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Wa☆Daフォトギャラリー

 旅紀行日本の裸祭り

2013年11月26日改訂

今 日

昨 日

♪鬼太鼓

長き夜や老いも若きも鬼踊   北舟
 

A long autumnal night, Ogre Dance young and old.

2013年11月11日制作

堂入り・鬼踊り(アニメーション)

拡大写真(2400X1800)715KB
堂入り・鬼踊りアニメーション/見附天神(静岡県磐田市)

国指定重要無形民俗文化財

神紋:八弁菊   矢奈比賣天神社   神紋:剣梅鉢

見付天神裸祭'13

鬼乱舞

▼ 西中区の総社入りを撮り終えると、急いで1km先の見付天神に移動。 途中で東区の道中練りを撮影できたが、取材は、既に体力勝負になっている。昼間、拝殿に安置されていた神輿は、既に幣殿中央に移され、その上に鈴が取り付けられて、神事の準備が整っていた。
幣殿へいでん に移された宮神輿 2013.9.14 22:35

幣殿に移された宮神輿 2013.9.14 22:35

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間もなく堂入りの第一陣となる西区一行が鈴木道彦梯団長を先頭に拝殿前に到着した万燈を持つ先頭集団が社殿を時計回りに一周するのを待つ。

堂入り・鬼踊り 【壱】 〜鈴木道彦梯団長を先頭に拝殿前に到着した西区一行〜 22:47

堂入り・鬼踊り 【壱】 〜鈴木道彦梯団長を先頭に拝殿前に到着した西区一行〜 22:47

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▼ 万燈グループが一周して所定の位置に着くと、鈴木梯団長が見付天神の扁額を背に、提灯で合図を送った。拝殿前の石段を上がったところで待機していた西区の裸っぽたちはまず、境松(月松社・中央町) が我先に拝殿を目指して駆け込んできた。これが堂入りで、最初の勇壮なシーンである。

堂入り・鬼踊り 【弐】 〜一番乗りを競う境松/ 月松社げっしょうしゃ 〜 22:53:30

堂入り・鬼踊り 【弐】 〜一番乗りを競う境松/月松社〜 22:53:30

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堂入り・鬼踊り 【参】 〜堂入り一番乗りの 歓喜!〜 22:53:50

堂入り・鬼踊り 【参】 〜堂入り一番乗りの歓喜!〜 22:53:50

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▼ 鈴木道彦西区梯団長は、祭組毎に提灯をまわして堂入りの合図を送り、それを確認してから次の祭組が堂入りする。西中区と東中区が一斉堂入りするのに対して西区は祭組単位の堂入りのため、堂内の鬼踊りと堂入りの勇姿を交互に激写することができた。

堂入り・鬼踊り 【四】 〜鈴木道彦西区梯団長の合図で祭組毎に堂入りする〜 22:58

堂入り・鬼踊り 【四】 〜鈴木道彦西区梯団長の合図で祭組毎に堂入りする〜 22:58

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堂入り・鬼踊り 【五】 〜可愛い 龍陣りゅうじん 坊やの堂入り〜 (アニメーション) 23:01

堂入り・鬼踊り 【五】 〜可愛い龍陣坊やの堂入り〜 (アニメーション) 23:01

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堂入り・鬼踊り 【六】 〜祭組が増えて行く堂内〜

堂入り・鬼踊り 【六】 〜祭組が増えて行く堂内〜

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▲▼ 天井のスプリンクラーから撒水(さんすい)が開始されると拝殿の中は徐々に汗と熱気が広がり、やがて堂内を広く包んでむせ返るほどになる。褌腰蓑姿の裸っぽたちが押し合いへし合い、「オイッショ、オイッショ!」という精力的な掛け声と地団駄(じだんだ)を踏む床音が次第に激しくなり、拝殿は喧噪に満たされて行く。
堂入り・鬼踊り 【 七】 〜西区祭組の盛り上がり!〜

