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和田義男

 旅紀行ジャパン

2005年6月5日改訂
♪谷茶前・十九の春・安里屋ユンタ・与那国小唄  夢  現

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2005年5月20日作成

琉球舞踊

琉球舞踊(首里城/沖縄県那覇市)

本島編

沖縄美ら海紀行

琉球舞踊

 

琉球舞踊りゅうきゅうぶよう

 
   首里城公園では、一日3回、専用の会場で琉球舞踊(琉舞)が披露される。この日は朱(あけ)という演目で、玉城流(たまぐすくりゅう)敏風直和会のメンバーが立方(たちかた)(踊り手)を務めた。  
   沖縄の方言で「うどぅい」という踊りは、歌謡と同じく、各地に自然発生したものに磨きをかけて形ができたといわれる。琉舞の完成は1718年の尚敬王(しょうけいおう)の頃という。踊り手は徳川幕府の将軍就任を祝う、江戸上りの慶賀使にも随伴した。  
   当時の踊奉行・玉城朝薫(たまぐすく・ちょうくん)が創作したのが組踊りと女踊りで、これが琉球舞踊を世界に誇る芸術にまで昇華させた基点となった。2〜3人で踊る組踊りで皆おなじ手というのも、能や歌舞伎にはみられない琉舞独特のものであるという。  

首里公園の琉球舞踊

首里公園の琉球舞踊

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四ツ竹よつたけ

 
   琉球王朝の芸能文化の象徴・四ツ竹踊り。沖縄独特の美しい紅型(びんがた)衣裳に波をモチーフにした花笠をかぶり、手に持つ四ツ竹を打ち鳴らしながら優雅に今日の喜びを表現する。  

優雅な後ろ姿

気品溢れる舞姿

優雅な後ろ姿 気品溢れる舞姿

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 首里城の三線の音春の風  北舟 

しゅりじょうの さんしんのおと はるのかぜ

 

琉球舞踊の魅力

 
   目に飛び込む鮮やかな黄色や緋色。たゆたう時間と哀調をおびた絃の調べ。生の声は島の言葉をのせ、愛を唄う。燃える想いを原色の布でまとい、ギリギリの所作で舞う。  
   はたまた、素朴な身なりで労働の楽しさ、生きる喜びを奔放に解き放つ。静と動、抑制と躍動、緊張と弛緩、聖と俗と----。この島の舞踊は対極のステージを内包する。 沖縄の華・琉球舞踊 より。  

客人を歓迎する琉球舞踊「四ツ竹」

客人を歓迎する琉球舞踊「四ツ竹」

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 四ツ竹や春の匂ひの首里城  北舟 

よつたけや はるのにおいの しゅりぐすく

 

かせかけ

 
   身分の違いをこえて女性一般の労働であった布を織るための糸作りのことを「かせかけ」といった。 「かせかけ」は、五色の糸が巻かれた綛(かせ)と黒漆が美しい枠(わく)を手に持って踊る優雅な女踊りである。  
 

鳩間節はとまぶし

 
   明治の末から大正初めにかけて創作された雑踊り(ぞうおどり)である鳩間節は、八重山鳩間島(やえやま・はとまじま)に古くから歌いつがれる民謡を早弾き(はやびき)につくりなおし、 日本舞踊の「かっぽれ」等の粋な手を巧みに入れこんで振りを豊かにするなどして、躍動感溢れる踊りとなった。  

琉球王朝の女踊り・かせかけ

かっぽれを取り入れた雑踊り・鳩間節

琉球王朝の女踊り・かせかけ かっぽれを取り入れた雑踊り・鳩間節

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ホテルの琉舞ショー

 
   初日は、沖縄本島リゾートエリアに位置する恩納村(おんなそん)の「かりゆしビーチ・リゾート・ホテル」に宿泊。夕食後、専用の舞台で琉球舞踊が披露された。「かりゆし」とは、めでたい、寿、平穏無事、万事好調などの意。  
 

 

 
 

上り口説ぬぶい・くどぅち

 
   七五調の歌詞に振り付けられた二才 (にさい)(青年男子)踊りの代表作の1曲。 琉球王国時代、薩摩へ行くことを上り(のぼり)といい、帰りを下り(くだり)と呼んだ。この踊りは、首里王府の役人が公務で首里を出発し、那覇の港から薩摩の山川港までの旅程を叙した歌詞で、凛々しく踊りおさめる扇子踊りである。  
   着付は、黒又は水色の紋服をあずまからげ*にし、広帯をしめ、白黒脚絆、白足袋をはき、片かしら (かたかしら)(琉球王朝時代の髷 まげ)に白い向こう鉢巻をして、はつらつとした振りを見せる。  
  *あずまからげ(東絡げ):旅をする際など、歩きやすくするため着物の左右を引っ張り上げて裾を広げる絡げ方。  

二才踊り・上り口説

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加那ヨーかなーよー

 
   雑踊りの1曲で、琉球絣(りゅうきゅうかすり)に帯を前で結び、愛の印である花染手巾(てぬぐい)を手に持って踊る。テンポの早い「加那ヨー節」に振り付けられた明治期の創作舞踊で、昔の農村社会での若い男女の恋の踊り。  

恋の踊り・加那ヨー

恋の踊り・加那ヨー

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   琉球舞踊には、独特の間(ま)や振り、しぐさがある。うら若き沖縄美人たちが三線(さんしん)の音(ね)にあわせ、優雅でしなやかに、そして、ときには激しく大胆に舞い踊る。その魅力に取り憑かれる人も多い。  
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