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 感動写真集

2012年5月16日改訂

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♪ノスタルジア Finalia Free Midi

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2004年6月6日作成

モタ・デル・クエルボの風車(ラ・マンチャ地方/スペイン)

モタ・デル・クエルボの風車(ラ・マンチャ地方/スペイン)

日本語の案内標識

日本語の案内標識

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ラ・マンチャ  La Mancha

 スペインの首都マドリードの南に広がる赤茶けた大地ラ・マンチャは、アラビア語の 〈 乾いた土地 Manxa 〉に由来するという。トレド県を中心に、クエンカ、シウダッド・レアル、アルバセテの4県にまたがる大平原地区を指し、8万Km2という広範囲を占める。
 この広大な平原に白壁の村落が点在し、ラ・マンチャ特有の風車が立つ。
 農業中心のこの地方では、 サフラン、ブドウ、オリーブ、小麦が栽培される。国内市場向けワインの第一の生産地で、マンチェガと呼ばれるチーズも生産されている。

 カンポ・デ・クリプターナ Campo de Criptana、モタ・デル・クエルボ Mota del Cuervo、コンスエグラ Consuegra の村々は、セルバンテスの名著ドン・キホーテ Don Quixote の舞台である。
 ドン・キホーテの足跡を辿る旅で驚くのは、ラ・マンチャの広大な大地である。同じ風景が延々と続く大陸的なおおらかさは、まさに大地を踏みしめる喜びにほかならない。しばらくしてポツンと見えてくる風車や崩れかけた古城が 、唯一、冒険とロマンをかきたててくれる。
 ドン・キホーテゆかりの村々は、ほとんどが400年前のセルバンテスの生きていた時代のままで、小さく、ひっそりとしている。彼がこの地でドン・キホーテを書かなかったら、訪れる人もいない静かな村であったことだろう。

カンポ・デ・クリプターナ

カンポ・デ・クリプターナ

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巨大な風車

巨大な風車

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ドン・キホーテ  Don Quixote

 スペインの作家セルバンテス Miguel de Cervantes Saavedra (1547-1616) が1605年に前編を、1615年に後編を発表した小説で、正式の題名は 「才智あふれる郷士ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャ El ingenioso hidalgo Don Quixote de la Mancha 」という
 スペインはラ・マンチャに住む郷士アロンソ・キハーノは、日夜騎士道物語を読みふけって狂気にとらわれ、そこに書かれていることを実行に移す決意をする。
 みずからを騎士ドン・キホーテと名のり、現実主義的で少々欲の深いサンチョ・パンサを従士とし、田舎娘を思い姫ドゥルシネーアに仕立て、やせ馬ロシナンテにまたがって、この世の不正を正し、弱きを助けるために遍歴の旅に出る。

白壁と白い風車の村

白壁と白い風車の村

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 そして〈風車の冒険〉をはじめとする数々の冒険を介して、この世の現実と衝突する。〈後編〉になると、すでにドン・キホーテ主従の冒険を描いた〈前編〉を読んでいる公爵夫妻が小説に登場し、ドン・キホーテの狂気を愚弄するという大きな要素が加わる。
 そして最後に〈銀月の騎士〉に打ち負かされたドン・キホーテは郷里に帰り、正気に戻って死ぬ。

平和の丘の風車

平和の丘の風車

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プエルト・ラピセ  Puerto Lapice

 
 プエルト・ラピセは人口1,300人の小さな村である。この村のとある旅籠屋(はたごや)でドン・キホーテは騎士の称号を受ける儀式を行った。
 セルバンテスが何度も泊まったという旅籠屋ドン・キホーテ(ラ・ベンタ・デ・ドン・キホーテ La Venta de Don Quxiote )がアンダルシアに通ずる国道4号線沿いに残っており、現在はレストランとして観光客に人気がある。

サンチョの風車

サンチョの風車

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白い小さな教会

白い小さな教会

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風見鳥の風車

風見鳥の風車

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アルカサール・デ・サン・ファン  Alcazar de San Juan

 
 アルカサール・デ・サン・フアンの村の丘には、白い風車が並んでいる。赤土の畑と草原が良くマッチしていて美しい。アンテナが風情を壊しているのはやむを得ないことなのだろう。

丘の上の風車

丘の上の風車

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モタ・デル・クエルボ  Mota del Cuervo

 
 モタ・デル・クエルボの村からほど近い森でドン・キホーテは「鏡の騎士」と戦った。風車の丘 Sierra de los Molinos には、ラ・マンチャの風情を象徴する風車群がある。ここは近年再建したものであるが、実際には使われていない。

風車の丘

風車の丘

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横尾 矗よこお ただし

 さんのこと
 横尾矗さんとは以前からホームページを通じてメールのやりとりがあり、世界の路面電車を撮影されて、集合!世界の路面電車と町の軽鉄道 という素晴らしいホームページを運営されておられることを知っていた。
 横尾さんは、ユーラシア・アフリカ・北アメリカ・南アメリカ・オーストラリアの五大陸やイギリス・ニュージーランドなどの島国を車で走り、40数ヵ国の路面電車の写真と旅行記を掲載されておられるこの道の第一人者である。これまでに走った距離は76,598Kmというから凄い。地球一周が4万Kmだから、二周目が目前なのである。

 2004年の3月上旬から5月上旬にかけて、2ヵ月ほどヨーロッパ旅行をされることを事前にお聞きした私は、横尾さんに「感動写真集」に写真を提供して頂けないかと、勝手なお願いをしていた。
 5月19日、横尾さんから次のようなメールをいただいた。
 2ヶ月の旅を終えまして11日に無事戻りました。定年後、路面電車を写し始めた時は端からつぶしていくと言った感じで移動に関してはとても楽でした。

 今回は新しく開設された所、新車が入った所、を主に廻りますから点々として能率の悪いものになります。

 最初の2週間は友人と、まん中の1ヶ月は一人で、最後の2週間は家内と廻りました。
 早速ですが良い写真があれば、と御返事頂きまして有難うございました。
 写して来た写真の内容はと申しますと、写真は量的にはかなり有りますが、路面電車ほどその他の写真に集中していないので、もともと「芸術」的センス不在と相まって悪くはないけど良くもありません。  
和田義男
 オリンパスC-730で中間画質ですので大画面には耐えられません。フィルムはEOS-55ですが路面電車以外は少ないです。日記のページを充実させたいと思い、枚数と場所は多いです。世界遺産はスペイン20、ポルトガル2、ドイツ3、フランス6、イタリア4、チェコ1、ポーランド4箇所です。・・・ 
 と、大旅行をご紹介いただいたあと、あまり知られていない所をCDに収めてお送り頂けるという文面だった。

  間もなく届いたCDには、スペインやポーランドの珍しい写真が収められていた。最初に心を奪われたのが、ドン・キホーテで知られるラ・マンチャのお伽の国のような白い風車だった。

 こうして、横尾さんの最新の写真を「感動写真集」に発表させて頂けることになった。今後も編集でき次第、追加させて頂くことにしている。横尾さんのご厚意に心から御礼申し上げたい。             2004年6月6日                                                 
   監修 和田義男
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