堂入り・鬼踊り 【七】 〜西区祭組の盛り上がり!〜

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▲▼ この晴れ舞台のために用意された神聖な觸鈴は、たったひとつしか持ち込めない。觸鈴を持つことのできる資格者は、リストバンドをしている人だけ。次々に觸鈴がリレーされ打ち鳴らされるが騒音に打ち消されて、全く聞こえない。
堂入り・鬼踊り 【八】 〜紫のリボンのついた觸鈴を打ち鳴らす一番觸〜 (アニメーション)

堂入り・鬼踊り 【八】 〜紫のリボンのついた觸鈴を打ち鳴らす一番觸〜 (アニメーション)

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堂入り・鬼踊り 【八】  2/3 堂入り・鬼踊り 【八】  3/3

拡大写真2/3(2000x1900)644KB

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▲▼ 若者に担がれて觸鈴を打ち鳴らす長老は、一番町一番觸の鈴木敏三さん(80歳)。今年も浜垢離からその元気な姿を披露してくれた。この人は、堂入り最長老記録を更新中と思われる。
堂入り・鬼踊り 【九】 〜一番觸・鈴木敏三さん(80歳)の觸鈴!〜 (アニメーション) 23:09

堂入り・鬼踊り 【九】 〜一番觸・鈴木敏三さん(80歳)の觸鈴!〜 (アニメーション) 23:09

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▼ 西中区の堂入り予定は23:20。二番觸の松本直希警固長が提灯の合図を送ると西中区の裸っぽたちが一斉に石段を駆け上がり、我先に拝殿を目指した。残念ながら、今年も雨に見舞われ、カメラの赤外センサーが雨で弾かれてピントが合わず、シャッターが切れない。決定的瞬間にフラッシュが光らないのが残念!
堂入り・鬼踊り 【拾】 〜西中区の一斉堂入り!〜 (アニメーション) 23:19

堂入り・鬼踊り 【拾】 〜西中区の一斉堂入り!〜 (アニメーション) 23:19

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▼ 走って幣殿に戻り、福代さんに確保してもらっていた脚立に上がり西中区の裸っぽたちを激写するしかしこれはという写真はなかなか撮れない。 和田グループの新尺・長谷川・両世話役の一瞬の勇姿を捉えることができたのが幸いだった。
堂入り・鬼踊り 【拾壱】 〜西区の裸っぽの登場!〜 (アニメーション) 23:21

堂入り・鬼踊り 【拾壱】 〜西区の裸っぽの登場!〜 (アニメーション) 23:21

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東中区の堂入り予定は23:30。片山梯団長の提灯が円を描くと大集団の裸っぽたちが一斉に階段を駆け上がり延々と堂入りが続いた。
堂入り・鬼踊り 【拾弐】 〜大集団の一斉堂入りの合図を送る片山千代三東中区梯団長〜 23:27

堂入り・鬼踊り 【拾弐】 〜大集団の一斉堂入りの合図を送る片山千代三東中区梯団長〜 23:27

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雨が降り続いており全員びしょ濡れである先頭集団は觸鈴の代わりに榊を持っている新たな取り組みである。
堂入り・鬼踊り 【拾参】 〜榊を持って堂入りする最大集団・東中区の裸っぽたち〜

堂入り・鬼踊り 【拾参】 〜榊を持って堂入りする最大集団・東中区の裸っぽたち〜

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▼ 再び幣殿に駆け戻り、脚立の上から鬼踊りを激写する。東中区の裸っぽたちが堂入りすると、拝殿は身動きが取れないほどのラッシュ状態となった。
堂入り・鬼踊り 【拾四】 〜西中区と東中区の熱狂!〜 (アニメーション) 23:30

堂入り・鬼踊り 【拾四】 〜西中区と東中区の熱狂!〜 (アニメーション) 23:30

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堂入り・鬼踊り 【拾壱】  2/3 堂入り・鬼踊り 【拾壱】  3/3

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 長き夜や老いも若きも鬼踊  北舟

ながきよや おいもわかきも おにおどり

A long autumnal night, Ogre Dance young and old.

