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 感動写真集

2011年2月20日改訂

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♪メドレー:エナガ・クロジ・イカル・クロツグミ・キビタキ・ヨタカ
 

緑陰の洞に寄り添ふ青葉木莵   北舟

 
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A shade of a tree,
the brown hawk-owls snuggling together in a cave.

2011年2月20日制作

アオバズクの雛/舞岡公園(横浜市) 2010.07.19

アオバズクの雛/舞岡公園(横浜市)

日本の野鳥を撮る旅'10

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131 コヨシキリ

2010.06.17 / 北海道ウトナイ湖

▼ この時期は、コヨシキリの雌が抱卵中で、巣の近くで雄がしきりに領地宣言しながら警戒しています。

 スズメ目 ウグイス科 全長 14cm。体の上面はオリーブ茶褐色、白い眉斑の上に黒い線がある。過眼線は黒くて短い。下面はバフ白色で、胸と脇は黄褐色。雌雄同色。
 ジョッピリリ ジョッピリリ、ギョギョキリリ ギョギョキリリと鳴く。タッタッと鳴く。ヨシの中を移動しながら、昆虫を食べる。雛にはコオロギ類、アワヨトウの幼虫、バッタ類、ガ、クモ、カワカゲロウの成虫などの草原の昆虫を食べる繁殖時期は5月〜8月で、一夫一妻か一夫多妻。

ウトナイ湖のコヨシキリ / 北海道

ウトナイ湖のコヨシキリ / 北海道

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132 ニュウナイスズメ

2010.06.19 / 石狩市ハマナスの丘公園

▼ ニュウナイスズメは、本州では、高山地域で子育てするのですが、北海道では平地で営巣します。

 スズメ目 ハタオリドリ科 全長 14cm。雄は、頭上が赤栗色でスズメのような頬の黒斑はない。背も赤栗色で黒い縦斑があり、翼は黒褐色で2本の細い白帯がある。下面は汚白色。冬羽は淡い眉斑がある。雌は、上面がオリーブ灰色で淡色の眉斑が目立つ。
  スズメに似た声でチュン、チュッ、チィーと鳴く。樹上や地上で採餌する。繁殖期には樹上で昆虫を盛んに食べる。基本的にはイネ科などの雑草の種子食が中心である。地面が露出しているような雑草地の地上で、落ちている種子をついばむ。春には桜の木に集まり、花をついばむ。夏の終わりから秋にかけては、イネ科の未熟な種子などを嘴でくわえて押しつぶして食べ、大害をもたらす。地上ではいわゆるローラー型採餌をする。繁殖期は5〜7月で、林地の中のやや開けたところが好みのようである。一夫一妻。

ハマナスの丘公園のニュウナイスズメ / 北海道石狩市

ハマナスの丘公園のニュウナイスズメ / 北海道石狩市

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133 ノビタキ

2010.06.19 / 石狩市ハマナスの丘公園

▼ 公園に赴いたとき、雛の巣立ち直後に遭遇。雛を護るため親達がお邪魔虫の極至近まで近づいてきて威嚇行動、近すぎて撮影に困ったほどでした。

 スズメ目 ツグミ科 全長 13cm。雄の夏羽は、頭部から喉、背中から尾が黒い。大雨覆(おおあまおおい)と三列風切(さんれつかざきり)が白い。胸は橙色で、首から腹、下尾筒までが白い。雄の冬羽は、頭部と体上面の黒味は強く、腮(えら)と喉(のど)が黒い。下面の橙色は様々な濃さがある。雌の夏羽は上面に黒の縦斑があり腰は橙色。下面は淡橙黄色の個体が多いが、頭部や背に黒味を持つものもある。喉は白い。大雨覆の白斑は小さい。
  地鳴きはヒッヒッ ジャジャ。さえずりはヒーヒョーヒョーロリーと澄んだ声。草原の中で潅木の枝の上や枯れたススキなどの茎の上に止まり、そこから飛び立って昆虫を捕らえる。虫から少し離れた位置から一気に迫り、不意を打つやりかたで捕らえる。繁殖期は5〜8月で、一夫一妻。年に1〜2回行う。
ノビタキ(雌) / 石狩市

