熱したレースは、最後までアルゼンチン・チームと日本の地元チームとが競り合い、最終レースで地元日本チームが競り勝ち、見事優勝カップを手にした。アルゼンチン・チームには、オリンピック・メダリストが2人も乗っていた。日本チームも優勝艇にはアメリカズ・カップのクルー経験者が2人いた。日本のセーリング技術は今や世界のトップレベルにあり、頼もしい限りだ。

 レース前日の7月22日夜、新西宮ヨットハーバーでのウェルカム・パーティに出席し、歓迎の挨拶をする機会を得た。国際大会なので、下手な英語ではあったが、bilingual でスピーチしたところ、かなりうけたようで、意を強くした。ヨットハーバーから見た明石海峡方面に沈む夕陽と夕焼けが美しく、心に残った。浦風が心地よかった。あたりが夕闇に包まれた頃、ヨットハーバーの沖合防波堤から歓迎の花火が上がった。心づくしのアトラクションに、外国チームの選手たちは日本のウェルカム・イブニングを大いにエンジョイしていた。本レースは、来年はカナダで開催される。 

歓迎のご挨拶

 ここ西宮ヨットハーバーは、約40年前に堀江健一さんが世界初の単独太平洋横断記録を成し遂げられたときの出発港であり、兵庫県民が世界に誇るヨットハーバーでありますが、ここに世界8ヵ国から38艇と約300名のトップクラスのヨットマンが参加されて、21世紀最初の第23回J24世界選手権大会が開催されますことは、大変意義深いことであり、心から歓迎申し上げます。

 この大会は世界選手権大会ということで、明日からは世界トップクラスのシーマンシップを披露されて、白熱したレースが展開されるものと思いますが、約一週間の戦いであります。最後まで緊張感を維持しながらも、お互いの交流と技術の向上を果たされますことを、また、本レース期間中は勿論のことでありますが、これからのマリン活動における航海の安全を祈念致しております。(抜粋)

Welcome Message 

The Nishinomiya Yacht Harbor is the very place, from which Mr. Ken'ichi Hori'e departed 40 years ago. And he became the first man in the world to sail across the Pacific Ocean single-handed in a tiny yacht. In this sense the people of Hyogo Prefecture are proud of this harbor to the world. Here, 38 yachts and about 300 leading yachtsmen gathered from 8 countries in the world for the 23rd J24 World Championship. And this is the first race held in the 21st century. In view of this it is very significant, and I heartily welcome all of you.

This is a World Title Race. I think, on and after tomorrow, the first-class seamanship in the world will be shown and heated race will be performed. This is a race to be lasting for about a week. I would like you to achieve your mutual friendship and skill improvement while keeping your sense of tension to the last. And also I wish you " bon boyage " in your future marine activities as well as in this period of race. ( extracts )

■■■ 旅紀行スペシャル 第2集 ベルサイユ宮殿 ■■■

 1ヵ月ぶりに旅紀行スペシャル第二弾として ベルサイユ宮殿 をアップした。1662年、パリ・ルーブル宮殿を嫌ったルイ14世は、パリ西南西20kmのべルサイユの地で新宮殿の建設に着手。贅の限りを尽くした新宮殿は50年後に完成。ベルサイユ宮殿内では連日豪華な舞踏会が催され、ロココ様式の宮廷文化が花開いた。やがてブルボン王朝の財政が悪化し、民衆は疲弊していく。そしてルイ16世の代となった1789年、フランス革命が勃発し、ベルサイユ宮殿はその終焉を迎える。広大な敷地に建つベルサイユ宮殿の光と影。じっくりと鑑賞していただきたい


2001年7月29日(日)晴  汽笛鳴る明石海峡夏霞

■■■ 一周年記念として俳句「海の風景」をスタート! ■■■

  昨年7月から個人のホームページ・Wa☆Daフォトギャラリーを始めて1年余りになる。アクセス13,000件を突破し、すっかり軌道に乗ってきた。そこで一周年記念として、これまで徒然日記の冒頭に折々の俳句を載せてきたので、それを集めて、俳句「海の風景」というタイトルにまとめ、それに写真とコメントを付けてみた。まだまだ素人の域を出ていないが、当ホームページのビジターに海の素晴らしさや季節感などを画像と同様に感じとっていただければ有り難い。わずか17文字でイメージ(画像)を表現できれば幸いだ。これまで海で仕事をしてきた経験を生かし、海の風景を一幅の絵のように切り取ってみたい。これが作者のテーマでありコンセプトである。ただ、海の句に限定したわけではないので、折々の身近な風景を適宜織り込んでいきたい。

