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和田義男

 旅紀行ジャパン

2007年6月1日改訂

♪島の祭り KasedaMusicLabo

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2005年6月17日作成

佳境に入った四町競演!

佳境に入った四町競演!(青梅大祭/東京都青梅市)

青梅大祭

競演

 

四町競演

 午後5時半ころ、太陽が西に傾き、提灯の明かりがほのかに明るく感じるようになったころ、JR青梅駅前交差点で行われる四町競演が始まった。

青梅駅前に向かう本町の山車

青梅駅前に向かう本町の山車

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勝沼町かつぬまちょう

 

山車だし

 鳳凰に龍、麒麟に唐子(からこ)など、山車全体に施された彫り物は、他を圧倒する豪華なものである。昭和24年(1949)に建造されたという。お囃子は「勝沼囃子会」。

所定の位置についた勝沼町

所定の位置についた勝沼町

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千字文せんじもん

 多摩ケーブルネットワーク(TCN)のカメラ席にいた私の面前で、西分町(にしわけちょう)の拍子木・青柳康彦さんが頭上で木を入れ、山車を誘導した。拍子木には「コ建名立*」「信使可覆*」の文字が書かれていた。
  * 中国の千字文からとった格言。千字文は、中国の「いろは」に当たるもので、1000個の異なる漢字を使った四言韻文による250の処世訓。  千字文の原文
 

 「コ建名立」は「コ建てば名立つ」、「信使可覆」は「信は覆(ふく)す可(べ)からしめ」と読める。徳と信が大切であるということで、青柳さんの座右の銘なのだろう。

西分町の拍子木・青柳康彦さんの晴れ舞台

西分町の拍子木・青柳康彦さんの晴れ舞台

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青梅市長の挨拶と手締め

 東から西に西分町、住江町、勝沼町、本町の4台の山車が並ぶ前で、竹内俊夫青梅市長が中央に立ち、青梅駅前の観衆に向かって挨拶。そのあと手締めが行われた。

竹内俊夫青梅市長の手締め

竹内俊夫青梅市長の手締め

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四町拍子木の同時木入れ

   市長に続き、国会議員による挨拶と手締めが行われた後、四町の拍子木が背を合わせ、それぞれの山車に向かって同時に木を入れた。見事な演出である。

四町拍子木の同時木入れ

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拍子木が退いた後、扇を両手に持った進行役が進入の合図を送ると、4台の山車が一斉に中央に進出してきた。

進入開始!

進入開始!

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   4台の山車が並んだ瞬間! 山車は二度進入・後退を繰り返し、迫力ある四町同時の競い合いが披露された。

佳境に入った四町競演!

佳境に入った四町競演!

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  青梅路や山車四町の競ひ合ひ 北舟 

意気上がる宮本の銀狐(住江町)

意気上がる宮本の銀狐(住江町)

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短剣を翳す西分町の 

外道げどう

短剣を翳す西分町の外道

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   午後5時50分ころ四町競演が終了し、TCNの実況中継も終わったので、4台の山車は帰路についたが、引き揚げる見物客に埋まった青梅街道は、身動きできない状態が続いた。

四町競演が終わり引き揚げる勝沼町の山車

四町競演が終わり引き揚げる勝沼町の山車

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和田義男

 
和田義男

撮影 2005年5月3日
 

OLYMPUS E-300 & E-1

11-22mm 14-54mm
SIGMA 55-200mm


800万-500万画素

 
1,740枚  2,700MB
 

 爽やかな晴天に恵まれ、朝9時から夕方6時過ぎまで、E-300とE-1の二刀流で一日フル稼働して祭りを激写した。
 二度目の取材なので、より突っ込んだ映像が撮れ、屋台祭りというジャンルの中で、青梅の独自性を掘り出せたものと思う。

 

 午後6時過ぎ、青梅街道の裏道を通って西分町の公園に駐輪しておいたマウンティンバイクに乗って20分後に帰宅。シャワーで汗を流したら顔や腕がしっかり日焼けしていて赤くなっていた。日焼け止めクリームを塗っておくべきだったと反省しきり。(^^; 

編集後記

 今年の青梅大祭は、青梅駅前の四町競演を撮影したかったので、青梅大祭実行委員会の村野公一さんにご尽力頂き、多摩ケーブルネットワーク(TCN)のご厚意により、青梅駅前のTCNが実況中継をしているカメラ席にのぼり、スチール製の高さ約2m程の台座の上にあぐらをかいて撮影した。