ノビタキ(雌) / 石狩市

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ノビタキ(雄) / 石狩市

ノビタキ(雄) / 石狩市

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▼ 【ノビタキの雛】 雄の第1回冬羽では風切と雨覆が茶褐色のまま残っている。黒色部分も濃くなく大雨覆の白斑は小さい。雌の第1回冬羽では、喉が白く、腰は赤橙色。体下面は濃い橙褐色。初列風切の先端に白斑がある(幼羽)。幼羽は体上面は黒褐色で、淡褐色の斑がある。口角は淡色である。
ノビタキ(雛) / 石狩市

ノビタキ(雛) / 石狩市

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134 ホオアカ

2010.06.19 / 石狩市ハマナスの丘公園

▼ ホオアカは既に雛が巣立ちしており、親がしきりに付きまとってきました。

 スズメ目 ホオジロ科 全長16cm。雄の夏羽は、頬以外は青灰色で、黒い縦斑が少しある。耳羽と小雨覆は赤褐色である。胸には黒と赤褐色の横帯がある。下面はやや赤味を帯びた蝋色(ろういろ)で、脇に黒褐色の縦斑がある。尾は褐色で外側尾羽二対の尾羽に白斑がある。雄の冬羽は、額から後首がバフ(黄土色に似た)白色になる。下面は褐色が強くなる。雌は、全体的に灰色味が薄い。脇の褐色の縦斑はやや目立つ。
  チェチィチリンジュと鳴く。地鳴きはチッチッ。草地の地上や低木で採餌する。冬は水田などで採餌しているのを見ることがある。イネ科、タデ科などの乾いた種子を特に好む。雛の餌にはバッタ類やチョウ類の幼虫や成虫が多い。繁殖期は5〜7月で、一夫一妻。第二繁殖がある場合がある。
ホオアカ / 石狩市

ホオアカ / 石狩市

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135 アオバズク

  2010.07.19 / 横浜市戸塚区舞岡公園

▼  関東地方では、アオバズクが各所で子育てをしておりますが、巣立ちの前日、二羽の雛を撮影することが出来ました。親は撮影できず、別の機会に相模原市御嶽神社で撮影したものです。

 フクロウ目 フクロウ科 全長(翼開長) 27-30cm(66-70.5cm)。雄は 尾羽が長く、体全体が黒褐色で尾には黒の帯がある。目が金色でお腹には白地に茶色の縦斑がある。 雌は 一般的には雄より淡色である。体下面の縦斑も淡くて細い傾向がある。
  ホッホー、ホッホーと繰り返し鳴く。ホッホーが2回続くのが特徴。夜行性で、主として昆虫食のフクロウである。夕方や明け方を中心に採餌し、セミ、タガメ、カミキリムシ、トンボ、ガなどの大型昆虫を空中で飛びながら捕らえて食べる。他に小鳥やコウモリ、カエルも食べる。夜間、街灯に集まる昆虫を狙って、街灯の周りに現れることが多い。繁殖期は5〜8月、4月下旬頃渡来してしきりに鳴き、10月頃まで観察される。一夫一妻。
 巣は洞穴借用型で樹洞を使うことが多い。石積みや材木積みの隙間などにつくったり、巣箱を利用したりする。内装は運ぶこともあるが、必要としない。卵数は2〜5個。雌が抱卵し、雛は約25日で孵化(ふか)する。雄は時々雌に餌を運ぶらしい。抱雛は雌が行う。日中であっても、巣を覗こうとすると営巣地監視中の雄や雌から激しく攻撃される。雛は約28日で巣立つ。
舞岡公園のアオバズクの雛 / 横浜市 2010.07.19

舞岡公園のアオバズクの雛 / 横浜市 2010.07.19

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  緑陰の洞に寄り添ふ青葉木莵  北舟 

りょくいんの ほらによりそう あおばずく

A shade of a tree, the brown hawk-owls snuggling together in a cave.

