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2003年8月9日改訂
小天狗道中記
BGM

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2002年11月8日制作

鞍馬天狗(鞍馬駅/叡山電鉄)

鞍馬天狗(鞍馬駅/叡山電鉄)

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貴船川の清流

貴船川の清流

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貴 船

 西門の直ぐ下を貴船川が流れる。川を渡ると細い車道に出る。両脇に旅館や料亭などが建ち並ぶ。
貴船

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 貴船は京都の奥座敷である。夏場には避暑客が多数訪れ、川床の桟敷席で流し素麺や鮎料理に舌鼓を打つ光景が見られる。

 貴船川

 貴船川は全長約3km、鴨川・淀川の源流の一つで、初夏には源氏蛍が乱舞し、鮎・岩魚・虹鱒などの川魚が泳ぐ。清らかな流れは今も昔も変わらない。
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貴船神社

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おかみ=

[Unicode:9F97]

貴船神社

 貴船神社は、京都市左京区鞍馬貴船町に鎮座する。祭神は高龗(たかおかみのかみ)。鴨川の水源地にあたり、古来より水の神さまとして崇敬を集めている。
 古くは「木船、貴布祢」とも書かれたが、明治4年(1871)に「貴船」と改められた。

貴船神社参道

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 写真左の鳥居は貴船神社本宮の南入口に位置し、貴船口の大鳥居から数えて二つ目の鳥居であることから二の鳥居と呼ばれる。平成元年(1989)皇太子殿下御成婚記念として再建された。 貴船神社公式サイト
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貴船神社参道

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 緩やかな石段を登り詰めると、本宮の境内に至る。境内の木々が黄色く色づきはじめていた。
 提灯には十六八重菊の神紋がある。貴船神社は皇室ゆかりの神社で1945年に制度が廃止されるまで官幣中社に列せられていた。

龍船閣

龍船閣

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古びた高床式の建物。狭い敷地を有効利用している。

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貴船神社本宮の境内

貴船神社本宮の境内

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 見事な黄色に色づいた御神木は、樹齢400年の桂(かつら)の木である。樹高30m。根元からいくつもの枝が天に向かって伸び、上の方で八方に広がる。この姿かたちがめでたいことから御神木とされた。
 左が高床式の龍船閣。石段を右にあがると社務所・御神水・本殿に至る。
丑の刻参り 鉄輪(かなわ)とは火鉢の中に置いた五徳のことで、鉄の輪に三本の足を付けたもの。この鉄輪を逆さまにしてその足に蝋燭を結びつけ、火をつけて頭に乗せ、白装束となって丑の刻に貴船神社に参り、杉の大木に五寸釘で藁人形を打ち付けて呪うのが今に伝わる丑の刻参りである。
 今でも貴船神社奥宮の参道の大木に、時折藁(わら)人形に五寸釘が打ち込まれていることがあるという。

絵馬発祥の地

神馬銅像

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 貴船神社は絵馬発祥の地といわれる。古来より雨乞の社として名高く、歴代天皇が日照りには黒馬、長雨には白馬又は赤馬を献げて祈願した。
 時には生馬に代えて「板立馬」を奉納したと平安時代の文献にあり、この「板立馬」が今日の絵馬の原形といわれる。

 丑の刻参り発祥の地

 貴船神社は、丑の刻参りをテーマとした謡曲「鉄輪(かなわ)」の舞台として名高い。貴船明神が貴船山に御降臨されたのが「丑の年の丑の月の丑の日の丑の刻」であったことから、丑の刻参りが生まれた。

謡曲「鉄輪」

 下京に住む男が後妻を迎える。捨てられた先妻はこれを恨み、貴船神社に参詣すると、「頭に鉄輪を乗せ、蝋燭を灯せば鬼となる」と神のお告げを受ける。
 下京の男は先妻の鬼と化した悪夢に悩まされ、陰陽師(おんみょうじ)・安倍晴明を訪ねる。晴明は人形(かたしろ)をもって祈祷を続け、鉄輪の女と対決し、やがて晴明の呪術が勝り、鬼は消え失せる。
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御神水

古来より茶人に珍重されてきた御神水

貴船神社本殿

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貴船神社本殿

本殿は、文久3年(1863)改修され、現在に至る。

《 撮影 2002年10月31日 》
 
オリンパス CAMEDIA E-20 500万画素 360枚  470MB
ワイド・エクステンションレンズ使用

御神水

 本宮・社殿前の石垣からこんこんとあふれ出ている御神水(ごしんすい)は、聖なる貴船山より湧き出ている。
 かって3年以上汲み置きした水を水質検査したところ、雑菌の繁殖もなく、良質の水と判定されたという。古来より茶人に珍重され、現在も全国から多くの人々が汲みに来る。無料。

水占(みずうら)みくじ

水占みくじ

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 境内の御神水が流れ来る水占齋庭と表示された霊泉に浮かべると、文字が浮かんで見えてくるおみくじがある。水に浮かべる前には文字が見えないので、箱の中から好きな1枚を選ぶようになっている。

 鞍馬は丁度大原の西にある。大原もかなり秘境だと思ったが、平地があり田園風景が広がる。しかし、鞍馬は全てが山の中にあった。
 千年杉に覆われた山中は深く険しい。修験道という山岳信仰の地として発展してきた鞍馬は、まさに天狗の里で、現在も牛若伝説とともに生きている。神秘的な大自然の息吹を感じる霊山であった。
 鞍馬の火祭りは、全国に知られる。インターネットで鞍馬を検索すると、鞍馬の火祭りに関する記事が圧倒的に多い。日本古来から変わらぬ装束を身に纏った氏子たちが紅蓮の炎を乱舞させる祭りは、神秘的で美しい。志賀直哉が詳細に描写した世界は今も変わらない。
 今回、さやさんのご協力により、迫力ある火祭りの模様を伝えることができた。心より感謝申し上げる。(完)
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