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和田義男

 旅紀行ジャパン

2006年11月2日改訂
「海ゆかば」メドレー

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秋の潮潜水艦の巨体かな   北 舟

2006年11月2日作成

呉港停泊中の潜水艦

呉港停泊中の潜水艦(大和のふるさと/広島県呉市)

戦艦大和の故郷

基地

 

くれ歴史ロマンクルージング

   平成18年(2006)4月から始まったこのサービスは、地元の人にも殆ど知られていない。たまたま大和ミュージアムの入口で客引きがあり、渡りに船とばかり1000円の乗船券を購入し、呉中央桟橋の乗り場まで引率してもらったが、乗客は私一人。貸し切り状態で呉港一周ツアーを楽しんだ。

乗客が私だけだった「ありおす」

呉港の航空写真2

マウスカーソルで画面のどこかをポイントすると説明が現れます。

呉港の航空写真2

資料

 

呉の街並み

 

 出港後、振り返ると、主峰灰ヶ峰(737m)の南に広がる呉の街並みが見えた。呉中央桟橋ターミナルのブルーのドームは、呉地方総監の庁舎のドームをかたどったもの。左から潜水艦「あきしお」、大和ミュージアム、中央桟橋ターミナルと並ぶ光景は新しい時代を感じるもので、昔日の面影はない。 絶景:灰ヶ峰から見た呉の夜景

大和ミュージアムと呉中央桟橋

大和ミュージアムと呉中央桟橋

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呉地方総監部庁舎(旧呉鎮守府)

 
   海上自衛隊呉地方総監部は、旧呉鎮守府の庁舎を使っている。明治40年に竣工した地下1階、地上2階建て、延1,990m2の煉瓦石造りの建物は、煉瓦と御影石の組合せで色合いが美しく、特に中央玄関は床から屋根まで御影石で造られている。
   外壁はイギリス積みの煉瓦で、呉にある代表的な煉瓦建物である。正面玄関は陸側にあるので、海からは見えない。毎週日曜日に一般公開されている。  

海上自衛隊呉地方総監部(旧呉鎮守府)庁舎

海上自衛隊呉地方総監部(旧呉鎮守府)庁舎

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IHI造船所

 
   大和が建造された呉海軍工廠は、戦後呉造船所となり、現在はIHI呉工場となっている。昔から造船の町だった呉は、この日は既に進水した長さ300mを超える巨大なコンテナ船の艤装が行われていた。現在、造船所は船腹の代替時期を迎えて数年先まで予約があり、極めて盛況であるという。

巨大なコンテナ船の建造

巨大なコンテナ船の建造

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大和が建造された乾ドック(ドライドック)は今も健在で、「大和のふるさと」と表示されて観光スポットになっている。

大和が建造されたドック

大和が建造されたドック

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スーパージェット

 

 大和ミュージアムに展示されていた水中翼船に代わって、広島〜呉〜松山(観光港)をウォータージェット推進の高速船スーパージェットが就航している。広島〜松山間片道1時間10分という所要時間は水中翼船と変わらないが、乗り心地や耐波性、安定性などが格段に向上している。

松山港に向かう高速艇

松山港に向かう高速艇

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海上自衛隊呉基地(Fバース)

 

 呉港には海上自衛隊呉地方隊が置かれ、呉地方総監部の下に第22護衛隊や阪神基地隊、小松島航空隊、呉教育隊、呉警備隊などが置かれている。また、Fバースと呼ばれる艦艇基地では、護衛艦や潜水艦などの専用バースがあり、常時多くの艦艇を見ることができ、かつての軍港の面目躍如といったところである。

停泊中の護衛艦群

停泊中の護衛艦群

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   この日は、ざっとみても護衛艦 DD-108 あけぼの、DD-106 さみだれ、 DD-108 うみぎり、訓練支援艦 ATS-4202 くろべ など、大型化した自衛艦が並んで停泊している姿は壮観である。 「海上自衛隊・艦艇」公式サイト

自衛艦「くろべ」「うみぎり」

自衛艦「くろべ」「うみぎり」

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   自衛艦桟橋の南側には潜水艦桟橋があり、黒い鯨と呼ばれる巨体を休ませていた。ガイドの説明によると、潜水艦の至近まで接近して見学できるのは呉港だけで、余所の港では近づけないという。そばに近づくと当直士が手を振ってくれた。  

呉港停泊中の潜水艦

呉港停泊中の潜水艦

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   潜水艦は、建造しているときは艦番号が表示されているが、就役後は消されてしまい、何も表示されないので、自衛艦のように簡単に識別することができない。公式サイトには「SS-583 はるしお」などと写真入りで紹介されているが、セールと呼ばれる司令塔やフィンの形など手がかりに、識別するしかない。 潜水艦「おやしお」型

巨大な黒い鯨

巨大な黒い鯨

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 秋の潮潜水艦の巨体かな  北 舟 
 

海上デモ

   潜水艦桟橋の奥に進もうとすると、呉海上保安部の巡視艇により、海上デモの最中なので、これ以上近寄らないよう注意されたので、やむなく反転した。
   確認すると、掃海艇のそばで、ピースリンクと表示したゴムボートが垂れ幕を掲げているのが見えたが、観客はデモ関係者と警備員くらいのもので、盛り上がりにかけるものであった。  

ピースリンクによる海上デモ

ピースリンクによる海上デモ

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アレイからすこじま

 
   国内で唯一、陸地から潜水艦を間近で見られるのがこの公園。かつて呉が海軍の本拠地だったことを偲ばせるエリアで、周辺は旧海軍工廠の煉瓦造りの建物が並び、レトロな雰囲気が漂う。
   戦艦「大和」が極秘に建造されたドックも近くにあり、話題性は抜群。自由に散策できる平和な時代に生まれたことを感謝しながら、緑とレンガ色に包まれたアレイ(小道)を歩くのも一興であろう。  

「アレイからすこじま」の赤煉瓦倉庫群

「アレイからすこじま」の赤煉瓦倉庫群

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 双胴型の特殊な自衛艦が停泊していたので、早速調べると、全長67.0m、幅29.9m、満載排水量3,800tの音響測定艦「ひびき」であった。 音響測定艦「ひびき」型

双胴型の音響測定艦「ひびき」

双胴型の音響測定艦「ひびき」

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   沖合からFバースをパノラマ撮影した。左に見えるなだらかな山が呉の東に聳える標高501mの休山(やすみやま)である。潜水艦桟橋の南に、もう一箇所潜水艦桟橋が建造中で、完成すれば潜水艦が1隻づつ横付けできるようになるという。 絶景:休山から見た呉の夜景

海上自衛隊の基地をあとに

海上自衛隊の基地をあとに

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   呉湾に航空母艦のような大型の自衛艦が停泊していた。調べると全長178.0m、満載排水量14,000tの輸送艦「おおすみ」型2番艦「LST-4002 しもきた」であった。 輸送艦「おおすみ」型

海上自衛隊輸送艦「しもきた」

海上自衛隊輸送艦「しもきた」

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更にその西には全長167.0m、満載排水量12,100tの補給艦「とわだ」が停泊していた。 補給艦「とわだ」型

海上自衛隊補給艦「とわだ」

海上自衛隊補給艦「とわだ」

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