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 感動写真集

2012年1月24日改訂

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♪千年女王〜海のアラベスク〜海に帰る〜氷湖〜水の都〜精霊

 

米とぎのわらべに還へる寒の餅   北舟

 

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Rice washing ritual,
becoming a child gathering rice cakes of winter.

2012年1月23日制作

大人も童心に還って餅拾い! 15:44

大人も童心に還って餅拾い!/八王子神社(静岡県磐田市)

 
十六八重菊   八王子神社   橘

米とぎ祭

紅白餅

  八王子神社における神事は午後3時から行われるため氏子たちは一旦解散し休憩を取った後三々五々神社に集った。予定時間の前に神社に行くと参詣者が多数拝殿前に座っていた。理由を聞くと神事の後に行われる餅撒き(もちまき)を待つためだった。  
拝殿前に集合した参拝客 / 八王子神社 2012.01.08 14:56

拝殿前に集合した参拝客 / 八王子神社 2012.01.08 14:56

 

拝殿前では、参拝者の寒さを凌ぐため、甘酒を釜で温めて振る舞っていた。杉浦さんもご相伴にあずかった。

 
甘酒を頂く杉浦弘さん / 八王子神社 14:57

甘酒を頂く杉浦弘さん / 八王子神社 14:57

  ▼ 定刻になると、自治会役員は幣殿、一般の氏子たちは拝殿に着席し、 写真右上の例祭式次第に従って、「米とぎ祭」の神事が始まった。修祓(しゅばつ)をしている人は、鈴木博祢宜(ねぎ)  
米とぎ祭神事(例祭) / 八王子神社 15:02

米とぎ祭神事(例祭) / 八王子神社 15:02

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袴田宮司による

祝詞奏上のりとそうじょう

袴田宮司による祝詞奏上

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氏子長老による

玉串奉奠たまぐしほうてん

 15:18

氏子長老による玉串奉奠 15:18

御神酒をふるまう袴田宮司

御神酒をふるまう袴田宮司

 

▲▼ 例祭式の最後に拝殿に集まった氏子たち全員に御神酒が配られ、新年の平安無事を祈念して乾杯した。

 
御神酒で乾杯! 15:31

御神酒で乾杯! 15:31

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地面に座って待つ参拝者たち 15:34

地面に座って待つ参拝者たち 15:34

餅撒きもちまき の準備 15:40

餅撒きの準備 15:40

 

▼ 午後3時40分頃米とぎ祭の〆として餅撒きが始まり段ボールに用意された紅白の祝餅(いわいもち)が役員たちの手によって景気よくばらまかれた。

 
餅撒きの始まり 15:42

餅撒きの始まり 15:42

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豪快に紅白餅を撒く人

豪快に紅白餅を撒く人

餅拾いに興じる人たち 15:43

餅拾いに興じる人たち 15:43

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▼ かつては今之浦川で研いだ米をふかして強飯(こわめし)にし、御供物として参拝者に振る舞っていたが現在は、餅撒きに代えている。実際に川で研いだ米は、後刻、おこわにして氏子たちに配られるという。

 
  米とぎのわらべに還へる寒の餅  北舟 

こめとぎの わらべにかえる かんのもち

Rice washing ritual, becoming a child gathering rice cakes of winter.

大人も童心に還って餅拾い! 15:44

大人も童心に還って餅拾い! 15:44

拡大写真(2000X1430)612KB

 
 
撮影 ・ 原作 : 
 

宮嶋 茂みやじましげる

 

住居: タイ・ノンタブリー県

趣味: 音楽鑑賞、寺めぐり
スポーツ: スイミング、サイクリング

 私は1946年生まれの65歳です。出身は愛知県で、タイ滞在は6年になりますが、平成20年(2008)に帰国しました。

あとがき

 「米とぎ祭」を撮影させていただき、一番感じたことは、古くよりの伝統を守って、また幼い子供たちにも褌を締めさせて、伝統を将来に伝えていくという尊い行為がごく普通のように行われていたことでした。
 
 これは簡単なようでなかなか難しいことだと思います。八王子神社の氏子の方々が古来から続く祭の伝統を引き継ぎ、また将来へ伝えてゆく尊い姿を拝見することができたことは、私の大いなる喜びでした。氏子の方々のご努力に感謝すると共に、この祭がこれからも姿形を変えずに伝わっていって欲しいと願う次第です。
 