■■■ 当サイトの画像がJA福岡市のホームページに掲載! ■■■

 去る7月25日、農協のJA福岡市からヨーロッパツアー募集の掲載をするにあたりWa☆Daフォトギャラリーの写真を使わせて欲しいとの申し出があった。例によって著作権の明示などを条件に承諾していた。今日、JA福岡市にアクセスしたところ、福岡空港発着便を利用し、ヨーロッパ紀行イタリアハイライト8日間というツアーの募集広告が出されており、その中にイタリア編の写真が7枚使用されていた。いずれも小さく縮小されており、「写真はWa☆Daフォトギャラリーさんから提供していただきました。」との紹介文が掲載されていた。

JA福岡市のホームページに使用された写真

 

2001年7月22日(日)晴  海見ゆる異人の館蝉時雨

■■■ 花火大会の明暗 ■■■


 昨日の土曜日、午後8時15分から神戸港メリケンパーク沖合から3,700発の花火が上がった。(写真) 神戸市や外郭団体などが実施している神戸21世紀・復興記念事業の「KOBEみなとフェスタ」の一環として「みなとこうべ海上花火大会」と銘打って実施されたものだ。真夏の夜空を飾るページェントに、昨年よりも3万人多い30万人の市民が楽しんだ。神戸市によると、花火の打ち上げ費用だけで1,500万円かかったが、雑踏警備に同額の費用をかけたという。入り組んだ岸壁から転落事故を防ぐために多くの警備員を配備し、また、会場へのアクセス道路にも大勢の警備員を置いた。午後9時の打ち上げ終了後、引き揚げる人の波が凄かったが、幸い、歩道橋の他、国道の車の通行を規制して横断歩道も使用したため、凄い混雑ではあったが無事に撤収が完了した。
 今朝、神戸新聞を開くと、何と一面トップで、昨日午後8時半頃、明石夏まつりの花火大会帰りの見物客らがJR朝霧駅近くの歩道橋に殺到し、将棋倒しとなり、10人が死亡、123人が重軽傷を負うという大惨事が発生していたことが報じられていた。死亡者は、幼児かお年寄りで、死因は窒息死だという。当時、大蔵海岸の花火会場へのアクセスは事故があった歩道橋しかなく、一方通行や通行分離などの規制もされていなかったようで、雑踏警備を担当していた明石市や警察の責任が問われそうだ。

 神戸市が花火の打ち上げ費用と同じ額の1,500万円という予算を計上し、事故防止に万全を期していたことは報道されていないが、明石で大惨事が起こったことを思えば、あらためて大金を投入して事故防止に当たっていた神戸市当局の見えない英断を高く評価したい。

 なお、海上からもプレジャーボートなど約300隻が花火を見物したが、警戒船や神戸保安部の巡視船などが警戒に当たっていて、無事に終了している。
 
■■■ NHK出版から画像使用の申し出 ■■■

本の章扉に使用される写真

 先日、NHK出版の石原さんという方から、「この8月に日本の国境の誕生について論じた『国境の誕生〜大宰府から見た日本の原形』という本を刊行予定で、その中で大宰府の国境機能について論じる章があり、その章に《特集!旅紀行 第3集 万里の長城》の05の写真を章とびら用に使わせてほしい」という依頼があった。撮影者の名前は明記するという。

 刊行本に当サイトの画像を使用したいという話は初めてで、しかもNHK出版という著名な出版社からの申し出であり、非常に光栄に思った。私の写真が大画面だからこそ、高い品質で本に印刷できるわけで、他のホームページにはない独自のコンセプトが生かされたことを嬉しく思った。出版の暁には記念に一冊贈呈していただくことと、この顛末を当サイトで報道することについて了解していただければ、OKですと返事を出したところ、早々にご了解いただいた。8月の出版が待ち遠しい。 → 8月26日の日記
特集!旅紀行 第3集 万里の長城 05の写真

