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 旅紀行日本の祭り

2008年8月29日改訂

今 日

昨 日

♪民謡メドレー/津軽あいや節・津軽三味線(高橋竹山)・津軽じょんがら節

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不夜城の如きねぶたの武者絵かな  北舟
A samurai picture of Nebuta wagon, like a nightless castle.

2008年8月29日制作

消防第二分団ねぶた会・アサヒビール 「 天下布武・信長の野望」 作:千葉作龍

 「 天下布武・信長の野望」(青森ねぶた祭/青森県青森市)

国指定重要無形民俗文化財

東北四大祭りの旅

ハネト

 「青森ねぶた」には「大型ねぶた」、「子供ねぶた」、「地域ねぶた」がある。「子供ねぶた」「地域ねぶた」は主に町内会が主流となって運行するねぶたであり、大きさも「大型ねぶた」より一回り小さい。「子供ねぶた」は8月2・3日の夜間と7日の昼間に運行される。「大型ねぶた」は開催期中必ず運行されるが、奨励金の関係か2日と3日は運行台数が少ないという。
町会ねぶたの出番

町会ねぶたの出番

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 「ねぶた」の合同運行は青森市内の国道4号新町通り県庁通り平和公園通りで囲まれたエリアで行われる。参加団体は、あらかじめ指定されたスタート位置に着いた後、スタートの合図で右回りにパレードが行われる。
ねぶた囃子会の演奏

ねぶた囃子会の演奏

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   ねぶた会場は歩行者天国となり、車道の両サイドが見物席となる。我々は青森市役所前に置かれた有料の観客席を利用したが、歩道に折りたたみ椅子が5〜6列ならんでいるだけのものだった。このため、最前列以外は前の人の頭の間から見物することになるので、よく見えないため、自然に席の奪い合いとなってしまう。
相馬町子どもねぶた愛好会の「羅生門」

相馬町子どもねぶた愛好会の「羅生門」

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   我がグループは、賢明な添乗員(Tour Director TD)の提案でくじ引きで席順を決めていたので、我先に最前列に走る光景は見られなかったが、隣のグループでは、雪崩れ込んで席を争う光景が見られ、見苦しかった。
「羅生門」のアップ

「羅生門」のアップ

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   現地で分かったことは、数キロにも及ぶ順路の両サイドの歩道から十分に見学できるので、有料席に行かなくても、シートや折りたたみ椅子を持参していけば、最前列の道ばたに座ってゆっくりと見物できるということである。事実、地元の人たちは殆どそのスタイルである。
桃太郎の鬼退治

桃太郎の鬼退治

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   場所取りもスタート1時間前ならガラガラでスタート時刻になっても結構空いていた。我々夫婦は前から2列目だったが、筆者は路側帯を移動しながら「ねぶた」を激写したので、指定席は必要なかった。
副市長を先頭に青森市役所チームの登場!

副市長を先頭に青森市役所チームの登場!

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「ミスねぶた」のパレード

「ミスねぶた」のパレード

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   ねぶたの運行は、隊列や山車の運行、囃子方などについて参加団体が創意工夫を凝らして陣容を整えている。かつては「ねぶた」をロープで引っ張る子供たちがいたというが現在は形式だけで実際に引く団体は稀で、力自慢の若者たちがねぶたの山車の下部に付けられたハンドレールを押して動かすのが殆どである。
巨大な凱旋太鼓!

巨大な凱旋太鼓!

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ハネト(跳人)

 ハネト(跳人)は正式な装束をまとってさえいれば、どの団体のねぶたにも自由に参加できる。住所の制限も無く、一般の観光客が参加しても構わないという。
男女とも同じカラフルな正装の

跳人ハネト

たち

男女とも同じカラフルな衣装の跳人たち

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  にわか雨跳人に嬉し力水  北舟 

にわかあめ はねとにうれし ちからみず

Dancers pleased with refreshing water of sudden shower

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元気な

跳人ハネト

たち

元気な跳人たち

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   ハネトの衣装は青森県内のスーパーやデパートなどで花笠を除いて一式5000円程度で販売されているという。ねぶたの運行ルートの周辺では、衣装のレンタルを行っている店もある。衣装の着付けもしてくれるので気軽にハネトとして参加することができる。
青森市PTA連合会の大行進!