 最後になりましたが、私の撮影を影で支えて下さった地元磐田の杉浦弘様に心から御礼申し上げます。有難うございました。

★☆★彡

日本の裸祭り第<91種・150集>/感動写真集<第173集> 「八王子神社米とぎ祭」

撮影・原作:宮嶋茂    協力:杉浦 弘 下太自治会   監修: 和田義男

 平成24年(2012)01月237日 作品:第4作  画像:(大59+小17) 頁数:4  ファイル数:149 ファイル容量:46MB
 平成12年(2000)〜平成24年(2012) 作品数:427 頁数:1,672 ファイル数:71,953 ファイル容量:12,130MB
  初春や舟で米とぐふどし衆  北舟 

はつはるや ふねでこめとぐ ふどししゅう

The beginning of spring, guys of loincloth washing rice on a boat.

編集子の選ぶ傑作

舟上で米を研ぐ褌衆

舟上で米を研ぐ褌衆

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杉浦弘さんと宮嶋茂さんのこと
 平成24年(2012)1月23日(月)、感動写真集同人・宮嶋茂さんの第10作「八王子神社米とぎ祭」が完成した。この作品が世に出る発端は、2011年8月25日(木)、静岡県磐田市福田(ふくで)にお住まいの杉浦弘さんから頂いた1通のメールだった。
 
  「磐田市の見付天神裸祭と同じ、同市福田下太の八王子神社でも、白ふんどし一つで寒風の中、川の船で米をとぐ「米とぎ祭」が、何百年も伝えられています。期日は以前は1月15日でしたが、現在はその前の日曜日となっています。・・・」
  「・・・ もしお出で下さるようでしたら、ご案内いたしますので、ご連絡下さい。「米とぎ祭」は旧福田町の無形文化財で、磐田市に合併後もそのまま引き継がれています。」
 杉浦さんは、数年前に合併して新磐田市になる前まで福田町の文化財保護審議会長をされており、相撲史跡研究と相撲資料蒐集の大家として知られ、internetで 相撲古美術 のサイトを運営しておられる。
 昨年9月、見付天神裸祭の取材で静岡県磐田市の大孫(だいまご)に宿泊した際、お会いして「米とぎ祭」の取材の打ち合わせをさせて頂いたが、その際、平安朝相撲絵巻(実物)を見せてもらい、撮影させて頂いて、褌談義に発表した(写真下)。
 その後、「米とぎ祭」は正月第二日曜日に開催されることがわかり、鐵砲洲寒中水浴と同じ日なので、取材できないことが分かった。そこで、愛知県豊川市にお住まいの宮嶋茂さんに代行取材をお願いしたところ、快く引き受けて下さり、本日、ここに発表することができた。杉浦さんは、当日、JR磐田駅まで宮嶋さんをマイカー送迎され、取材仲介の労を執って下さった。ご両人のお力添えがなければ、この作品は世に出ることはなかった。ここで、改めて杉浦さんと宮嶋さんのご尽力に感謝し、心より御礼申し上げたい。〈 拝 〉
平安朝相撲絵巻を持つ杉浦弘さん/大孫(静岡県磐田市) 2011.09.04

平安朝相撲絵巻を持つ杉浦弘さん/大孫(静岡県磐田市) 2011.09.04

平安朝相撲絵巻(全景)

平安朝相撲絵巻(全景)

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▼ 後日、米とぎ祭の保存版CDを作成し、杉浦さん・宮嶋さん・下太自治会に進呈した。このCDはMSウインドウズ対応パソコンのCDドライブに挿入すると納曽利(なそり)や山伏などの邦楽囃子が流れるなか6秒毎に合計86枚の画像がディスプレー一杯に映し出されるスライドショーを約10分間楽しむことができる。また原画が入っているので、最大A3サイズまでプリント出来る優れものである。

 
杉浦さん・宮嶋さん・ 下太しもふと 自治会に進呈した保存版CD

杉浦さん・宮嶋さん・下太自治会に進呈した保存版CD

スライドショーCD 「米とぎ祭」 1

Wa☆Daフォトギャラリーの裸祭ファンの日頃のご声援にお応えしてスライドショーCD「米とぎ祭」を1000円でお分けします。
 CDを希望される方は、Wa☆Daフォトギャラリー事務局 master@wadaphoto.jp 宛に送付先(郵便番号・住所・氏名)・CD名・枚数をお知らせ下さい。折り返し郵送させていただきます。

下太よ、永遠なれ!

