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 旅紀行日本の裸祭り
2012年4月7日改訂

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旅と写真は元気の泉

感動の裸祭CD完成!

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寒中神輿錬成会(神奈川県藤沢市片瀬海岸東浜)

寒中神輿錬成会(神奈川県藤沢市片瀬海岸東浜)

2003年12月31日制作

劇場訓蒙図彙の挿絵

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ふんどし談議 2/2

←播州秋祭ふんどし談義→

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相撲褌 すもうふんどし

 世界大百科事典で「相撲」を引くと、次のような解説がある。
 日本固有の格闘技。まわし(ふんどし)を締めただけの裸体の2人の競技者が、素手で土俵上において勝負を争い、相手を倒し、土俵外に出し合う力技である。相撲に似た格闘技は世界中にみられるが、日本の相撲は古代風俗のふんどしを唯一の装具とし、独自の発展をとげてきた。

褌の結び方・褌の折り方

褌の結び方・褌の折り方

拡大図(955x1465)67KB 資料

 広辞苑によると、ふんどし(褌)とは「男子の陰部をおおい隠す布」である。古来から男性が最小限の下着であるふんどしをつけただけの裸でとっくみあい、素手で相手を倒すという素朴な格闘技が日本の国技といわれる相撲になった。ルールも非常に単純明快である。
 現在、NHKがテレビで大相撲の実況中継を行っているが、アナウンサーは、ふんどしという言葉を使わない。まわしか締込みと言っている。広辞苑によると「まわし(回し・廻し)」は「腰にまとう布。ふんどし。特に力士の締込み。」とあり、「締込み」を引くと「力士が相撲をとる時に締めるふんどし。まわし。」とある。
 つまり、「まわし」と「締込み」は同義語で、相撲をとる時に締めるふんどしのことである。ふんどしという言葉は、歴史的な言葉で、立派な日本語である。アナウンサーがこの言葉を使わないのは何故なのだろうか。
 「ふんどし」といわないアナウンサーも、「まえみつ・よこみつ・たてみつ」という言葉はよく使う。これらを漢字で書くと「前褌・横褌・立褌」となり、立派に褌という言葉を使っている。それぞれ褌の前・横・立の部分であることが直ぐに分かる。

 早川繊維工業(株)は、相撲や柔剣道、弓道など日本古来の格技の装具を販売している。
 中でも九桜柔道着というブランドの柔道着は、国際柔道連盟認定の柔道着であり、かなりメジャーな会社である。そのホームページで「相撲道」をクリックすると、相撲の商品カタログの中に「褌の結び方」と「褌の折り方」が図解されている。この会社は「まわし」という言葉を使わず、全て褌という漢字で統一している。社長のこだわりに感心する。NHKもこの会社を見習って欲しいものである。 早川繊維工業(株)のサイト
 

船橋大神宮・奉納相撲

そのものズバリの相撲褌を締めた奉納相撲。毎年10月20日の秋期例大祭に相撲大会と神楽が奉納される。

船橋大神宮・奉納相撲

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船橋大神宮・奉納子ども相撲

船橋大神宮・奉納子ども相撲

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相撲まわしを「褌」と表示して販売する会社

 
   早川繊維工業(株)のホームページを覗いたところ、デザインが一新されており、「褌の結び方」のページが無くなっていた。「相撲道」のページの「相撲道商品検索」を開くと、「褌」という見出しで、各種の相撲まわしが売られていた。小学生向きの簡易なまわしも「簡易相撲褌」と表示されており、褌のこだわりは今なお健在である。 2005.12.17  
 

相撲道の「褌」

相撲道の「褌」

資料

 

褌をしていないテレビの時代劇

 テレビの話になったので、ついでにテレビの時代劇の衣装はいい加減であるということを指摘したい。江戸時代の男性はみんな褌を締めていたのに、テレビでは丁髷(ちょんまげ)をした男性がみな猿股(さるまた 半股引(はんももひき ハンダコ)・短パンの類)をはいている。見ていて可笑しくなる。
 テレビの時代考証は出鱈目である。歌舞伎ではちゃんと褌を締めているのに、テレビではめ組の粋な兄貴が猿股では格好がつかない。現代の神田祭や三社祭ですら鯔背な江戸っ子が粋な褌を締めているというのに、どうなっているのだろうか。江戸っ子はNHKに「馬鹿にするな!」と抗議すべきであろう。