堂入り・鬼踊り 【拾五】 〜人気の赤鈴!〜 23:36

堂入り・鬼踊り 【拾五】 〜人気の赤鈴!〜 23:36

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殿(しんがり)を飾る東区の堂入りが行われたので、赤鈴が下げられ、緑の觸鈴があらわれた。堂内は人また人で超過密状態となり、鬼踊りは最高潮に達した。
堂入り・鬼踊り 【拾六】 〜東区の堂入りで動きが取れないほど満杯となった拝殿!〜 23:46

堂入り・鬼踊り 【拾六】 〜東区の堂入りで動きが取れないほど満杯となった拝殿!〜 23:46

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▲▼ 鬼踊りもあっという間に時が過ぎ幣殿での神事に備えて輿番・地脇が拝殿から幣殿に上がってきた神輿の出発時刻が近づいて来たのである。
堂入り・鬼踊り 【拾七】 〜輿番・東中区地脇の幣殿入り!〜 23:48

堂入り・鬼踊り 【拾七】 〜輿番・東中区地脇の幣殿入り!〜 23:48

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▼ 時刻は翌日の日曜日に入ったが、拝殿の鬼踊りが続けられる中、幣殿では、神輿を囲んで神職と先供係・輿番が整列し、渡御奉告祭が始まった。久野宮司の祝詞奏上(のりとそうじょう)のあと、紐を引いて天井の鈴を鳴らすという神事はとても珍しい。鈴の音で場を清めるという趣旨だと思われる。

 神事が終わると、神輿が総社門を安全にくぐり抜けることができるように鳳凰などの屋根飾りを取り外す光景が見られた。これは輿番が地脇のときだけに行われるもので、輿番が権現の場合は、屋根飾りは取り外さずにそのまま渡御が行われる。

  権現と地脇とで神輿渡御の作法が異なるが、地脇は、かつて輿番のときに鳳凰を外す栄誉を得たことから、それを取り消すことなく、現在もその栄誉を担う子孫の手によって鳳凰を取り外すという奉仕が続いている。

渡御奉告祭/見付天神幣殿 2013.9.15 00:09-18

渡御奉告祭/見付天神幣殿 2013.9.15 00:09-18

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▼ 幣殿における神事のあと、先供係たちが大榊や弓矢などの宝物を持って六ッ石のそばの山神社に向かったので同行すると、間もなく、提灯と松明の明かりを頼りに山神社祭(やまじんじゃさい)が執り行われた。
 宮司から 「一番觸」の声がかかると、長老の合図を受けて煙火があがるのを待って先供の世話方より觸榊(ふれさかき)が御山役(おやまやく)に渡され、野次(やじ)と呼ばれるお付きたちと共に觸番(ふればん)が觸鈴(ふれすず)を打ち鳴らしながら山を下り、「いちばーんぶれー」と連呼しながら総社までの約1kmの道中を走り、全戸消灯となる神輿渡御が近いことを知らせた。
 「二番觸」の声がかかり、觸榊が手渡されて「にばーんぶれー」と連呼しながら觸番が出発すると、 二発目の煙火が打ち上げられ、それを合図に拝殿はじめ神輿渡御の道筋の照明が全て消された。ここからはカメラの電源を切り、神輿の後を追って総社に向かったので、三番觸と神輿の姿を撮影することはできなかった。
山神社祭やまじんじゃさい  〜次々と出発する

触番ふればん

〜 (アニメーション) 00:20-24

山神社祭 〜次々と出発する触番〜 (アニメーション) 00:20-24

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山神社祭 2/7

山神社祭 3/7

山神社祭 2/7 山神社祭 3/7

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山神社祭 4/7 〜三本の触榊を持つ御先供係たち〜 

山神社祭 5/7 〜煙火係に合図〜 

山神社祭 4/7 〜三本の触榊を持つ御先供係たち〜  山神社祭 5/7 〜煙火係に合図〜 

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拡大写真5/7(2000x1500)439KB

山神社祭 6/7 〜最初の煙火で一番觸の出発〜 

山神社祭 7/7 〜二番觸の出発〜 

山神社祭 6/7 〜最初の煙火で一番觸の出発〜  山神社祭 7/7 〜二番觸の出発〜 

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おわたり(神輿渡御)

