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  Wa☆Daフォトギャラリー 特集!旅紀行Q

2009年8月19日改訂

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'Kriti mou omorfo'-'Agapi pou'-'Aspri mera'

青年の牛の跳躍春の島   北舟

 

The spring island, a young man's leap on a bull.

2009年8月19日制作

「雄牛跳び」のフレスコ画

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「雄牛跳び」のフレスコ画/イラクリオン考古学博物館(ギリシャ.クレタ島)

エーゲ海編

 ギリシャ・エーゲ海紀行

ギリシャ国旗

イラクリオン

はじめに
 平成21年(2009)4月21日(火)から30日(木)までの10日間、家内と共にクラブツーリズムが主催する「憧れのギリシャ エーゲ海紀行10日間」の旅に参加した。  
 前半のギリシャ本土の観光を終えた一行は、4月24日(金)、アテネの南西約24kmに位置するピレウス Pilaeus 港で大型フェリーボートに乗船し、午後9時半頃クレタ島に向け出港し、海の見える個室に一泊してエーゲ海の船旅を楽しんだ。

【凡例】  ▲:上の画像の説明文  ▼:下の画像の説明文  〈画像の左クリック〉:別窓に拡大写真を表示 

ギリシャ全図  
ギリシャ全図
 
クレタ島 CRETE
 
 兵庫県とほぼ同じ広さのクレタ島(ギリシャ語:クリティ Κρήτη )は、エーゲ海最大の島で、ギリシャの南端に位置する。クレタ島はギリシャ文明発祥の地として知られ、原住民はアジア系と見られるクレタ(ミノア)人で、紀元前7000年-6000年ころに定着したという。  
 紀元前3000年ころには既に文明が起こり、紀元前18-15世紀には、クノッソス、フェストス、マリアに豪華な宮殿が建てられ、クレタ(ミノア)文明が開花した。ミノア人たちは、建築、壁画、文学、貿易、果樹栽培などに優れ、当時、世界最高水準の文明を持っていたといわれている。
 面積は8,300km2、海岸線の長さは1,040kmあり、北側の海はクレタ海とも呼ばれる。人口は50万人以上。島全体で一つの地方であり、ハニア Hania、レティムノ Rethimno、イラクリオン Iraklionラシティ Lasithiの4つの県からなる。これは、クレタ島の背骨を成す連峰 ディクティ 2,142m、イディ 2,456m、レフカ・オリ 2,454m が島を4つに分けているからである。
 クレタ島にはイラクリオンのニコス・カザンツァキス空港とハニアのダスカロギアニス空港という2つの空港がある。主要都市は、イラクリオン、ハニア、レティムノ、アギオス・ニコラオス。

クレタ島イラクリオンに到着した KNOSSOS PALACE 2009.4.25 06:30

クレタ島イラクリオンに到着した KNOSSOS PALACE 2009.4.25 06:30

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▲▼ この船はミノア・ライン Minoan Lines が運行するクノッソス・パレス Knossos Palace で全長214m幅26.4m最大速力 31.6 knots、旅客定員2,200名、最大搭載車両600台、客室758室という豪華フェリーボートである。  
 快適な夜航海を満喫した後翌25日(土)午前6時半頃クレタ島の中心都市イラクリオン Iraklion 港に入港。ツアーバスに乗り込み、港近くの旧市街にあるホテルにチェックインした。

イラクリオンに停泊中の KNOSSOS PALACE

イラクリオンに停泊中の KNOSSOS PALACE

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イラクリオン考古学博物館 Archaeological Museum of Iraklion
 
▼ 朝食後、ホテルから歩いて数分のイラクリオン考古学博物館に行った。アテネ考古学博物館はギリシャ全土の遺跡をカバーしているが唯一クレタ(ミノア)文明の遺跡はこの博物館に収められており必見の価値がある。  

イラクリオン考古学博物館

イラクリオン考古学博物館

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ユリの王子 The Prince of the Lilies
 
▼ 博物館に入ってすぐ右にクレタ島ミノア文明の代表的な浮彫壁画「ユリの王子」が展示されている。クノッソス宮殿の南側入口の回廊から発見されたもので、紀元前1600-1500 の作品と推定されている。多色の腰布と水色の褌を付けた等身大の男性像で、ユリの咲く草原(断片が保存されている)を歩いている。  
 この絵の大きな特徴は王冠で、ユリの花と孔雀の羽で飾られている。クノッソス宮殿の発掘者アーサー・エヴァンスは、これはクノッソスの支配者で「聖職の王子」であり、最高の宗教的世俗的権威の化身であると鑑定した。