祭 褌 まつりふんどし

 祭礼や神事などに締めるふんどしも、相撲褌と同様に男性の下着であるふんどしが祭礼などの衣装として定着したことは想像に難くない。全国各地の裸祭りに見られるように、高温多湿の日本の気候風土にマッチした祭礼には、ふんどしが最適で、日本独自の裸文化が発展してきた。江戸時代に越中褌が発明されると、下着や祭礼にも用いられるようになり、祭褌も多彩になってきた。

六尺褌 ろくしゃくふんどし

 広辞苑によると、「六尺褌」とは「晒木綿6尺を用いて作る男の下帯」である。6尺は180cmほどなので、実際はもっと長く、用途によって寸法がかなり違っている。六尺褌は、古くから男性の下着のほか、労働着として定着した。

水防作業の男たち(北斎漫画第三編)

水防作業の男たち(北斎漫画第三編)

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 北斎漫画*(ほくさいまんが)は、江戸時代の浮世絵師・葛飾北斎(かつしかほくさい)が絵手本(デッサン集)として発行したスケッチ集であるが、その第三編に水防作業の男たちが描かれている。3人とも尻端折り(しりはしょり)しているために前垂れ式に締めた六尺褌が見える。
*北斎漫画:北斎は文化9年(1812)秋頃、後援者宅に半年ほど逗留して300余りの下絵を描いた。これをまとめ文化11年(1814)、北斎55歳の時、名古屋の版元・永楽堂から初編が発行され、その後明治11年(1878)までに全十五編が発行された。人物、風俗、動植物、妖怪変化まで約4000図が描かれている。
 良く目にするのは下の豊年踊りの図。編み笠を被り、尻からげした男が自由奔放なポーズをとって躍動する姿を見事に描いている。北斎漫画は、国内で好評を博しただけでなく、1830年代にヨーロッパに渡り、フランスの印象派の画家に影響を与えたといわれる。

豊年踊り(北斎漫画第三編)

豊年踊り(北斎漫画第三編)

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 高温多湿の日本の風土には褌が最適であり、裸文化は褌文化であるといっても良い。江戸時代の浮世絵などを見ると、ほとんどの男性は六尺褌を締めていたことが見て取れる。祭りなどの激しい運動にも容易に乱れないことから愛用され、特に江戸っ子の祭りでは、色物や柄物など多彩な六尺褌を締めてその粋を競った。

前垂れ式六尺褌 まえだれしきろくしゃくふんどし

 普段の下着に締める六尺褌は、六尺褌の中では一番布が少なくて済む前垂れ式であった。この褌がそのまま祭礼の衣装になったケースも多い。下着のように横褌(よこみつ)が一重だと緩褌(ゆるふん)になるので、横褌を幾重にも巻き、その上に晒の腹巻きをして緩まないようにしている例も多い。裸祭には気合いの入る六尺褌を締め込むのが最良で、全国各地の裸祭で使われている。

なおい笹を担いでいざ出発!/ 国府宮はだか祭り  2006.2.10

なおい笹を担いでいざ出発!

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日没の参道・・・神男を待つはだかたち/ 国府宮はだか祭り  2006.2.10

日没の参道・・・神男を待つはだかたち

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宝木しんぎ 投下30分前の西大寺観音院 / 西大寺会陽 2010.2.20 21:30

宝木投下30分前の西大寺観音院 / 西大寺会陽 2010.2.20 21:30

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宝木しんぎ

投下直後の 大床おおゆか  22:00

宝木投下直後の大床 22:00

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二組目の 福男ふくおとこ 飯田組の3人 23:07
田坂大地(34歳 東区瀬戸町) 飯田耕太郎(40歳 姫路市) 岡田勲(66歳 東区竹原)

 敬称略

二組目の福男 飯田組の3人 23:07

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和田グループ代表の六尺褌・白丁姿 / 見付天神裸祭  2011.9.3

和田グループ代表の六尺褌・白丁姿 / 見付天神裸祭  2011.9.3

前袋式六尺褌 まえぶくろしきろくしゃくふんどし

 前袋式に締めた六尺褌は、激しい運動にも崩れたり外れたりしないので、最も労働着に適している。そのため、激しい運動を伴う祭りには、殆どがこの方式の六尺褌である。水泳の際に締める水褌(すいこん)も前袋式六尺褌である。

四天王寺「どやどや」(大阪市)

大阪四天王寺「どやどや」

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江ノ島寒中神輿錬成大会 / 神奈川県藤沢市  2006.1.15

江ノ島寒中神輿錬成大会

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和良比はだか祭り(皇産霊神社/千葉県四街道市)

和良比はだか祭り(皇産霊神社/千葉県四街道市)

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江ノ島天王祭(八坂神社/神奈川県藤沢市)