 300年ほど前の江戸時代、元禄の頃から続く八王子神社の「米とぎ祭」は、30所帯ほどしかいない小さな村落のたった30分の単純素朴な裸祭である褌一丁の男たちが川舟に乗り、釜で米を研ぐ時間は僅か二分ほど。それがこの祭の全てである。
 それなのに、これだけ美しく、また、感動を覚えるのはどうしてだろう。それは先祖から代々伝わった伝統の裸褌文化に誇りを持ち、小さな村落の氏子男性が全員参加してこの祭を支えているからではないだろうか。僅か三歳にも満たない幼児までが晒の一端をくわえにこやかにふんどしを締めている。一人の装束違反者もいない、完璧で美しい裸祭だからなのであろう。
 皆の表情が何と明るく素晴らしいことか。裸褌の子供たちは終始笑顔で飛び回っていた。
和田義男
  戦後、アメリカナイズされた日本は、年を経るごとに伝統の裸褌文化が危機に晒されている。その一因は、母親が子供たちに褌姿は恥ずかしいという先入観を植え付けていることにあると思われる。特に、都会では顕著である。しかし、地方では、このような伝統文化を軽視する軽薄な女性はそんなに多くなく、日本の至る所で今も江戸時代から続く褌姿で伝統の裸祭を催行しているところが多々ある。下太(しもふと)の子供たちも母親から「褌はお相撲さんのように 男らしくて格好良い」と教わっているのである。子供たちのVサインがその証拠である。
 私のこれからの使命は、まだ知られない美しい裸祭を発掘し、記録保存するとともに、世界に紹介することである。今年の第一歩がこの「米とぎ祭」である。第二第三の下太を撮しに旅に出かけたい。杉浦さんのように、メール一本でお知らせ頂ければ、すっ飛んで行く。下太よ、永遠なれ! 〈 完 〉 2012.01.23 監修 和田義男
  斎場の寒の禊や米とぎ祭  北舟 

さいじょうの かんのみそぎや こめとぎさい

Cold water ablution at holy place, the ritual of washing rice.

編集子の選ぶ傑作

桶の水を掛ける「おねり」

桶の水を掛ける「おねり」 12:14

拡大写真(2000X1350)773KB

読者からのお便り

2012年1月29日(日)晴  はっちゃん   様より  埼玉県新座市

八王子神社米とぎ祭見ました 和田さんお元気ですか? 磐田の神社で見付天神以外にもこんな祭があったとは。あの辺りには古い祭がいろいろ残っている所なんですね。子供達も楽しそうですし。いい祭いい写真を見せて頂きありがとうございました。

私の方の1月の祭3本アップしました。鉄砲洲と江ノ島は和田さんの写真がアップされたら、何枚か借用させていただきたく、それまでは仮アップと言う事にしています。その節はよろしくお願いします。大変寒くなってます。風邪を引かれませぬようにお気をつけ下さい。

蘇民祭は明日朝どうしても外せない用事が出来てしまい、断念しました。次は建国祭です。

神輿見たまま
http://homepage2.nifty.com/hattyan/
 
今晩は。お便りありがとうございました。鐵砲洲は、今編集中です。このあと、江ノ島寒中神輿と玉前大寒禊をあとにし、28・29日に取材した五大尊蘇民祭(3000枚撮影)の大作にとりかかります。作品を見せてもらいましたが、江ノ島は、迫力ある写真ですね。私のは、遠くからなので、あまりよくないと思います。有り難うございました。
2012年1月24日(火)曇  K. H.   様より  香川県高松市からのお便り

Re: 「八王子神社米とぎ祭」完成! 今日は、年明け早々次々と素敵な写真を有難うございました。中でも天狗衣装の色彩が素晴らしく目に焼き付きました。pcも新しく画面が鮮明に大きく映り皆さんもヤンヤの喝采です。

大寒と言う寒さの中の禊は見ている方も何故か身の引き締まるおもいで拝見しました。まだ新しいpcに慣れぬ為以前と同じ様な運びでキーを打って居ますが難しいです。写真を撮って居られる方も凄いと思って拝見して居ます。本当に有難う御座いました。
 