 お陰で、ひと味違った映像を撮影することができた。欲をいえばきりがないが、今回、被写体までの距離が近かったため、35mmフィルム換算で22mmの広角レンズでは、広さを出すには不十分だった感じがする。これ以上になると魚眼レンズになるが、十分な広さを表現するには魚眼が必要かも知れない。

 編集に当たっては、参加12町の屋台と5町の山車人形を全て掲載したが、居囃子については割愛した。今回、青梅大祭の特徴が出ている拍子木を取り上げ、最後の四町競演に焦点を絞った。前作「青梅大祭」に詳しく述べているところは説明を省いたので、前作と併せてご鑑賞いただきたい。

 ミリオンサイトになって初めての作品なので、編集にも力が入った。今回、原画のレタッチ法をより踏み込んだものにした。「墨江」のページにある補修した神功皇后(住江町)の画像は、剥離やひび割れのある顔面をレタッチし、滑らかな膚を取り戻すことができた。
 また、晴天の直射日光を受けた原画は、日向と日蔭のコントラストが強すぎるため、フォトショップ6のトーンカーブをいじって、人間の記憶色に近い階調と色彩に調整した。大きな冒険で、人により好みが分かれるかも知れないが、私はこの絵作りに非常に満足しており、今後、和田流写真術として、この手法で原画をブラッシュアップしてゆきたい。

謝 辞

 この作品は、村野公一さんはじめ青梅大祭実行委員会の方々、祭狂斎みち藤さんはじめ森下町人形保存委員会の方々、住江町、本町、仲町、上町の祭典役員の方々、そして多摩ケーブルネットワーク(TCNの絶大なご支援のお陰で生まれたもので、心から御礼申し上げます。お世話になった皆様方の今後益々のご発展とご健勝を祈念しております。〈 完 〉
■■■     2年連続して写真が青梅大祭のポスターに採用! ■■■
2006年4月2日(日) 平成17年(2005)に引き続き、当サイトの青梅大祭2「仲町」に掲載していた写真が平成18年5月2日〜3日開催の青梅大祭のポスターとチラシに採用され、本日、村野公一さんから実物をいただいた。村野さんは、去年まで青梅大祭実行委員会で広報を担当されておられ、今年から広報は別の方が担当されているが、仲介の労をとっていただいたものである。例年、ポスターは1500枚、チラシは12万枚ほど印刷されるという。
 ポスターはチラシのスポンサーになってもらった店舗や企業始め各町の自治体や商店街、公共施設などに配布される。チラシの方は、およそ3万4千枚ほどが青梅市内の自治会組織を通して回覧で配布される。また、およそ6万3千枚が青梅の周辺地域(羽村、福生、瑞穂、あきる野)に新聞広告として折り込まれる。そのほかは、ポスターと同様に商店や自治会に渡されるが、当日に配布する部数もかなり入っているという。去年同様、チラシの最後の発行&編集の欄には、写真提供:和田義男と表示されていた。

平成18年の青梅大祭のポスター

平成18年の青梅大祭のポスター

拡大写真(965x1400)222KB

 

「写真提供:和田義男」のクレジット

「写真提供:和田義男」のクレジット
 

仲町を先頭に山車と人で埋まる青梅街道 青梅大祭2「仲町」

仲町を先頭に山車と人で埋まる青梅街道

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平成17年の青梅大祭のポスター

青梅大祭のポスター

青梅大祭のポスター

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好奇心 <駒木町>
夏祭猿と戯むる大五郎

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「写真提供:和田義男」のクレジット

「写真提供:和田義男」のクレジット

拡大写真(1200x970)324KB

 村野さんは、墨江町囃子連や囃粋會のメンバーで、 墨江町囃子連 を主宰されておられる。一昨年、青梅大祭の作品を発表後、「夏祭猿と戯むる大五郎」と詠んだ猿まねをしている男の子が墨江町囃子連の連長(リーダー)をされている田中正幸さんの長男・龍佑(りゅうすけ)くんであるというお便りを受けた。
 それ以来、mailを交換し、色々と青梅大祭についてご教授いただくようになり、既に3年が経った。去年の青梅大祭の写真も全て原画をDVDに焼いて村野さんに進呈していたのだが、過日、村野さんから、DVDの写真の中から今年の青梅大祭のポスターに掲載される写真が選ばれたと、連絡をいただいていた。
 青梅大祭のポスターは、縦73cm X 横52cmの大きなもの。前面に大きく写っている人たちの顔にぼかしが入っているが、これはプライバシーに配慮したものと思われる。去年と違って、掲載されている写真は私の写真一枚だけであり、大変光栄に思う。青梅市の住民として、今年も地元最大の祭りに貢献することができ、大変嬉しく思う。(^^
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