江ノ島天王祭

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二番觸にばんぶれ

潮練り込み!/ 見付天神裸祭(浜垢離) 2011.8.31

二番觸の潮練り込み!/ 見付天神裸祭(浜垢離) 2011.8.31

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厚手の褌

 相撲のふんどし(まわし)をそのまま祭りに締めてきたというケースもあちこちで見られる。播州の秋祭りでは、泥まわしと呼ばれるキャンバス製のごわごわしたふんどしが使われる。初めてこれを締めて走り回り、股擦れを起こしたという話も聞く。慣れないとかなり違和感のあるふんどしであるが、胴体 の保護にもなり、丈夫で長持ちする。

播州・松原八幡神社「灘のけんか祭り」

播州・松原八幡神社「灘のけんか祭り」

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播州・浜の宮天満宮の秋祭り

播州・浜の宮天満宮の秋祭り

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博多祇園山笠

博多山笠では、締込みと呼ぶふんどしを締めている。相撲褌よりも若干薄手で、柔らかい生地を使っている。

しぶきを上げて!

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撮影:大庭靖雄さん

博多祇園山笠

写真提供: 若者の祭

京都・鞍馬の火祭り

京都・鞍馬の火祭りでは、黒い繻子(しゅす)のふんどしに白い下がりを付けている。大相撲と同じスタイルである。

京都・鞍馬の火祭り

撮影:さや さん

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高野山奥の院玉川の水行場

高野山奥の院玉川の水行場

水行褌すいぎょうふんどし

 越中褌は、江戸時代に発明されてから、普段激しい運動をしない僧侶や神官の下着となった。

 六尺褌にくらべて半分の布地で足りるので、三尺褌とも呼ばれる。

 その後、社寺で行われる水行にも越中褌が利用されるようになり、水行の衣装として定着した。

 水行褌は、普通、下着の越中褌をそのまま流用しているところが多いが、水に濡れると透けて見えることから、寺社によっては厚手の布で作った越中褌を締めるところもある。

鐵砲洲囃子が流れるなか半分に分かれて水浴 / 鐵砲洲稲荷神社寒中水浴大会 2011.1.9 11:21

鐵砲洲囃子が流れるなか半分に分かれて水浴 / 鐵砲洲稲荷神社寒中水浴大会 2011.1.9 11:21

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還暦記念水浴を果たした3人(左から三木芳樹さん・筆者・平野五雄さん)

還暦記念水浴を果たした3人(左から三木芳樹さん・筆者・平野五雄さん)

 鎌倉・長勝寺「寒の荒行」の手前の荒行僧は、越中褌が乱れないよう、前垂れ上部の両端を胴紐にひとまわりさせて止めている。
 庶民の労働着だった六尺褌でも前垂れ式のものは同様の処置をする例がみられる。
 しかし、前袋式と違って前に垂らしているだけの方法では緩みが生じるのは避けられない。
 このため、「当てことと(越中)褌は向こうから外れる」(当てにしていて前々から楽しみにしていることは、越中褌が外れやすいのと同じように、とかく実現しないものだ)という諺が生まれた。

長勝寺「寒の荒行」

長勝寺「寒の荒行」

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長勝寺「寒の荒行」(神奈川県鎌倉市)

長勝寺「寒の荒行」(神奈川県鎌倉市)
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高野山奥の院玉川の水行場

 平成14年(2002)の夏、高野山に旅したとき、奥の院・弘法大師御廟の前を流れる玉川の水行場に行った。真言宗の修行僧や信者らは、雪の積もる厳寒にここで水行を行うという。
 奥の院の入口に架かる一の橋の近くに法衣店があったので、中に入ってみると、水行用の褌を売っていた。
 380円の越中褌は、使い捨てのような粗末なものだった。衆目を気にすることのない水行であれば、それでも十分なのだろう。 

玉川の水行

玉川の水行

雪中の滝行(しおざわ雪譜まつり / 新潟県南魚沼市塩沢) 2006.2.18

雪中の滝行

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 滝行は火生(かしょう)の滝で行われる。外気温-5℃の中で白衣を脱ぎ、越中褌一丁の裸形(らぎょう)になって滝に向かった萬学院昌法さんは、足から清水を浴びて徐々に身体を冷水に慣らし、肩、首、頭頂と冷水を浴びていった。
 昌法さんは、山伏の流儀で、頭巾(ときん)に脚絆(きゃはん)を付け、藁沓(わらぐつ)を履いている。裸足では雪中歩行ができず、滝の中で滑って危ないという。