▼ 見付天神では二番觸出発の煙火の合図で明かりが消されると暗闇の中で鬼踊りに興ずる裸っぽの間を輿番が割って入り神輿をお掻込(かいこ)み状態にして拝殿を下り、山神社まで近づくと三番觸が出発する。觸番は神輿から離れないよう、ゆっくりと先導し、「さんばーんぶれ」と語尾を延ばさないように注意しながら連呼する。
 暗闇の中で輿番が抱え持つ神輿が参道を下りその後を追随する裸っぽたちを〆切たちが榊で鞭打ちながら狼藉を阻止する戦いが繰り広げられる。旧東海道に出ると輿番たちは神輿を担ぎ上げ総社に向かって小走りに進む。
渡御順路/ 距離:約1km

渡御順路/ 距離:約1km

▲▼ 暗闇の街道に唯一西中区の舞車(まいぐるま)の提灯1個が点灯し、総社入口を示している。神輿はその前を右折して総社の参道に入る。舞車の提灯と御神酒献上係がその後に従う。拝殿前の総社門は低いため、輿番は神輿をお掻込(かいこ)み状態にして通過し、拝殿に到着する。

篝火のそばを渡御する神輿/総社石鳥居 2009.9.27 00:33

篝火のそばを渡御する神輿/総社石鳥居 2009.9.27 00:33

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▼ 神輿が御旅所の総社に到着すると、煙火1発が上がり、それを合図に町内は光を取り戻し、ここから再びフラッシュ撮影が可能となった。拝殿と総社門の間には、神輿の後方を護ってきた〆切たちの姿が見られた。彼らは、街道練りでは腰蓑を着けていたが、〆切を務めるときは邪魔なのか、褌一丁だった。
御旅所の総社 【壱】 〜神輿の後ろで〆切を果たした東区

元門車げんもんしゃ

たち〜 (アニメーション) 00:44

御旅所の総社 【壱】 〜神輿の後ろで〆切を果たした東区元門車たち〜 (アニメーション) 00:44

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▼ 総社拝殿では、輿番が神輿を拝殿の西側に安置し、屋根飾りを取り付けたあと、無事に大役を果たして拝殿を退出。神輿のそばには神職と先供係たちが残り、神事の準備が始まった。
御旅所の総社 【弐】 〜神輿を無事に総社に届けた氏子たち〜 (アニメーション) 00:45

御旅所の総社 【弐】 〜神輿を無事に総社に届けた氏子たち〜 (アニメーション) 00:45

拡大写真1/3「退場する輿番・地脇」(1600X1200)283KB

御旅所の総社 2/3 〜外した鳳凰などを取り付ける輿番〜

御旅所の総社 3/3 〜舞車の提灯係と御神酒係〜

御旅所の総社 2/3 〜外した鳳凰などを取り付ける輿番〜 御旅所の総社 3/3 〜舞車の提灯係と御神酒係〜

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拡大写真3/3(2000x1500)424KB

▼ 神輿が総社拝殿に安置されたあと、神輿総社着御祭(みこし・そうしゃ・ちゃくぎょさい)が執り行われてからお開きとなるが総社ではまだ神事が行われている一方で神輿渡御にお供してきた裸っぽたちは、総社の西(左)の注連縄(しめなわ)に囲まれた納所(おさめどころ)で腰蓑納めをしたあと、三々五々帰途に着いた。
御旅所の総社 【参】 〜腰蓑納め〜 00:49

御旅所の総社 【参】 〜腰蓑納め〜 00:49

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まだ降り止まぬ雨の中、西中区二番觸は、腰蓑を納めた後拝殿前で隊列を整え赤鈴を持つ幹部たちを先頭に一団となって町会所に向かった

雨の中、隊列を組んで総社を引き揚げる二番觸 00:52

雨の中、隊列を組んで総社を引き揚げる二番觸 00:52

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▼ 一行は町会所前の車道に着くと午前1時に交通規制が解かれるまで、最後の裸練りを楽しんだ拝殿では人が多すぎて十分に発散することができなかったので和田グループ参加者たちも觸鈴を振り回して、鬼踊りに興じた。