青森市PTA連合会の大行進!

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   ハネトは、男女とも花笠が正装だが花笠をかぶっていない人が殆ど。また、子供たちを中心に正規の足袋草履(たびぞうり)の代わりに運動靴やサンダル履きも多く、伝統の衣装に統一されていないのが気になった。
青森市PTA連合会の子供たち

青森市PTA連合会の子供たち

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ねぶた

囃子ばやし

 ハネトたちは通常、50〜100人ほどで構成される太鼓手振り鉦(てぶりがね)の囃子方(はやしかた)が演奏する「ねぶた囃子」にあわせてハネルが、ハネトより、ねぶた囃子の集団の方が目につく。踊り子なども揃えているグループもある。
 観客席のそばまできて、演奏や踊りを披露してくれるのは「ねぶた囃子」の方で、ハネトの方は、道路の真ん中を進んで行くだけなので、衣装の派手な割にパフォーマンスが少ない。

手振り鉦てぶりがね

を打ち鳴らす女性たち

手振り鉦を打ち鳴らす女性たち

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   「青森ねぶた」の参加団体は、約2時間の間、観客に全てを晒すことになるが、休みながら進まねばならず、前がつかえることもあり、じっとしている時間の方が長く感じられる。写真やテレビでは動きのあるところしか映さないので、実際に見物すると、意外にのんびりした印象を受ける。
雨中の

囃子方はやしかた

たち

雨中の囃子方たち

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   残念なことに昼間あれほど天気が良かったのに19:10に「ねぶた」の合同運行が始まってからしばらくして、夕立に見舞われ8月2日の初日同様、この日もあっというまに土砂降りになってしまった。「ねぶた」は、和紙で出来ているので、雨に弱く、透明のビニールシートを被して運行する山車が大半となった。
市P連のビニールカバーのかかった「ねぶた」

市P連のビニールカバーのかかった「ねぶた」

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   しかし、ビニールシートの「ねぶた」では、その醍醐味が半減するので、写真下のグループのように、雨の中でもカバー無しで運行する山車もあり、そのサービス精神に感動した。「 天下布武・信長の野望」は雨が当たっても塗料が流れ出さないよう工夫されているようで、大雨の中でも平気だった。撥水(はっすい)加工すれば可能と思われるので、他のグループも見習って欲しい。
消防第二分団ねぶた会・アサヒビール 「 天下布武・信長の野望」 作:千葉作龍

消防第二分団ねぶた会・アサヒビール 「 天下布武・信長の野望」 作:千葉作龍

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  不夜城の如きねぶたの武者絵かな  北舟 

ふやじょうの ごときねぶたの むしゃえかな

A samurai picture of Nebuta wagon, like a nightless castle

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   傘を差していては撮影できないので、レインコートをはおったが、暑くてとても着ておれず、全身、濡れ鼠になりながらも、レンズをタオルで拭きながら激写した。オリンパスE-3は、ボディ・レンズとも接合部は全てシーリングされているプロ使用なので、びしょ濡れでも完全に作動した。取材の後、バスの後部の空席で下着まで着替えることができたので、筆者も故障しなかった。(^^;

雨蛍あめぼたる

とねぶた

雨蛍とねぶた

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  荒武者のねぶたに纏ふ雨蛍  北舟 

あらむしゃの ねぶたにまつう あめぼたる

Glows of rain like fireflies, gathering around the

Nebuta wagon of samurai picture.
 

雨粒がフラッシュに反射し蛍のような幻想的な光景が現れたので雨蛍(あめぼたる)と命名し拙句を詠んでみた。

雨の中のねぶた

雨の中のねぶた

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   「青森ねぶた」見物で一番困ることは駐車場と宿が足らないことである。交通規制が始まる前に指定席の近くまでバスで行けるが、近くに駐車場がなく、ねぶた見物が終わった後にバスまで歩いて帰る距離が長い。
ねぶたを支える若者たち

ねぶたを支える若者たち

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 市内に宿を確保できるツアーは少なく我々のグループも1時間半ほどかけて大湯温泉の旅館まで行かねばならず、最後の21:00まで見ていると、渋滞に引っかかるため、終了30分前に席を立ち、バスまで10分ほど歩き、渋滞を避けて青森を脱出した。

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