萬学院昌法さんの滝行(しおざわ雪譜まつり / 新潟県南魚沼市塩沢) 2006.2.18

萬学院昌法さんの滝行

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 雪で覆われて洞窟のようになった火生の滝は、周囲に氷柱(つらら)が下がっている。その中央に行者一人が立つことのできる岩があり、そこに立つと、零度に近い雪解水(ゆきげみず)が容赦なく行者の身体を打つ。
 みるみるうちにからだが赤くなり、見ているだけで厳しさが伝わってくる。手で印を結び、呪文を唱えて精神を集中することで堪え忍んでいるように見える。目を閉じず、カッと見開いているのが昌法さんの流儀のようである。
 山伏は、厳しい修行による艱難辛苦(かんなん・しんく)に堪え、山岳霊峰が持つ自然の霊力を身に付けることを目指す。生身の身体を自然に同化させ一体となることにより、悠久の自然の持つ霊験を授かるという。
佐藤篤 班長の滝行 / 雄滝(出羽三山神社錬成修行道場) 2011.8.8 06:52

佐藤篤班長の滝行 / 雄滝(出羽三山神社錬成修行道場) 2011.8.8 06:52

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越中褌 えっちゅうふんどし

 越中褌は三尺褌とも呼ばれ、長さ3尺(90cm)の並幅(36cm)の布の一端に紐をつけたもので、六尺褌と比べて布を半分に節約できる。6尺褌と同じで、3尺は鯨尺で測るか、1mくらいの長さにしないと前垂れ部分が短くなる。
 着装は簡単で、布を臀部にあてがって紐を丹田(たんでん)と呼ばれる臍下3寸(9cm)のところで結び、後の布を股間にくぐらせ、紐の内側から前面に垂らす。現在でも病院ではT字帯として売られている。寝たままの患者を着せ替えるのに便利だからだろう。
 越中褌は、江戸時代に発明されたというが、創案者については、松平越中守定信(1758-1829)のほか、同じく越中守であった細川忠興とするものや、遊女越中に由来するとするものなど、多くの説がある。

越中褌が描かれている「無禮講」(北斎漫画第八編)/曲芸師を活写したもの

越中褌が描かれている「無禮講」(北斎漫画第八編)/曲芸師を活写したもの

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 北斎漫画は、葛飾北斎が弟子のために描いたデッサン集であるとともに、あらゆるものが描かれていることから江戸時代の百科事典ともいわれる。北斎漫画の第八編に無禮講*(ぶれいこう)として越中褌が描かれている。男性の下着として描かれているのは六尺褌がほとんどで、越中褌と畚褌(もっこふんどし)は少ない。猿股・ハンダコと呼ばれるパンツ姿は一切描かれておらず、江戸時代には存在しないことが分かる。
*無禮講:貴賤・上下の差別なく礼儀を捨てて催す酒宴。祭りの後に行われる直会(なおらい)の際のどんちゃん騒ぎ。

▼ 写真下は、★福島の戦争資料室★ からお借りした中支派遣部隊の兵隊さんの褌で、下着に使用された越中褌である。黄ばんでいることから、実際に使われていたものである。「中七六五〇部隊 フルタニ」と墨書されているので、持ち主は古谷さん。兵士たちは、下着の褌だけは自己調達していたようで、殆どが越中褌を締めていた。

兵隊さんの褌

兵隊さんの褌

★福島の戦争資料室★
 江戸・明治期を通じ、日本人男性の下着は六尺褌が主流であったが、越中褌や畚褌(もっこふんどし)も使われた。大正期にハンダコが発明されたが、第二次世界大戦までは、日本人男性の下着は、殆どが越中褌だった。敗戦後、アメリカ文化が流入し、褌に変わってトランクスやブリーフが男性の下着として定着した。
▼ 筆者は大学生時代に医師に勧められ、越中褌を愛用するようになって45年になるが、今では越中褌を下着に常用している人は、少数派となった。しかし、近年、高温多湿の日本の気候風土にマッチした越中褌が見直され、褌屋などinternet通販で手軽に入手できることもあって、清潔で健康的な越中褌は、静かなブームとなっている。
筆者45年愛用の健康下着

筆者45年愛用の健康下着

 越中褌は外れやすいので、力仕事をする者は外れにくい六尺褌を締めた。江戸時代以降僧侶や神官が越中褌を締めているのは、力仕事をしないからだろう。平和な江戸時代の侍も越中褌愛用者がいたという。
 越中褌が僧侶や神官の下着として定着して以来、禊などの修業の場にも使われるようになり、やがて氏子らによる祭礼の衣装となっていった。主として禊に着用される越中褌だが、それが発展して活動的な祭りになっても六尺褌にはならず、あくまで越中褌が用いられているケースもある。
ふんどし談議 2/2

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