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 特集!旅紀行

2007年10月6日改訂

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♪魔王の歌・絶えざるささやき・ウード独奏/エジプトの音楽〜ナイルの調べ

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2007年10月4日制作

ナイルの老船員

            ナイルの老船員(エジプト・アスワン)

世界文化遺産

エジプト国旗

エジプト感動の旅

アスワン

アスワンの遺跡

 ツアー6日目の12月14日(火)朝、アブ・シンベル宮殿で感動の御来光を体験したあと、アブ・シンベル空港7時50分発の国内便でアスワンに戻り、再度、アスワンの名所旧跡を観光した。

アスワンの位置

アスワンの位置

                    資料

フィラエ島
 イシス神殿のあるフィラエ島は、アスワン・ロウ・ダムの上流、アスワン・ハイ・ダムの下流に位置するダム湖に浮かぶ島である。アスワン・ロウ・ダムの東側にある船着き場からフェリーボートに乗って行く。
 かつてのフィラエ島は、アスワン・ロウ・ダムの完成により水没がはじまり、アスワン・ハイ・ダムの完成で完全に水没してしまったため、ユネスコにより、地勢が似ているアギルキア島に遺跡が移築された。そのため、現在はアギルキア島をフィラエ島と呼んでいる。

ダム湖にあるフィラエ島行きのフェリーボート

ダム湖にあるフィラエ島行きのフェリーボート

拡大写真(1600x1100)308KB

フィラエ島のイシス神殿
 
 「ナイルの真珠」と謳われたフィラエ島は、ナイル川で最も小さな島の一つである。古代からイシス女神の聖域として信仰の対象となり、プトレマイオス朝(B.C.306-30)から古代ローマ帝国時代に築かれたイシス神殿を初めとする貴重な遺跡が残っている。総称してフィラエ神殿と呼ばれているが、観光の中心はイシス神殿である。

ダム湖に浮かぶフィラエ島

ダム湖に浮かぶフィラエ島

拡大写真(1600x1025)225KB

イシス神殿
 
 イシス神殿は、イシス女神に捧げられた神殿。第一塔門には、イシス、ホルス、ハトホルの神々にいけにえを捧げるファラオの姿が描かれている。かつて、この塔門の前に立っていたオベリスクはイギリスに持ち去られたが、1799年にナポレオン軍が発見したロゼッタ・ストーンと共にヒエログリフ解読の鍵となった。

フィラエ島にあるイシス神殿の開花式列柱と第一塔門

フィラエ島にあるイシス神殿の開花式列柱と第一塔門

パノラマ写真(2050x1000)290KB

 
ヒエログリフの解明
 
 フランスの考古学者シャンポリオンは、ロゼッタ・ストーンに刻まれたヒエログリフ、デモティク、ギリシア文字が同文であると推理し、プトレマイオスV世の名前を発見したが、1822年には、フィラエ島にあったオベリスクの碑文からクレオパトラの名を見出し、ヒエログリフの基本原理を解明した。

巨大な神殿のレリーフ

巨大な神殿のレリーフ

拡大写真(1800x1350)392KB

 神殿の巨大な円柱は、エジプトの多くの神殿でみられる植物のパピルスをかたどったもの。開花式パピルス列柱と呼ばれており、とても優雅で美しい。

開花式パピルス列柱の美しい装飾

開花式パピルス列柱の美しい装飾

 
パピルス
 
 パピルス Papyrus はカヤツリグサ科の植物。また、古代エジプトで文字を筆記するため、この植物の地上茎の内部組織(髄)から作られるパピルス(紙)を指すこともある。英語で紙を意味する paper やフランス語の papier などは papyrus に由来するという。

パピルス

パピルス

 イシス神殿は、建物が美しいだけでなく、内部のレリーフがとても素晴らしい。イシス女神の神殿だけあって、女神のファミリーが数多く描かれている。

照明で浮き上がったレリーフ

照明で浮き上がったレリーフ

拡大写真(1800x1330)453KB

トラヤヌス帝のキオスク
 神殿で儀式をするとき、船で帰還したイシスが休憩する場所として造られた。14本の柱で構成され、神々とトラヤヌス帝のレリーフがある。夜は美しいシルエットをナイルに映すという。

四角形のトラヤヌス帝のキオスク

四角形のトラヤヌス帝のキオスク

拡大写真(2000x1500)502KB

アスワンのバザール
 イシス神殿を見た後は、アスワンのバザール(市場)に行き、ショッピングを楽しんだ。とても狭い路地に店がびっしりと並んでいる。近くにはイスラム教のモスクがあり、黒衣に身を包んだアラブの女性たちがいた。

アスワンのバザール

アスワンのバザール

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アラブ人
 エジプトの国名「エジプト・アラブ共和国」に「アラブ」とあるように、エジプトはアラブ人の国である。アラブ人は、おもにアラビア半島や西アジア、北アフリカなどのアラブ諸国に居住し、アラビア語を話す人々をいう。
 過去には「アラビヤ人」という呼称が一般的だったが、石油ショックの頃からアラビア人を意味する英語の arab に「人」をつけた「アラブ人」という言い方が使われだし、やがて定着した。
 日本では「中東に住み、イスラム教を信仰する民族」として捉えられ、「アラブ人=イスラム教徒」との認識が強いが、アラブ人がすべてイスラム教徒というわけではなく、キリスト教やユダヤ教など他の宗教の信者もいる。