二番觸・会所前の鬼踊り (アニメーション) 00:55-01:00

二番觸・会所前の鬼踊り (アニメーション) 00:55-01:00

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▼ 全ての行事が終わり、一人の落伍者もなく、無事憩の家に引き揚げてきた和田グループは、褌を解いて更衣したあと、片山梯団長を囲んで全員で乾杯した。
 歓談途中で松本邸からお呼びがかかり、私と和田グループ二番觸は、松本邸にお邪魔して乾杯。奥様の手料理に舌鼓を打ちながら午前3時頃まで交歓させて頂いた。
祭のあとの乾杯! 【壱】 〜深夜の

直会なおらい

〜 (アニメーション)

祭のあとの乾杯!  【壱】 〜深夜の直会〜 (アニメーション)

和田グループの乾杯/宿町老人憩の家 01:50

二番觸・松本邸の乾杯 02:04

和田グループの乾杯/宿町老人憩の家 01:50 二番觸・松本邸の乾杯 02:04

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撮影:伊藤修

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大孫で暫しまどろんだ後午前11時頃から宿町(しゅくまち)老人憩の家で見付天神裸祭保存会の幹部と和田グループとの直会が開かれ東京の祭に参加するため欠席した新尺さんと遠来の伊藤さん以外は全員出席し酒食を楽しみながら12時40分頃まで歓談このあと台風が近づいているため早々に帰路に着いた皆様お疲れ様でした!
祭のあとの乾杯!  【弐】 〜保存会と和田グループの

直会なおらい

  / 宿町老人憩の家〜 11:06

祭のあとの乾杯!【弐】 〜保存会と和田グループの直会 / 宿町老人憩の家〜 11:06

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撮影:福代陽一

堂入り・鬼踊り名作集(アニメーション)

堂入り・鬼踊り名作集(アニメーション)

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撮 影


2013年9月11・14・15日

OLYMPUS E-5

 
 12-60mm



1230万画素 4,700枚 12GB


編集後記

 磐田市見付への旅は、平成21年(2009)以来、今年で5度目となり、初秋の恒例行事となった。毎年確実に詳しくなり、感動も大きい。
 見付天神裸祭保存会には当初から和田グループの参加を認めていただき、今年は新人がいなかったものの8人が裸祭の醍醐味を体感させて頂いた。
  見付の裸祭は、国の重要無形民俗文化財に指定された数少ない裸祭であるばかりでなく、神事と祭事、静と動とが見事に調和した、美しく勇壮な祭礼であり、私はすっかり魅了されてしまった。
 今年は、東中区御瀧車に加わり、取材途中で褌一丁になり、初めて浜垢離に参加した。これまで見るだけの立場だったが、大海原に身を投じ、寄せ来る波を被りながら海水で垢離を取る感動は、終生忘れ得ない体験となった。上の写真は、終始アテンド頂いた福代陽一さんに撮影して頂いたもので、思い出に残る記念写真となった。

★☆★彡

 今回も親子三代の写真や子供連の記念写真を多数撮影させて頂いたが、親から子へ、子から孫へと確実に伝統の裸褌文化が継承されており、少子高齢化が危惧される日本にありながら、見付天神の氏子たちは見事に問題を克服しており、未来の展望は極めて明るい。
 
 
 一時期、褌の代わりにパンツを認めたことから、伝統の裸褌文化に乱れが生じていたが、保存会の懸命の指導啓蒙により、毎年、装束違反者が減少し、今年はガイドブックからパンツ姿の写真が消え去った記念の年となった。福岡の博多祇園山笠や岡山の西大寺会陽のような褌着用という衣装統一を徹底した美しい裸祭に近づいていることは間違いない。
松原に引き揚げる 西区祭組の裸っぽたち 11:42

松原に引き揚げる西区祭組の裸っぽたち 11:42

パノラマ写真(3000X1300)545KB

 特に今年は、写真上のように、浜垢離で西区祭組の大勢の裸っぽたちが隊列を組んで浜から松原に引き揚げる光景を目にしたが、全員褌を徹底しており、その統制の取れた美しい行進をとても頼もしく思った。見附天神裸祭に誇りを持ち、一流の祭にしたいと願う指導者たちのセンスの良さが光っている。