アオバズクの親鳥(雄) / 相模原市御嶽神社 2010.07.02

アオバズクの親鳥(雄) / 相模原市御嶽神社 2010.07.02

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アオバズクの親鳥(雌) 2010.07.26

アオバズクの親鳥(雌) 2010.07.26

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136 アオバト

2010.07.23 / 神奈川県大磯照ヶ埼海岸

▼  夏季、海水を飲みに海岸までやって来る鳩で、丹波山系から集団で飛来するそうで、関東では、大磯と城ヶ島が有名です。全国的にも各所の海岸に飛来するとか。鳴声は「アーオーアーオー」の繰り返し、関東の山岳部で聞くことが多く、名前の由来とされております。背中に赤い色があるのが雄です。江ノ島付近を通過すると、ハヤブサに襲われることが多いとのことです。

 ハト目 ハト科 全長 33cm。雄は 上面は暗緑色で喉の色はやや淡い。下面も暗緑色で下腹部になるにつれ白っぽくなる。中雨覆、小雨覆は赤紫色。虹彩は赤色で内側が青い。嘴は青灰色で、足は赤紫色。雌は 翼の上面の雨覆が緑色。
  アー アオー アオーと鳴く。樹上、特に小枝や葉が茂る樹冠部や林内、林緑の地上で採餌する。樹木や草の実・果実・種子などが主食。どんぐりのような竪果も丸呑みする。シイやカシ類の茂みの中に静かに止まって、黙々と食べる。北海道ではヤマザクラやクワの実がなると、そこに集まる。海岸の岩礁地でミネラルをとるために、海水を飲みに集まる場所があり、北海道の小樽市、神奈川県の大機などが知られる。この行動の意味は理解不能である。

大磯のアオバト / 湘南海岸(神奈川県)

大磯のアオバト / 湘南海岸(神奈川県)

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137 キョクアジサシ

2010.07.23 / 神奈川県大磯照ヶ埼海岸

▼ 北極地域で子育てし、南極まで移動すると云われ、また、30年余も生きるとされている鳥です。大陸の西岸に沿って南下しているので、日本は基本的にルートから外れており、日本周辺では千葉県波埼付近で稀に観察されることがあるとのこと。大磯に約10日間滞在したそうで、神奈川県での観察は初めてとか。

 チドリ目 カモメ科 全長(翼開長) 33-36cm(76-85cm) 。過眼線から頭上までは黒い。頬とその他の部分は白い。尾羽は長くて燕尾。静止すると尾端は翼の先端をやや越える。嘴は細くて短く、赤い。足も短くて赤い。翼下面は白く、初列風切後縁に直線状の黒帯がある。冬羽では額は白い。足と嘴はかなり黒味を帯びる。雌雄同色。
 ギィール ギィールと鳴く。北部ユーラシア、北アメリカ、グリーンランドで繁殖する。冬季は南半球の南極圏に渡って過ごす。日本では8〜9月に観察されることが多い。千葉県、茨城県、静岡県、大阪府などで記録がある。主に海岸や河口で見られる。

大磯のキョクアジサシ / 湘南海岸(神奈川県)

大磯のキョクアジサシ / 湘南海岸(神奈川県)

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138 キンクロハジロ

2010.08.20 / 横浜市港北区菊名

▼ 羽を負傷して北帰行が出来なくなったメスに、一羽のオスが居残って、めでたく子育てが為された貴重な雛の写真です。三羽の雛が誕生したそうですが、カラスに襲われ一羽残ったようです。国内で確認された子育ては2例目だとか。

 カモ目 カモ科 全長(翼開長) 40-47cm(67-73cm)。雄は 後頭部に冠羽を持ち、雄のほうが長い傾向にある。頭は黒色で、紫色光沢がある。胸と背中は黒い。翼は黒いが、風切部分に白帯が現れる。腹は白色、嘴は灰色で、先端は黒い。虹彩は黄色。エクリプスは雌に似ているが、頭や胸の黒味が強く、脇は淡色である。雌は 冠羽は雄より短く、全体的に褐色で、腹部は淡い褐色である。
  雌はクルル、クルルと鳴くが、雄はほとんど鳴かない。フィーと口笛のような声を出すといわれている。水中に潜水して、主として巻貝類や二杖貝類をとり、水中で呑み込んでしまう。繁殖期は5〜7月で、一夫一妻。一夫二妻の記録もある。抱卵期に番を解消する。 卵数は6〜12個。 雌が抱卵、育雛し、雛は23〜28日で孵化(ふか)、45〜50日で独立する。ユーラシア大陸の高緯度地方で繁殖する。冬季はユーラシア大陸南部、アフリカ大陸に渡る。日本には全土に冬鳥として渡来する。北海道の道東部では少数が繁殖する。
キンクロハジロの母鳥と幼鳥 / 横浜市