写真をクリックすると拡大写真
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■■■ Wa☆Daフォトギャラリー1周年! ■■■

 去る2001年7月16日、無事「Wa☆Daフォトギャラリー」の一周年を迎えた。一年間のアクセス件数は12,300件。予想外に多かった。最近はコンスタントに2週間に1,000件のペースでアクセスがある。「海外写真集」というキーワードで Yahoo! goo Google などで検索すると、上位に我がサイトが表示される。ビジネスサイトや出版社などから画像使用の申し出がある。9月には(株)オデッセウス発行の『旅のホームページ300』に当サイトの紹介記事が掲載される。海外写真や海外旅行のジャンルでは定番のサイトとしてinternet社会に受け入れられ、しっかりと根付いたのではないかと思う。これからの課題は、さらなるコンテンツの充実だ。美しい画像だけでなく、懇切丁寧な紀行文、エッセーなどを織り込み、リピーターを失望させないような魅力あるサイトを構築していきたい。


2001年7月14日(土)曇  夏の夜舳先の波に海蛍

■■■ オリンピック中国開催決まる! ■■■

 大阪が立候補していた2008年夏のオリンピック開催地は、中国に決定した。今朝6時のNHKニュースで、天安門広場で喜びを分かち合う北京市民の様子が放映され、江沢民国家主席の歓迎のメッセージが流れた。イルミネーションに輝く天安門が印象的だった。大阪が最下位で落選したのは、やっぱりという感じだった。何故大阪なのか日本国民にも分かりにくく、盛り上がりに欠けていたことは否めない。アジアでは、東京、ソウルに次いで北京が三番目である。オリンピックが世界のスポーツの祭典であることを考えると、中国開催が自然だと思う。今後、人権問題を含め、国際社会に受け入れられる中国の基盤整備が進展することを期待したい。ともあれ、アジアでオリンピックが開催されることが決まったことを心から祝福したい。

■■■ CD版Wa☆Daフォトギャラリーを作成 ■■■

 internetに接続しなくても手軽にWa☆Daフォトギャラリーを楽しんでもらおうと、CD版Wa☆Daフォトギャラリーを作成した。私の場合、三つのURLをつなぎ合わせてサイトを構築しているので、それを修正する必要がある。しかし、作業は至って簡単で、愛用の秀丸エディタを使用し、リンク先のURLをルートディレクトリやフォルダ名に一括変換して、リンクをCDの中で完結するように修正すればそれでOKだ。

 少々手間取ったのは、CDの自動起動だった。ルートディレクトリに置くautorun.inf というテキストファイルを作成し、1行目に [autorun]  2行目に open=index.htm と記述すれば良いと思っていた。ところがそれでCDに焼いてみて、ドライブに挿入しても自動起動しない。これはWindowsの仕様のようで、故障ではなかった。そこでその対策を探すべく、internetでautorun.inf というキーワードで検索すると、CDにある index.htm を自動起動できる
winopen.exe という僅か3KBの小さなフリーソフトWinOpen 1.2a Open HTML files in a CD AUTORUN.INF をアメリカの Duckware というサイトで発見。

 早速ダウンロードし、マニュアルに従って、winopen.exe をルートディレクトリに置くと共に、autorun.inf の2行目に open=winopen /max \index.htm と記載。CDに焼いて挿入すると、見事にブラウザーが最大化した状態でトップページが起動した。CDは、僅か50MBしかないので、ファイナライズせず、マルチセッションにして、追記できるようにしたので、CDが満杯になるまで何度でもバージョンアップが可能だ。今後、PRの他、ホームページ制作の参考にしたいという人に配布していきたいと考えている。


2001年7月7日(土)曇  浜掃除終はりて須磨の海開き

 
今日は七夕。昨日の雨も上がり、彦星と織姫の天の川ランデブーが見えるかも。何よりも嬉しいのは午後からテニスができることだ。久しぶりの雨で猛暑が和らいでいたが、これからが夏本番。午前中にホームページのアップを済ませ、午後から大いに汗をかいて身体の方も活性化したい。今年は例年にない猛暑のようで、エアコンが飛ぶように売れているとか。暑いときこそ汗を流そう!