 しかし、天気予報の西高東低ではないが、祭組によっては、浜垢離・御大祭ともにルールを知りつつもあえてパンツやハンダコ姿で堂々と参加していることも事実であり、その行動は私には理解しがたく、指導者のなお一層のモラル(士気)の向上を望みたい。
 

謝 辞
 このたびは、見付天神裸祭の取材にあたり、全国連和田グループ五期8名を快く受け入れていただき、裸祭のロマンと感動を皆様方と共有する喜びを分け与えて頂きました。鈴木亮司会長はじめ見付天神裸祭保存会の皆様、そして地元でお世話になった多くの方々に心から御礼申し上げますと共に、これからも、保存会特別取材班として、皆様の晴れ姿を激写して記録保存し、世界に発信することで、ご厚誼に報いたいと思っております。

 既に来年の参加に向け、大孫への宿泊を申し込んでおります。気力体力の続く限り、毎年、全国から参加者を募集し、全国連和田グループを編成して見付天神裸祭に参加させていただき、伝統の祭装束を身につけた模範集団となるべく行動して行きたく思っておりますので、今後ともご指導ご鞭撻のほど、どうかよろしくお願い申し上げます。皆様方の今後益々のご発展ご健勝を祈念しております。有り難うございました。 2013.11.11 和田義男 〈 拝 〉

日本の裸祭り第172集(97種)「見付天神裸祭'13」

撮影・制作 : 和田義男

 平成25年(2013)11月11日 作品:第14作 画像:(大195+小25) 頁数:6 ファイル数:428 ファイル容量:184MB
 
●平成12年(2000)〜平成25年(2013) 作品数:462 頁数:1,881 ファイル数:85,493 ファイル容量:16,946MB
浜垢離名作集(アニメーション)

浜垢離名作集(アニメーション)

拡大写真 「西中区二番觸の浜垢離」(2600X1950)871KB

見附天神裸祭 / 改訂増補版

スライドショーDVD写真集

静岡県 磐田市いわたし 見付みつけ   平成24年(2012)・平成25年(2013)9月の記録

▼ 今年で5年連続の取材となった見附天神裸祭の名シーンを多数納めた二年分の写真集は、収録画数830枚、上映時間90分の大作となり、CDに入りきれなくなったのでDVD化しました。保存会やお世話になった方々にお送りした永久保存版と同等品です。1230万画素の原画を同梱しましたので、個人で楽しむ限り、最大A2までプリント・アウトできます。 ご希望の方に1枚2000円でお分けします。  日本の祭CD・DVD完成!
DVD写真集「見附天神裸祭」

DVD写真集「見附天神裸祭」

サンプル YouTube 見附天神裸祭2013(抜粋縮小版)/21分35秒
 

お便りコーナー(抜粋)

2013年11月22日(金)晴  松本寿夫  様より   静岡県磐田市立城山中学校からのお便り

進路学習会講師依頼 こんにちは、はじめまして、磐田市立城山中学校 一年学年主任の松本と言います。このたびは、多忙の中、本校一年生の進路学習会の講師を受けてくださり、誠にありがとうございます。進路研修会で講演していただきたい内容については、別紙講師派遣願いに書かせていただきました。よろしくお願いします。

 一年生の進路研修は、進路=高校受検とは考えずに、生き方(人生をどう生きるのが大切か)の観点から子どもたちに考えさせたい時間と考えています。日本各地はもちろんのこと、世界を歩いた和田さんの経験や感じたことをお話しいただけるとありがたいです。当日を大変楽しみにしています。
 
こんにちは。お便りありがとうございました。このたびは、城山中学校体育館での講演依頼、身に余る光栄で、喜んでお受けさせていただきます。

演題は「日本の裸祭」とさせていただきます。(写真添付)

●講演の内容は、概略次のとおりです。(現在準備中)

1 日本人の遊び心(夏目漱石は仕事も余暇も道楽が理想といった。 野次馬根性/知的好奇心を持て)最初に答です。(笑)

