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Wa☆Daフォトギャラリー

 旅紀行日本の裸祭り

201282日改訂

 

 

 

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旅と写真は元気の泉

感動の裸祭CD完成!

神庭に集う村人夏祭   北舟

 

The summer festival, villagers gathering at the garden of deities of Shinto.

2012年7月30日制作

「甘酒こぼし」が行われる広い境内 09:42

パノラマ写真(3000X1600)1.44MB

「甘酒こぼし」が行われる広い境内/猪鼻熊野神社(埼玉県秩父市荒川白久)

 埼玉県無形民俗文化財

神紋   熊野神社   神紋

 猪鼻(いのはな)の甘酒こぼし'12

神 庭

撮影・制作 和田義男

はじめに

 
   平成24年(2012)7月22日(第4日曜日)、埼玉県秩父市荒川白久(あらかわ・しろく)に鎮座する猪鼻熊野神社(いのはな・くまの・じんじゃ)で、「猪鼻の甘酒こぼし」(埼玉県無形民俗文化財)が開かれたので、昨年に引き続き、甘酒こぼし保存会の後援を受けて密着取材した。  
   熊野神社や祭の解説については、前作 猪鼻の甘酒こぼし に詳しいので参照して頂き、本作は、必要最小限度の説明に止めた。  

 

【凡例】  ▲:上の画像の説明文  ▼:下の画像の説明文  〈画像の左クリック〉:別窓に拡大写真を表示

甘酒こぼし保存会作成のチラシ

甘酒こぼし保存会作成のチラシ

 

和田グループ(第1期)の応援参加

 
● 天平8年(736)以来今日まで約1300年にわたって「甘酒こぼし」を継承してきた奥秩父の猪鼻地区では、過疎化・高齢化が進み、かつて70軒あった村落が39軒にまで減少し、もはや地元の勢力だけでは祭の催行が難しくなっている。
埼玉県

秩父市ちちぶし

の位置
埼玉県秩父市の位置

Google Map

  ● 伝統文化の絶滅危惧種とでもいうべき「甘酒こぼし」に加勢するため、Wa☆Daフォトギャラリーに 募集広告 を掲載して全国から参加者を募ったところ、北海道、栃木、埼玉、東京、神奈川から13人の有志が集まり、今回初めて和田グループとして参加した。  
秩父市

猪鼻いのはな

の位置
秩父市猪鼻の位置

Google Map

  ▲ 武蔵国(むさしのくに)奥秩父に位置する猪鼻熊野神社の南は、南西から北東に流れる荒川(あらかわ)の源流が深い渓谷を形作り、河岸段丘を形成している。やがて大河となり、東京湾に注ぐ荒川となって太平洋に流入する。  

三峰口みつみねぐち

駅に到着 2012.7.22 09:17

三峰口駅に到着 2012.7.22 09:17

7月19日(木)に梅雨明け宣言が出された関東地方だったが22日(日)は夏祭には有り難い曇天の涼しい日となった。JR拝島駅07:20発八高線普通電車で世話役をお願いした長谷川昇司さんと合流し、東飯能駅で西武池袋駅07:05発三峰口行き(先頭4輌)に乗り換え、都心部からの参加者たちと共に0917三峰口駅に到着した。  
 

「甘酒こぼし 」の案内

三峰口みつみねぐち

駅前の観光案内図

三峰口駅前の観光案内図

拡大写真(2600X1800)976KB

猪鼻いのはな

熊野神社へのアクセス(バス5分・徒歩15分)
猪鼻(いのはな)熊野神社へのアクセス(バス5分・徒歩15分)

Google Map

▲▼ 何故かこの西部池袋駅からの直通便のバスの接続が悪く、バスに乗っても歩いても熊野神社に着く時刻は同じだったので、徒歩15分の印の道を歩くことにした。  
↓三峰口駅前バス停

バスを諦めて徒歩で熊野神社に向かう 09:21

↓帰途、和田グループの直会を開いた福島屋

バスを諦めて徒歩で熊野神社に向かう 09:21

拡大写真(2400X1550)564KB

木々の緑が美しい清流の荒川/白川橋 09:27

木々の緑が美しい清流の荒川/白川橋 09:27

▼ 去年は気付かなかったが、白川橋欄干の北西端に 「猪鼻の甘酒こぼし」の陶板焼の絵が飾られていた。 教育委員会の説明板と同じく、「甘酒まつり」としている。  
荒川に架かる白川橋の欄干 09:28

荒川に架かる白川橋の欄干 09:28

▲▼ なかなか良く描けているが全ての六尺褌の横褌(よこみつ)を綱のように捻(ねじ)って描いているこれは間違いである褌を極端に捻って締める人は希で、この画家は、先入観を持って描いたに違いなく、蛇足である。  
「猪鼻の甘酒こぼし」の陶板焼の絵