■■■ 小泉内閣のメルマガ ■■■

 去る6月21日、小泉内閣のメールマガジン(e-mailで送られてくるメッセージ)第1号が発行され、私のパソコンにも届いた。★☆ 発行部数180万部突破しました! ☆★ とあり、発送するのに半日かかったとのうわさ話も流れている。

 「小泉純一郎です。」で始まる
[らいおんはーと 〜 小泉総理のメッセージ] の初回のテーマは 感動のスポーツ だったが、平易な日常用語を使い、スポーツ観戦で味わう感動を熱く語っておられて、共感を覚える。このわかりやすさ、この庶民感覚が、老若男女を問わず広く人気のある秘訣ではないかと感じた。6月28日の第2号では ★☆ 発行部数200万部突破しました! ☆★ と、更に部数が伸びている。らいおんはーと は、「変人」とは というエッセーだ。時機を得たテーマで面白かった。7月5日の第3号の らいおんはーと では リーダーは孤独だ というテーマで、総理として最終判断を下す心境を語っておられる。「何かを決めるとき、私は、まず広く意見を聴き、最後は、ひとりで考え、そして結論を出す。あれがいいという人もいれば、これがという人もいる。友情や好みを捨て、決断する瞬間はつらい。結局、自分で納得した道をいくしかない。

 これからもメルマガで200万人を超える個人宛に小泉流哲学が直接送られてくる。改革をめざす熱い心意気や誠実な人柄がにじみ出ているメルマガで、ますます支持者が増えることだろう。メルマガというinternetを利用した自己主張は、ITをいち早く取り入れた素晴らしいアイデアで、これほどコストパフォーマンスの優れた効果的なメディアは他にはない。

■■■ 旅紀行スペシャル 第1集 故宮探訪 ■■■

 好評を得ている 特集旅紀行 は、第10集を数え、Yahoo! ジオシティーズの私のサイト/SilkRoad-Forest/4840/の容量がいっぱいになってきた。そこで、新たに/SilkRoad-Forest/9098/に12MBのスペースを入手し、標題を スペシャル として、旅紀行シリーズ第2弾を本日スタートさせた。これで容量を気にすることなく、美しい写真と詳しい紀行文を継続することができる。

 初回は、「第1集
故宮探訪 (中国)」だ。故宮は、北京の旧市内のほぼ中央を占める紫禁城のことで、明・清時代の古い宮城ゆえに故宮と呼ばれ、約490年間、24人の皇帝の居城となった。1987年ユネスコの世界遺産に指定された故宮は、中国にとって万里長城に並ぶ国宝である。アカデミー賞の各部門を総なめにした清朝最後の皇帝・愛新覚羅(アイシンジョロ)溥儀(フギ)の一生を描いた映画「ラストエンペラー」の世界がここにある。じっくりとご覧いただきたい。


2001年7月1日(日)晴  灯台を目指して進む卯波かな

 
早いもので、もう7月に入った。今日は梅雨の中休みなのか、雨は上がり、真夏のような強烈な太陽が輝いていて暑い。

■■■ 当サイトの画像がカタログ通販ニッセンのホームページに掲載! ■■■

 去る6月12日、カタログ通販で有名なニッセンのホームページを作成している(株)サンモアテックからWa☆Daフォトギャラリーの画像を使用したいというe-mailが飛び込んできたので、著作権の明示などを条件に承諾していた。今日、カタログ通販ニッセンのホームページにアクセスしたところ、「遊ing羅針盤/バーチャルトラベラー 韓国の旅」のページで当サイトの画像が掲載されていた。Departureというパスポートのアイコンをクリックすると、次のページが現れ、こちらにも当サイトの画像が掲載されており、約束したとおり、
●Wa☆Daフォトギャラリー 世界の写真・旅紀行紹介サイト。ソウルの写真はこちらのサイトからご提供いただきました。
と表示されていた。これらの画像は、いずれも韓国編に掲載している李王朝時代に建立された景福宮の04〜07の4枚の画像を利用して合成したものだ。当サイトの画像が商用に利用されたのは、鹿島グループのインパク・パビリオンに次いで2度目である。毎回感じるが、どの画像も小さくピントも甘い。韓国の雰囲気を醸し出す飾りとしての目的は十分に達成されてはいるが...。

「バーチャルトラベラー韓国の旅」トップページの画像

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