2 私の道楽「ロマンと感動・世界の旅の写真館」Wa☆Daフォトギャラリー(わだふぉとぎゃらりー)の紹介

3 裸祭の元祖はギリシアの古代オリンピック

4 日本の主要な裸祭を紹介

5 見附天神裸祭の素晴らしさ、国指定重要無形文化財の意味、世界に誇る日本の勇壮な裸祭を目指し、全員褌を徹底して一流の裸祭にしてほしい。

6 結語(日本の素晴らしさを知ること。自分は何が好きか、何が得意か、何ができるかを見極めること。日本人として郷土の歴史文化に誇りを持って生きること。仕事人間ではつまらない、好きこそものの上手なれ、心ときめく道楽を見つけて彩り豊かな人生を送ろう。)

参考 途中で何問かクイズを出します。最初に挙手をして正解した人に「見附天神裸祭」のDVDを進呈します。
 

講演「日本の裸祭」トップ頁

城山中学校には「日本の祭」「日本の裸祭」「見附天神裸祭」の三種のプリントできるスライドショーDVDを進呈しますので、生徒たちが自由に学校のパソコンで閲覧できるようにして下さい。

ご不明な点は、どんな小さなことでもその都度ご連絡下さい。在宅していれば直ぐに返事を差し上げます。以上、宜しくお願いします。有り難うございました。

2013年11月21日(木)晴  鈴木亨司  様より   静岡県磐田市からのお便り

お手紙と写真集のお礼、講演会スケジュールについて 御丁重なるお手紙と写真集を有難うございました。十分な対応も出来ず、こちらこそお世話になっています。毎年素晴らしい写真をご提供頂き感謝しております。今後ともよろしくお願いいたします。
 
 城山中学校のご講演を快くお引き受け頂きまして感謝いたします。学校では大喜びで保存会としても光栄に思っています。講師派遣依頼書等は届きましたか?期末テスト期間中で遅れているかも知れません。明日には確認いたしますのでご容赦下さい。
 
 12月13日のスケジュールですが、磐田駅の改札口にてお待ちいたしますのでよろしくお願いいたします。
 
 取り急ぎお礼のメールです。 
 
         見付天神裸祭保存会  会長   鈴 木 亨 司
2013年9月20日(水)晴  杉浦 茂  様より   静岡県磐田市からのお便り

見付天神裸祭の新聞記事 和田様 見付天神裸祭ではお世話になりました。当時の新聞記事を送ります。和田さんのエネルギッシュな取材に感心しました。(送り状)
 
こんにちは。本日、見付天神裸祭の新聞記事が届きました。大変助かります。有り難うございました。

当日は、取材が忙しく、十分にお構いできず、申し訳ありませんでした。今年で5年目の取材ですが、保存会の写真班の立場で撮影させてもらっており、ガイドブックには、私の写真が沢山採用されています。編集者とお会いしたとき、私の写真が頼りだといわれ、お役に立てるのが嬉しく、病みつきになってしまいました。(笑)

今年の浜垢離では、撮影の合間に御瀧車に加わり、初めて禊をしました。日帰り取材のため、時間がなく、新幹線のトイレの中で褌を締めました。(笑)遠州灘の水浴は、爽快で、これから毎年続けて行きたいと思います。有り難うございました。
2013年9月18日(水)晴  長谷川昇司  様より   東京都八王子市からのお便り

ありがとうございました 見付天神裸祭では大変お世話になりました、我々を参加させて頂きまして、地元の皆様本当にありがとうございます、声を掛けていただいた和田様、ありがとうございます、御大祭のみの参加ですが、いつかは浜ごりから参加をしたいです、

大きな台風が16日に来ましたが、地元の皆様や参加した皆様の地域やご自宅に何事もなければと案じております、昨年は神社様の大木が何本も折れて、大きな被害が出たので気にしております、私は16日から仕事でしたが、通勤電車は早朝でしたので、何事も無く出勤し仕事ができました、