猪鼻の甘酒まつりの陶板焼の絵

沿道の美しい木々と艶やかな花々 09:31

沿道の美しい木々と艶やかな花々 09:31

熊野神社参道に着いた頃やってきた路線バス 09:31

熊野神社参道に着いた頃やってきた路線バス 09:31

熊野神社参道入口の大幟 09:38

熊野神社参道入口の大幟 09:38

荒川猪鼻区ふるさと伝言板 09:39

荒川猪鼻区ふるさと伝言板 09:39

拡大写真(2400X1470)613KB

緑滴る石段 09:40

緑滴る石段 09:40

綺麗に清掃された「上の沢放水路」 09:40

綺麗に清掃された「上の沢放水路」 09:40

拡大写真(2400X1800)1.39MB

木の鳥居をくぐり急な石段をのぼる 09:41

木の鳥居をくぐり急な石段をのぼる 09:41

拡大写真(1930X2400)1.03MB

▲▼ 鳥居のそばには、秩父市教育委員会による「甘酒 こぼし」の説明パネルが設置され、祭の起源や概要が紹介されている。教育委員会は、「甘酒こぼし」のことを「甘酒まつり」と呼称している。説明の中で、「カツコミ番」とあるが、これは「かき込み番」の間違いで「カキコミ」が「カッコミ」として採録され、「ッ」が「ツ」と書かれてしまったのであろう。 (和田説)  
 なお、筆者は、前作から「甘酒まつり」というどこにでもある呼称ではなく、熊野神社や保存会が採用している「甘酒こぼし」という独自の優れた表現に統一している。

秩父市教育委員会による「甘酒こぼし」の説明パネル

秩父市教育委員会による「甘酒こぼし」の説明パネル

拡大写真(2000X1200)500KB

すっかり祭の準備が整った熊野神社境内 09:42

神楽殿

神札授與所(参加受付所)↓

 

↓社務所

↓熊野神社拝殿

すっかり祭の準備が整った熊野神社境内 09:42

拡大写真(2400X1800)980KB

   神庭に集う村人夏祭  北舟 

かむにわに つどうむらびと なつまつり

The summer festival, villagers gathering at the garden of deities of Shinto.

「甘酒こぼし」が行われる広い境内 09:42

↑東

↓猪鼻区公会堂

↓神楽山牧洞院

↓甘酒かきこみ所

↓水槽 南→

「甘酒こぼし」が行われる広い境内 09:42

パノラマ写真(3000X1600)1.44MB

裸祭の参加申込所/神札授與所 09:44   ↓熊野神社社務所

裸祭の参加申込所/神札授與所 09:44

拡大写真(2000X1630)505KB

受付係に御神酒料3000円を納めて参加登録

受付係に御神酒料3000円を納めて参加登録

▲▼ 神札授與所の受付係に住所・氏名を申告し御神酒料を納付すると名刺サイズの名札ケースに入った直会(なおらい)参加章*が交付されるこの名札を胸につけておかないと猪鼻公会堂で行われる直会の弁当や飲み物などがもらえない。無銭飲食を防止する手段として、今年から導入されたもの。  
*直会参加章:「熊野神社夏祭り 直会参加章 猪鼻区熊野神社社務所」と書かれた名札。直会終了後要返却。
御札係(左)と御神酒料掲示係/神札授與所

御札係(左)と御神酒料掲示係/神札授與所

▲▼ 受付係の後方に配置された御札係は「熊野神社祈祷神璽(くまのじんじゃきとうしんじ)と墨書された御札に住所(青梅市)氏名(和田義男様)を記入し、直会の際に御札と手拭い(写真下左2点)を手渡してくれる。御神酒料掲示係は、半紙に金額・氏名を墨書し、神楽殿の前に張り出してくれる。  
猪鼻公会堂での交付品5点
御札 手拭い 六尺褌 鉢巻 草鞋(わらじ)  

猪鼻公会堂での交付品5点

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▲▼ 写真上の六尺褌(白晒木綿布 250x34cm)・鉢巻・草鞋の3点が祭装束で、直会が終わり、更衣のときに一斉に配られる。手拭いと鉢巻は同じものなので、2点もらえるが、御札に付随する手拭いは、持ち帰り用である。  
「甘酒こぼし」の手拭い(鉢巻)

「甘酒こぼし」の手拭い(鉢巻)

拡大写真(2000X800)219KB

▼ 写真下は、受付でもらった保存会作成による「甘酒こぼし」のパンフレットである。子供でも分かるように、ルビがふられ、分かりやすく説明されている。  
 ただ、「ふんどし(パンツ)ひとつで」とあるが、「ふんどし」を知らない子供たちに分かるように(パンツ)とつけたのだろうが、「ふんどし=パンツ」と誤解されそうだし、パンツでも祭に参加できるとも受け取れるのでふんどし(昔から伝わる帯状の下着)とでもしたらよいと思われる。
受付で頂いたパンフレット

受付で頂いたパンフレット

拡大写真(2000X1440)363KB

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