キンクロハジロの母鳥と幼鳥 / 横浜市

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139 タマシギ

2010.08.29 / 茅ヶ崎市北豊田

▼ タマシギは、種の特徴として雌が極端に少なく、一妻多夫という形式で繁殖するそうです。つまり、メスは卵を産むだけで孵化と子育ては雄の専業とか。したがって、メスを見つけることが大変難しく、カップルで居るときに遭遇するのはかなり困難といわれております。

 チドリ目 タマシギ科 全長(翼開長) 23-28cm(50-55cm)。雄は 目の周囲の白色と胸側の白線とそれに続く背の外側の黄色い線が目立つ。喉(のど)から胸は灰褐色で、雨覆には丸い斑紋が並ぶ。雌は 美しく、喉(のど)から胸は赤褐色で、肩羽外側に白い線がある。嘴は緑褐色で先が赤い。
  繁殖期にはコォーコォーコォーと10回くらい鳴く。この声を出す前にウッウフーという声を数回出すことが多い。用心探い習性をもっており、早朝や夕暮れの薄暗い時間帯に採餌する。浅い水の中に嘴を入れて左右にゆすったり、泥の中に嘴を入れたりして採餌する。雑食性で、植物食としてはイネ料やタデ料を食べる。動物食としては、ユスリカや水生昆虫の幼虫、バッタ、コオロギ類、ミミズ、カワニナなどの貝類、甲殻類など。
 繁殖期は 4〜10月で、一妻多夫。雌は雄の巣に産卵をすませると番関係を解消し、別の雄を探して求愛する。雌が継続的に番となる雄の数は不明。巣は湿地の突出部や草株の間の窪みに、草の葉などで皿形に作る。雄が作り、雌は何もしないが、巣の近くに巣材を放り投げたりする。卵数は3〜6個で、4個が多い。雄が抱卵、育雛する。雛は約20日で孵化(ふか)する。最初は雄が雛に口移しに餌を与える。70〜90日ぐらいで一人前になる。

つがい

のタマシギ / 茅ヶ崎市

番のタマシギ / 茅ヶ崎市

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140 シロハラゴジュウカラ

2010.09.11 / 札幌市円山

北海道神宮に接する円山原始林の登山道脇に出てくるシロハラゴジュウカラ人を恐れず近くに寄ってきます。

 スズメ目 ゴジュウカラ科 全長 13.5cm。雄は 頭上から背中と雨覆は青味のある灰色であるが、風切はその色に黒褐色が強くなる。尾は短く、中央尾羽は青灰色でそれ以外は黒い。過眼線は黒い。嘴は細く、長い。下面全体は白色で、腹や脇はかなり白っぽく、下尾筒の赤褐色部は範囲が狭い。雌雄ほぼ同色。
  高い声でフィフィフィとさえずる。雄は木の梢など高いところでフイ、フイ、フイ、フイとさえずる。対立のときにはピョッピョッピョッピョッと叫ぶ。森林内の樹木の幹を走り回り、ジグザグに行動する。樹皮の割れ目、枝の分れ目、枯れ枝の折れ口などに隠れている虫を探す。昆虫、クモ類などを主食とするが、秋には樹木の種子や果実も食べる。特に針葉樹やブナなどの種子を貯える習性があり、幹の割れ目や朽ちた部分に種子を運び込み、上から木片などでふたをして貯蔵する。
 繁殖期4〜7月、一夫一妻。巣・卵 巣は樹洞などにつくる洞穴借用型である。巣箱を利用していることも多い。内部を掃除したり、ほじくったりする。入り口などを泥を使って小さくしたりすることも行う。造巣は雌だけが行う。卵数は6〜7個。抱卵日数は約14日、抱卵は雌雄交替が多いが、番によって大きく違う。雛は約24日で巣立つ。雌雄で雛に給餌する。

 シロハラゴジュウカラ / 札幌市

シロハラゴジュウカラ / 札幌市

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