浮彫壁画「ユリの王子」/イラクリオン考古学博物館

浮彫壁画「ユリの王子」/イラクリオン考古学博物館

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▲ 館内は、フラッシュ無しの撮影が許可されているが、この壁画全体にガラスが張られており、下部に防御用の手摺りが付いているため、種々の角度から撮影し、照明の反射光と手摺りを消して全身を再現した。デジタル写真ならではの芸当である。  

牛頭形のリュトン

牛頭形のリュトン

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▲ 次に目についたのは、蛇紋石(じゃもんせき)でできた牛頭形の御神酒(おみき)入れ(リュトン)である。貝の象嵌(ぞうがん)を施した雄牛の頭部の目や鼻腔部にクリスタルやジャスパーが使われている。紀元前1600-1500 クノッソス宮殿出土。  

「雄牛跳び」のフレスコ画

「雄牛跳び」のフレスコ画
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▲▼ ジャンプした瞬間を描いた雄牛跳びの有名なフレスコ画。 二人の女性と雄牛の背で危険な宙返りをする一人の男性が描かれている。雄牛の角を握って動かないようにし、牛の背で軽業師がとんぼ返りをする牛飛び競技は人気があったらしく、壺などにもそのモチーフが描かれている。紀元前1450-1400 クノッソス宮殿出土。  
  青年の牛の跳躍春の島  北舟 

せいねんの うしのちょうやく はるのしま

The spring island, a young man's leap on a bull.

躍動感溢れる競技者たち

躍動感溢れる競技者たち
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▼ 象牙の小立像「雄牛跳びの競技者」。雄牛跳躍を描いた立体像の一部。クノッソス宮殿出土。紀元前1600-1500 と推定されている。  

雄牛跳びの競技者

「雄牛跳びの競技者」/クノッソス宮殿出土 紀元前1500年頃
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▼ 未解読の象形(聖刻)文字が中心から外側へ渦巻状に並ぶ「フェストスの円盤」。人人の肢、舟、鳥、種々の動物、種々の道具、瓶などが並んでいる。紀元前1600-1450 クノッソス宮殿出土。  

未解読の象形文字が渦巻状に並ぶ「フェストスの円盤」

未解読の象形文字が渦巻状に並ぶ「フェストスの円盤」/表 未解読の象形文字が渦巻状に並ぶ「フェストスの円盤」/裏

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▼ 水やワインなどの容器に使われた彩色土器も多数出土している。地中海とエーゲ海の境界に位置するクレタ島だけあって、多くの海洋生物などがモチーフとして描かれている。  

多彩な彩色土器

多彩な彩色土器

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 「パリジェンヌ La Parisienne 」と呼ばれる女性のフレスコ画は地方の晩餐会に出席していた女性を描いたものとみられる。ミノア時代の婦人たちは、リボン飾りのある大きな帽子と、腰元がくびれたスカート・ドレスを着ていたらしい。彼女たちは、胸をあらわにするか、ほんの少しだけ隠すだけだったので、この絵を見たフランス人が思わず「パリジェンヌだ!」と叫んだことからこの名が付いたという。紀元前1400-1350 クノッソス宮殿出土。  

フレスコ画「パリジェンヌ」

フレスコ画「パリジェンヌ」

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▼ カップ(リュトン)を運ぶ若者。献上行列のフレスコ画の一部で、銀の御神酒(おみき)容器を運ぶ若者は、豪華に飾られた股袋(またぶくろ)(ぴったりした男性用半ズボンの前につけた袋.)をつけている。紀元前1500-14500 クノッソス宮殿出土。  

リュトンを運ぶ若者(献上行列のフレスコ画の一部)

リュトンを運ぶ若者(献上行列のフレスコ画の一部)

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▼ 乳房(ちぶさ)を露出した女性像は、二体とも蛇が描かれている「蛇女神」の立像である。当時のクレタ(ミノア)の女性は、乳房をあらわにしていたことが分かる。  

「蛇女神」の像(2体とも)

「蛇女神」の像(2体とも)

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クノッソス宮殿の入口の前に並ぶ土産物店

クノッソス宮殿の入口の前に並ぶ土産物店

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▲▼ 1時間ほど考古学博物館を見学した後、ツアーバスでクノッソス宮殿に行った。入口の前には土産物店が並び、博物館に展示されていた出土品のコピーが売られていた。  
お土産グッズ

お土産グッズ

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