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Wa☆Daフォトギャラリー

 感動写真集

2009年7月8日改訂

今 日

昨 日

"Amazing Grace"メドレー

鬼鎮口にねじ込む鏡餅   北舟

拡大写真(1400X1300)228KB

Putting a round rice cake
 into the mouth to quiet the fretful ogre.

2009年2月22日制作

無事「鎮鬼」の大役を果たした文殊仙寺・秋吉文暢副住職

無事「鎮鬼」の大役を果たした文殊仙寺・秋吉文暢副住職(岩戸寺修正鬼会/大分県国東市)

国指定重要無形民俗文化財

岩戸寺修正鬼会

鬼後咒

 徹夜の祈祷廻りを終えた災払鬼(さいばらおに)は、2月1日午前2時過ぎに岩戸寺の参道に姿を現し、最後の力を振り絞って石段をのぼり、講堂に向かった。
岩戸寺参道をのぼる 災払鬼さいばらおに 」 2009.2.1 02:10

岩戸寺参道をのぼる災払鬼

拡大写真(1400X1100)224KB
 
鬼後咒きごじゅ
 
 

 最後の〆は、鬼後咒(きごじゅ)といわれる儀式である。村から戻った鬼を引き倒 し、院主がオクワエ(鬼鎮(おんしずめ)の餅)をくわえさせ、おとなしくさせる。最後に松明結儀頌(たいまつけつぎしょう)を唱え、鬼鎮めをして終了する。

 
岩戸寺講堂に戻った 災払鬼さいばらおに

岩戸寺講堂に戻った災払鬼

院主が「 鬼鎮餅おんしずめもち をくわえさせる

院主が「鬼鎮餅」をくわえさせる

鬼鎮餅おんしずめもち 」を持つ災払鬼

鬼鎮餅を持つ災払鬼

災払鬼の呪縛を解く 院主いんしゅ

災払鬼の呪縛を解く院主

拡大写真(1400X1400)366KB
タイレシに縄を解いて貰う

タイレシに縄を解いて貰う

拡大写真(1200X1500)247KB
災払鬼さいばらおに から解放された文殊仙寺・秋吉文暢副住職

災払鬼から解放された文殊仙寺・秋吉文暢副住職

講堂に帰ってきた 鎮鬼しずめおに 」 02:20

講堂に帰ってきた鎮鬼

拡大写真(1400X1050)237KB
組み伏せられた 鎮鬼しずめおに

組み伏せられた鎮鬼

拡大写真(1600X1200)329KB
  鬼鎮口にねじ込む鏡餅  北舟 

おんしずめ くちにねじこむ かがみもち

Putting a round rice cake into the mouth to quiet the fretful ogre

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無事 鎮鬼しずめおに 」の大役を果たした行入寺・隈井修道副住職 02:40

無事「鎮鬼」の大役を果たした行入寺・隈井修道副住職

拡大写真(1400X1300)228KB

 岩戸寺院主・上田大裕住職は、講堂・須弥壇(しゅみだん)の薬師如来座像の前に鬼面を祀り、真剣を抜刀して松明結儀頌(たいまつけつぎしょう)を唱え、鬼鎮めをして修正鬼会を締めくくった。

最後の〆の 松明結儀頌たいまつけつぎしょう

最後の〆の「松明結儀頌」

拡大写真(1600X1200)445KB

 

撮影・原作:

清原 浩 きよはらひろし  

住居:宇佐市(豊後高田市生まれ)

昭和36年生まれ

趣味:写真、流木アート

若宮 秋季大祭 川組後援会 役員

感動写真集第117集/日本の祭り第121集  「岩戸寺修正鬼会」

撮影・原作:清原 浩  監修 : 和田義男

 平成21年(2009)2月17日 作品:第11作 画像:(大67+小17) 頁数:7 ファイル数:173 ファイル容量:32.6MB
  平成12年(2000)〜平成21年(2009) 作品数:320 頁数:1,173 ファイル数:39,303 ファイル容量:6,321MB
あとがき
  1月31日大分県国東市に千年も続く火祭り『岩戸寺修正鬼会』の撮影に出かけました。当日は仕事と重なり現場に着いたのは夕刻の5時前でした。すでに多くのカメラマンが撮影ポイントを確保しておりました。