頭に駕篭を載せた女性

頭に駕篭を載せた女性

拡大写真(1600x1050)348KB

アラビア文字とアラビア数字
 جمهوريّة مصر العربيّة 左は、エジプトの国名をアラビア文字であらわしたもの。この文字は、アラム文字から発達した表音文字で、子音のみを表す28文字から成り、母音を示す場合は文字の上下に符号をつける。右から左へ横書きにする。
 アラビア数字は、0123456789 と表記する算用数字であるが、インド人が発明した数字がアラビア(アラブ)に伝わった後、アラビア人(アラブ人)がヨーロッパに伝えたことからから、アラビア数字と呼ばれるようになった。

黒衣の女性たち

黒衣の女性たち

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ナイル川の流域
 ナイル川(アラビア語: النيل an-nīl (ニール) 英語:Nile River )は、アフリカ大陸東北部を流れる大河川。全長6,650km。ウガンダとエチオピアの湖や山地から発し、スーダン、エジプトを貫流して地中海に注ぐ。
ナイル川流域

資料

 一般にはビクトリア湖が源流だと思われているが、ビクトリア湖には流れ込む川が存在し、ナイル川の最上流はブルンジのルヴィロンザ川である。
 ウガンダのビクトリア湖から流れ出た直後、ビクトリア・ナイルと呼ばれる流れはスーダン南部を抜け、いくつかの流れを集めて白ナイルとなる。エチオピアのタナ湖から発する青ナイルは、スーダンの首都ハルツームで白ナイルと合流し、ナイル本流となって北に向かう。
 青ナイルは、季節風による降雨の影響をうけて増水期に多量の水を流すことがあり、エジプトにおける洪水のもととなる。
 スーダンのアトバラでさらにアトバラ川が合流する。ハルツームからエジプトのアスワンにかけて、途中六つの急流(瀑布/カタラクト)が形成される。
 そのまま北流を続け、エジプトの首都カイロの北でロゼッタ支流とディムヤート支流に分かれ、広大なナイル・デルタを形成して地中海に注ぐ。
 長いナイル川の流域のうち、水源からスーダン南端にかけては熱帯雨林地帯、スーダンのうち南半分は半乾燥地帯をなし、それ以北地中海に至るまでは砂漠に囲まれた乾燥地帯をなしている。  

ナイルの老船員

ナイルの老船員

拡大写真(1600x1090)288KB

ナイルの舟遊び「ファルーカ」
 バザールのあと、エレファンティン・アスワン・ホテルにチェックインして小休止をとり、午後4時半ころからファルーカと呼ばれる帆かけ舟で、のんびりとしたナイル川の舟遊びを楽しんだ。
 ファルーカ falucca は、エジプトのアスワンやルクソールなどのナイル川で利用されている帆船(ヨット)のこと。近年は、生活の足というよりも、観光目的で使用されることの方が多いという。

アスワンのファルーカ(ヨット)

アスワンのファルーカ(ヨット)

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名門ホテル「オールド・カタラクト」
 アスワン市内には、アガサ・クリスティが『ナイルに死す』を執筆し、その舞台となったことで知られる名門ホテルソフィテル・オールド・カタラクト* SOFITEL OLD CATARACT がある。アスワン中心部に位置する最古の老舗ホテルで、ニュー・カタラクト・ホテルの旧館として独特の雰囲気とアンティークで人気がある。
*カタラクト cataract :急湍(きゅうたん)、流れの速い浅瀬のこと。

アガサ・クリスティが長期滞在したソフィテル・オールド・カタラクト

アガサ・クリスティが長期滞在したソフィテル・オールド・カタラクト

拡大写真(1800x1000)293KB

ナイル川クルーズ
 エジプトの主な観光スポットはすべてナイル川流域に存在するが、中でも古都ルクソールからアスワンまでのナイル中流域には、見るべき遺跡が多く、これらを観光するナイル川クルーズも数多い。4〜7日間のものが主流だが、カイロ〜ルクソール〜アスワンを巡る2週間以上の長期クルーズもある。
 また、アスワン・ハイ・ダムから上流のナーセル湖周辺の遺跡を巡るツアーもある。アスワン〜アブ・シンベル間約350kmを豪華客船で往復するツアーは、特に人気があるという。

ナイル川クルーズに使われる豪華客船

ナイル川クルーズに使われる豪華客船

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 ルクソールやアスワンの遺跡は、陸上の観光のみでも十分堪能できるが、流域のエスナ、エドフといったポイントを観光できるのは、クルーズならではの魅力。また、ほとんどのクルーズは豪華客船が使われ、ディナーショーなど内容も充実しているという。

ヌビア人の船長

ヌビア人の船長

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