おはようございます。お便りありがとうございました。新しいパソコンでお友達の方々とWa☆Daフォトギャラリーをお楽しみいただき、光栄です。冬は、裸祭のシーズンです。日本人だけの伝統文化ですので、取材する価値が高く、これからも発表して行きたいと思いますので、ご期待下さい。有難うございました。
2012年1月23日(月)曇  メーリングリスト登録者   様へ  Wa☆Daフォトギャラリーからのお知らせ

「八王子神社米とぎ祭」完成!/ こんばんは。

さきほど、本年第4集/通算第427集となる作品をアップしました。(写真添付)

感動写真集<第173集> / 日本の裸祭<第150集>(92種)「八王子神社米とぎ祭」

http://wadaphoto.jp/maturi/kome01.htm

撮影・原作 :宮嶋 茂  協力:杉浦 弘 下太自治会  監修:和田義男

この作品は、平成24年(2012)1月8日(日)、静岡県磐田市下太に鎮座する八王子神社で開催された「米とぎ祭」を取材したものです。感動写真集同人でお馴染みの宮嶋茂さんの第10作で、4頁76枚の中編となりました。どうか、お時間のあるときに、ごゆるりとご覧下さい。

□==========================================================□
■== Wa☆Daフォトギャラリー url: http://wadaphoto.jp/ ==■
■== mail: master@wadaphoto.jp ==■
□== 和田義男 ==============================================□

 

釜に川の水を入れる

拡大写真(2200X1650)662KB

2012年1月23日(月)曇  宮嶋 茂   様より  愛知県豊川市からのお便り

早々のアップ有り難うございました 「八王子神社米とぎ祭」の早々のアップのお知らせをいただき有り難うございました。早速拝見いたしました。私の撮影した写真で、よくぞここまで立派に仕上げていただいたと感謝の気持ちでいっぱいです。また終始私をサポートしてくださった地元の杉浦弘様のご尽力にも感謝いたします。

Wa☆Daフォトギャラリー へ私の撮った写真集が10作もアップしていただけたことは、私の大きな喜びでもあります。お忙しい中を本当に有り難うございました。
 
こんばんは。先ほど、300人の登録者への案内が終わりました。迷惑メールの乱発の影響で、一度に100人しか送れなくなったので、間隔を開け、3回に分けて送っていますので、時間がかかります。

宮嶋さんに沢山撮影していただいたお陰で、名作を数多く抜粋でき、素晴らしい作品に仕上がりました。地元下太の皆さんにもきっとご満足いただけるものと確信しております。明日以降、永久保存版のスライドショーCDを作成し、お送りしたいと思いますので、ご期待下さい。

お気づきのように、晴天のため、直射日光が強く、白飛びがひどくて使えない写真もありました。名作も殆ど白飛びしていましたので、一枚一枚修正しました。手間暇かかりましたが、美しい写真になったと思います。

多少の白飛びがあっても階調がしっかりしている写真は、フォトショップを使えば白飛びを補正して、美しい写真に仕上げることができます。デジタル写真ならではのレタッチです。試行錯誤で私のレパートリーを広げてきました。今では、デジタル写真家と自称できるほどの技術を独学で身に付けています。デジタル写真は、材料が良ければ、美味しい料理ができあがるのとよく似ています。
 
私の撮った写真は本当にプログラム撮影でオートにできるところは全てオートで後はシャッターを押すだけの写真です。和田様がお書きのようにいろいろご苦労をおかけいたしましたが、本当に素晴らしい作品に仕上げていただき感謝いたしております。

お忙しい中を早々にアップしていただき、有り難うございました。

タイ旅行ですが、航空券は何とか押えましたが、まだ肝心のミャンマー大使館からのビザ取得待ちの状況です。郵便で送受しますと3週間かかります。果たしてどうなりますやら。では、お元気で。
 
おはようございます。お便りありがとうございました。私もフルオートの撮影ですから、白飛びはカメラの責任です。毎年改良されていますので、現在のオリンパス・デジカメは、ピントも早く合いますし、白飛びも少なくなっています。それでも完璧とはいえませんので、要は、沢山撮せば、中に上手く撮れているものが必ずありますので、それを採用すればすみます。宮嶋さんのカメラも基本性能は遜色ありませんので、激写を続けて頂ければ、良いと思います。

ミャンマーもお役所仕事なんでしょうね。観光による経済波及効果は計り知れないのに、役人が怠けているのでしょう。途上国に行くには違った苦労があるんですね。有難うございました。
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