 取り急ぎ大松明やその他の写真を数枚撮って、まずは禊ぎの川へ行き、撮影ポイントをどうにかキープ。待つこと40〜50分。ぼちぼち始まるかと思った矢先、何と地元のTVカメラマンが待ってる多くのカメラマンの前に割り込んで撮影開始。一人のカメラマンが注意すると『私たちは仕事ですから!』の一言。何やかんや言う暇もなく法螺貝が鳴り、テイレシ達が禊ぎにやって来て、移動する間も無くそのまま撮影。結果は言うまでもありません。その後すぐに移動し、何とか数枚を切り取りました。撮影には色んなトラブルが付きものですが、いやはや何ともやるせないですね。

 で、肝心の鬼会ですが、見応えのある素晴らしいものであり、成仏寺の鬼会同様、地元の方々から頂く持てなしは、故郷ならではの感じでした。

 加持祈祷のときは火の付いてない方で軽く叩く程度で、何とも優しい鬼でありました。今回も最終まで撮影し、案の定筋肉痛で悩まされました。

 後日写真を見てて、一つ疑問に思ったのは、「鬼会の鬼は祖先の化身であるから鬼でも角が無い」と言う紹介文をよく目にしますが、今回撮影した鬼には、どう見ても角らしき物がある。あれは一体何だろう・・・・?疑問が残った鬼会でした。 2009.2.22 清原 浩
  七日夜や川に飛び込む褌衆  北舟 

なぬかよや かわにとびこむ ふどししゅう

Seventh night of the New Year, men of fundoshi loincloths jumping into the river.

【編集子が選ぶ名作】

滝壺の垢離取場へ豪快なジャンプ!

滝壺の垢離取場へ豪快なジャンプ!

拡大写真(1600X1200)474KB

「修正鬼会」三部作の感動!
 大分県宇佐市の清原浩さんが徹夜で激写されたこの「岩戸寺修正鬼会」は2007年2月24日の「天念寺修正鬼会」と2008年2月10-11日の「成仏寺修正鬼会」に続く作品で千年前から国東半島の六郷満山に伝わる修正鬼会の三部作の完結編ともいえる大作である。
 清原さんの熱意により、3年がかりで三つの寺院に伝わる国指定重要無形民俗文化財の修正鬼会の全貌を20頁249枚の写真と詳細な解説により記録できた意義は、とても大きい。
和田義男
 去年も今年も徹夜のハードな取材で筋肉痛に悩まされたそうだが、その甲斐あって、素晴らしい作品が生まれた。清原さんは、これで11作目となったが、回を重ねる毎に進歩のあとがはっきりと伺える。
  鈴鬼の御幣の法舞春や来ぬ  北舟 

すずおにの ごへいのほうぶ はるやきぬ

The holy dance of bell ogres with a Gohei stick, Spring has come.

【編集子が選ぶ名作】

白粉をぬった女の鬼の舞

白粉をぬった女の鬼の舞

拡大写真(1400X1150)315KB

 今回の作品は、これまで十分に取材出来ていなかった部分に重点を置いて、和田式激写術で、ロマンと感動溢れる名作を沢山切り取っておられる。送られてきたDVDには1220枚1.2GBの原画が収められており、その中から84枚を厳選させて頂いた。
 同じシーンを延々と100枚も激写されているところがあり、私にも真似ができないほどの熱意である。アップが増え、確実に被写体に肉薄して、汗や息づかいなどまでが写し込まれている。そのため、人物写真でも高精細画像を多用して、ディテールをじっくりと味わっていただけるように編集した。
 寺院によっては、読経などの勤行を公開しないところがあるが、六郷満山の寺院は、完全に公開しておられるのが素晴らしい。夜のフラッシュ撮影もOKなので、かなり迷惑を受けておられることは間違いない。そのお陰で素晴らしい日本の伝統文化を世界に発信することが出来た。末筆ながら修正鬼会にかかわる多くの方々のご厚意に対し、心より感謝申し上げたい。 合掌  完 〉  2009.2.22 監修:和田義男 
  鬼鎮口にねじ込む鏡餅  北舟 