15日の懇談はとても有意義な時間でした、お話を聞きながら、一つ一つ勉強させていただいております、また来年も参加をする予定です、皆様と元気な顔でお会いできることを念じております。
 
おはようございます。今年の見付天神は7名の参加となりましたが、とても充実した裸祭でした。今年は雨が降らないと思っていましたが、台風18号の影響でしょうか、夜半には雨となり、思うようにシャッターが切れず、残念な思いでした。

日曜日の直会は楽しかったですね。今年も鈴木会長や片山梯団長など幹部の皆さんが参加して下さり、毎年、正しい知識が増えてゆきます。来年も元気で参加して下さい。有り難うございました。
2013年9月17日(火)晴  伊藤 修  様より   札幌市からのお便り

見付天神裸祭ありがとうございました 和田 様 和田グループ参加者の皆様

 伊藤です。今年も和田グループとして参加させていただくことができ、また無事に終えることができました。これも皆様のおかげです。心より御礼申し上げます。

 今年は台風が近づいておりましたが、和田様は無事に帰宅できたようですね。他のグループの皆様も大丈夫でしたでしょうか。私も飛行機が遅れ随分と待たされましたが、なんとか無事に自宅にたどり着けました。祭りの時間が長くまた広範囲にわたるため、何度かこれまで取材していて土地勘や時間の勘はあっても取材は大変だったことと思います。

 やはり見付天神裸祭りは若者も高齢者もパワフルでした。近年草食男子という言葉がありますがここではそんなことは微塵も感じられませんでした。練や鬼踊りでも一人ひとりが主人公となり自らを主張することを小さな頃から行っているからでしょうか、どの方もそれぞれに素晴らしく輝いていたのが印象的でうらやましく思いました。

 また、例年のことですが事務局や保存会の皆様、ご家族の皆様にはあたたかく迎えていただき、また手厚くおもてなしいただきました。別途保存会事務局宛御礼の連絡をさせていただきました。

 また、スケジュールがあいましたら和田グループに参加させていただきたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
 
おはようございます。お便りありがとうございました。御大祭、ご苦労様でした。遠路札幌からの参加、ご苦労様でした。無事に帰宅できたとのこと、安堵しました。

日曜日の直会は、5人が参加し、保存会の鈴木会長、片山梯団長、松本事務局長、福代さんらいつもの幹部の方々にご出席いただき、大いに盛り上がりました。五年目の私ですが、まだまだ知らないことも多く、年を重ねる毎により詳しくなり、ますます愛着を覚えます。個別の挨拶では、感動した点に加え問題点も発表して欲しいということで、色々と建設的な意見がでました。私は常に発言しているので、挨拶の指名がなく、(笑)和田グループ各位の挨拶の補足をさせて頂きました。

おっしゃるように、子供連の中から立派な後継者が育ちつつあり、将来が楽しみです。水陣は浜垢離・御大祭とも素晴らしかったです。エースの子は、最後まで肩車されてお堂で踊っていました。体力がありますね。家族全員が楽しむ裸祭は、全国的に珍しく、見附天神の大きな魅力です。

今年も松本邸に渡部修磐田市長が来られていましたので、差しで話ができ、私の意見を聞いて頂きました。見附天神裸祭としっぺいを磐田市の看板としてマスコミから注目される市長が先頭で旗振りをして欲しいと伝えました。オリンピック選手や櫛田神社の博多祗園山笠の如く、抜きん出たものを応援するのは当然で、何もできない者による足を引っ張るような意見を無視して国の重要無形民俗文化財のタイトル保持者を支援できるのが市長の特権なので、おおいに依怙贔屓すべきで、来年は市長も褌を締めて参加するようお願いしました。(笑)

今年から浜垢離・御大祭のあと、1日ほど筋肉痛が残るようになりました。体力の衰えでしょうか。(笑)66歳の前期高齢者の我が身ですが、これからも老いることなく、夢中で裸祭を激写したいと思っています。その情熱が薄れたお迎えのときまで、頑張ります。(笑)

伊藤さんにはこれからも和田グループの主要メンバーの一人としてお付き合い願えれば幸甚です。宜しくお願いします。有り難うございました。
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