おんしずめ くちにねじこむ かがみもち

Putting a round rice cake into the mouth to quiet the fretful ogre

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【編集子が選ぶ名作】

組み伏せられた 鎮鬼しずめおに

組み伏せられた鎮鬼

拡大写真(1600X1200)329KB

読者からのお便り

2009年2月24日(火)雨  横山 稔  様より

Re: 「岩戸寺修正鬼会」完成! 清原さん渾身の力作ですね。祭りの雰囲気が生々しく伝わってきます。何となく海洋民族系と大陸系が上手く混じった感じがいたしますが、本当に素晴らしい祭りです。ただ残念なのは、やはり一度実際に見ないと、理解は出来ないですね。それにしても素晴らしい写真報告です。
 
おはようございます。お久しぶりです。お便り有り難うございました。清原さんの感動の三部作の〆となる「岩戸寺修正鬼会」をご覧いただき、光栄です。3年間にわたる取材の結果完成した大作です。これは、一重に清原さんの熱意によるもので、本当にご苦労だったと思います。修正鬼会に関する限り、誰もやったことのない試みで、日本の伝統文化のエッセンスがタップリと詰まっていて、何度見ても新たな感動がわきのぼります。

「岩戸寺修正鬼会」のアクセス件数ですが、2月23日に2237件、24日には977件とこれまでにない反響で、清原さんのみならず、編集子としても喜びと達成感にひたっています。

清原さんは、私同様、デジタル写真のリアルで精緻な記録性の素晴らしさと自己表現の喜びに目覚められたようです。激写している間は、子供がおもちゃに熱中しているように集中できます。素晴らしい被写体であれば、自己陶酔に陥っているかもしれません。それが若さや健康を維持する秘訣かも知れません。のみならず、ささやかな社会貢献にもなっているとすれば、無常の喜びが湧きます。

横山さんは、野鳥の旅を通じて、自己実現にいそしんでおられることと思います。何時間もの間、素晴らしいシーンを切り取るべく木陰に潜んでひたすらシャッターチャンスを待つときの喜びと興奮があるからこそ、名作が生まれるのだと思います。現場で撮影者が感動しなかった写真を見せられても読者が感動するはずはありません。「ロマンと感動」をキーワードに、これからもどうか宜しくお願いします。有り難うございました。
2009年2月23日(月)雨  清原 浩  様より

岩戸寺修正鬼会の監修、有難うございました。 お疲れの所、岩戸寺修正鬼会の監修、誠に有難うございました。まさか7頁84枚の大作なるとは思いもよらず、心よりお礼申し上げます。この国東半島に伝わる修正鬼会は、『奇蔡』とよく言われますが、確かに不思議な行事ではあると思います。しかし内容は濃く、人情あふれる素晴らしい行事であります。

実際に見るのと写真では中々伝わり難い事もありますが、和田様の写真の選び方や繊細な画像編集と詳細なコメントで、多くの方に鬼会の素晴らしさが伝わる事と思います。

まだまだ大分県には色んな祭りがあり、和田様をはじめ多くのWa☆Daフォトギャラリーファンの皆様にお見せ出来ればと野心を描いて居ります。ありがとうございました。
 
今晩は。お便り有り難うございました。「岩戸寺修正鬼会」の大作、有り難うございました。ご満足いただき、大変嬉しく思います。私もこゝまで大作に仕上がるとは思っていませんでしたが、編集しているうちに良い写真が数多くあり、結果的に大作になりました。三部作として全体を見てみますと、本当に凄い作品で、凄い祭礼だと思います。まだまだ紹介すべき祭りがあるとのこと、大変楽しみにしております。

天念寺もお送りいただいていますので、このあと短編ながら「天念寺鬼会'09」として編集させていただきたいと思いますので、宜しくお願いします。有り難うございました。
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